Field Report Archive
千里ビデオの代表が現場で印象に残ったことを写真やビデオキャプチャーで綴る写真日記
(webへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)

特機製造?『組み立て3分、折りたたみ30秒』 4/2
連日撮影が続いています。
 今日明日は劇団スタジオQさんの公演の収録ですが、週明けから始まるインテルさんのVP撮影用に急遽俯瞰のための撮影台を製作しました。当初イントレ(高所作業台)とジブ(ミニクレーン)を使用するつもりでしたが撮影の移動が多いため折りたたみ式撮影台の方が好都合となりました。レンタルを考えたのですがあいにく今日明日が土日のため「なけりゃ作ろう」とスタジオQさんの仕込み前にDIYへ・・・・。一応頭の中に図面は出来ているので必要なものを購入しておいてひとまず今日の現場へ直行。
 事務所に戻って倉庫の中で早速加工開始。といってもどこか見覚えのあるものばかりです。2つの作業台を連結できるようにドリルで穴を開け、蝶ねじで固定するだけの作業です。ただし作業台の強度が低下しないように応力が集中しない場所を選んで穿孔します。後は抜き文字プレートを使って社名をスプレーして完成です。
 今回製作した撮影台で自慢できることは『組み立て3分、折りたたみ30秒』という手軽さと、キャメラマンの乗るワンサイズ小さい作業台を追加し、三脚が乗る部分から縁を切って、体重移動による揺れを防げるようにしたことです。
 しっかりとした作業台の場合でも足を踏み代えるだけで画像がゆれてしまうことがあります。インテルさんのVPは大型スクリーンでも送出されるそうなので、画像の揺れは極力防ぎたいものです。


 

南国は春 4/1
ロケで四国へ来ています。
少し肌寒い日が続きましたが、徳島では早咲きの桜が満開でした。もうまもなく開花宣言も出され、大阪でもお花見シーズンの到来です。これからはオープンロケが楽しい季節になります。
帰路にいつも眺める明石海峡大橋の夜景もメタリックな寒々しさが消え、どことなく春らしく見えるような気がします。四国で数日過ごして眺める明石の街はとても都会だと思います。


 

デジタルカメラを考える 3/30
ビデオキャメラを使っているといつの間にか光学式ビューファインダーよりも電子ビューファインダーの方が使いやすいと思うようになります。
現在最もよく使うデジタルカメラはソニーのサイバーショットF-707です。液晶モニターをウエストレベルで覗いて撮影しているとその感触は長年使ってきたハッセルブラッドのようでとても気に入っています。両手に掲げてハイアングルで撮影するときも、ハッセルを逆さに持って下から見上げて撮影する状態と同様です。
最近画素数の関係で一眼デジカメを使う機会が増えてきましたが、どうもアイレベルの光学ファインダーがしっくり来ません。笹邊が初めて使用した本格的な35ミリカメラはニコンS2とキヤノン7というレンズ交換式のレンジファインダーカメラでした。たしかによく出来たレンジファインダーですが、やはりパララックス(視差)には不満があり、後に発売された一眼レフのニコンFは10年以上使用しました。レンズとフィルムの間にミラーを置いてフィルム面と等価の焦点像を見ることが出来、特に視野率100%を誇るその性能には満足していました。
しかしながら技術の進歩は感光体を銀塩フィルムからCCDに変え、ミラーで反射して焦点板に映し出された仮の画像ではなく、実際にCCD(フィルム面)に映し出された画像を見ることが出来るようになりました。それまでの一眼レフレックスカメラに対し、電子ビューファインダーを搭載したデジタルカメラは「一眼カメラ」と言えると思います。まさにTTL(スルー・ザ・レンズ)そのものです。
最近の一眼レフデジカメの人気を見ていてどうもしっくり来ないのですが、皆さんはいかがでしょう。デジタルカメラにおける光学ファインダーはCCDが捕らえた映像に対してはあくまで虚像だと笹邊は考えます。光学ファインダーを見て撮影して、液晶で確認する形はいつになったら解消されるのでしょうか。
デジタルカメラにふさわしい形というものが未だに確立されていないもはデジタルカメラの歴史が浅い上に、ダゲレオタイプ以来の銀塩の歴史に縛られているのでは・・・・?
ハッセルブラッドのウエストレベルファインダーの替わりに高解像3インチ液晶が内蔵され、D-4映像出力が備わっていればハイビジョンモニターを見ながらスタジオ撮影が行えるのですがどうでしょうか。
現在笹邊はNTSCモニターを接続し、実際の明るさなどを確認しながら撮影できるサイバーショットを愛用していますが、出来ることなら一眼デジカメをはるかに越えた画質のデジタル写真に最適化されたデジタルカメラの発売を待ち望んでいます。


 

怒濤の数日!! 3/28
 現場は26〜27日ツイン21で行われたケーブルテレビ局OCCNのイベントで中継・送出です。デジタルベーカム・アナログベーカム・DVD等からの取り込み作業は昼間の撮影や打ち合わせが終わった深夜に行い、到着が遅くなった素材をタイムラインに並べたのは仕込み当日の積み込み間際でした。何とか間に合い睡眠不足のまま仕込みに突入。いつも通り入念なセッティングをし本番を迎えました。
今回はキャメラ3台のライブ中継とV素材の送出のためにスイッチャーは2台使用し、ライブキャメラは普段キャメラマンを担当している邑久が受け持ち、笹邊はV出しを行いました。きっかけがシビアなこともあり送出はカノープス搭載の爆速PCを2台用意しSHOPチャンネル中継ではおなじみのフレームを入れての中継を行いました。ケーブル局のイベントのため、CSでオンエアしているサプライヤーも多岐に渡っています。そして最終日の27日はキッズステーションさんのENG2チェーンの撮影と重なり千里ビデオもフル回転で動いていました。
おかげさまでこのイベントも昨日無事終了し、今日は恒例のスズキメソードの卒業式4キャメラ収録でした。ようやく一段落と言うところですが現場はまだまだ終わらず、マイクロソフトさんの次はインテルさんのVP撮影になります。とりあえず今日は明日に備えて爆睡することが最良の選択に違いありません。

 

HDVでハイビジョンライブ 3/22
HVR-Z1Jでライブ収録です。
ライブ感を重視しAIRを基本にSRさんからの2MIXで芯を付ける録音方法を採用しました。マイクはSONY/C-56P音声ミキサーはやはりTAMURA。ヘッドが広いので2MIX+AIRステレオでは安心して収録出来ます。そして注目のHDVの画質はとてもいい感じです。今回もハイビジョン収録→レターボックスダウンコンバートで仕上げますが、16:9の比率はステージにフィットします。

 

車検 3/20
愛車が車検を終えて戻ってきました。
新車購入から3年を経て経年変化したり磨耗した部分が新しくなってとても良い感じです。忙しさを言い訳にほとんど自分で手入れすることもなく、3年の間に洗車はたったの3回。要するに正月前だけという、ちょっと可愛そうな愛車?でした。そのくせ走る距離は年間1万5千キロと普通の人よりは多く走らせています。これではあまりにも申し訳ないので、今回はベルト類、ミッションオイルやブレーキオイル、パッド、ストレーナー、エアエレメント等といっしょにタイヤを交換しました。
タイヤはディーラーに指摘されての交換だったため、サービスマンに任せて「今まで履いていたポテンザと同じで」と言ったのですが「同じものが製造を完了し新しいものはRE01のあとにRが付きます」という返事でした。私は「じゃあそれでいいから、1サイズアップして扁平率を下げて外径が同じになるようにしてください」とカタログも見ないで任せておきました。
写真は車検を終えて返ってきた愛車の足回りですが、なんと・・・・まるでレース用のウエットタイヤと変わらないパターン。こんなタイヤを履くほど若くはないのですが、走らせて見るとステアリングからとてもいい感触が伝わってきます。これまでのタイヤで気になっていたアンダーステアも弱くなった上、扁平率が小さくなったために路面の感触もダイレクトに伝わります。
仕事で走ることばかりだったこの頃ですが、高性能なタイヤは忘れかけていた「走りの楽しさ」を思い出させてくれました。ただし当分の間はそれもお預け状態が続きます。
 

デジカメスチルが続きます 3/19
ここ数日スチル撮影の現場が続いています。
といっても銀塩写真ではなくデジカメによる電子写真です。一つはサイバーショットでのスタジオ撮影で、もう一つはニコンの一眼レフによる施設紹介冊子の表紙です。
掲載写真は昼間のショットですが、照明を入れた夜景を裏表紙用に撮影しました。夜景撮影の場合は30秒ほどの長時間露光になり、露光中にレンズ前を部分的に手で覆って覆い焼き的な手法を撮影時に行います。こういった場合には即時にプレビューできるデジカメは大変便利です。また銀塩フィルムのような相反則不規は起こらず、色温度はホワイトバランスで対応します。
最後にある写真ですが、照明用カウンターウエイトを三脚の足元に取り付けています。長時間露出でのブレ防止と、二乗平均によってノイズを抑えるコンポジット法による合成時に画像がずれることを防いでいます。
最近は愛用のNIKON F3Pやハッセルの出番が減少しています。時代の変化ということでしょう。ただし露光中の覆い焼きなど、今なおアナログ手法が要求されます。
 
スタジオで撮影した公演用のフライヤーはこちらでご覧いただけます。

 

YAHOO!さらにカテゴリー追加 3/15
ヤフーのカスタマーサポートからカテゴリー追加の知らせが来ました。
トップ > ビジネスと経済 > 企業間取引 (BtoB) > インターネットサービス > コンテンツ制作 >
このカテゴリーに登録サイトとして掲載していただきました。
ストリーミングについては地域限定サービスではなくなったと言うことでしょう。最近ヤフーの検索結果がバージョンアップされているようです。おそらく無料審査を廃止してビジネスエキスプレスのみとすることから敏速な登録が出来るように対応しているのだと思います。
 

昨日の天候 3/14
昨日はこの春最後の冷え込みでした。(たぶん)
朝は冷たい北風が吹きましたが、空は快晴で現場に向かう阪神高速からは神戸の海がきれいに見えていました。しかし収録を終えた頃には信じられないくらいの猛吹雪。
一昨日も雪が降り、二日連続春の雪です。日本海側では大雪ということですが、ちょうどこの日TADAYOSHI氏がHDVと照明キットを持って北海道ロケの最中。はたして北海道はどんな状態だったのでしょう?お疲れ様です!!
 
 

デジタルベーカムの現場 3/14
デジベの現場写真です。
 最近の仕事葉はDVCAMやDVCPROが中心でベーカム系は放送関係が今なおアナログベーカムが中心です。そしてデジタルベーカムを飛び越えてHDCAMというのが普通なのですが、今回はデジタルベーカム3台指定の現場でした。クライアントさんからWEB公開のOKを頂きましたので写真を載せさせていただきます。
 収録内容は教育関係のDVDで児童達と指導者が出演します。キャメラはすべてDVW-700WS。ベースでは各キャメラのモニターと同時に信号をWFM/VSCを置きリモートでコントロールします。音声はステレオ収録用を2台のデジベ、指導者二人の声はもう一台のデジベにラジオマイクで1CH、2CHに収録します。パラ撮りのフレームとTCをそろえるためにSSGを使ってすべてのキャメラの同期をとり、同じTCを入れなければなりません。今回TCGにはDSR-45を使用しました。DSR-45も同期をとらなければならないのでSSGから同期のとれた基準信号を入れています。
 今回キャメラマンはおなじみの宮木さん、岡田さん、斎藤さんです。音声もおなじみの今西さん。邑久がVEを努め、笹邊はTDを担当しました。今回の現場はいずれShootingに詳しくアップいたします。


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