さて、このNEX-VG10の発売で映像関係の人たちは楽しい玩具を手に入れたとおおはしゃぎですが、業務用、放送用の分野でも他社のはかけ離れて独走状態です。 フォーサーズでソニーNEXに出遅れた業務用XLR音声入力付きのレンズ交換式AVCHDカムコーダーは今だ発売にはならず、ソニーからはPMW-500も
出てきます。撮像素子はローリングシャッター現象のないCCD(3-chip 2/3-inch type Power HAD FX
CCD)搭載で記録はSxSカード。他にも色々なものがこの秋には登場します。まさにソニー、帝国の逆襲でしょうか。ローエンドとハイエンドが出尽くした
あとのミドルレンジ如何にといった映像業界です。そして写真業界の方も今年はN帝国の逆襲が続いています。
今
回紹介するNippon Kogaku Japan Zoom-NIKKOR Auto 1:4
f=85mm〜250mmですが、40年以上前のレンズとは思えない描写が得られます。現在インターネットを探してもこのレンズで撮った作例は国内外とも
に全くありません。それならば初の作例をアップしようとJr.がアップしたものがこちらのブログにあります。一応世界初のZoom-NIKKOR Auto 1:4 f=85mm〜250mmの作例です(笑)
それにしても直進式ズームレンズの被写界深度目盛のヒゲは美しいと思います。ニコンではレンズの目盛りや文字は手作業で色付けしていたそうです。まさに職人の世界! Ai
改造された絞り環は非Aiのものとはデザインも異なり、NIKON F3のファインダーから直視できるマウント付け根の絞り値も付いています。距離指標は
フィート表記のみでメートル表記はありません。オレンジ色の指標は専用プロクサー(1枚目の写真先端のオレンジ線が専用プロクサー)を付けた場合のフィー
ト目盛りです。フィルターはシリーズ\が付属しますがプロクサーの位置に82mm径のものも取り付けることが出来ます。
NEX-VG10の特徴を並べると ・スタイルが動画撮影用にデザインされたカムコーダースタイルである。 ・撮像素子が大きい。 ・フランジバックが短い(レンズ設計が自由・既存レンズの選択肢が広い) ということになります。 そこでこの新しいカムコーダーをどういった呼び方が相応しいのかを考えると Large Sensor Camcorder with Short Frangeback または Short Frangeback & Large Sensor Camcorder もしくは Large Sensor & Short Frangeback Camcorder ということになるのでしょうか?