2006年09月28日(木)
ストリーミング配信 HTTP 利点
 「ストリーミング配信 HTTP 利点」という検索だった。ヒットしていたページはトップがマイクロソフトの「Web サーバー対ストリーミング サーバー」というページで、次が私の会社の「ストリーミング映像の配信」のページだ。
 ストリーミング配信は一般的にRTSPやMMSといった専用のプロトコルを使用するが、HTTPというWWWサーバー用のプロトコルでも動画配信が可能だ。もちろんストリーミング専用のプロトコルを使用するストリーミングサーバーには専用としての利点がある。たとえば一般ユーザーには配信動画を保存できないということや、目的の再生箇所へスキップできたりする機能だ。
 今回のキーワードについて言えば、WEBサーバーで配信する場合は既存のインフラストラクチャを利用出来ることは大きな利点だ。ストリーミングサーバーとしてWindows Media サーバーを用いる場合はMediaサーバーソフトウエアをインストールする必要がある。
 なお擬似ストリーミングであってもメタファイルを活用することで様々な対応ができるようだ。そしてWWWサーバーからのプログレッシブダウンロードではクライアントが一度視聴することでハードディスクにキャッシュされ、次回からはすぐに再生が始まる。これはダウンロード出来ないストリーミングとは正反対で、欠点にもなるが、利点でもある。だが、WWWサーバーを用いてストリーミングを行うと、サーバーの負荷が増大し、同時アクセスする多数のクライアントの要求を満たすには追加のサーバーハードウェアが必要となることが多い。つまり一長一短である。
 私の会社が行っている動画配信はあくまで少数のクライアントと仮定しているため、現在のところはWWWサーバーで間に合っている。会社で行っているオンデマンド配信のリストには様々なものがある。その中でも最近特に多いのは漢字点の動画サイトだ。リアルビデオで動画配信しているが、毎日100以上のアクセスでも何とか耐えている。そして最近新しいコンテンツを追加した。
 これは自宅にあるタナゴの水槽をハイビジョンキャメラで撮影し、2つのサイズで配信しているものだ。小さい方は640×360ピクセルのサイズで1500kbpsで行っている。殆どのPCで視聴できるはずだ。そしてもう一つはHDコンテンツとして1024×576ピクセルで3500kbpsで配信している。光やCATVによるBB環境であれば速度的には問題ない。PCもセレロン2.53GHzで視聴できた。Pentium4で2GHzもあれば十分だろう。どちらも Windows Media 9で行っている。
 会社のWEBサーバーはsvs.ne.jpだが、動画はwww2.svs.ne.jpから行っている。どちらのサーバーもインターネットに100Mbpsで繋がっているので回線速度は問題ない。あとはクライアント数によるサーバーの負荷だが、同時に16も繋がればストリーミングサーバーに切り替えなければならない。
 もうひとつの動画配信はリアルタイムエンコードによるWEB放送だ。現在実験中だが日に20件ほどの接続がある。詳しくはこちらのライブエンコードをご覧いただきたい。Windows Media Playerから
http://svs.ne.jp/rt.asxを開いていただければリアルタイムエンコードの動画を24時間視聴できる。(時々ノートンアンチウイルスをかけたり、Microsoftアップデートをしていて接続できない場合もあるが)時代はいよいよ「誰でもできる簡単ストリーミング」に突入したようだ。

タナゴの水槽SD版   タナゴの水槽HD版
※環境によってスタートするまでに少し時間を要する場合がある。


2006年9月28日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 |
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク
 

PHOTOHITOブログパーツ


ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
代表取締役&
北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
色々出ます

»くわしく見る

バイオグラフィー