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ストリーミング映像の配信
完成した動画ファイルを沢山の方々に見て頂だかなくてはなりません。そのためにはエンコードしたファイルをサーバーへアップロードします。ストリーミングに最も適したサーバーはもちろんストリーミングサーバーということになります。

1、Windows Media Server ---MicrosoftのサーバーでMS Producerによるシンクロページも可能
2、Real Server--RealnetrworkのREALメディア用のサーバーでSMIL等のシンクロページが可能
3、Quicktime Server---Apple製のOSXサーバーを使ったストリーミングサーバー
4、WEB Server---言わずと知れたWWWサーバー。上の3機種とは異なりhttpを使用します。
  
リアルタイムエンコードによるインターネット実験放送を行っています。

WWWサーバーからでも動画配信が出来ます
ストリーミングというと従来からどうしてもストリーミング専用サーバーが必要と思われがちでした。しかしインターネットの高速化とCPUの高速化はWWWサーバーを提供するプレゼンスプロバイダーの能力も飛躍的に高めたと言えるでしょう。大量の同時アクセスやSMILを用いたWEBプレゼンテーションを行わなければWEBサーバーからでも動画配信は可能です。例えば弊社が配信している2Mbpsのコンテンツは100Mbpsでインターネットに繋がったWWWサーバー(バックボーン2Gbps)から配信しています。同じ内容をJ-COMが提供するホームページ容量からも配信可能です。
プロバイダーの提供するサーバーのMIME設定がwmv.rm等に設定されている必要があります。
弊社撮影のワイド画面750kbpsのストリーミングによるドキュメンタリーがマイクロソフトIT実践チャンネルでITバリバリ活用術として公開されています。


WWWサーバーから配信する利点と欠点
WWWサーバーから動画は配信する場合は純粋なストリーミング配信とは異なり擬似的なストリーミングとなり、ファーストスタート形式の疑似ストリーミングとなります。WWWサーバー(HTTPサーバー)からの動画配信は、動画がユーザーにダウンロードされながら 配信されることになります。そのためユーザーのパソコンに動画ファイルが残ります。つまり複製が可能だということです。しかし純粋なストリーミングであっても様々なファイルの残し方がインターネットで公開されている現状を考えれば同じことかも知れません。疑似ストリーミングの持つ利点によって高画質な映画予告などはストリーミングではなくファーストスタートによる疑似ストリーミングを使用していることが多いのです。多少待ち時間はあっても高画質なコンテンツを配信したいという場合にはWWWサーバー(HTTPサーバー)からの動画配信のほうが優れているとも言えるのです。ストリーミングサーバーの場合は300kbps〜500kbpsが標準的な転送レートになっていますが、ファーストスターとによる疑似ストリーミングでは2Mbps程度の動画配信も普通に行えます。またファーストスタートは初回のアクセス時のみファイルがバッファされるまでの待ち時間が必要ですが、二度目からはパソコンにデータがキャッシュされているため、接続と同時に再生が始まります。
※IEのインターネットオプションでキャッシュを削除した場合は再度ダウンロードする必要があります。

一般にWWWサーバーの場合は同時に多くの人がアクセスした場合サーバーに負荷がかかり 、配信しきれなくなってしまうことが起ると言われています。しかし今日のサーバー会社のバックボーンとCPUのパワーから考えれば2Mbps×5アクセス程度は配信可能です。課金コンテンツやエンターテインメント系とは異なり「会社案内」などのコンテンツであればWWWサーバーからの配信でも十分耐えうると言えるでしょう。また上記にあるように、初回のみダウンロードが必要であり、リピーターが同時に大量アクセスした場合は全く負荷はかかりません。そういったことからストリーミングサーバーの導入はWWWサーバーからの配信に限界を感じてから導入しても遅くないかもしれません。

ストリーミングサーバーは同時アクセスに強い
WWWサーバー対してストリーミングサーバーには専用サーバーとして利点があります。Media ServerやReal Server、QT Serverの場合は同時に1000以上のクライアントに動画を配信できます。Media Serverの場合は理論値では9000アクセスまで対応できるということです。
そして疑似ストリーミングとは違ってライブ配信にも対応しています。さらに動画ファイルを(基本的には)クライアントのPCに残さないということです。
ストリーミングサーバーのレンタル費用についてはこちらの料金表をご覧下さい。


再生時間:容量の目安(300kbps)
再生時間
ディスク容量
1分 3MB
2分 6MB
5分 15MB
10分 30MB
20分 60MB
30分 90MB
40分 120MB
60分 180MB
動画配信のイメージ図

誰でも出来る簡単ストリーミング配信編
動画配信は高価なストリーミングサーバーでなくてもファーストスタートによる疑似ストリーミングでも可能です。また無料ホームページのように、無料ストリーミングサーバーなるものも登場しています(ネットで検索してみてください)まずは動画配信に挑戦することが第一歩だと思います。1.サーバーへのアップロードは生データでアップします。アスキーコードでアップしてもうまく配信出来ません。 2.WWWサーバーのMIME設定がwmv.rm等に設定されている必要があります。詳しくはプロバイダーやサーバー会社にお問い合わせ下さい。
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