■2009年09月23日(水)
HVR-Z5J用深型LCD遮光フード
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以前からZ5Jでの野外撮影で欲しかった深型(ロングタイプ)の液晶モニター用遮光フードが出来上がったので紹介します。豆カムHD用にフード部を取り去った純正品の枠部分を使用しています。
材質は硬質樹脂で出来ていて、Z5Jとの取り付け部は純正パーツを使用しているのでワンタッチ装着が可能です。アクセサリーの純正品では折りたたみ式のフードが浅いため、直射日光の強い野外撮影では液晶モニターが見えにくく、いつもファインダーを覗いて撮影していました。この深型フードを装着することで液晶モニターが見やすくなり、それは撮影にとって大きな利点になります。 強度を保つためにフードの4箇所のコーナーにはL型に加熱変形させた補強板を入れて接着した後、合計16本のビスで固定しています。
LCDへの取り付けは純正品の枠を用いています。枠への取り付けは上下各2本のタッピンネジ4本を用いて付属の板状の部品とで締め付けて固定しす。またフードが長くなるとモーメントによってフードの自重でLCDが回転してしまいます。今回の製作に使用した樹脂はホームセンターに売っている「アクリルサンデー」の1mm厚の硬質塩ビ板です。加工がしやすく軽量です。また熱加工も簡単に行えます。塗装は樹脂の表面が非常に滑らかになっているので、自動車の塗装と同様、事前に極細のサンドペーパーで樹脂の光沢を落として塗料の付着力を強くします。
純正品に比べると倍以上の深さがあり、隙間からの光線洩れも皆無です。ただし折りたたみ式ではないため、取り付けたままでケースに収めることは出来ません。液晶撮影中の移動の際は、フードを付けたままモニターを裏返しておくと何かにぶつけたり、引っ掛けたりする心配がなくなります。 シルバーウィークの千里工房はこれで一段落。休み明けからはまた忙しくなります。次の撮影ではこの深型フードが活躍してくれることでしょう。 | | |