テープ記録表 完パケ
「テープ記録表 完パケ」である。
リニア編集でも、ノンリニア編集でも完成したビデオテープにはその記録内容及び作業内容をJOBシートとして添付しなければ他社に渡すことが出来ない。これはファイルであっても同じで記録時間、圧縮している場合はコーデックなどを明記する必要がある。
雛形は社団法人日本ポストプロダクション協会から配布されていたが、映画配給会社や番組制作会社からこれまでに受け取ったテープの記録表の形式は統一されてはいなかった。各社各様にオリジナルを作っているようだ。
とは言っても、基本は必ず満たしている。プログラムのタイトル、制作会社、編集日、記録VTR,編集者、音声情報、タイムコード情報などだ。
そしてタイムテーブルにカラーバー、クレジット、リーダーなどを記入する。
末尾のADITIONAL EEDはマルチオーディオ編集やインサートを行った場合に記入するもで、インサートモードを持たないDV編集では関係無い項目だ。しかし部分差し替えなどでRS422A制御でインサートすることも時々あり、やはり削除は出来ない項目である。私の会社の雛形はPDFファイルとしてWEBサーバーにアップし、出先のポスプロでも利用できるようにしている。イラストレーターで編集可能なファイルにしているので、自由に加工して使用していただいてよい。また以前の汎用ファイルも残っている。
現在はノンリニア編集によるファイル納品に適したジョブレポートの書式を模索している。タイトルはNLE JOB REPORTになるだろう。
現在制作作業を進めているJICAのフランス語版VPでは完パケがファイルになるためVIDEO TAPE JOB REPORTはNLE JOB REPORTとなる。
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2009年4月12日
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映像制作・撮影技術 /
音声・録音・音響 |
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