撮影技術 フィールドレポート   LIST view  RSS
撮影技術会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
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■2012年02月26日(日)  身近になった4K JVC 4K対応の業務用カムコーダ「GY-HMQ10U」
JVCのK対応の業務用カムコーダ「GY-HMQ10U」が徐々に近づいてきました。
http://pro.jvc.com/prof/attributes/features.jsp?model_id=MDL102132

まだ実機には触れていませんが、記録フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264で、ビットレートは最高144MbpsのVBR。4枚のSDHCまたはSDXCカードに1/4ずつ分割して記録するというものです。
判っている仕様は
・1/2.3" back-illuminated CMOS sensor (8.3 million active pixels)
・Ultra high resolution F2.8 10x zoom lens (F2.8 - 4.5) (6.7 - 67mm)
・35mm conversion is 42.5 - 425
・Built-in optical image stabilizer
・4K recording features 3840 x 2160 resolution
・4K recording features MPEG-4 AVC/H.264(.MP4) format with four streams of separate 60, 50 or 24fps progressive recording at 144Mbps
・4K recording for up to 2.0 hours using four SDHC cards
・JVC file utility included for combining separate streams into a single editable file
・Three assignable user buttons
・Full HD 1920 x 1080 trimming function
・JVC's patented "FOCUS ASSIST" function
・Interval (time lapse) recording in both 4K and HD modes
・Also functions as fully featured 1080p Full HD camcorder with AVCHD progressive 60i/60p or 50p/50i recording
・Dual audio channels with 4K AAC and HD AC3 modes
・Manual audio level controls with audio meter
・XLR inputs with 48V phantom power
・Large 3.5" (8.9cm) 920K LCD display with convenient touch panel
・Useful 0.24" (0.69cm) LCoS 260K viewfinder
・Records to SDHC/SDXC memory cards
・Four cards used in 4K mode and a single card used in HD mode
・Wired remote control capability
ということです。
有効画素数は830万画素でHDの約4倍ですから4Kの等倍ということでしょうか。高画素=高画質ではなく、感度やモアレ、偽色を考えると妥当な画素数だと思います。
また、プロトタイプとして35mm写真カメラ用のレンズが使えるレンズ交換タイプも発表されていたそうです。
http://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/504/109/html/DSC00615.jpg.html
http://av.watch.impress.co.jp/img/avw/docs/504/109/html/DSC00619.jpg.html
マウントはNIKON Fマウントになっているようですね。

B&HによるとPrice: $4,995.00と円換算で40万円を割った現実的な価格です。


入り口が4Kになって出口はどうかというと、JVCでは様々な4Kプロジェクターがすでに揃っています。
http://www3.jvckenwood.com/projector/index.html

今年度も色々出そうでワクワクしますね。

■2012年02月19日(日)  今日はMBSラジオ 1179kHzの放送日です
今日は前日録音したMBSラジオ
京都いちばん!京へ運ぶ道 宇治〜保津川〜西の鯖街道を探る
京へ運ぶ道 ジェフバーグランド・泉他

放送日です。(1179kHz 20:00〜21:00)

ラジオが無い方もパソコンがあればお聴きいただけます。クリックしてみてください。
http://radiko.jp/

またCATVでJ:COMをご覧お方は一部の地域でMBSラジオをお聴きいただける実証実験が行われてています。
実証実験は、MBSのラジオ放送をJ:COMのケーブルネットワークを通じて再送信し、テレビでラジオ放送を提供するサービスの技術的検証を行うものです。データ放送の音声送信機能を使ったラジオ音声の再送信は、大都市圏では初の取り組みとなります。実験エリアはJ:COM 大阪セントラル(大阪市内の9区:北区、中央区、都島区、城東区、東成区、鶴見区、旭区、東淀川区、淀川区)で、専用端末が設置されているデジタルサービスの加入者約12万世帯を対象に実施します。
地域内でJ:COMご加入の方は試してみてください。

ジェフバーグランドさんと泉ゆうこさんのお話、とっても面白いですよ。

■2012年02月18日(土)  VGRIGを持って伊勢志摩へ “撮影編”
志摩スペイン村での撮影日本番です。内容は60秒オンエアのインフォマーシャルです。
屋内の撮影からスタートします。VGRIGに乗せるとVISION 3では力不足で完全バランスがとれず、今回はVISION 11を使用しました。NEX-VG10と同様にVIDEO 18PLUSあたりもバランスが良さそうです。
カメラ設定などタッチパネルを使用するときはUNモニタリングProワイドは跳ね上げて使用します。跳ね上げ機構はこういったカムコーダールーペでは絶対必要な機能だと思います。

4x4フィルターを差し込んだセンチュリーのフードは72mmΦを62mmに変換して使用しています。Nikkor 105mmF1.8や20mmF2.8と同じ口径です。ステップアップリングによって49mmΦ〜77mmΦへ変換します。72mmΦはHVR-Z5JなどのデジやNikkor 85mm F1.4や135mm F2.0など、52mmΦは35mmF1.4、50mmF1.2など一般的なニコン一眼レフ用レンズに使用します。
このフードは重量が小さいのでズームによって鏡筒が伸縮する18-200などでも問題なく使用できます。

屋外でAC電源が取れない場所では監督用モニターにCLM-V55を使用しました。5.5インチですが、16:9表示のPVM-6041Qよりは画像のサイズは大きいのですが、やはり20インチクラスの液晶が欲しいところです。というわけで現在HDSDIレグザのバッテリー駆動化を考えています。

VGRIGを撮影者側から見るとこんな感じです。VG20の液晶モニターの回転部分に加工を施してUN モニタリングPROを使用しても垂れないようにフリクションを大きくしています。

昨日のレポートで紹介したUN モニタリングPROワイド用に調整したニコンF3高倍率ファインダーDW-4の接眼部目当てゴム(何故かニコンではこういう名称になっています)つまりアイカップですが、TTL測光の誤差防止用の蓋が接眼部から目を離したときに入る太陽の光を遮っています。液晶ルーペを装着した状態でカメラから離れるときにはルーペを下に向けるか、あるいはこのように接眼部にキャップをしなければ液晶や周辺のベゼルを焼いてしまいます。

モニターを見る監督。いつもと違うカメラですが、モニターからこっち(カメラ、レンズ)は技術会社の責任でチョイスします。今回はシーンによってNEX-5NやHDR-CX560Vも使用しました。NEX-5Nは超俯瞰の撮影で使用し、560Vは防振機構を活かしての撮影ですが、なんとこのVGRIGに乗せての使用です。VGRIGはNEX−VG20だけではなく、小型のハンでシーカムにも対応しています。(出来るように設計したわけですが)

これはホームページではじめて登場するAYUドリーの小型版として作った小型レールドリー“AYUmini”です。トロッコ部分にはブレーキが付いていてトロッコを載せたままでの車載移動でも安心です。レールの保持にはマシューズのライトスタンド2本を私用し、ヘッドが付いていた三脚はゆれ防止に使用します。先日アメリカ製のギアモーターとコントローラを購入し、電動化に対応できように計画しています。

“AYUmini”の使用はで撮影効率を感上げ、屋内、屋外が続くように香盤を組んでいます。この写真はローアングルからの移動ショットの撮影準備中の様子です。
一通りの撮影を終えて技術は一路大阪へ向かいます。
心配していた雪はロケには全く影響しませんでしたが、新名神は“ユキ走行注意”と速度規制が出ていました。土山パーキングはご覧の通りで約12cmの積雪です。パーキングの地面はツルツルに凍っていました。

土山パーキングに停めてあった車の屋根はご覧お通りです。ただ、この車が何時からここに置いてあったのか、チョット気になってしまいました。雪がひどくなって夏タイヤの車を置いてバスにでも乗られたのでしょうか。

今年はもう雪は降らないだろうと思っていましたが、ラジオでは四国でも降雪があり、淡路島は通行止めとか。無事に収録できてほんとうによかったと思います。

これは“コーヒールンバ”の曲でおなじみの生中継カメラ搭載自販機のアドマイヤー。蓋にチョコレートが付いたのかと思ったら、なんとこれは飲み口の蓋。車のダッシュボードに置いても揺れで噴出したりしません。簡単なアイデアですがいいと思います。自販機から車への移動も蓋が出来れば安心です。

これは期限切れのポスター。“三重県”“警察官”“募集”“58人”でMKB58だそうです。大阪府警ならOKBですね。面白い。

 

■2012年02月17日(金)  VGRIGを持って伊勢志摩へ “食いだおれ編”
パルケエスパーニャの撮影にNEX-VG20とVGRIGを持って出かけました。17日は「2012年志摩スペイン村見学会」が開催され、旅行代理店や報道関係の方が大勢来られていました。天候はご覧のとおりです。ただし今日は見学会とロケハン。撮影は明日18日に行います。
パルケには晴れがよく似合います。さすが情熱の国スペインです。

説明会はレストラン“エルパティオ”で社長のご挨拶や新アトラクションの説明、新CMのお披露目が行われました。

さて、説明会の後はマヨール広場のレストラン“コメドル”での昼食会。品数たっぷりのバイキング形式です。

こんなに沢山いただいて食べられるのか心配ですが、刺身やスペイン風生ハム、蛎などしっかりお代わりさせていただきました。

こちらはカニのスープじゃなくて味噌汁です。そして生麩とウニなど和風のものもいっぱいいただきました。まさにスペインで“食いだおれ”の昼食でした。

食べてばっかりではなく、ちゃんと仕事もします。これは新しいアトラクションの「冒険大迷路」です。そしてこの後は3Dアトラクション“ダルのファンタジーワールド360°”の「ポセイドン」の見学です。

今日の仕事を終えてホテルにチェックインした後は待望の夕食。いつもお伺いする「漁場」さんです。

突き出しは地元産の太い“ひじき”と“ナマコの酢の物”です。ナマコはコリコリ、シコシコととてもいい歯ざわりです。

“サザエと”“ほら貝”の刺身です。海の幸が豊富な志摩ならではのものです。

“焼きホタテ”と“焼きサザエ”です。ほんのりとした苦味がとても美味です。

メインは“蛎フライ”と“ふぐちり”ふぐちりには白子が入っていて、白子のクリーミーな舌触りは絶品でした。

ちょっと珍しい“鯖の塩辛”と“ウツボのから揚げ”です。普段めったに飲まない笹邊も今夜は冷酒をいただきました。
志摩に来るとやっぱり海の幸ということで、今日は二回も食い倒れ体験になりました。

漁場さんを出ると、なんと外は猛吹雪。明日の撮影は大丈夫なのでしょうか。天気予報では「雪」だそうです。

ホテルではVGRIGに乗ったNEX-VG20が待っています。先日撮影したコンピュータ基本ソフトウエアメーカーのVGに続いて2度目の現場となります。音声入力など収録的には問題は解決していますが、まだ現場数が少ないだけに運用性では課題が残っています。今回は三脚運用が中心なので影響はありませんが、肩に乗せたときの重心の位置には問題があります。やはり後ろに大きなバッテリーかウエイトが必要だと感じています。

明日メインで使うレンズはタムロンのEマウント18-200mmです。NEX-VG20単体ではソニー純正の18-200mmの防振機構の滑らかさに軍配が上がりますが、VGRIGに乗せた場合はタムロンの素早い防振のお陰でまさにロックオンという感じになります。一長一短ですが、リグでの運用ではタムロンだと安定したフィックスを撮ることが出来ます。ハンディーとは思えないフィックスの映像には感動します。ただ、このレンズで一つ気になる部分はレンズの後玉付近、マウント内部のフレキシブルハーネスです。広角側では問題ありませんが、望遠側だと表面がツルツルした茶色い板状のハーネスが見えます。位置的には暗箱部分の底面ななり、画角外の上に津用光源があるとフレアが出る可能性があります。やはり暗箱内はハーネスといえども艶消し黒や植毛などの処理はしてもらいたいと思います。ちなみにソニーの純正18-200mmも同様のハーネスがありますが、表面は艶消しの黒になっています。
また、VGRIGは当初よりコンパクトさを重要視したためマットボックス用のロッドサポートは取り付けていません。4x4フィルターの使用にはセンチュリーのスナップオンタイプを62mmや72mm、52mmに変換して使用します。
そしてショルダーベルトを使って肩に掛けるときにUNのモニタリングフードはVG20の鼻マイクに被せて、液晶モニターにはスチロール板を加工した液晶カバーを製作しました。

上の写真はVGRIGリビジョン2からはモニタリングフードのアイカップにニコンF3用高倍率ファインダー“NIKON DW4”用の接眼目当てを加工して取り付けています。接眼部にキャップが出来ることで太陽光線による液晶面の破損を防ぐことが出来ます。撮影中は右の写真のように接眼部キャップをアイカップの内側に嵌め込むことで撮影の邪魔にもなりません。
いよいよ明日は本番日です。天候に恵まれますように。

追記:今日大阪で開催されたNIKONの内覧会へジュニアが行ってきました。D4の内覧会ですが、目的はD800とD800Eです。もちろん触りまくってきたそうですが、その中の数枚をご披露します。

会場にはモデル2名と専門の説明員5名などを配したブースを用意したそうです。売れ筋のD700後継機というだけあって力が入っていますね。これが噂のNIKON D800です。


大きさはNIKON D700より一回り小さくなってファインダー視野率は100%です。
来月発売だそうで、購入は必至のようですが、その性能や如何に!


笹邊はD800も気になりますが、内覧会に展示されていた“宇宙へ行ったNIKON”がとても気になります。フィルム時代に愛用したNIKON F3Pがベースになっています。

■2012年02月14日(火)  NEX-VG20用オリジナルショルダーリグが完成
千里ビデオサービスオリジナルのNEX-VG20用ショルダーリグが完成しました。
写真は初期モデルVGRIG “POODLE”リビジョン1です。

このリグの特徴をメーカー風に言うと
1.RECトリガーをNIKONピストルグリップで行える。

2.音声はCH-1/CH-2にそれぞれ別な音を記録できる(ワイヤレスPINとショットガンやミキサーからの音声など。

3.音声レベルをチャンネル毎にそれぞれ調整できる。またイヤフォンでCH-1/CH-2を切り替えてモニターできる。

4.液晶モニターのルーペはスライドインタイプの着脱式で、タッチパネル操作用にルーペを枠ごと跳ね上げられる。

5.ファントム48V電源を搭載し、市販のショットガンマイクを取り付けられる。また過大入力を防ぐための-10dB/-20dBのアッテネーターを内臓。

6.リグのマイクホルダーは方向を自在に調整できるので、カメラの向いた方向とは違った方向の音も狙える。

7.バッテリーライトや小型モニターなどを取り付けられるアクセサリーホルダーを装備。

8.放送用ワイヤレスマイクのレシーバーをワンタッチで取り付けられる台座を装備。

9.三脚への着脱にクイックリリースを採用。

10.HDMI出力端子とXLR音声端子はリグ最後部に配置して現場運用性を考慮。

11.A・V/R端子を装備したHDR-CX560V等の小型カムコーダー(最後の2枚の写真)の搭載も可能で、RECトリガーや外部音声などもNEX-VG20と同様に扱える。
といったところです。

製作に当たって苦労したところはピストルグリップのトリガー信号をソニーのA/V/R端子への変換です。NIKOLANCとしてブラックボックスになっているところがNIKOLANCです。
他にもUNのモニタリングルーペのスライドイン化や跳ね上げ式機構の加工、他にも山ほど笹邊のアイデアが盛り込まれています。
また、リグは現在リビジョン2としてモニタリングルーペのアイピースカバーがNIKON製のアイカップ内臓式になっています。
明日からこのVGRIGを現場に投入します。このFieldRoportでいずれ紹介させていただきます。
さて、このVGRIGの愛称ですが“POODLE”としました。最後の写真、何処と無くプードルの可愛い姿に似ていませんか。

■2012年02月07日(火)  再び美山【かやぶきの里】
今日はラジオ番組のロケで先日行った京都府南丹市美山町の【かやぶきの里】へ来ています。つまり今日は撮影部ではなく録音部、録音技術ということです。
映像屋が録音?と思われるかもしれませんが、もちろん録音もお引き受けします。番組だけではなく演奏会のCDなども録音しています。HPのトップにもリンクが貼ってありますが、笹邊は日本音響家協会の正会員ですし、千里ビデオサービスは日本音響学会の会員でもあります。
ただ、テレビと違ってラジオは100パーセント音だけで成立させなければいけないのです。AMは音質が、特に高音域が出ないと思われがちです。もちろん送信電波の周波数占有帯域が法律によって定められていますので側波帯(USB、LSB)は制限がかかりますが、実際には10kHz〜上も伸びています。
ここで電波法の話です。
第一章 総則
(定義等)
第二条 電波法に基づく命令の規定の解釈に関しては、別に規定せられるもののほか、次の定義に従うものとする
六十一 「占有周波数帯幅」とは、その上限の周波数をこえて輻射され、及びその下限の周波数未満において輻射される平均電力がそれぞれ与えられた発射によつて輻射される全平均電力の〇・五パーセントに等しい上限及び下限の周波数帯幅をいう。ただし、周波数分割多重方式の場合、テレビジヨン伝送の場合等〇・五パーセントの比率が占有周波数帯幅及び必要周波数帯幅の定義を実際に適用することが困難な場合においては、異なる比率によることができる。


そしてこういった意見もあります。
つまり、送信電力の 0.5% + 0.5% = 1%は 15kHz からはみ出しても法律上の問題はない訳です。
1% というと少ないように思いますが、音楽でも 7.5kHz以上の成分はそれほど入っていないでしょう。
上のスペクトルのグラフでは結構出ているように見えますが、これはあくまでもピーク値です。
縦軸は対数表示ですし、ときどき出ただけかもしれません。
おまけに 99% の「占有周波数帯幅」の方の電力には搬送波も含みます。

どの局も 11kHz 前後で切っているのは、法規や実用上のバランスを考えての妥協点なのでしょう。
NBC のニュース番組は、人間の声だけですので仮に 20kHz まで出ていても法律の範囲内で納まると思います。


また、現在ではAM(振幅変調)の電波だけではなくラジコなどIPによるサイマル放送によってFM(周波数変調)放送に近い音質で聴くことが出来ます。

まあ、ややこしい話はこのくらいにしておいて、ロケの現場はとても楽しいものでした。
番組はMBSラジオの「京都いちばん!京へ運ぶ道 宇治〜保津川〜西の鯖街道を探る」という60分番組です。
出演はご存知、ジェフ バーグランドさんと泉ゆうこさん。

ジェフさんと泉さんが地元の方々にお話をお伺いしていく番組で、マイクは最大4本を現場ミックスで録っていきます。

これは本日の昼食に用意された弁当です。鹿肉のハンバーグや地元産の野菜のみを使ったおかず。とにかく美味しくて上品なお弁当でした。詳しくは番組と番組ホームページで紹介されますのでここまでの話とします。

西の鯖街道の取っておき「鯖寿司」と美山で搾られた【美山牛乳】です。かやぶきの里の情報はコチラをご覧ください。
http://www.kayabukinosato.com/
そして美山ナビもご覧ください。
http://www.miyamanavi.net/

放送は2月19日(日)の20時からMBS毎日放送、AM 1179kHz です。
AMラジオをお持ちでない方も↑↑ホームページの
MBSラジオがパソコンで聴ける!インターネットラジオサービス「radiko.jp」で聴くことが出来ます。
※radiko.jpは、パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」の配信サービスです。
独自コンテンツ、エリア制限なしという通常のインターネットラジオサービスとは異なり、地上波ラジオ放送をCMも含め、そのまま同時に放送エリアに準じた地域に 配信するサイマルサービスです。そういうわけで東京からradikoでは残念ながらMBSを聴くことは出来ません。


実は泉ゆうこさんのブログに笹邊やJr.も載っています。是非ご覧ください。
泉ゆうこ オフィシャルブログ【そのまんま】
http://ameblo.jp/izumiyuko/entry-11158208972.html

さてここでお土産のご紹介は美山特産の【きび羽二重】1パック200円というお手ごろな値段ですが、味は最高!美山へお出かけの際にはどうぞお召し上がりください。写真をクリックしていただくと大きなサイズでご覧いただけます。

Bellows Nikkor 105mm F4/Bellows PB-4/NIKON D700

MBSラジオ2月19日(日)の20時から、「京都いちばん!京へ運ぶ道 宇治〜保津川〜西の鯖街道を探る」是非お聴きください。

■2012年02月06日(月)  特殊機械の追加
セミナーの収録です。前回はHDCAMなどを使いましたが今回は小さな機材が色々と動いています。

カメラは合計3台、AカメとBカメはカメラマンが入ってタリーとインカムを使えるようにして、Cカメはリモートコントロールヘッドに乗せた小型もHDハンディーカムのHDR-CX560Vです。

これがFUJIFILMの電動パン・チルトヘッドのCPT-1A-10D改です。
本来壁や天井に取り付けるように作られている監視カメラ用のものですが、千里ビデオサービスではネジ止め式の取り付け部を100mmボールヘッド式に加工してENG三脚へ天地反転して取り付けられるようにして、カメラの取り付け部本来の位置から変更してカメラのサイズによる制限を取り除いています。

こちらはスイッチャーのベース。今回からPCの画像はカメラによる再撮ではなく、ダウンコンバーターでRGBをVIDEO変換してVTRで記録しています。スイッチャーには4番を割り当てていますが、スイッチングしたプログラムと同時に各カメラ及びダウンコンバーター出力もパラで収録しています。HDR-CX560VはリモートコネクターとA/V出力コネクターが共用になっているためカメラのリモートを使うとNTSC出力が出来ません。そのためモニター(スイッチャー)へはHDMI→SDVIDEOのダウンコンバーターを使用しています。音声は会場の音響卓のワイヤレスマイクレシーバーのダイレクトアウトから各マイク(4ch)をそれぞれ別チャンネルでローランドのR-44とダウンコンバーター用VTRのマスター機に収録し、全てをミックスた音声はダウンコンバーター用VTRのサブ機と出先のカムコーダーに収録しています。

写真の左手前の白い機械がCPT-1A-10DのコントローラEOP-102J-50D改です。何処が改かというと、ヘッドの天地反転に合わせてジョイスティックの結線を変転させて操作を反転したカメラに合わせています。このEOP-102J-50Dはかなりの優れもので、1台のコントローラで4台のヘッドをコントロールできます。さらに各カメラにつき32のポジションをメモリーすることが出来ます。メモリーは不揮発になっていて、電源を落としてもポジションメモリーは消えません。しかしITV用のカメラと違い、ハンディーカムではEOP-102J-50Dのズームコントロールが使えないため、ズームとRECはリーベックのLANCリモコンで行います。
それともう一点CPT-1A-10Dで特筆すべきことはモーターが静かだということです。クラシックの演奏会のステージ用リモコンカメラとしても使えそうです。リモートケーブルは電話用4Pモジュラーケーブルを使用するため実質的な制限はほとんどありません。
 

■2012年02月05日(日)  デジタル一眼レフ用液晶ルーペメーカーにお願い
デジタル一眼レフの動画撮影が大流行です。弊社でもEOS動画やNEX動画を利用します。またHDVのカムコーダーも多用します。
こういった機種に共通することは液晶モニターにルーペが付いていないということです。そこでサードパーティー製の液晶ルーペやHDMI入力が付いた外部ファインダーを使用することになります。HDVやNEX-VG20/10などは液晶に回転機構が付いているので、撮影しないときや移動の時にはルーペを下に(ルーペのレンズが地面を向くように)向けます。なぜかというと、ルーペを覗いたときに焦点が合うということは、接眼部に直射日光が入ったときに、太陽光線が液晶面に合焦してしまうからです。液晶そのものを焼かなくても、周辺の樹脂部分を溶かしてしまったりもします。
虫眼鏡で紙を燃やしたり、木を焦がしたことがありますね。それと同じです。
弊社でもHVR-Z1J用に取り付けたルーペで、液晶ではないのですがうっかりミスで本体の樹脂部分を一部焦がしたことがあります。もちろん焦げた部分の部品は交換して、現在は液晶と一体化して回転するルーペになっていますので、移動時の約束事さえ守れば液晶を溶かす心配はありません。

実は先日機材レンタルの会社のHDMI入力できる外部ファインダーを見せていただいたときに液晶面と周辺のベゼル部分に焦げ痕がありました。デジタル一眼レフの液晶モニターと同様に、回転機構が無いためです。
デジタル一眼レフの液晶にルーペを装着されている方は十分注意してください。特に大きなズームレンズや望遠レンズを装着したカメラをルーペ付きで肩に掛けるとルーペは必ず空に向きます。

さて、ここでDSLRカメラ用のルーペを製造や販売されているメーカーやショップにお願いです。次の写真をご覧ください。
これはNIKONがNIKON F3用に販売した高倍率ファインダーDW-4です。NIKON F2用に生産されたDW-1やDW-2とは絞り値やカメラ情報を読み取る光学系が追加されている以外はメインの光学系にそれほど大きな違いは無いと思います。しかし接眼部に大きな改良(実はそんなに大げさではありません)が加えられています。

接眼レンズのゴムキャップです。使用しないときは閉じて、使用するときはアイカップの窪みにはめ込める構造です。もともとはTTL測光時に接眼部からの光による測光誤差を無くすための接眼部キャップ=アイピースシャッターです。気が利いた機能ですね。このキャップは同時に太陽の熱による事故も防止します。全視野を高倍率見られるということは接眼部が大きくなり、集光力も大きくなります。そのため接眼部から長時間目を離していると太陽の光がフレネルレンズや焦点版を溶かしてしまう可能性があります。
それにアイカップとの一体化によって無くす心配も無ければ、撮影時に邪魔にもなりません。
デジタル一眼レフ用の液晶ルーペにも是非ともこういった接眼部キャップやカバーを付けていただきたいと思います。紐付きのキャップでもかまいませんが、外しているときにブラブラしない工夫もお願いします。
DW-4は十数年前に手放して手元にはありません。写真は下記のショップから拝借しました。
http://shop.shphotoshop.de/epages/es104977.sf/en_GB/?ObjectPath=/Shops/es104977_shphoto/Products/26366

■2012年02月04日(土)  美山町かやぶきの里「雪灯篭」の【冬花火】
京都府南丹市美山町のかやぶきの里で行われている「雪灯篭」の最終日【冬花火】です。

町の駐車場は大型バスが数十台と一般車で満車という賑わいぶり。大勢の親子が雪灯篭作りを楽しんでいました。
花火は18時30分に開始されました。花火の数は70発だそうで、花火大会としては極めて小規模なものです。それでも雪が舞って寒風の吹く由良川河川敷では15分程度の花火鑑賞で十分に体は冷えました。



私たちは由良川対岸から眺めていたので、花火の下に「かやぶきの里」が見えます。この時の様子を少しだけYouTubeにアップいたしました。距離が近いので魚眼れんずなんかも使用しています。



かやぶきの里のホームページはコチラです。
http://www.kayabukinosato.com/

こちらは美山町観光協会のホームページです。
http://www.miyamanavi.net/

■2012年02月03日(金)  パナソニックのデジタルシネカメラAG-AF105が爆安
パナソニックのデジタルシネカメラAG-AF105が驚くほどに安いことに驚きました。
下の写真にあるボディーのみの価格がシステムファイブでなんと\298,000 (税込)です。メーカー機能小売価格が\837,900 (税込)ですから65%OFFということですね。※(レンズは含んでいません)
AF105の魅力は何といってもNDフィルター内臓とHD-SDI出力でしょうか。もちろんビデオカメラとして偽色によるモアレ対策についてはDSLRとは一線を隔した性能であることはいうまでもありません。
メーカーのAF105のサイトはこちらです。http://pro-av.panasonic.net/jp/af105/



発売当初海外の価格と国内の価格に大きな開きがあって、B&Hなどで購入された方もいらっしゃるようですが、これはメーカー保証付きの新品のようです。一体どうなっているのか?

またシステムファイブさんではズームレンズ2本と充電器、バッテリーなどをセットしたものや、キヤノンEFレンズ用マウントアダプターと充電器、バッテリーをセットしたもの、NIKONユーザー用にニッコールマウントアダプターと充電器、バッテリーをセットした「スターターセット」も販売されています。
次のセットはLUMIX用ズームレンズ2本をセットしたもので販売価格:\554,800 (税込)です。




次はレンズが付属しないCanonユーザー優待版!撮影スターターセットは\374,800 (税込)です。KIPONのマウントアダプターで手持ちのEFマウントを利用するセットです。


ニコンユーザー優待版!撮影スターターセットは\384,800 (税込)です。これもレンズは付属せず、Novoflex社製のマウントアダプターで手持ちのニッコールレンズを使用します。




どうしよう・・・心が揺らいでしまいます・・・・

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