2007年09月15日(土)
セスナのビデオ
 「セスナのビデオ」だった。検索されたページに載っている動画はセスナの離陸の様子をデジカメのムービーで助手が撮影したものだ。場所は小牧。桑名の仕事で木曾三川をベーカムで撮影したときのものだ。

 最近はセスナよりもヘリによる空撮の方が多くなった。コスト面ではヘリよりもセスナが断然優位だが、「防振ではヘリにウエスカムを搭載したもの以外は考えられない」ということだ。確かにウエスカムは高性能な防振装置だが、その分非常に高価で、ヘリ、キャメラ、人件費を加えると1時間で50万は軽く超えてしまう・・・だった!
 「だった!」というのはつい最近までということである。つい最近この常識が覆った。私が使う航空会社がウエスカムに匹敵する三軸ジャイロを開発し、池上のハイビジョンキャメラを組み込んだ。収録はHDCAMである。コストは従来の約半分ほどになる。画期的だ。ただしキャメラはウエスカム同様、すべてリモコン操作となり、普通のキャメラワークとは全く異なる。外科手術の撮影で使用する無影灯キャメラのようなものになる。
 同じ日の検索キーワードに「空撮 HDCAM 大阪」というものがあったが、私の会社ではすでにヘリコプターによるHDCAM防振撮影に対応している。
 話は変わるが、昨日八尾へ向かう途中で激しい夕立にあった。これがその時近畿道から撮影した写真だ。おそらくマイクロバーストが発生しているだろう。もしも小型航空機でこの写真のような下降気流に巻き込まれればひとたまりもない。

 これまでに私は北アルプスや摩周湖、支笏湖、流氷のオホーツク海などで何度も乱気流には巻き込まれたが無事だ。しかし、かってBOAC機を富士山麓に叩き落したダウンバーストのような現象には恐怖を感じざるを得ない。

2007年9月15日 | 記事へ | コメント(2) |
| 映像制作・撮影技術 |
以前空撮の時に同乗していた空撮専門のスチールさんは、
数人同業者を亡くしていると話していたのが印象的でした。
自然の驚異には人間は太刀打ちできませんからね〜
Morisさん、こんばんは。HDCAMの5CAM中継録画のレポート、楽しく拝見しています。
>自然の驚異には人間は太刀打ちできませんからね〜
ほんとそうですね。なめるとしっぺ返しがあります。
私はキャメラマンとしての力量の差が出にくいヘリのウエスカムよりも、ヘリコ3やセスナのほうが好きですね。でも、実は私が初めて乗った航空機は、川崎重工の株主優待で亡父と乗った金魚蜂型ヘリコプターです。3歳の時でした。50年前のことです。
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク
 

PHOTOHITOブログパーツ


ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
代表取締役&
北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
色々出ます

»くわしく見る

バイオグラフィー