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2009年11月21日(土)
SONY スムーススローレック
SONY スムーススローレックだった。
FieldReportがヒットしていたが、実際の使用例はこれ。
YouTubeにアップしたオリジナルコンテンツ


HVR-Z5Jなどの業務用HDVだけではなく、民生用のカムコーダーにも搭載されている。HDV機ではテープ収録でないとSONY スムーススローレック出来ないが、HDD記録の民生カムコーダーや豆カムHDではメモリーでSONY スムーススローレックが出来る。
以前はハイスピードカメラが必要だったが、状況によってはこういった機種でも十分仕事が出来る。決して放送グレードの画質ではないが、予算などが重要視されるVPや番組では非常に歓迎される機能だ。
[見えないものが見えてくる]それも非常に手軽に!これがSONY スムーススローレックだ。
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| 映像制作・撮影技術 / NEX・HDV・HDCAM / 技術系・ハイテク系 |

2009年11月18日(水)
水鏡 照明
水鏡 照明」という検索。写真ではまず水鏡を使うことは少ないが、動画で水鏡を使うことは多い。
大きなバットに水を張って照明を当てる。水を動かすことで乱反射した光が独特の雰囲気を出してくれる。水の動かし方に照明部のセンスが問われる。水鏡を使った現場写真が無かったので、水分古い写真になってしまった。その証拠に、写っているカムコーダーはベーカムの70V5である。メークさんを代役にして照明のセッティングをしているMさんの技術は素晴らしい。これはマナカナ二人を川の妖精にしたてたイベント映像の撮影。

これは洗剤のテレビ通販番組の撮影。やはり水がらみで照明には水鏡を用いた。この撮影の照明技師Hさんは水鏡の達人。晩秋のロケで川べりにたたずむタレントに川面で反射した光を演出するために12月の冷たい川にためらうこと無くフェロ板を持って川に入っていった。まさに照明魂である。
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| 映像制作・撮影技術 / 照明技術・照明機材 |

2009年11月12日(木)
ZAQのBLOGari、SEO能力恐るべし
ずっと前から思っているのはこのBLOGariのSEO能力。何が同作用するのかはわからないが、検索エンジンにキャッシュされやすいことではダントツである。
先ほど書いたばかりの「医学系 映像制作会社」が1時間ほどしてGoogleにキャッシュされていた。ロボットの巡回とのタイミングが良かっただけのことかも知れないが、けっこうこういったことが多い。医学系映像制作会社を見ると1番上にそのページがヒットしていた。Hatenaやココログ、AMEBLOなどにもブログを持っているが、このブロガリほど検索エンジンとの相性はいいとは思わない。

私の会社は「撮影技術会社」ということになる。今回キーワードに挙がった医学系映像制作会社という分野はそれほど多くは無い。そういった点を考慮して「技術系映像制作会社」「医薬系映像制作会社」「理系映像制作会社」といった分野、また「ハイテク系映像制作会社」に特化した部署を作るのも良さそうだ。

ちなみに私が撮影した「ヨコヅナサシガメの動画」が日本科学技術ジャーナリスト会議のトップページにとして掲載されている。科学技術ジャーナリストというわけではないが、医薬系や技術系、あるいは生物や自然環境を撮るのであれば科学技術ジャーナリストとしても知識を深めなければならないだろう。そしてカメラマンとして「物、物事の見方」を研ぎ澄ます必要がある。五十路を過ぎた初老のカメラマンだが、まだまだ学ばなければならないことが山ほどある。おそらく終点は無いと思う。
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| 検索エンジン・SEO / コンピュータ・IT系 / 映像制作・撮影技術 |

医学系 映像制作会社
医学系 映像制作会社」というキーワードがグーグルヤフーから有った。
もちろんこの分野は得意分野と言って良い。最近行った大きな仕事といえばJICAフランス語版の医薬系の仕事だ。写真は心臓のカテーテル手術のもの。

血管にカテーテル挿管を行い、血管内に狭窄を作っているコレステロールや石を取り除いて20気圧の圧力をで血管を拡張するもの。下の写真は心臓の透視。肋骨とカテーテルが見える。

そして次の写真ではバルーンが膨らみ血管を拡張している。
拡張しただけでは元に戻るため、ステント(金属製の金網)を留置してオペは完了。この間1時間足らず。ドクターは患者と会話しながらのオペだ。撮影していて「ミクロの決死圏」を思い出した。

最後にIVAS(血管内エコー)で拡張した血管を見る。術例は心筋梗塞の治療だが、心カテーテルといえば他に不整脈のアブレーション治療などがある。不整脈の原因となっている部分を高周波電流で焼るオペで、会社の近隣にある循環器病センター等で行われている。
循環器病センター、刀根山病院、医薬基盤研究所などの国立病院機構、独立行政法人が近いだけに常日頃からその方面での撮影技術は磨かなければならない。会社では写真にあるようなものを撮影し、学会発表やシンポジウム用のビデオを作ったり、患者用の説明ビデオを作る。これが医学系映像制作だ。
とはいっても決して医薬系に特化しているわけではない。化学実験を記録する理系のビデオも重要な仕事だ。つまり「技術系」「ハイテク系」の映像を様々な技術や機材を用いて、見えないものを見えるようにする。大阪大学が近隣にあるため、医学、歯学、工学、理学といった理系に限らず、文系、教育系の撮影、編集もある。もちろん代理店、制作会社から学術系以上にエンターテインメント系の音楽ものや企業向けの会社案内、商品案内などの仕事を受注する。仕事は学術分野のかたいものから、娯楽といったソフトなもの、また文型のシリアスなものまで様々だ。

映像(動画、写真)を生業にしていて面白いことは、毎回何がしかの未知なるものと出会えるということではないだろうか。
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| 映像制作・撮影技術 / 理類・医学・医薬系など |

2009年11月08日(日)
インド ハイデラバード
インド ハイデラバードというキーワードだった。かなり前にスライドショーを掲載したページが1番上にヒットしていた。そのお陰か、最近インドの映像制作&コーディネートの会社からメールが来た。その中には実績も書かれていた。
主な業務実績 NHK、日本テレビ、テレビ東京 TBS、、テレビ朝日、キューピー、北海道新聞、BS1地球アゴラ、テレビユニオン、NTV、フイルム ガーデン(オーストラリア)、電通、メディア・オーパス、Dancyu雑誌、S.P.LiveCo.Ltd.Tokyo、J-POWER、JR東など 石原都知事がインドに訪問された際にはすべてのコーディネートをさせて頂き、ウルルン滞在記も何度か携りました。
インターネットのお陰でブレーンが増えるということはいいことだ。 またいつかインドへロケに行ってみたい。 下は検索結果にあったページのスライドショーである。
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2009年11月04日(水)
航空撮影 費用
航空撮影 費用」というキーワードで検索されていた。ヒットしていたページは「セスナによる空撮:映像制作:SVS:株式会社千里ビデオサービス(撮影技術:大阪)」という長いタイトルのページ。もう一つが「ヘリ 空撮」で検索結果は「ヘリコプターを使っての空撮2:映像制作:SVS:株式会社千里ビデオサービス(撮影技術:大阪)」だった。
私が初めて航空機というものに乗ったのは5歳くらいだったと記憶する。亡父に連れられて淀川の河川敷から大阪市内をヘリコプターで試乗遊覧したときだ。飛行機に乗った乗ったことも無く、初体験がヘリコプターだった。「ベル」という名前だけは憶えているが、それよりも足下に見える景色がまさに箱庭のようだったことを今も鮮明に記憶している。何故ヘリに試乗したのかを亡父に聞いたところでは、株主優待ということだったが、後に「川重のエンジンを購入した客へのサービス」ということを母から聞いた。亡父は私に「川重の株を持っている」と言いたかったようだ。

さて、検索の「空撮 費用」だがヘリを使用した場合はチャーター料金として1時間当たりフライト費用として約40万とHDCAM収録のジャイロカメラとオペレーター費が約18万(一回)が必要になる。つまり撮影紐含んで1時間なら60万ほどになる。実際には分計算を行うので、大阪市内なら10〜20分でも空撮は可能だ。もちろんこの場合も別途撮影料が18万ほど必要になる。
写真は先日ライフセーバーの世界大会を空撮した時のフライト。ヘリの胴体先端にジャイロカメラが搭載されている。この日は和歌山まで約30分で移動して現地の空撮、南紀白浜空港へ待機して数回の空撮を行った。

写真はコクピットの様子。民間機だが何故か掃射用のトリガーが付いている。

南紀白浜空港。右は旧の滑走路で現在は左側が使われている。高台に位置するため、誘導灯が陸橋のようになっている。

南紀白浜空港で燃料補給を行い、午後のフライトに備える。もちろん待機中はフライト時間には入らない。ただし空港の着陸料は必要になる。とはいっても着陸料はランチ程度と安い。

先端に付いた3軸ジャイロのHDカメラ。ヘッドはIKEGAMI製が入っている。飛行中に虫が付着しないようにレンズは後方を向いている。

東京〜白浜を結ぶ定期便。季節により2〜3往復飛んでいる。大阪から高速で来るよりも東京からの方が近くなった南紀白浜だ。定期便が離着陸する時は管制官の指示に従いヘリやセスナなどの小型機は待機しなければならない。

ヘリコプターは真直ぐ上に上がっていくと思っている人が多いが、離着陸とも滑走路に沿って飛ぶ。飛行機と同じだ。

撮影中のオペレーター。ヘッドのリモコンで方向とズームなどを操作し、VEがカメコンを操作する。3軸ジャイロはヘリが揺れても常に狙った方向をキープできる優れものだ。最近のヘリ中継はウエスカム等のジャイロ機能によって揺れることが無くなった。以前のヘリコ3とは次元が異なる。
空撮というとヘリコプターを思い浮かべるが、私は検索結果にもあったようにセスナによるの空撮が好きだ。初めて空撮で飛んだのは21歳の冬、厳冬の支笏湖上空。樽前山、恵庭岳、定山渓などをニコンFで撮った。その後は仕事でオホーツクの流氷、霧の摩周湖、八ヶ岳、アルプス等。そして動画に転向してからはVPで様々なものを撮った。気流が乱れると悪路を走るジープのようだが、慣れればスパイラル降下などを使って安定した一点狙いの動画も撮れるようになる。もちろんコストはヘリとは比べ物にならないコストで撮影できる。ただしホバリングだけは無理だ。

しらら浜上空。上の写真をクリックしていただくと大きな写真が別窓で開く。

真白い砂浜が印象的だ。まさに白浜である。大阪から高速で2時間余り。ヘリなら30分で到着する。

地上班が撮影した空撮中のヘリコプター。上空300mに近付いたものを600mm相当のレンズで撮影している。今回のスチル写真はいずれもNIKON D700及びD300を使用している。

最後の写真は帰路の関空島。
午後もかなり回って逆光になっているが、関空島の向こうに見えるのは淡路島。○○と煙は高いところへ登るというが、高いところは気持ちがいい。そしてJr.も私と同じく高いところが好きで、現在空撮も勉強中だ。そろそろこの気持ちいい仕事も引き継がねばならないだろう。
2009年11月4日 | 記事へ | コメント(2) |
| 映像制作・撮影技術 |

2009年11月02日(月)
屋根から撮影
屋根から撮影だった。検索されたページは北海道ロケのもので随分前のものだ。オリジナルの写真がHDDに有ったので他のものを引っ張り出した。
ハイエースのルーフキャリアから撮影しているが、これでレンズはやく3mの高さまで上がる。ルーフキャリアは特機ではないが何かと便利がいい。ちなみにクレーン、レールドリーなどの「特機」を「特殊機材」と勘違いされている人が多いようだが、特機とは特殊機械、もしくは特殊撮影機械、特殊撮影機材となるらしい。それ故にオペレートは撮影部ではなく特機部の業務になる。そして特殊機材としては超高感度カメラやオーロラカメラ、超望遠レンズ、顕微鏡撮影装置、高速度撮影カメラなどがある。これは撮影部の担当だ。

便利といえば軽自動車を用いたスカイボーイが便利だ。狭い場所、例えば旧街道や民家の路地などでもクレーンショットが撮影できる。

このスカイボーイは由緒ある特機だ。元々M社に有ったものが、社長が亡くなったことで奈良のS社に移った。そして今は某放送局系列のA社にある。
何が由緒なのかといえばオペレーターのTさんだ。このスカイボーイと一緒に3社を移動してきた。例の歴史街道などもこのスカイボーイとTさんが活躍している。

そしてもっと高さを稼ぐには高所作業車を使用する。小型のものでも20m以上の高さまで上がる。もちろん高所作業車の作業免許も必要だ。



これより高いものを望めばやはり大型のクレーンが必要だ。勿論免許も大型、大型特殊、クレーン免許が必要だ。
免許といえば私の免許(大型・大型特殊etc.)だが今月更新の知らせが来た。そして嬉しいことに「金色」だそうな。さらに「優良運転者」と書かれていた。最近は歳相応の大人しい運転を心がけているのでそうなのかも知れない。悪い気はしない。
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| 映像制作・撮影技術 |

2009年10月31日(土)
グライドカム
グライドカムでの検索がやたら多い。Google、Yahoo!を合わせて十月だけで150件を超えた。
本家のステディカムに始まり様々な製品が後を追って作られた。グライドカムもその一つだが、他にもインド製、韓国製、フランス製などがある。語弊があるので断言はしないが、いずれもステディカムを手本にしたことは確かだ。そして本家に比べると他社の製品は非常に安い。それが三軸ジンバル&サスペンション構造による防振装置を流行らせているといえる。
YouTuneでSteadicamGlidecamを検索すると嫌というほどサンプル動画が上がっている。しかしその殆どが「歩きショット」が中心でまずFIXやフォローといったものが無い。それも全て広角レンズによるワイドアングルばかりだ。見ていて疲れる。
思わず「歩くしか無いのか!」と呟いてしまう。そういう私だが今月は4日、そのうち3日は連続でグライドカムの撮影だった。演出から「歩き」を望まれるのでもちろん「歩き、走りショット」に徹するのだが・・・

もちろんグライドカム&スムースシューターは歩き、階段の駆け上がり、駆け下りでも安定した映像を収める事が出来る。また、そういった画作りも重要なことも確かだ。しかしステディカム、グライドカムがその本領を発揮する撮影はワイドでもなければ歩きでもないと考えている。画角でいえば40度〜20度くらいのフォローショット、35mmのレンズで言うなら50mm〜100mm程度、時に200mmクラスの望遠まで寄ったショットが好きだ。
ケーブルテレビのお陰で海外の様々なテレビドラマを見ることが出来る。照明やカメラワークはビデオのものではなく、まさに映画だ。映画やドラマだけではなく、企業向けのVPやプロモーションにおいてもそういったカメラワーク、特機があって良いだろう。

ハードな香盤に追いたてられて特機どころではない現場も多く、また自分ではもう1テークと思っているにも関わらず監督からOKが出てしまう。こういう時はまさに「胃に悪い」瞬間だ。愚痴はこのくらいにして、私の会社にあるグライドカムを紹介しておこう。タイトな画角のステディショットを撮るためにそれなりの工夫を施している。

まず一つはLANCによるカメラコントロールだ。グライドカムを使用していてもズーム、フォーカスなどをコントロール出来る。またアイリスのフォローが必要な場合はVEが外部モニターを見ながらリモートコマンダーのRM−1000BPでアイリス、ズーム、フォーカムを操作する。ENGではなくEFPスタイルになる。
 
 
 
 

 
 

また、外部モニターに映像を出したり、録音部からの外部音声入力に対応するためにBNCコネクターとキャノンコネクターをベストに付けている。もちろんジンバルに影響を与えない極細のケーブルでカムコーダーに接続している。

ベストのコネクターに繋ぐ本線は一旦腰に引っ掛けてからモニターやミキサーに繋ぐため、ケーブルが引っ張られても撮影には影響しない。

一番上の写真ではグライドカムオリジナルのバランスウエイトを取り付けているが、現在は次の写真のようなバランスウエイトに換装している。サイクルパーツのクイックリリースを使用しているので、バランスの調整はいたって敏速に行える。

ハードな現場をこなすために様々な工夫を施したグライドカムのお陰でバランス調整に要する時間は数分も必要としない。また、一緒に動くスタッフの負担をおさえるためにモニターとして小型軽量なikan V5600を最近輸入した。5.6吋ながらHDMI接続であれば1024×600の解像度がある。

電源はマンハッタンLCDの8.9吋と同様、7.2VのNP-F型バッテリーを12Vに昇圧して使えるようにしている。

最近ではCMの撮影にEOS5D2が使われるようになり、防振装置も小型軽量で高精度なものが望まれるようだ。そして構造的にもデジ一並みの精度が必要になるだろう。最近の国内スチル三脚メーカーの製品精度の向上には目を見張るものがある。早々にこの分野に参入していただきたいものである。
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| 映像制作・撮影技術 |

2009年10月30日(金)
琵琶湖 鮎 産卵 死骸
琵琶湖 鮎 産卵 死骸」というキーワードがあった。
上の写真は9月上旬、産卵のために川を遡る鮎。無数の鮎が勢いよく上っている。

ところが九月半ばを過ぎると川は一変する。
川に堆積する無数の屍骸である。とにかく臭い。岸辺に打ち上げられた屍骸の山にはウジがわいている。しかしこれも琵琶湖を取り巻く命のサイクルだ。こういうときに川に潜るには勇気がいる。勇気というよりも決心といったほうが良いだろう。足で屍骸を踏むのも気持ち悪いが、川の水が口に入った時などは心底気持ち悪い。この匂いは体に付着して、鼻腔に強く印象付けられる。そして何かのきっかけで刺激を受けると匂いの記憶がよみがえって・・・・・・
今琵琶湖はビワマス産卵の時期だが、鮎に比べるとビワマスは個体数が少ないためのにこういった匂いに会うことは少ない。
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| 自然環境・自然科学 / 映像制作・撮影技術 / 写真撮影・カメラ機材 |

2009年10月27日(火)
HDまめカム 水中
HDまめカム 水中という検索。検索されていたページは「SONY 豆カムHDを用いたBoomCamシステムのご案内」というページ。紹介している豆カムHDは水中撮影だけではなくVPなどでハイアングルやクレーンショットにも使用している。HDVのHVR-Z5Jと並んで活躍してくれる機材になっている。

左はワイコンを付けた状態。右は水中用にセットした状態。 これを自社オリジナルのBOOMCAMシステムに取り付けて運用している。

上の写真は一番大きなBOOMCAMで、名称はBOOMCAM Uとなる。手元でヘッドの仰角をコントロール出来るようにしたのも。T型は小型軽量なものだが、仰角調整はヘッド部分で行う。

小型軽量なため、T型の場合はビンテンVISION3でも十分保持でき、一人で持ち運びも可能だ。また、ハウジングに入れた豆カムを取り付ければ水中を覗くことも容易い。ただし豆カムをハウジングに入れると音声がうまく入らない。私の会社では水中マイクとメモリーレコーダーによる同録で対応している。


他にもSUNRUN POLEという手軽なものも作っている。アルミパイプに豆カムヘッド、レコーダー、水準器などをつけたポールだ。非常に軽量で、誰にでも手軽に操作できる。

先日琵琶湖博物館主催の催しで船上から撮った映像をYouTubeにアップしている。


なお、この日の様子をFieldReportに写真を添えて掲載している。
http://svs.ne.jp/cgi-diary/



ちなみにこれらの写真は全て豆カムHDで撮影したものだ。ヘッドとモニター、操作部が分離していることで、普通のカメラとは違った撮り方も出来そうだ。もちろん画質はデジ一とは比べるべきではないが、写真機能は1920×1080のハイビジョンだけではなく、写真モードにすることで2034×1728ピクセルのJPEGを撮ることが出来る。意外と便利なものである。

今回の検索でヒットしていページにエルグベンチャーのサイトがあった。そこにまめカム「水中撮影パッケージ」発売予定。お問い合せ受付中です!とある。
写真の中に豆カム用の中に「カメラ・モノポッド」が有った。一脚ベースのもののようだが水中撮影パッケージというからには耐蝕性に優れたものに違いない。

機材メーカーが参入してくることで、ソニーの豆カムのみならず、パナの豆カム?も含めて面白くなりそうだ。
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| 映像制作・撮影技術 / 写真撮影・カメラ機材 |

2009年10月24日(土)
瀧の撮影
昨日会社のホームページのアクセス数が100万を突破した。SVS.NE.JPを立ち上げて満10年である。続けることに意義があるとつくづく感じる次第だ。珍しくgooからの検索だった。キーワードは瀧の撮影だ。FieldReportのアーカイブがヒットしている。

写真は四国の海部川上流にある「轟の滝」へ行ったた時のもの。「轟の滝」はここだけではなく、九州や沖縄にもあるそうだ。
滝の撮影で困るのはその水しぶき。カメラを構えていても見る見るうちに曇ってくる。曇るというよりは濡れる。カメラはレインカバーで覆っておけば問題ないが、レンズが曇るとまともな映像が撮れない。

この「轟の滝」はさほど大きな滝ではないが、水しぶきはすさまじい。
以前許可を受けて「那智の滝」の滝壺へ行ったがレンズは一瞬でボトボトになる。やはり曇り止めが必要だ。曇り止めといっても決して曇らないわけではない。曇り止めはガラスの表面に界面活性剤であり、レンズに付着した水滴をレンズになじませて濡れたレンズの表面を滑らかにする効果がある。いわば濡れたスリガラス状態にする薬液だ。
曇り止めを塗ると曇らないかわりに使用後ベトベトになる。そのため、曇り止めを塗る場合は必ずフィルターに塗らなければならない。
曇り止めには様々なものがあるが、クリンビューなどもけっこう効果がある。ただし表面が均一に濡れたフィルターであっても平行平面にはなりえないので望遠での撮影ではフォーカスが甘くなる。
雨や霧で曇らないフィルターがあれば非常に助かるのだが・・・・
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2009年10月23日(金)
顕微鏡撮影 映像制作会社
顕微鏡撮影 映像制作会社だった。グーグルでのアクセスが多くあった。最上位にこのブログと三位にJICAのフランス語圏アフリカ向けのDVDを制作した現場レポがヒットしていた。
千里ビデオサービスに顕微鏡は無い。にも関わらず顕微鏡撮影は多い。その理由は簡潔で、撮影を依頼していただく研究機関には必ず立派な光学顕微鏡、デジタル顕微鏡、また大きな機関には電子顕微鏡もあり、いずれも顕微鏡アダプターにカメラをつけたスタイルからPCを介したデジタル方式で録画するようになってきた。顕微鏡以外の医療用の透視動画ではAVIだけではなくDICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)形式のファイルで保存したものを解析アプリケーションでAVIに変換したりする。
映像制作会社として求められるものは顕微鏡撮影というよりも、コンバート技術である。

写真はJICAのビデオを撮影していた時の現場。NIKONの光学顕微鏡にPCと繋がった高解像カメラが付いている。

PCの画面に映し出された1000倍の検体の画像だ。輝度、明度、色相を合わせてコンバーターに出力する。

弊社で保有しているコンバーター。出力された動画をHDVテープに記録している。また、前出のDICOMファイルの変換にはRealia(リアリア)を使用する。

デジタル顕微鏡に興味がある人はヤフーオークションにKEYENCE デジタルマイクロスコープ VH-8000&CCDカメラレンズ一式(中古品)が出ている。149,999円だ。
スペックは
撮影素子:211万画素CCDイメージセンサー
走査方式:インターレス方式
解像度:水平1000本以上・垂直1000本以上
使用ディスク:3.5インチスーパーディスク
光源:ハロゲンランプ
映像出力:アナログRGB
以前にも同程度のものが出ていた。やはり15万弱だった。
このように旧型のものなら意外と手軽に購入することが出来る。
この程度なら趣味で使っても面白そうな気がする。
2009年10月23日 | 記事へ | コメント(0) |
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2009年10月22日(木)
MKH-416 籠 ジャマー
MKH-416 籠 ジャマーだった。
私の会社で使っているMKH-416用の籠用ジャマーは既製品ではなく自作のものだ。
フェイクファーの生地を買ってきてオリジナルの型に切って縫製した。製作コストは市販品の1/10以下で出来上がった。効果は抜群で、ハイ落ちも無い。風の強い屋外での音声収録では必需品である。

写真は先日の神戸ロケの一コマ。風が吹いてもマイクが吹かれることは皆無である。

運用中の籠ジャマーをアップした写真だが出来栄えは市販品以上だと自負している。「買った方が手っ取り早い」といわれるが、作るという作業は実に楽しい。そして販売品レベルに仕上がったときは大きな達成感を味わうことが出来る。

籠ジャマーを作った時に余ったフェイクファーで作ったR-44用のジャマー。これでも効果は抜群。ジャマーは欲しいけれど・・・・・という方は是非自作に挑戦していただきたい。ちなみに私の会社で使っているフェイクファーは毛足が30mmで1uあたり1000円ほど。
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2009年10月18日(日)
千里ビデオサービス工作室
千里ビデオサービス工作室だった。ハハハである。そんな立派なものは無い。そこにあるのは卓上ボール盤とドリル、グラインダー程度。大きな金属の切断はコーナンの作業室か近所の鉄工所に協力してもらう。ただ、中国製の卓上ボール盤であっても無いと有るでは大違いだ。ドリルでは不可能な加工がいとも容易く、かつ静かに行える。

明日から神戸にある女子大学の学校案内DVD製作のための撮影だ。前から気になっていたベビー三脚の100mm→75mm変換アダプターの固定加工を行った。もちろんボール盤が活躍した。
斜めになった場所に穿孔してネジを切るのだが、ドリルでは滑ってしまって正確な穿孔は不可能だ。

卓上ボール盤がそれを可能にしてくれる。低速回転でゆっくりと回り、静かに穴をあけていく。後はM4のネジを切って終了。

100mmの椀に75mmアダプターがしっかりと固定された。ビンテンのビジョン3でローアングルを撮る場合に使うマンフロットの#250Bを切断してウルトラベビーに改造したSajiky Podだ。ビジョン3のヘッドが安定して付く上に、アダプターが外れて困ることも無くなった。


今日は明日からの撮影に向けてグライドカム4000Proの改良も行った。いずれFieldReportで紹介するが、セットアップが非常に便利になった。全ては明日からのハードな香盤を乗り切るための作戦である。
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2009年10月12日(月)
HVR-MRC1K CFメモリー
HVR-MRC1K CFメモリーだった。
HVR-MRC1Kが無かったら・・・・たぶんHDVをやめてP2に乗り換えていただろう。DVCAM収録ではさほど問題にならなかった一瞬のブロックノイズもHDVでは映像、音声が0.5秒間欠落してしまう。DVCAMの場合にはブロックノイズが生じた部分を静止画に書き出して前後フレームから補完出来たが、0.5秒の欠落では不可能だ。
この問題をHVR-MRC1Kが一気に解決してくれた。メモリーのコストもトランセンドやシリコンパワーのものを使えばHDVのマスターテープと比較できるほどにコストがかからない。もちろん何度再利用してもテープのように表面に傷がついたりもしない。

現在P2やXDCAMEXなども検討しているが、HDVに比べて最も大きな問題は素材の保管である。HDVやDVでの撮影の場合、ワークフローにテープは存在しない。メモリー記録したデータをPCにコピーして編集するだけだ。バックアップとして同じデータを別のHDDにもコピーする。だが、高信頼のHDDといえども決して安心できない。実は先月、立て続けに1TBのHDDが成仏してしまった。様々な蘇生を試みたが無理だった。幸い映像データや編集データはバックアップしていたので何ら問題は無かったが、もしテープに同時収録が無く、HDDも1つだけでメモリーもフォーマットされていたらとんでもないことになる。また、メモリーがどんどん安くなって、メモリー自体を保管できる状況になってもメモリーのデータは静電気による放電で消滅するとも聞く。想像すれば恐ろしくなる。
HDという家庭用フォーマットから派生したDVCAMやHDVだが、ブロックノイズの問題をメモリーが解決はしてくれたが、やはりテープ記録の安心感は大きい。

先日ある劇団が故佐竹明夫の追悼公演を行った。その際にこれまでの公演ビデオの注文があった。マスターは殆どがβカムとDVCAMである。もしこれらがHDDやDVDだったらアーカイブは難しかったかもしれない。
フィルム〜ビデオテープ〜DVD〜BD〜SSDと様々に進化するが、私の会社だけを考えてもメディアは8mmフィルム、35mmフィルム、1/2インチオープンリールVTR、1/2インチVHS,βマックス、MU、ベーカム、DVCAM、DVCPRO、HDV、DVCPROHD、HDCAMなどと多岐に渡る。いったい何がアーカイブとして相応しいメディアになるのだろうか。
昨年東映の方と仕事をした時に聞いたのだが、古いフィルムや録音テープをアーカイブする際にHDCAMやD5など複数のメディアにコピーしているという。過去の遺産をアーカイブする際に、少なくとも単一のフォーマットでアーカイブすることは危険といえるだろう。
2009年10月12日 | 記事へ | コメント(3) |
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都道府県:関西・大阪府
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(株)千里ビデオサービス
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北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
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