撮影技術 フィールドレポート   LIST view  RSS
撮影技術会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
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■2010年07月29日(木)  蘇る鉄狼
蘇る金狼ではなく、鉄の狼です。
1/2インチ幅のオープンリールのビデオテープに塗布された酸化鉄に記録された映像・音声が40年の時を経て今デジタルで蘇ります。

統一儀で記録されたテープのデジタル化を50本近く受注しました。現在保有しているVTRは統一儀燭噺澳垢離縫紂璽ラー型のものですが、モーターが50Hz型のため関西ではそのまま使用できず、インバーターで50Hzの交流電源を発生させて作業しています。
VTRの出力端子は現在のようなBNCではなく、最近まで無線機で使用さていたM型のコネクターです。そう、ビデオはサブキャリアが3.58MHzで、いわば電波なんですね。無線機用の端子でもなんの不思議もありません。
DVDレコーダーで直接コピーすることも可能ですが、テープが劣化しているため再生中にヘッドが目詰まりを起すため、連続したプログラムにするためには出力した映像、音声を一旦コンピューターでアナログキャプチャーし、目詰まりの生じたところでヘッドクリーニングを行い、少し巻き戻してプログラムを途切れないようにキャプチャーします。編集ソフトのタイムラインで分かれたファイルを一つのタイムラインとしてAVIファイルを書き出します。音声にノイズが多いプログラムは整音ソフトでノイズ成分をサンプリングしてノイズを除去して完了です。
コストはそれなりにかかりますが、ハードウエアが無くて再生できなくなったとはいえ、今回のビデオテープはお客様の大切な映像資産であり、それを何とか復活させたいと考えられることは当然のことですね。
DVDと同時にAVIファイルとして保存することで画質・音質の劣化を最小限に抑えて保存できることはデジタル技術のお陰だと思いますが、もし今回のビデオテープがハードディスクやDVD(もちろん当時そんなものはありません)だったら今頃はとっくに消えて無くなっていたことでしょう。もちろん今回お納めさせていただくDVDやHDDも定期的にバックアップしていただかなくてはなりません。そして何よりもこの大きな1/2インチビデオテープも保存していただきます。
デジタル化が進んだ現在、いかにファイルを無くさないかが大きな課題になると考えますがいかがでしょうか。

■2010年07月24日(土)  NIKONからのお知らせ
1010年7月22日のニコンからのお知らせです。
PRESS RELEASE/報道資料
フィルムカメラおよび交換レンズ一部機種の修理対応期間を延長(2010年7月22日)



今年で打ち切られるはずのNIKONフィルムカメラの修理受付が5年も延長されました。上の写真は笹邊が使っているNIKON F3Pとレンズですが、今後5年は修理可能と言うことです。一眼レフのマウントをコロコロと都合で変えるメーカーに比べるとNIKON F用に1959年(昭和34年)開発されたNIKON Fマウントはまさに不滅のマウントといえるでしょう。1959年といえば笹邊が生まれて5年目、その時代に作られた規格が今日販売されているデジタル一眼レフでも使用できるわけです。
撮像素子や処理回路の進歩により短期間で旧型になるデジタル一眼レフに比べると、フィルムカメラではレンズとシャッターがあれば現行機と何ら遜色なく使える素晴らしさがあります。

ニコンでは、販売を終了した製品も永くご愛用いただきたいと考え、フィルムカメラに関連するサービス内容の見直しを行いました。今後もお客様の声に真摯に耳を傾け、お客様のニーズや期待にお応えできる製品の提供、サービスの向上に努めて参ります。
この企業姿勢が好きです。これこそ日本人の心「勿体無い」を象徴するエコそのものではないでしょうか。笹邊の自宅にはマウント変更で使用できなくなったFDレンズ、NEW FDレンズがゴロゴロしています。
互換性を保って欲しかったマウントは一眼レフだけではありません。2/3吋TVレンズのB3マウントもその一つです。B4に比べるとB3マウントは中古市場でも1/10以下です。ハイビジョン時代にも引き継がれたB4マウントはNIKON Fマウントと並ぶ不滅のマウントと言えるんではないでしょうか。
ここで一句 「高級レンズ マウント変われば ラムネ玉」

■2010年07月22日(木)  巣立った雛、元気です。
神社のアオバズク、昨日4羽目の雛が巣立って今年も全部で4羽が無事巣立ちました。写真は今回もHDビデオから取り出した静止画です。




こちらは雛たちを見守る親鳥。みんな元気に旅立ってくれるといいですね。

■2010年07月21日(水)  美しい歌手と京都洛北のロケ
メジャーデビューされている演歌歌手との京都ロケでした。いつも韓流ポップシンガーの中継でお世話になっている神奈川の制作会社からの仕事です。ロケは三千院、貴船、上賀茂神社、下鴨神社、曼殊院などです。

開門前の三千院から撮影スタートです。タイアップもののためロケはとてもスムーズです。新曲発表前のため暈しをかけた小さな写真になっていますがご了承下さい。HD製作でカメラはP2のHPX-555です。文化財が多いところで、電源容量、発熱を考慮して照明は小型HMIのマイティーを使用しています。

開門前の三千院はまさに静寂。そのなかにお坊さん達の般若心経が響き、そこに洛北をテーマにした唄が流れます。絶妙なバランスでした。

上の左は上賀茂神社の「ならの小川」、右は曼殊院の枯山水での撮影。
お陰さまで皆様の協力により撮影は無事完了しましたが、猛暑の中を和装で頑張っていただいたOMさん、素晴らしかったです。そしてスタッフの皆さんお疲れ様でした。夕食の際にスタッフの口から出た言葉は「上賀茂神社では死ぬかと思った」


このPVは放送のほか、京都駅のビジョンでも流れるそうです。上がりが楽しみです。今回の撮影はPVといこともあってリップシーンが多く、現場での音出しは千里ビデオサービスオリジナルの電池駆動アンプスピーカーが活躍しました。iPodを音源に3W×2のアンプから現場でガイドを流します。
アンプの電源はACの他、フィールド用として一体化したバッテリーケースにNP-1を使用します。インタビューのプレビュー用などにも便利なアンプ内臓SPです。ステレオ感を確認する時はベルクロで合体したLRを分離して使用します。
※ゼンハイザーのステッカーは貼ってあるだけで、ゼネラル通商からはもちろん発売されておりません。

■2010年07月20日(火)  芝居の5カメ収録
いずれ撮影現場の方にアップしますが、こちらで写真だけですが紹介します。仕込図はこちらにアップしています。

撮影は5カメのマルチ収録。満席の客席にはカメラは設置せず、最後列の音響席に並んで3台と花道に小型カメラを上下それぞれに設置しました。

左がセンターの3台、小型カメラはパナソニックのAW-E550です。

左が下手用で右が上手用。舞台上下に高座が作られ、頻繁に暗転からの登場になるため、VTRはスイッチングせずに収録します。

収録ベースの様子です。手前がTD、奥がVE卓で、AW-E550用のCCUを追加しています。

9インチのPSTモニターとPGMモニター、1〜5カメの6吋モニター。VTRはDVCAMを5台用意しました。

DSR-2000を他で使っていたので、1台はHVR-M10Jを1394コンバーターに使用してメモリーレコーダーで収録しています。
右は音声収録用のPCC-160です。センター、上下で3枚用意しました。芝居の収音には複数のMKH-416が理想ですが、そこは予算との兼ね合いも重要で、やはりPCCは必需品です。なによりも他のバウンダリーマイクに比べて無骨ですが頑丈です。

録音はローランドR-44でライン音声を入れて4CHのマルチで録ります。右はモニター用の小型スピーカー。VTRへの音声分配はタスカムのADAを用いています。R-44はマルチレコーダーとしてだけではなく、4in4outの音声ミキサーとしても使用しています。

映像とは直接関係ありませんが、現場の時間管理用の時計です。ホールでは電波時計の電波が届かないことも多いので、クォーツのアナログ時計を使用しています。暗所でも良くわかるように文字盤が背面から有機ELで照らされています。
造幣局の貨幣セット抽選会はこれまで10回余り撮影、配信を行いましたが、2010年7月の競争入札でイベント制作&コンパニオン派遣会社が最低落札で落とされました。2010年7月以降の配信は弊社のものではありません。競争による入札システムなので当然最も安い金額で落ちるわけですが、公表された金額では弊社としては不可能です。

■2010年07月19日(月)  アオバズク巣立ちました
毎年近所の神社にやってくるアオバズク、先ほど巣立ちました。写真はスチルカメラではなくHDムービーから取り出した静止画です。20時半頃でした。

頸が180度以上回るのはさすがにフクロウです。眩暈を起こさないのが不思議。

ドキドキ・ワクワクの雛。飛び立つまで何度もトライします。

飛び立った瞬間です。大勢のスチルカメラマンのシャッター音がまさに激写です。

これは雛ではなく、巣立ちを促す親鳥です。19日に巣立った雛は一羽。残りの二羽もおそらく20日ないし21日には巣立つでしょう。今週来週は多忙のためアップできませんが、いずれ動画をアップいたします。

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