撮影技術 フィールドレポート   LIST view  RSS
撮影技術会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
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■2008年11月30日(日)  CATVショー終了しました

28日から始まったケーブルテレビショーin KANSAI 2008が無事終了しました。28日のビジネスデー、29〜30日のパブリックデーも好天に恵まれて大勢の来場者でにぎわいました。


今年は「ざっくぅ」のメロンパンや今川焼きの交換券がWEBで配布され、パブリックデーはこれまでにない賑わいでした。私たちもしっかりメロンパンを戴きました。

こちらは東北新社さんのブース。ルーレットでチャンネルのクイズを出す「チャンネルクイズ」今回はメインステージとこのブースの映像を引き受けています。

問題が出ると即座に(何が来るか判りません)問題をSEとともに42インチプラズマに出し、次に正解を出します。そしてインターバルは8つの放送局のプロモーションビデオの送出です。

送出にはパソコンの他、メモリーに記録しておいたムービーのポン出しです。ハードウエアはEDIROLのビデオサンプラーP-10を使用しました。外部入力とのスイッチング機能も備えた優れものです。このブースは木原が担当し、窮屈なブースで3日間頑張ってくれました。

笹邊が担当したメインステージではケーブルテレビの生中継や様々なイベントが行われ、それを100インチのスクリーンにライブ送出します。プロジェクターは100インチには明るすぎると言える7000ANSIのDLPで行いました。その明るさは照明が効いた舞台であっても十分すぎるものでした。PPTとライブ映像との切り替えはHDTV対応のスクリーンプロ兇鮖藩僂靴討い泙后

大勢の観客が入ったメインステージの様子。スクリーンへは4:3にサイドクロップしたハイビジョン信号を送っています。

スクリーンプロと周辺機器。けっこうシンプルなシステムで送出しています。とはいえ、クリーンプロのレンタル代は一日12万で、7000ANSIのDLPは1日25万。しかしそれだけの価値は十分にあります。

これはJ:COM×アニマックス全日本アニソングランプリ スペシャルライブで唄う第1回グランプリ受賞者の喜多修平さん。肉眼で見るステージと比べても十分な明るさです。

今回の送出は明るさだけではありません。PCから出力するPPTの画面とライブ中継するテレビカメラの解像度の差を無くすためにハイビジョンのHDW-700Aのコンポーネント信号から左右をカットしてアスペクト4:3のハイビジョン中継を行っています。16:9が一般的になっていますが、PPTは今も4:3が主流です。HDCAMの画質を損なわないように、ダウンコンバートしないで高解像のまま送出したいと考えていた笹邊の夢が今回一つ叶いました。スクリーンの映像は展示会場にあったパンフレットをHDCAMで写したものです。
(上の写真はGIFアニメのために諧調が256になっています)

スクリーンの写真から赤く囲った部分だけを見ても判るように、文字は十分なシャープさと明るさを持っています。

中継カメラのレンズは20倍を使用し、最終の安田美沙子さんのトークショーではエクステンダーを効かせてスクリーンに安田美沙子さんのアップを送出しました。

プロジェクターが高性能になりハイビジョン化が進んだ現在もパワーポイントの主流はアスペクト比4:3が標準になっています。解像度は1280×960ないしは1024×768ピクセルです。そこに対して従来のSD映像は640×480ピクセルしかなく、プロジェクターで約2倍(面積4倍)に拡大して投影することになります。パワーポイントの画像に対してビデオの画質が甘いのは仕方の無いことでした。
今回は1920×1080ピクセルのハイビジョン(16:9)から1440×1080ピクセル(4:3)に切り出して(サイドクロップ)、さらにパワーポイントの解像度にあわせて縮小して送出しています。またHDCAMの方でもファインダーに4:3マスクでクロップ部分が暗くなるようにマスクをかけてフレーミングしやすくしています。
4:3のスクリーンにSDビデオを送出すると「パワーポイントははっきり見えるのにライブ映像はあまい」というのがこれまでの常識でした。もちろんスクリーンも含めた全てをHD化して16:9のワイドスクリーンに映し出すことが思想ですが、現状は4:3スクリーンへの送出が中心です。そこで千里ビデオサービスでは4:3のスクリーンであってもパワーポイントの解像度と同じ鮮明なライブ映像を送出できるHDクロップによる高解像ライブ映像に対応しました。特に客席とスクリーンが近いセミナーや、大型スクリーンに送出する場合、その差は歴然です。
今回の送出はハイビジョンテレビの基準である「垂直画素数650以上」は満たしているものの、アスペクト比16:9というハイビジョンの規格は満たしていないためにハイビジョン送出と言えば問題がありますが、高精細な映像は従来のSDとは次元の違うものであることは確かです。
そこでこの方式での映像送出についてのオーダーは4:3HD(よんたいさんえいちでー)という呼称でいかがでしょうか。千里ビデオサービスでは2011年までの過渡期においてパワーポイントと親和性の高い4:3HDでの送出の推進に取り組んで行きたいと考えます。

さて、今回のCATVショーで笹邊が楽しみにしていたのはハードウエアメーカーの展示ブースです。こちらはHPX-175とHVR−Z5Jです。InterBEEへ行けなくて悔しい思いをしましたが、今回のケーブルテレビショーでリベンジ成功です。HVR−Z5Jは間もなく千里ビデオサービスにも配備されます。

これはEDIROLのフィールドレコーダーF-1です。キヤノンのH1に搭載されるとH1のバランスはとてもよくなります。
この4日間のイベントも無事終了し、いよいよ来年のCATVショーは完全にHD化されるのかな、と期待しています。

■2008年11月23日(日)  シンフォレスト初のブルーレイが登場!
[Blu-ray]ウィンターイルミネーション 【BD版】光の風物詩

シンフォレストさんから既に発売されているDVD版が改めてHD版として発売されたものです。千里ビデオサービスでは「OSAKA光のルネサンス」を担当しました。

■2008年11月22日(土)  秋空の和歌山へ
和歌山まで打ち合わせに行ってきました。久々の和歌山で往路の阪和道は秋の行楽気分です。
岸和田パーキングのオブジェはやっぱり岸和田城。赤くなった木の葉とのコントラストが綺麗です。
見上げた空の奇雲。不思議な形をしています。
和歌山に着いて驚いたのは駐車場。「あっ!と驚く新サービス!」確かに最大500円は安いです。

帰路の阪神高速「朝潮橋」で見かけた一見中継車風の車。QRコードがあったので早速アクセス。
 Papat(パパッと)とは、「Publishing, anyplace anytime」の頭文字を取ったもの。「いつでもどこでも印刷、出版する」という意味を込めています。
 従来の紙媒体制作では、取材・写真撮影を現場で行い、オフィスや印刷所へ素材を伝送したり持ち帰ったりした後に編集と印刷を行うという、分業体制が一般的でした。Papatではこの概念をくつがえし、「取材から印刷、発行、配布まで、すべてを現場で行う」体制を構築しました。
 速報紙を編集、印刷する機能を持つ移動式出版車には、世界最速のプリント速度を有するインクジェット式カラープリンターを搭載しています。
 プリント速度は、A4判で1分間に120枚。B4判でも1分間70枚を誇り、大規模なイベントにも対応できるハードウェアを備えています。
 印刷のハード面のみならず、原稿作成・写真撮影とDTPレイアウトのスピーディさもPapatの特長です。無線LANなどのITを駆使して、素材データを素早く集積。速報性の確保に努めています。
 時間と場所の制約を受けず、いつでもどこでも速報紙を制作し、発行する。
それがPapatのコンセプトです。

素晴らしいサービスですね。イベントで必要になることがありそうです。その時のためにQRコードを転記しておきましょう。

■2008年11月21日(金)  千里ビデオサービスの新サーバー間もなく!
現在千里ビデオサービスではWEB用のwwwサーバーhttp://svs.ne.jp/と動画ファイル用サーバーwww2.svs.ne.jpを使用していますが、WEB用サーバーが容量不足及び老朽化のため新調する事にしました。

新しいWEBサーバーは動画ファイル用のwww2の倍ほどの容量かつインターネット本線へ高速で繋がります。

専用サーバーのためサブドメインも自由に設定できる上、複数のドメイン管理も可能になります。移転は12月上旬を予定していますが、DNSを移行するまでに様々な運用テストを行います。そのため実際の運用は12月半ばとなります。とはいえ、WEBからの見かけは特に変わりありません。変わるところは画像やMySQLを使ったコンテンツの表示速度です。

■2008年11月19日(水)  道修町の取引先と打ち合わせ
今日は道修町の取引先と打ち合わせ。通りでは神農祭の準備が始まり、ちょうちんなどが綺麗に飾られていました。

神農祭は毎年11月22〜23日の2日間にわたり盛大に行われます。大阪の祭りは戎さんで始まり神農さんで終わるということから「とめの祭り」ともいわれ、薬業界の守護神として、人々の病除けの神として親しまれています。
お昼は取引先のお薦めけん徳でいただきました。笹邊は朝引き河内鴨の神農蕎麦です。


■2008年11月17日(月)  HDCAMコピー
先日撮影したHDCAM素材のコピー&キャプチャー作業です。HDCAMが8ロールとHDVが10ロールです。丸二日のコピー作業となります。

■2008年11月15日(土)  SRP-V200R到着
販売終了で入手困難になっていた4OUTミキサーSRP-V200Rがシステムファイブから届きました。

欲しかった理由は4チャンネル出力です。DVCAMやHDCAMの音声トラックを全てこのミキサーで管理できることと同時に4チャンネルフィールドレコーダーへのバックアップです。

入力は48Vファントム付きの1〜4と5/6、7/8、9/10、11/12、13/14、15/16のステレオ6系統。これだけあればV録りで困ることはまずありません。


1〜4のファントムはそれぞれ独立してON/OFFが出来ます。

これはモニター出力切り替えのマトリクススイッチャー。そしてトークバックも付いています。


入力はそれぞれ自由に各出力チャンネルへ割り当てが出来、様々な録音スタイルに対応できるようになっています。


背面の出力端子。キャノンの他DSR−45などの小型DVCAMと相性がいいRCA端子も装備しています。

1〜4の入力はA/Bの2回路あり、シーンによって使用するセットを切り替えることが出来ます。もしかするととても便利な機能かもしれません。

早速SKBのPop-Up Rackmount ATA Mixer Caceに収納しました。とても精悍なスタイルに満足しています。このSRP-V200Rは今後千里ビデオサービスの戦力として活躍してくれることでしょう。

■2008年11月14日(金)  造幣局で撮影

秋晴れの造幣局。今日は記念貨幣の抽選会です。

抽選がいかに公正に執り行われているかを伝えるための動画配信です。

2台のカムコーダーを用意しました。1台は池上のHC−D45でもう一方はHVR−Z1J。

Z1JからはD45が撮っている画を見ることが出来るように小型モニターを三脚に取り付けています。
外光が強く差し込むので窓際が逆光にならないように1.2kのHMIを用意しました。

壁コンセントでは容量に不安があるため、大容量のコンセントから電源を取っています。ちょっと見かけないコンセントで、事前にサイズを測り写真を撮って同規格のプラグを用意しました。千里ビデオサービスが様々な現場を重ねて増えていった変換ケーブルはT型、ツイスト2T、C型、ミニC型、ラージC型等です。変換ケーブルは言わば現場の勲章というものでしょうか。

会場の音響システムからラインアウトが取れないため、ラックに内蔵されたMDのヘッドフォン出力から一旦ENGミキサーにに入れて各カムコーダーへライン音声を送ります。

準備を終えて職員食堂で昼食です。普段入ることの無い造幣局の食堂にワクワク。値段はとても安くてついつい多くなってしまいました。上の左が笹邊のカレーとラーメン。右は邑久の掻き揚げうどんとサラダ。


味噌カツ大好きのMさんはやはり味噌カツとラーメン。ラーメンは笹邊が好きな太い麺でした。

これは造幣局の売店で売っていた「造幣局せんべい」です。休憩時に食べました。もちろんお土産にも買って帰り皆でいただきました。本体は瓦でお茶やコーヒーに浸す食べ方は最高です。

■2008年11月11日(火)  AW-SW350二台目
本日スイッチャーが到着しました。といっても現在使っているPanasonicのAW-SW350がもう一台入っただけです。
稼動出来るスイッチャーがAW-SW350だけになってしまったために今回もう一台AW-SW350を購入した次第です。


これで2現場のEFPは今までどおり自社機材で運用出来ます。
エコの時代ということもあり、以前使っていたSEG-2000Aの専用ケースがとても良く出来ていたので、何とかそのケースにAW-SW350を組み込めないかと考えています。といってもSEG-2000Aの半分の幅のAW-SW350では半分が空になってしまってどうしようもありません。そこで考えたのが昨日の書き込みにあるExternal Tally Driverの組み込みです。二台目のタリードライバーはAW-SW350専用として現在組み込みスタイルを検討中です。完成すればまたこのField Reportで公開させていただきます。

■2008年11月10日(月)  千里ビデオサービスオリジナル
千里ビデオサービスオリジナルの道具が一つ増えました。

スイッチャーとCCUの間に入れてタリー信号を取り出す装置で、同軸ケーブルで引いた外部タリーランプを点灯させます。名付けてExternal Tally Driverです。タリー出力は4回路各2灯が点灯可能で、基本はスイッチャーのモニターとVE(ビデオエンジニア)のモニターに取り付けて使用しますが、LEDを使用しているので消費電流が少なく数百メートルの延長が可能です。
前面パネルにスイッチャーからのタリー信号とインカム信号が入力され、それぞれの入力がオンタリーになるとインジケーターが点灯します。
背面パネルにはCCUに繋ぐコネクターとタリーランプに繋ぐBNCコネクターが付いています。タリーランプへのケーブルは同軸の必要は無いのですが、音声用キャノンケーブルよりも映像用の同軸ケーブルの方が長尺を引く場合に流用できるケーブルが沢山あるためです。またHVR-Z1Jのようにプログラムタリーの点かないカムコーダーでスイッチング撮影する場合によく使う3芯や5芯の同軸マルチケーブルでも1本をタリー回路に使用できます。本体のケースはタカチの汎用アルミケースにボール盤で穿孔加工しました。



タリーランプは至って簡単なもので、マッチ箱ほどのケースにLEDと同軸用BNCコネクターがついているだけです。LEDは6V30mAのものを5.8Vで駆動しています。スイッチャーのタリー信号は松下やソニーのオープンコレクタ回路に対応し、インカムは4線式の場合ディップスイッチの設定で切り替えます。接続ケーブルはソニー、松下、汎用を用意しました。


あまり見せたくはありませんが、次の写真が内部の様子です。適当な電源基板が無かったので内部に薄型ACコンセントを付けて汎用のACアダプターを取り付けました。
今回作った外部タリードライバーがあることで、サブに居るディレクターさんや制作会社さんに現在どのカメラが選択されているかがが一目瞭然になります。放送用システムでは当然の機能ですが、業務用ではこういう機能に対応していないのが実情です。
「無いものは作る」笹邊のDIY精神が久々に発揮された週末でした。

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