休日の昨日、琵琶湖博物館主催の「ビワマスの採卵現場を見学してみませんか」に参加してきました。場所は高島市マキノ町知内 百瀬漁協及び滋賀県漁連高島事業場。ビワマスは、琵琶湖の固有亜種であると同時に重要な水産資源です。そのため、毎年人工採卵放流事業が行われています。船に乗って親魚を捕獲するところから、採卵までの行程を見学してきました。 下のYouTubeは乗せていただいた船から撮ったビワマスの様子。たまたま魚を追って「えり」の中を泳ぐ鵜の姿が印象的でした。
集合地の百瀬漁港と「えり」の網を揚げる漁師さん。現在ビワマスは禁猟期間ですが、ビワマスの人工孵化のために特別採捕許可を得ての漁です。こういう機会が無いとなかなか見ることが出来ません。
参加者に説明する高島事業場の小林さん。子供達も真剣に聞き入っていました。右はこの日捕獲したビワマス。
 早速採卵の体験。まずは子供達から。
 ビワマスのヌルヌルした粘液や魚の匂いもへっちゃら。卵が搾り出されます。
 次は雄のビワマスから採精です。新鮮な精子を卵にかけて受精させます。
 精子をかけた卵の数を数えます。これ一枚で2000粒です。この日は全部で7枚。1400粒の卵が採集できました。
 採卵を終えた雌のビワマス。右は採精を終えた雄のビワマス。
捕獲したビワマスには水カビに汚染さたものや、奇形が含まれていることがあります。もちろん採卵・採精は行いません。右は外来種のブルーギルやブラックバスです。
場所を事業場に移して小林さんから孵化の説明を聞きます。左はこの日獲った卵を清浄しているところ。
小林さんは一人でこの事業場を管理されているそうです。話をうかがっていて「このひとは心の底から魚が好きなんだろうな」と感じました。
 標本を見る参加者。稚魚のうちはビワマスにもパーマークがあります。
 孵化場の中も見せていただきましたが中は消毒エリアで入ることは出来ません。
もういちど漁協に戻り・・・先ほど採卵、採精を終えたビワマスに対面!あのビワマス達はお昼のおかずになっていました。左は琵琶湖博物館学芸員の桑原雅之さん。そして桑原さんが絶賛する郷土料理の達人、漁協の職員の中川さんです。
地元でしか口に出来ない(たぶん)鱒飯とビワマスの甘露煮です。鮒寿司が有名な琵琶湖ですが、素晴らしい郷土料理がいっぱいあります。お昼には食べきれないほどの量だったのでみなさん手土産に。味はすばらしく調理していただいた中川さんの周りには参加した女性たちがこぞってレシピを聞き取っていました。
昼食の後はビワマス産卵ビデオ鑑賞と質問タイムがあり、琵琶湖博物館学芸員の桑原雅之さんが色んな質問に丁寧に答えてくださり、密漁による捕獲が最大の問題と定義されていました。「昔から獲っている」という密猟者の意識が変わらない限りビワマスが増えていかないとおしゃっていました。子供たちがビワマスを見たことが無いという時代だけはないようにしたいものです。密猟者を見つけたら警察に一報!がビワマスを守ります。
主催していただいた琵琶湖博物館、共催の百瀬漁協の方々、滋賀県漁連高島事業場の小林さん、今日一日有難うございました。 | |