2010年04月01日(木)
返したくないアイテム カップヌードル タイムカン

テレビで時々見かけるCM。サイバーショットで撮ってみた。
カップヌードルTimeCanの回収を呼びかけている。一部の商品において、缶の巻き締め不良 (缶の天面の接合不良) が原因で、徐々に缶の中に空気が入る可能性があるそうだ。
これが発売された時にたくさん買ってお世話になった人に差し上げた。もう食べてしまっただろうか?
レアなアイテムとして保管している人も多いと思うが、絶対に食べないように!
メーカーに返せば1缶につき300円と500円の図書券をくれるそうだ。

驚いたのはネットオークションだ。欲しい人は欲しいらしく、メーカーの意向に反して高額で取引されている。売るほうも売るほうだが、それを欲しがる方も欲しがる方だ。
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2010年03月31日(水)
春は苦味
先日亀岡方面へ行った時に買ってきた菜の花。
春は苦味が欲しくなる季節。この前はツクシやフキノトウを戴いた。今夜の食卓はこれがメイン。

菜の花は辛しあえが好きだ。もう暫くすると蕨、タラの芽などが採れる。身近な山菜が春を伝えてくれる。北摂に住んでいて嬉しいのは季節を味で感じることが出来ること。
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2010年03月28日(日)
春だ!

裏庭に咲いたサクラ。 春だ!
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2010年03月07日(日)
National PE-480SG 電源改造
【National PE-480SG 電源改造】での検索。FieldReportの記事がヒットしていた。おそらく480Vの積層電池が入手困難になって検索されていたのだろう。
下の写真はPE-480SGにアンブレラを付けたもの。レイヤーズの撮影は出写になるのでほとんどこのスタイル2灯で行っている。ACを引けない場合が多いからだ。


電源にはアルカリ電池や積層電池ではなく、バッテリーライトで使う12Vのニッカド電池を使用する。ベーターカム時代はこれでカメラを回したが、後に13.2Vのニッケル水素が発売されたため、バッテリーライトにのみ使用し、ビデオカメラは現在充電式リチウムイオン電池を使用している。
ニッカド電池は古いようだが、バッテリーライトに使う場合はニッケル水素電池よりもはるかに強く、超寿命だ。タミヤのRCカーと同様大電流にはニッカドが一番いいようである。もちろんストロボも同様、コンデンサーに高電圧で蓄積させるために12V→480Vに昇圧しているので昇圧回路の一次側ではチャージ初期には5A以上の電流が流れる。

PE-480SGのアルカリ電池用TRパックにBPバッテリーケースのBC-90を取り付けたものが下の写真だ。
BC-90にリード線を取り付けてTRパックには4PINのキャノンコネクターで供給している。大型ストロボでいえばジェネレーターに相当する部分だ。
PE-480SGをフル発光させても数百発炊ける上にチャージも速い。そして増灯ケーブルを使って2灯発光も充分使える。
仕事柄BP-90が数多くある上に、ベーカムで使っていたBC-90が余っていたから出来た改造だが、ニッシンジャパン株式会社「ストロボ工房」PE-480SGで使用できる充電式パワーパックを発売している。大変経済的で小型軽量だ。私のところでも1台は欲しい。もしこの記事を読んで購入されたなら使用感などを聞かせていただければ幸いにおもう。
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2010年03月03日(水)
全然映像と関係開けれども・・・・雛祭り
ニッパチと打って変わって忙しくなる三月に向けて、先日千里中央の【梅の花】で家族と夕食。湯葉と豆腐でヘルシーにパワーアップ出来そう。
食事を頂きながらサイバーショットT100で撮影

桃の節句にだけに桃と雛人形が飾られている

お品書きは「梅の花膳」

湯豆腐が湯気を立てて宴が開始

湯豆腐、お浸し、嶺岡豆腐

湯葉漬け、茶碗蒸し

湯葉のべっ甲あん掛け、豆腐しゅうまい

いつものことだが、この当たりでお腹が膨れてくる

しかし料理はまだまだいっぱい出てくる

Rが付く月はやっぱり牡蠣。右手で箸を持ちながら左手シュート

同じく左手シュートの湯葉グラタンとカニのおこわ

柚子しょうが湯と最後はさっぱりと金柑シャーベット

とても美味しゅうございました。美味美味!
豆腐と湯葉が基本だが、とにかくお腹がいっぱいになる。三月の忙しさもこれで頑張れそうだ。三月は色々新しいことに挑戦し、追々レポートをアップしていきたい。
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2010年02月26日(金)
EOS5DMarkUの運用に向けて
EOS5DMarkUの運用に向けて徐々に周辺機材が揃ってきた。
マットボックスや三脚システム、モニタリングシステムが一通り揃ったが、さて次の課題はEOS5DMarkUのトランスポートである。
DVCAMやHDCAMの場合はすでにそのスタイルは出来上がっているが、EOS5DMarkUの場合はマットボックスなどのケースが無い。機材庫を見渡して目に付いたのは古いCCUのジュラケース。

25×42×32cmの手頃なサイズ。マットボックスを入れてみたところピッタリだった。左右のサイドフラグが付いたままでスライドプレートにEOS5DMarkUを付けたまま入る。余分なスペースにはモニター取り付けようのグリップアームや調整用の工具など。

天板のポケットが二分されていたため縫製を外して一室にするとフレンチフラグの大小二枚と小物などがうまく納まった。

25年ほど前、会社を設立した時に買ったジュラケースは外装こそそれなりに使い込んでいるが、機能は全く問題ない。EOS5DMarkUを付けたまま安全に運べるように内壁や底に適宜緩衝材などを貼り付ければよいだろう。機材庫で眠っていたジュラケースがニッコールレンズ同様に再び第一線で活躍できる。知り合いの会社では古いニッコールレンズやストロボなどを廃棄したそうだが、会社の環境的側面から見たCSRとしていかがなものかと思う。業績や利益とは違い、姿勢の問題だと思う。
【機材を大切にする】【保守点検を怠らず永く使う】機械を使う仕事では特に重要なことだ。扱いを間違え、メンテナンスを疎かにすれば【勿体無い】が【物体無い】になってしまう。

-機材は激しくも大切に使いましょう-


2010.02.26追記
ケースの底に緩衝材として型抜きしたウレタンを貼ってEOS5DmarkUにプラナー50mmF1.4を付けて入れてみた。隙間をエアパッキンで埋めれば移動時も安心だ。

また、ジュラケースに内容表記をテプラから写真のように変更した。一目で中身が判るとスタッフの評判はいい。
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2010年02月23日(火)
EOS5D進捗状況 【2/24写真更新】
2月も末に近付いてようやくニッパチが明けようとしている。春の勢いか、堰を切ったように様々な案件が浮上してきた。
そして今日、待望のEOS用マットボックスが届いた。(写真をクリックすると拡大します)

早速ソニーの放送用のフネを使えるように加工し、雲台にモニターを取り付けられるようにした。写真はAi Zoom Nikkor 35-70mm F3.5Sとikan5.6吋HDMIモニターを取り付けている。三脚はSachtlerのVideo18 Plusをカーボンのヘビーデューティに乗せている。HDCAMのENGならVinten Vision10か100で行くだが、EOS動画はそれより大きな三脚を欲しがる様だ。

Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5とマンハッタンLCDの8.9吋HDMIモニターを取り付けてみた。次の仕事では制作モニターと技術モニターにブラックマジックのミニコンバーターでHD-SDIに変換して出力する。

Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5の真横から見た姿。EOS動画のお陰で様々なマニュアルフォーカスレンズが現役に戻ることになる。

Ai Nikkor 20mm F2.8Sを取り付けた場合もマットボックスのスライドプレートを調整することで4×4フィルターを使用できる。モニターの取り付けには水中撮影で使用するアームが安価で使いやすい。
こうして見ると中々立派な姿をしている。ノブスターのオレンジ色が可愛い。
予算が許せば7Dにシネレンズという組み合わせも魅力がある。今年は映像制作スタイルの変化が楽しみな年になりそうだ。
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2010年02月21日(日)
近所にあるコロニーへ
天気が良いので仕事の合間を見て近所の公園へ出かけた。
Jr.は先日メンテナンスしたNikkor-P Auto 600mm F5.6のテスト撮影が主な目的だった。私はその様子をサイバーショットT100で撮るくらいで後はのんびり小春日和を楽しんでいた。

600mm F5.6にテレコンバーターTC-301を取り付けた1200mmF11相当と戯れるJr.
(※今回も写真は大きなサイズでアップロードしているのでクリックすると別画面が開きます)

この公園には大きな池があり、中ほどが島になっている。鵜や鷺、カワセミなどが暮らしている。池にはバンやカモなどが沢山居る。次の写真はここでひときわ大きいアオサギ。間もなく始まる繁殖の準備で忙しそうだ。






【Nikkor-P Auto 600mm F5.6+TC14BS/TC-301 NIKON D700】

公園は梅が満開で大勢の人が陽気を楽しんだり、写真を撮られていた。日曜日らしい風景を見ながら明日からのタイトなスケジュールを頭の中で整理する。「写真と動画の融合」今年の年頭に書いたことがようやく動き出した。

【Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5S+TC201S NIKON D700】

事務所に戻ってEOS5DmkUのパラメーター設定など、やることが山ほどある。しかし苦ではなくて楽しい作業である。
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2010年02月20日(土)
EOS5DmkU動画撮影
EOS5DmkU動画撮影】というキーワード。暫くぶりの動画ネタだが、写真との関連が強い。ログを見ると最近はEOS5Dの動画撮影関係の検索が多い。いよいよ本格化してきたようである。

EOS動画導入に当たって様々なテストや検証を行い、30Pのカクカク感の克服や動画カメラとは全く異なるEOSを動画撮影で使いこなすために様々な問題を解決してきた。
ようやく問題なく扱える体制になった時、それに合わせるかのようにオンエアの案件が浮上した。当初HDCAMを予定していたが、制作の意向もあり今風?のEOSに白羽の矢が立ったのである。
カメラはフルサイズが撮れるEOS5DmkUに決定した。物撮りはAi AF Zoom Micro Nikkor ED 70-180mm F4.5-5.6DニコンF→EOSマウントアダプターを介してマウント変換する。
マウントアダプターは運用の利便性を考慮し、5個を用意した。レンズはほぼ全てAIニッコールである。
当日使用するものは
Ai Nikkor 15mm F3.5S
Ai Fisheye Nikkor 16mm F2.8S
Ai Zoom Nikkor 25-50mm F4S
Ai Zoom Nikkor 35-70mm F3.5
Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5
Ai Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8S等になる予定。
ズームレンズが多いのはズーミングするためではなく、香盤がスムーズに行えるための選択。他にもそして時間が有れば照明部が入った状態でEFレンズがどういった描写をするのかを試す目的でEF70-200mm F2.8L USMもスタジオへ持って行くつもりだ。

冒頭の写真ではVINTENのVISION 3に乗せているが、色々検証した結果、VINTENよりもSachtlerの大き目のほうが良いことが判った。カメラが軽いので小さな三脚でもよさそうに思うが実は逆だった。三脚はsachtler VIDEO 18Vとカーボンのへビィーデューティー三脚を使用する予定。
モニターはHDMIをHD-SDIに変換して、カメラ用に7.9インチ液晶、技術用にCRTの9インチのD9H1、制作用にHD-SDI対応の17インチ液晶を用意する。
他にも音声入力用のキャノン→Miniステレオ変換&トランスなどの周辺機器を作らねばならない。
こうして見ていくとEOS5DmkUの動画撮影におけるEOS5DmkUの役割とは一体何なのだろうか?
レンズはニコン、モニターは本体のファインダーや液晶は使えず、全て外部モニター、もちろん三脚のSachtlerも他社製品。何よりもEOS5DmkUの一眼レフとしてのカメラ機能は使用していない。
つまりEOS5DmkUで必要なものはレンズマウントと撮像素子、画像処理回路、記録メディアということになる。

現在EOS5DmkUや7D、1DmkWなどが注目されているが、動画に必要な機能を搭載した箱にマウントを付けて電子ビューファ、HD-SDI出力を搭載してくれればもっと使いやすい動画カメラになるように思う。もちろんミラーやプリズム、AE機能やAF機能も不要だ。出来ればAVCHDではなく、RAWデータで記録できれば理想的だ。そんな期待をさせてくれるEOS5DmkUである。
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2010年02月19日(金)
そろそろ春が近い
近所の公園に梅が咲いている。そろそろ春が近いようだ。しかし昨日福井へ撮影に行ったスタッフは岐路の湖北で雪に苦労したようだ。

そろそろ帰り支度に入る冬鳥の【ジョウビタキ】だ。いまのところいつでも見ることが出来るし、近くへ行っても慌てて逃げたりもしない。地域によっては「バカヒタキ」などと呼ばれるほど人を恐れない鳥のようだ。

Jr.が私のパルケで撮ったお姉さんたちの写真を見て 「いいなぁ〜、そのとき俺は鳥を撮っていた」・・・
そしてスペイン料理の写真を見て 「いいなぁ〜、そのとき俺はキョウザを食べていた」・・・
たまにはいい思いをしなければ、長く生きてきた甲斐が無い。
それにしても72mm径の300mmIFレンズのボケは美しくない。
【Ai Nikkor ED 300mm F4.5S(IF) NIKON D700】
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2010年02月17日(水)
唯一のDXフォーマットレンズAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-
所有しているニッコールレンズ中唯一のFXフォーマットレンズ。そして唯一Made_in_Thailandのレンズ。他のものは日本国内産で一部は栃木産である。このDXフォーマット用レンズはカメラとセット売りされているモデルで、価格対性能比は非常に良い。ほぼ未使用の中古をD300に常時装着するDX専用レンズとして購入した。そういえばD300もMade_in_Thailandである。後述するAi AF Zoom Nikkor 28〜105mm F3.5〜4.5D(IF)と画角が揃うのでD700のバックアップにちょうど良かった。そしてテレ端の開放F値も5.6よりも2/3絞り明るいF4.5というのも良い。ちなみにPBaseでのユーザー数も18-200mmと並んで圧倒的に多い。
何故唯一のDXフォーマットかといえば、ニコンの初期デジタル一眼レフであるD1やD2、D200などが会社に無かったからで、スチルが必要な時はF3Pやサイバーショットで事足りていたためだ。
そして最初にデジタル一眼レフが必要になって購入したのはニコンではなくキヤノン30Dだった。ニコン製のデジタル一眼レフに食指が動かなかったことが最大の理由。当時ニコンのデジタル一眼レフにはフルサイズが無く、ハーフ版用のレンズも少なかった。30D用のレンズはEF70-200mm F2.8L USMEF-S17-55mm F2.8 IS USMにした。ニコンにもAF-S DX Zoom-Nikkor ED 17-55mm F2.8G(IF)と言うレンズはあるが、スタビライザーが付いてニコンより安いのが魅力。ハーフ版(APS-C、DX等)のデジタル一眼レフとして比較すればキヤノンを選択せざるを得なかったともいえる。
上の写真はD700の仕事でのスナップの汎用レンズとして用意しているAi AF Zoom Nikkor 28〜105mm F3.5〜4.5D(IF)だ。AFのフィルムカメラ時代のレンズだが大変便利だ。D700でのスナップにはAi AF-S Zoom-Nikkor ED 17-35mm F2.8D(IF)やAi AF Zoom-Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D(IF)よりも使い勝手がいい。引きは常用広角としての28mmで寄りは弱望遠の105mm。室内のストロボを使ったスナップや日中シンクロのスナップには最適だ。もちろん廉価版のセットレンズだけに最高性能を求めるのは間違っているが、雑誌の取材で使っても全く問題ない。

ここでニコンの開発思想を「ニッコール千夜一夜物語」から引用させていただく。
今も昔も、廉価版レンズの商品化で問題になるのは、性能と価格のバランスです。日本には "安かろう、悪かろう" という言葉があります。巷の安価な商品の中には、コストを下げるために、あたかも品質も下げてしまったかに見える商品もあります。皆が期待を裏切られた時、こんな言葉を口にしたのです。しかし、ニコンのモノ作りは、この言葉とは全く逆の発想です。昔からニコンには "広く世間の人に使っていただく廉価版商品は、上位機種にも勝るとも劣らない性能を有していなければならない。" という心意気ともいえる考え方があります。なぜなら、低価格商品はコンシューマー層のお客様の殆どが手にする商品になるわけです。それがレンズの場合、その1本の廉価版ニッコールレンズの品質こそが、全てのニッコールの品質を代表していると思われてしまうからです。多くのお客様に満足していただくには、開発者が一生懸命に知恵を絞って、価格と性能を両立させなければなりません。それは最高級品を開発するよりも、ある意味難しい試練なのです。
ニコンの中で最もクォリティーが高いと言われる栃木であろうと海外生産のタイであろうと、この思想が受け継がれている限り受注生産版であろうと、大量生産の廉価版であろうと、ニコンはニコンだと思う。

D3やD700が出るまでに多くのニコンユーザーがキヤノンに乗り換えたのは致し方ない。35mmフィルムと同じ画角で撮れるフルサイズが無く、ハーフ版のオリンパスペンFにニッコールレンズを付けたような状態では、このシーンなら20mm、これなら180mmという風にこれまで体が憶えた焦点距離と画角の感覚がおかしくなってしまう。そういう意味では私にとってD700などは35mmデジタル一眼レフということになる。
今日取り上げたAF-S DX Zoom-Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G(IF)には27-105mmF3.5-4.5と印字したテプラを貼っている。やはりこの方が解り易い。このレンズのおかげでD300の使用頻度が抜群に上がった。そういうわけでおそらく今後新たにDXフォーマットのレンズを購入することは無いだろう。最初で最後、唯一のDXフォーマットレンズである。
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2010年02月16日(火)
Nikkor-P Auto 600mm F5.6メンテンス
(写真は全てクリックすると拡大表示します)
Nikkor-P Auto 600mm F5.6のメンテナンスを実施した。といっても1964-1974に生産されたレンズであることと、ペンタックス67用のフォーカシングユニットゆえにニコンサービスでは受け付けてもらうことも無理。レンズはクリアーでEDIFのものに比べてゴーストも無くて良いのだがとにかくフォーカシングユニットが曲者。カメラの重量が加わるとフォーカス操作が極めて困難になる。ここに載っているサポーターを自作する必要を感じている。
先日テストで撮影した結果から、何とかして現役復帰させたいという思いに駆られた。


自作の人生さんが仰っているように
自分で何でもやること・・欲しいと思ったら買わないで自分で作る。この世の中のものはみんな誰かが作ってる。っていうことは自分でも作れない事が無い。ただ経験が無いだけだ。不器用でも無理だよと言われながらも一生懸命やってる人に僕は応援したい。 身近にこんな人がいたら応援してあげてくださいね。
という言葉に後押しされて、無謀にも禁断の光学機器メンテに挑戦してしまった。

先ず出来ることはグリスの入れ替え。ふと思いついたのが自動車用のエンジンオイル減摩材のモリスピード。二硫化モリブデンを配合したグリスもあるが、硬すぎても柔らかすぎても良くない。最適な粘度を求めれば自分で調合するのが良さそうだ。

内部の構造が解らないので慎重に分解していく。まずは回転三脚座を固定しているビス6本を抜いてみる。説奥に絞り羽根が見える。説明のために絞り込んで撮影したが、作業に当たっては開放にして行う。羽根を痛めないためだ。


取り外した三脚座。この当時のパーツは一つ一つが重厚に作られていて、メカ好きの人間にはたまらない魅力がある。





次はいよいよ絞り環の付いた部分とヘリコイドを分離する。驚いたのはこの部分の取り付けがビス4本で行われていることだ。強度に不安を感じるが、モータードライブが付いたニコンFでも耐えられる強度は確保されているはずだ。オリジナルのビスを無くさないように注意しなければならない。外したビスやパーツは転がらないように容器やトレーに整理する。
 

4本のビスを外すとヘリコイド部分と絞り部分が分離する。解り易いように絞りは締めて撮影しているが、やはり開放で行う。


次に取り外したヘリコイドの分解作業に入る。直進ヘリコイドのための回転防止用ガイドを固定しているそれぞれ2本のビスを外す。この時代のレンズはマウントの固定なども全てマイナスネジが使用されている。溝をなめない様にしっかりと押さえ込んで緩める。
 


 
ガイドを外した次はヘリコイドの外側部分、距離環のついた筒を固定している小さな6本のビスを外す。非常に小さなビスのため適合したドライバーを使わなければビスの形状を傷めてしまうので注意しなければならない。

これでヘリコイドが全て分離できた。ヘリコイドに付着した古いグリスをメカクリーナーで清浄する。私はWAKOSのブレーキ&パーツクリーナーを使用している。

清浄を終えたヘリコイド。
溝の中に砂埃などが残っているとスムーズな回転は得られない。ブラシやエアガンを使って細部まで清浄しなければならない。







モリスピードとメカグリスを調合したオリジナルの二硫化モリブデングリス。真っ黒なグリスだが減摩性能は抜群。ヘリコイドのギアに筆などで極薄く塗布する。厚く塗りすぎるとトルクが大きくなりすぎる。また塗布できていない場所があると金属同士が擦れて磨耗してしまう。均一に塗り延ばすことが肝心。そして刷毛の脱落毛にも注意しなければならない。塗り終わった後は塗布面を細かく調べて脱落毛があればピンセットなどで取り除く。

以上の作業を終えて組み立てればメンテナンス完了。これからはD700でのポートレートが非常に楽しみになる。
下の写真はこのレンズで撮影した熊川宿。気に入っている一枚。
Nikkor-P Auto 600mm F5.6 NIKON D700
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2010年02月13日(土)
Nikkor UD Auto 20mm F3.5 AI(改)
Nikkor UD Auto 20mm F3.5 AI(改)同じくNikkor-Q Auto 135mm F2.8 AI(改)と言うレンズ。AI改造されていることで今のD700で使用できる。Jr.が気に入って使っている。
先日から京都の現場が続いていて、今日は17日オンエアの特番のロケだった。午前中で現場が終了したので帰りに堀川市場へ立ち寄った。
堀川市場の倉日用商店。帆布のバッグや麻の作務衣など欲しいものがいっぱい有った。

京都ではフォトジェニックな外人を良く見かける。Jr.が「May I take your photograph?」と聞いてOKの人もいればNOの人も。
この人と一緒にいたショーンコネリーのような老人はNGだった。
写真はBLOGari最大の1MBまで圧縮したJPEG原寸でアップしてみた。原寸をクリックするとオリジナルサイズで表示するが、収差も良くわかる。しかしJr.曰く「この古いニッコルレンズはそういった収差を差し引いても創作意欲を掻き立てられるレンズ」だそうだ。
2010年2月13日 | 記事へ | コメント(0) |
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2010年02月11日(木)
京都逍遥
ここ暫く京都での撮影が続いています。仕事の合間にJr.が撮ったスナップ。ホームページが無いのでここにアップしました。拙い作品ですがご覧下さい。





















NIKON D700 Ai Nikkor 28mm F2S
2010年2月11日 | 記事へ | コメント(2) |
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2010年02月10日(水)
HVR-Z1 SD PAL
HVR-Z1 SD PAL】での検索。Z1Jに限らず、最近のSONY製品はPALへの対応が素晴らしい。これまで国内向けのカムコーダーはNTSC専用が当たり前だったがZ1J以降はオプションや標準仕様でPALへ切り替えられるものが多い。HDCAMも当たり前にPALに対応しているし、HDVの、Z7JなどもオプションでPAL対応になる。
現在PAL素材からのDVD制作を進めているが、これは提供素材がPALで仕上げはだ。NTSCではテレビシステムの関係でPAL→NTSC変換が必要になるが、WEB用途のムービーはPALのままで行う。変換時の画質低下を防ぐためだ。やはりPAL⇔NTSCでは走査線数やフレームレートの違いから変換時のロスは否めない。
しかしPAL制作を行う場合、撮影から仕上げまで全てPALで通すことでオリジナルの画質を損なわずに済む。そういう点で今日のSONY製品は非常にありがたい。ただし、PAL圏のヨーロッパでのテレビモニターの色温度がD65であるのに対し、日米標準のNTSC圏ではD93が標準で、経験的にPAL用ではRのゲインを抑えたほうがいいようだ。最近PAL制作の案件が増えてきたので、経験値ではなく、正確な情報を得たいところである。
アドビのサイトに色温度と色空間について少し記述があった。
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