香川県の琴平町からのニコニコ町会議です。
ステージカメラ4台（NX5J）、出先カメラ（NX5Jショルダー）でやりました。

夏場のインタビューやVP撮影に強力な機材が増えました。なんと90WのLEDライトです。
LEDペンライトが概ね0.5W程度で、強力なLEDマグライトでも1W程度ですからその強さはお解かりいただけると思います。もちろんディフューザーやレフを用いて美しい照明を作ります。また、低消費電力ですから100V電源だけではなく、インバーターを搭載したバッテリー式のフィールドAC電源も使用できます。
高光量LEDライトはこの他にも48Wタイプも用意し、色温度、演色性については複数のCCフィルターを用いて調整しております。
弊社では昨年から1000球や500球のLED照明などもすでに運用しており、今年度からは少球型パワーLEDと合わせてBSの対談番組などで好結果を得ております。

照明機材として販売されていないので作りました。
これが必要になったのはある番組での対談収録でした。条件は【AC電源が無い】【発電機は騒音が問題で使えない】っということです。つまりバッテリー駆動が条件になります。HMIの125Wマイティーという方法もありますが、シネキングライト用のバッテリーではスタッフの人数からすると無理。つまりバッテラということになります。ただしバッテラ250Wにデーライト用のB5フィルターをかけると光量は極端に低下します。ということで必然的にLEDということになりました。
まあ、作ったといっても別な用途として売られているものから探し出して、それを映像の照明用に最適化したということになります。写真はバージョンアップ前に撮ったもので、実際は2台ともバーンドアが付いています。

こんな感じで現場へ持っていったわけですが、ライト本体とAC電源ユニット、フィルター、その他が入っています。

まずはバーンドア。フィルターやパラなども付けやすくなり、余分な方向への光をカットすることが出来ます。

AC電源は4PXLRにしました。これでビデオカメラ用の電源が使用できます。IDX製のものでは2灯を連続点灯できることを確認しました。また、非常に小さい川越ビデオサービス製のものでも1灯を問題なく連続点灯できました。

灯体本体はパワーLEDのヒートシンクになっているため、連続点灯すると素手では熱くて持ち続けることが出来ません。そのために作ったグリップはタイトに付けたオスダボに取り付けられるようにしています。また、LEDは輻射熱が少なく写真用のアンブレラも使用することが出来ます。

バーンドアは最終的には内側も黒のつや消しとするためにパーマセルテープを貼りました。そして屋外使用でのバッテリーとしてBP90を割り当てました。これで約1時間半の点灯が可能です。

これは収録現場でのライトの様子。実は収録開始の1時間前までは大雨で、灯体に貼ったゼラチンCCフィルターが濡れないようにシャワーキャップを被せています。そしてこの現場ではBP90を2本並列で使用できるバッテラ用の電源を2台使用して連続3時間の点灯が出来るようにしました。この他に1000粒のLEDライトも使用しましたが、そちらは190WのVマウントバッテリーを使用しました。

雨が上がるのを待つHDCAM。収録はHDCAMが2台とHVR-Z5Jで行いました。新作のLEDはキーライト、フェイスライトとして外光とも問題なくバランスして十分な照明効果を得ることが出起ました。
このLED2灯キットは今後どんどんと使用する機会が増えると考えます。そのため弊社では新たに90Wバッテリー駆動のLEDライトを製作中です

LEDワークライトをベースにしたバッテリー駆動の48W/LEDにバーンドアを付けました。これでパラやフィルターが掛けやすくなります。