2007年09月13日(木)
CCU-M5
 電話がかかってきた。
 「御社のホームページを見たのですが、御社でお持ちのCCU-M5もしくはCCU-M7を譲っていただけませんか?」ということだ。社名は伏せるが、同業者である。EFPを構築したいが、CCU-M5はすでに生産を完了していて入手困難だそうだ。CCU-M5はDSR-570WSやDSR-390、DXC-D30等に対応しているのだが入手困難とは困ったことだ。CCU-M5とはキャメラのパラメーターを遠隔操作し、それぞれにジェンロック、リターンビデオ、インカム、タリー信号を送るもので、これが無ければまともなマルチキャメラのスイッチング収録は行えない。つまりCCU-M5の件は丁重にお断りした。

 私の会社にCCU-M5は4台ある。可搬型のラックにRM-M7Gとともに装着し、このシステムはVE卓として現役運用中だ。
 下部にCCUをマウントし、引き出しトレーのRM-M7Gはモニターと同じ順序で操作性を高めている。また単体運用の場合はCCU-M7を用いている。
 WEBサーバーのアクセスログを見ると確かに「CCU-M5」というキーワードでフィールドリポートのページが検索されていた。ちなみにCCU-M5での検索結果 シネフォーカスさんのレンタル機材のページが挙がっていたが、1日のレンタル料金は\12,600だ。もちろんキャメラやモニター、ケーブルは別だ。トレーの動作する様子は下の写真が解りやすい↓

 ハイビジョン化が急速に進む中でソニーから新たなSD機材はまず出てこない。アナログ地上波が停まる2011年まではこのCCU-M5に頑張ってもらおう。そして今後の設備投資は2011年以降を考えたものでなければならない。だが現行のSD機器のメンテナンスを怠ってはいけない。メンテ代をケチると事故につながる。VTRのオーバーホールや、キャメラのコンデンサー交換など、2011年までは状況に応じて実施する必要がある。

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| 映像制作・撮影技術 |
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