撮影技術 フィールドレポート   LIST view  RSS
撮影技術会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
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■2009年09月28日(月)  YouTube JONS TV を設定いたしました
YouTubeにSVSピクチャーズの動画チャンネルJONS TVを設定いたしました。画像をクリックしていただくとチャンネルのページが開きます。


URLはhttp://www.youtube.com/user/senrivideoとなります。今後オリジナルのコンテンツを増やしてまいります。SVSピクチャーズは千里ビデオサービスの企画制作部です。

■2009年09月26日(土)  ネイチャーフォト・ネイチャービデオ
千里ビデオサービスでは企業向けビデオやイベント及びホールの記録、中継を行っていますが、笹邊のライフワークとして「人と環境の関わり」があります。ビジネスとして成立させにくい分野だとは思いますが、千里ビデオサービスのCSR、そして直接的ではないものの、映像制作会社の行えるECOの形だと考えています。今夏制作した「ハリヨの里〜醒ヶ井〜」をYouTubeにアップしましたのでご覧下さい。


絶滅危惧1A類に指定されたハリヨ。湧水豊かな醒ヶ井ではハリヨ が大切に守られ、今も元気な姿を見ることが出来ます。
滋賀県米原町醒ヶ井の地蔵川に生息するハリヨの姿や梅花藻をハイ ビジョン映像で紹介しています。

■2009年09月23日(水)  HVR-Z5J用深型LCD遮光フード
以前からZ5Jでの野外撮影で欲しかった深型(ロングタイプ)の液晶モニター用遮光フードが出来上がったので紹介します。豆カムHD用にフード部を取り去った純正品の枠部分を使用しています。

材質は硬質樹脂で出来ていて、Z5Jとの取り付け部は純正パーツを使用しているのでワンタッチ装着が可能です。アクセサリーの純正品では折りたたみ式のフードが浅いため、直射日光の強い野外撮影では液晶モニターが見えにくく、いつもファインダーを覗いて撮影していました。この深型フードを装着することで液晶モニターが見やすくなり、それは撮影にとって大きな利点になります。
強度を保つためにフードの4箇所のコーナーにはL型に加熱変形させた補強板を入れて接着した後、合計16本のビスで固定しています。


LCDへの取り付けは純正品の枠を用いています。枠への取り付けは上下各2本のタッピンネジ4本を用いて付属の板状の部品とで締め付けて固定しす。またフードが長くなるとモーメントによってフードの自重でLCDが回転してしまいます。今回の製作に使用した樹脂はホームセンターに売っている「アクリルサンデー」の1mm厚の硬質塩ビ板です。加工がしやすく軽量です。また熱加工も簡単に行えます。塗装は樹脂の表面が非常に滑らかになっているので、自動車の塗装と同様、事前に極細のサンドペーパーで樹脂の光沢を落として塗料の付着力を強くします。

純正品に比べると倍以上の深さがあり、隙間からの光線洩れも皆無です。ただし折りたたみ式ではないため、取り付けたままでケースに収めることは出来ません。液晶撮影中の移動の際は、フードを付けたままモニターを裏返しておくと何かにぶつけたり、引っ掛けたりする心配がなくなります。
シルバーウィークの千里工房はこれで一段落。休み明けからはまた忙しくなります。次の撮影ではこの深型フードが活躍してくれることでしょう。

■2009年09月22日(火)  琵琶湖北部で
産卵する鮎を撮影に行ったときの写真です。自然が織り成すさりげない瞬間が好きです。






2009.09.22.琵琶湖北部にて by Jr.Sasabe

■2009年09月22日(火)  BoomCam其の三
シルバーウィークを利用してライフワーク「琵琶湖水系に棲む生きもの」の撮影に行って来ました。


琵琶湖にススキの花が咲く頃になると産卵する鮎の遡上が一斉に始まります。


河口近くにある堰の溜まりは鮎でごった返しています。


普段は川底の砂利が見えるんですが、この時期になると鮎で真っ黒になります。

今回知内川に沈めたカメラはBoomCamに搭載した豆カムHD。ATHENAのドームポートに0.6倍ワイドコンバーターを装着したHXR-MC1です。そして写真の笹邊が持っているポールが新作のBoomCam3です。ポールのみのシンプルな構造で移動にストレスがありません。

YouTubeに動画をアップいたしましたのでご覧下さい。HDボタンをクリックしていただくと高画質でご覧いただけます。撮影にはHVR-Z1J、HVR-Z5J、HXR-MC1、BoomCam2/BoomCam3等を使用しています。

ポールの先端部には二種類のアタッチメントを用意しました。左は川底までカメラを沈めることが出来るようにした吊り下げ式アタッチメント。ハウジングの10mm凹ネジを使って固定します。右は陸上仕様のアタッチメント。3/8吋の太ネジに変換してボールヘッドを取り付けています。

ボールヘッドを外した陸上用アタッチメント。右は笹邊が工房で加工したものです。工房の加工機も徐々に充実してきました。
豆カムの記録部の取り付け。こちらもボールヘッドを付けて液晶を見やすい方向へ向けられるようにしています。そして水平を維持しやすいようにポールには水準器も取り付けています。
豆カムの液晶には遮光用にプロトタイプのサンシェードを取り付けています。豆カムHDの最大の欠点は「野外で液晶が見辛い」ことです。このフードはHVR-Z5J用の深型フードを作るために純正品から取り外したものですが非常に便利です。豆カムHD用の液晶フードはまだ発売されていませんが、純正品として優れたものが登場することを期待します。フードは折りたたんでしまうと液晶の保護にもなります。

今回のBoomCam3は鮎の産卵に的を絞って製作したこともあり、ネーミング大好きの笹邊が付けた名前は「Sun Run Pole」です。もうお解かりですね。水中だけではなく陸上にも対応したため、手軽に高所の撮影も可能です。

産卵ポールの先端に付けた豆カムHD。今日も一日充実した撮影を行うことが出来ました。

2007年の知内川の様子はWMVの動画とともにコチラにアップしています。

■2009年09月14日(月)  HDCAM空撮でした
オンエア前なので詳しいことは書けませんが、あるビーチ競技の世界大会で空撮を担当させていただきました。収録はHDCAMです。写真はいつもより大きめで掲載させていただきます。放送は10月4日21:00〜21:55 BS朝日です。

早朝に大阪を出発した空撮班。笹邊は前日に現地入りしていて、このヘリにはパイロット、カメラ、VE、制作が乗っていきます。

天候が良かったので南紀へ真直ぐのコースを行きます。前席はベテランのM機長と、制作の邑久。彼女は空撮大好き人間で、ヘリだけではなくセスナのスパイラルなども全く平気。

途中の山地は気流の安定した雲の上を通過します。

前日の雨と強風が嘘のような南紀白浜空港。向かって右は旧の滑走路。現在使われている滑走路は東京からジェットが日に三往復通っています。今回は給油や待機で空港を3回利用します。

空港で給油とカメラのレンズ清掃。先端に付いているのが空撮用ハイビジョンカメラです。

この丸い筐体に池上のHDカメラが三軸ジャイロとともに収まっています。

白ら浜の俯瞰。その名の通り真っ白な砂が印象的です。今回のフライトは大阪⇔白浜の往復時間約1時間を合わせて3時間の長丁場でした。機長をはじめスタッフの皆さんお疲れ様でした。

南紀へは高速道路のお陰で大阪から約2時間の道程。都市近郊のリゾートとしてとても便利になりました。

技術担当のテレユースさん。最新のHSC-300が入っていました。65倍箱レンズの他に標準が2台。その他トランスミッターを付けたHDW-750が4台です。

これは南紀白浜空港で買ったお土産。やっぱり和歌山ラーメンですね。

■2009年09月10日(木)  新しい会社案内
grp0910145819.jpg 400×300 30K
会社案内を更新するために、いつもお世話になっている撮影スタジオをお借りしてスチルの撮影です。撮影は弊社の水中撮影部門の機材紹介用とスチル撮影機材です。

HVR-Z1Jを入れた水中ハウジングとマイク類です。物が大きいのでスタジオで撮影する必要があります。

こちらは写真撮影機材。NIKONとCANONが一緒に写ったまとめ撮りはまずお目にかかることは無いと思います。画像をクリックしていただくと大きくなります。
撮影はサイバーショットR1です。

スタジオから帰る途中に車から見たお月様があまりに大きく見えたので1枚撮ってみました。もうすぐ十五夜ですね。

撮影は300mmF2.8EDにテレコンのTC-301を付けて600mmF5.6相当。カメラにDXフォーマットのNikon D300を使ったのでフルサイズ換算で900mmF5.6になります。天体望遠鏡の様には写りませんが、EDレンズなりのシャープな写真が撮れました。

大きなサイズをアップしていますので、気に入られた方はデスクトップに貼ってみてください。写真をクリックしていただいてもリンクします。
http://svs.ne.jp/hibi/IMAGE/20090908/04L.jpg

■2009年09月07日(月)  第68回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2009
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今東京ビッグサイトで開催されている「第68回東京インターナショナル・ギフト・ショー秋2009」で先日制作したプロモーション映像が2本流れています。特許出願中の新製品のため、現時点では動画をお見せ出来ないのが残念ですが、素晴らしい製品です。

写真はオープン撮影の様子。今回は非常にタイトなスケジュールでしたが、2本とも無事期日に納品。撮影とナレーション録りを同時進行して間に合わせました。

実はこのプロモーションと時を同じくして「夢の扉」の取材と抽選会の動画配信がありました。下はその撮影現場の様子です。

こちらの方も無事納品を終え本日から動画配信が行われています。

週末は3時間のヘリ空撮です。オンエアはBS朝日のハイビジョン。日程はいずれお知らせいたします。

■2009年09月01日(火)  水中録音用ステレオクレードルアーム
grp0901153211.jpg 400×300 41K
 先日の醒ヶ井から使い始めた水中録音用のステレオアームの紹介です。
流れの速い川でもしっかりと自立できるように、鉄工所で切ってもらった鉄板が台座になっていて、ポールは高砂の真鍮製を採用しました。アームの両端にピエゾマイクを取り付けますが、振動が伝わらないようにブチルゴムを二重にしたクレードルサスペンションが付いています。
 アームは上下にBTS規格のネジを付けていますので、自立スタンドとしてだけではなく、ブームポールの先に付けて岸壁から水中に突っ込むことも可能です。水中ハウジングのビルトインマイクとは次元の違うリアルでハイクオリティーな録音が可能です。

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