撮影技術 フィールドレポート   LIST view  RSS
撮影技術会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
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■2010年10月30日(土)  NIKON F→NEXマウントアダプターのフランジバック調整
今日もVG10の話で申し訳ありません。最近はメーカーさんからのアクセスも多いようです。
以前購入した絞り環の無いニッコールレンズをNEXマウントに変換するNIKON F→NEXマウントアダプターですが、確実に∞を出すためにフランジバックが少し短めのオーバーインフになっています。これではズームレンズを装着した際に、テレ側でフォーカスを合わせてワイドに引くとフォーカスが外れてしまいます。いわゆる引きボケという状態です。TVレンズの場合は必ずフランジバックの調整機構があって、チャートを使って正確に合わせることが出来まが、写真用レンズにはその機能はありません。これはレンズとカメラのメーカーが同じということもありますが、光学機器メーカーのプライドとして正確に設計・組み立てられているからでしょう。とはいうものの、デジタルカメラの廉価版のセットレンズや民生用小型カムコーダーではAFで引きボケをカバーしていて、実際にはかなりフランジバックがずれていたりするようです。

装着するレンズはAF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-EDというNikon D300と購入したものですが、18-200VR兇鮃愼してからは全く使っていませんでした。D300に装着した場合は正確にフランジバックが合っているので問題ありませんが、マウントアダプターを介してNEX-VG10に装着するとズーミングでフォーカスがずれてしまいます。
今回行った方法はマウントアダプターの長さを長くするという改造です。方法はいたって簡単です。
アダプターからレンズ側マウントを外して胴とマウントの間に極薄いスペーサーを挟みます。アルミ箔や流し台テープなどを使ってボディー側マウントとレンズ側マウントの距離をフランジバックチャートを使って調整していきます。その際絞りは開放にして、テレ端とワイド端のフォーカスが一致するようにします。

スペーサーを入れては組み立てての調整を数回行い、チャートでテレ、ワイドの両端の他に中間焦点距離も確認しました。HDMIの22吋モニターや写真モードの拡大機能で中ボケも無く、正確にフランジバックが合っていることを確認しました。これでAF-S 18-70mmEDが晴れてNEX-VG10で引きボケを起こさずに使用できるようになりました。なお、このレンズは距離環の幅が狭いので先日作ったインシュロックズームレバーをフォーカスレバーとして使っています。

そしていよいよ実写テストです。(写真は大きいサイズにリンクしています)
まず絞り開放でテレ端を使って撮影します。ただしこのレンズは焦点距離によって開放F値が変わりますので注意が必要です。

次にズームをワイド端にして、絞りは開放のF3.5となった分は感度またはシャッター速度で調整します。この時絶対にフォーカスは動かさないようにしなければなりません。

NEX-VG10ではAF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-EDのオートフォーカスは使えませんが、レンズの構造上テレ端からワイド端へ数フレームで動かせる特技があります。これはNEXのAマウントレンズには出来ない技で、これが使えるとNEX-VG10の手持ち撮影がとても面白くなります。
明日は仕事ですが、今日は空き時間に他のマウントアダプターのフランジバック調整もしておこうと考えています。

■2010年10月27日(水)  NEX-VG10、とことんチューニング:三脚取り付け部の剛性アップの巻
NEX-VG10の話が続きましたが、このあたりで最終チューンの紹介です。
NEX-VG10で何が気に食わないかというと、三脚ネジ穴とその周辺の剛性不足です。民生機ということで仕方の無いことかもしれませんが、フォーカスやズームを触ると底板の剛性が足りずにカメラが動いてしまいます。これではフォーカス送りもままなりません。
剛性アップのためにマンフロットのスライドプレートをNEX-VG10にネジ2本で固定しています。これで三脚に乗せた状態でフォーカスやズームを操作した時の微動を抑えることが出来ます。次の写真は真横から見た三脚取り付け部の後部です。M6ビスでスライドプレートとカメラをつないでいます。(分かりやすいようにVG10のバッテリー収納部底面とスライドプレートの隙間を埋めるブッシュを取り外しています)

ビス1本を増やしただけでNEX-VG10の三脚取り付け部は生まれ変わったように剛性がアップしました。とは言っても、ネジ穴が一つしか無いVG10にどうやって二箇所で止めるのか?答えは次の写真です。

バッテリー収納部に若干のスペースがあったので、角型の座金とM6の皿ネジを使っています。注意しなければならないことは、バッテリー脱着の妨げにならないように薄く作ることです。

バッテリーの下に装着時に5mmのスペースを確保したため、バッテリー脱着は1mmの余裕を残して問題なく行えます。
APS-C撮像素子を採用してレンズ交換可能なハンディーカムとして売り出したわけですから、85mmF1.4や135mmF2クラスの三脚座が無い大口径レンズの装着を考えればNEX-VG10の三脚ネジ部や底板周辺はもっと丈夫にすべきであることは設計者も気づいているはずです。
以前XDCAMEXで三脚ネジ部の強度が不足していてXDCAM EXカムコーダー PMW-EX1 三脚固定時の安定性向上対応のお知らせというアナウンスがありました。
内容は
XDCAM EXカムコーダー PMW-EX1につきまして、三脚固定時の安定性をさらに向上させるためのパーツ変更が可能となりましたのでお知らせ致します。ご希望のお客様は有償にて承りますのでサービス窓口までお問い合わせください。というものです。
NEX-VG10でも同様の対応をお願いしたいと思います。

10/28追記:ホームページをご覧頂いている方から「ブッシュはどんな感じですか?」という問い合わせがありましたので写真をアップします。
これはBoomCam兇鮴什遒靴燭箸にコーナンPROで購入した角パイプのキャップです。側面の肉厚が薄かったのでエポキシパテで補強して塗装したものです。バッテリー装着部の底面をはさむ形になっていますので強力にスライドプレートと固定できます。

そしてもう一つは誰でも出来る簡単ズームレバーです。
ズームレバーといっても18-55mmレンズのズームリングに極太のインシュロックを巻いただけです。ロックを使いやすい位置に決めてからしっかりと締め付けます。余った部分を少し残して切断すればOKです。取り外ししやすいように、また取り外しの際に鏡筒を傷付けないように【リピートタイプ】がお奨めです。
3倍レンズはズームリングの動きに引っかかりも無く、デザインも良いのですが、指の掛かりが悪いために滑らかなズーミングがしくいレンズです。そしてズーミングの際に指がマイクのウインドジャマーに触れてしまったりもします。でもこのインシュロックレバーを付けるだけで見違えるようなズーミングが出来る上に、ウインドジャマーに指が当たることもなくなりました。そして少しバージョンアップしたものが次の写真です。
テプラでスケールを作ってインシュロックに貼り付けています。
そしてロック部分にピンバイスで穿孔してビスを取り付けました。リピートタイプなので取り付け、取り外しが容易で、マニュアルフォーカスのニコンレンズの距離環に巻きつけてフォーカス操作のアシストに良いかと考えた等間隔のスケールです。
実際に取り付けたものです。レバーの剛性が高まってけっこうかっこよくなりました。

色々と改良の余地が多いNEX-VG10ですがここに来てようやくチューニング完了といったところでしょうか。後はグライドカムに装着した時のバランス調整を残すだけになりました。

さて、今日は夕方から番組のENGである芸人さんのご子息の撮影。カメラはHVR-Z5Jのショルダーリグセットでワイヤレス1波も搭載します。番組ではまだまだメモリーではなくHDCAMと同様にHDVもテープメディアが中心のようです。

■2010年10月26日(火)  NEX−VG10用NP-FV100は検証の結果問題なく使えました
先日書いた中国製のNEX-VG10用NP-FV100互換バッテリーの検証結果です。
まず先日の内容は以下のとおりです。

★検証が取れて使用結果が判るまではお待ちください!★
NEX-VG10にこれ以外の中国製の互換バッテリーを使って「適合バッテリーをお使いく
ださい」というエラーメッセージを見た方がおられます。またソニー純正でも機種が異なればエラーが出ます。おそらくICチップの違いによるものと思われます。

右のバッテリーはまだ検証が取れていませんので、検証出来次第ご報告いたしますので、今しばらくお待ちください。

笹邊は右の「あす楽」さんで購入しました。そして今日解禁!

豆カムHDでも問題なく使えました。

10/26:以下に検証結果をご報告します。


結果を申し上げると
問題なく動作しましたということになりました。

そしてNEX-VG10だけではなく“まめカム”HD「HXR-MC1」でも問題なく使用できました。ただしロングランテストは行っておりません。また千里ビデオサービスが動作を保障するものではありません。予めご承知おきください。

バッテリーは宅急便で2個届きました。バッテリーの化粧箱にはFits NP-FV100と表記されています。中には初期不良の場合の無償交換・返金の案内が入っていました。

バッテリーはNP-FV100よりも少し長くなっていますが装着は問題ありませんでした。ただしNEX-VG10に付属しているバッテリー装着部の化粧カバーは装着できません。実際にNEX-VG10を使っていてもこのカバーはバッテリー交換の動作を増やすだけのデザインパーツのため使ったことはありません。
バッテリーの定格表記ですが、サイズが大きい分互換バッテリーの方が若干容量が大きくなっていました。
このバッテリーは説明にもあるように「出荷時に検査のために充電」されているらしく、そのままでもカメラは動作しました。二連チャージャーで追充電したところ1時間たらずでFULLの表示になったので早速VG10に装着して連続録画時間の計測を開始しました。

録画開始から5時間45分、LCDパネルは表示した状態での連続録画です。メモリーの残量が8分を割ったのでメモリーを交換して再び録画します。この時点でバッテリー残量は3本立っています。

これなら7〜8時間使えるのか?と期待しましたが、残念ながら残量表示は急速に減り始めて24分後(記録開始から6時間10分)アラームが出現して数分で「電池がなくなりました」と表示してで録画停止。実際の撮影では残量表示が2本になった時がバッテリー交換のタイミングかと思います。

NEX-VG10の取扱説明書によるとNE-FV100使用時の連続撮影時の撮影可能時間は315分となっていますので、今回の互換バッテリーのテスト結果6時間10分=370分は大変優秀な数字だと思います。この性能がどのくらいの期間維持できるかは今後判ることですが、価格が1/3ほどの互換バッテリーの存在はメーカーにとっては大変なことだと思いますが、ユーザーにとっては大変有難いことです。同時に純正バッテリーの価格がレンズを含んだ本体の価格の1割を占める状況を考えると互換バッテリーを使わざるを得ないともいえるでしょう。ちなみに放送用や業務用カメラの場合、バッテリーはカメラ本体の3%〜1%以下になっています。

追記:今回のテストで使い切ったバッテリーの充電時間は豆カムHDで使用しているAC-VQH10で行いましたが問題なく2時間余りでフル充電出来ました。なおAC-VQH10はすでに生産終了し、現在二連充電器はAC-VQV10になっています。高容量バッテリーNP-FV100を約2時間5分*で充電可能(*実用充電)ということです。

今回の検証で思ったこと・・・【大人の都合】はあるとは思いますが・・・
旧機(1〜2年程度)や類似した製品とのバッテリー共用がなぜ出来ないの?ということです。NEX-VG10では幸い急速充電器に豆カムHDと同時に購入したアクセサリーキットの急速二連チャージャーAC-VQH10が使えましたが、バッテリーNP-FH70はノッチ位置が違っていて取り付け不可能です。XR520用のバッテリーのNP-FH00もVG10では装着することが物理的ず、ノッチを削って強制的に取り付けても「適合バッテリーを・・・・」というメッセージが出て電源が落ちるようになっています。NP-FHシリーズが指定のXR550でもおそらくNP-FHシリーズは使用できないと思います。
商売ということから少し外れて【地球温暖化防止】の観点からみると300回〜500回の寿命を持つリチウムイオンバッテリーはもっと互換性を保つべきではないでしょうか。
千里ビデオサービスの場合ですと、古いカムコーダーTRV-900で使用していたNP-F950は今もHVR-Z1JやZ5J(NP−F970指定)では予備として使えていますし、消費電力が小さいiKanやManhattanLCDのモニターではメインでNP-F950を使っています。
環境保護を考えていけばカムコーダー用バッテリーは大きさが同じ場合は共用できて当然というか、共用すべきだと思います。また【一部のエネルギー関係アナリストは、電気自動車やノートパソコンの生産が増え続ければ、世界は深刻なリチウム不足問題に直面するかもしれないと憂慮している。】という意見もあります。今開催中のCOP10ですが、生物多様性に関して、GreenPeaceの反対運動により【世界最大の食品・飲料会社ネスレ本社は、熱帯雨林を破壊してつくられた製品の使用中止を発表しました!】ということも起こっています。
企業の評価が製品や技術だけではなく、環境保護や省資源を考えた生物多様性への取り組みによって判断されるようになってきました。リチウムイオンバッテリーはビデオカメラだけではなく、デジタルカメラ、携帯電話、ノートパソコン、そして自動車など、私達の生活に無くてはならないものになっていますが、リサイクルする前に【長く使う】【最期(最後)まで使い切る】ことが良いのではないでしょうか。そのためにも互換性は重視していただきたいものです。

少し話は変わりますが、千里ビデオサービスで単三乾電池の使い捨てを抑えることに取り組んだエネループの記事を転載します。

■2009年05月19日(火)  エネループその後

昨年大量導入したエネループのことです。
フィールド用ミキサー、フィールドレコーダー、ラジオマイク、コンデンサーマイクetc.とにかく単三電池を良く使います。そして一度使った電池は残量が有っても現場では怖いから新品を使う・・・悪循環です。
以前は余った単三は電卓やペンライトなどにまわしていましたが、それもごく一部です。結局半分以上残量を残したまま回収箱行きという状態でしたが、今は緊急用や、壁掛け時計、リモコンにアルカリ電池を購入するくらいになりました。
現場で使ったエネループは充電器にかけて再度満充電になります。
導入した時は「こんなに買ってどうする!」と言われたものが、今はストロボ用に充電式エボルタを合わせて64本。大電流の流れるもの=ストロボ等と、小電流のもの=ミキサーやマイク用としてグループ分けしています。特にエボルタが大電流にいいというわけではなく、区別するために銘柄を変えているだけです。もちろん逆でも構いません。
昔使っていたカドニカ(サンヨー)や他社のニッケルカドミウムに比べ、新しいタイプのニッケル水素電池は自己放電が少なく安心して現場で使えるものと考えています。
エネループ(充電式エボルタも含め)は電池代よりも無駄な廃棄を抑えるものとして高く評価しています。電池+充電器のコストが1年を待たずして十分に回収出来たということで「エネループその後」としてご報告します。

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現在ではデジタル一眼レフのNIKON D700やD300など、AAAサイズの電池が使えるものはほとんどエネループもしくは充電式エボルタでまかなっています。コストダウンと同時に間接的には社会貢献につながっているものと自負できる状況になったと思っています。

■2010年10月26日(火)  NEX-VG10でEマウント3倍ズームをテストしました

11倍スームレンズが付属しているNEX-VG10ですが、使用頻度が極端に少ないというか、皆無と考えられるのでVG10購入と同時にNEX-5ユーザーさんに新品で譲りました。ソニー製レンズとしては固定焦点の16mm F2.8と専用の魚眼コンバーター、そして18-55mmの3倍ズームレンズになります。このレンズはAPS-CデジタルスチルカメラNEX-3/5のキットレンズということで価格は抑えられていますが、非球面レンズを3枚も使った最新のレンズです。

VG10に装着した写真です。倍率は低いですが、35mmスチルカメラに換算して32.4mm〜99mmは常用レンズとして必要な画角をカバーしているといえるでしょう。

テレ端の55mmまでズームするとレンズの全長は2cmほど伸びますが、レンズが軽いために重量バランスが崩れることはありません。ただしこのレンズE18-55mm F3.5-5.6 OSSにはVG10付属のE18-200mm F3.5-6.3 OSSに装備されているアクティブモードの手ぶれ防止は無く、従来の光学手ぶれ防止のみになります。ただ、E18-200mmのワイド端でアクティブモードを検証した限りでは最新の回転方向に対応したアクティブモードと比べると一世代前のアクティブモードであることは否めません。(アクティブモードはワイド端で大きな手ブレ補正効果を向上させる機構です)実際にVG10を歩きながら撮影することなどはまず無いだろうと考えれば、標準モードのみの3倍でも十分ではないかと考えます。
またワイド端の樽型湾曲収差は11倍に比べるとかなり少なめで、テレ端の糸巻き型(とはいっても55mmですが)もTVレンズとしては少なめでした。とれと嬉しいのはこのレンズのアタッチメントサイズがφ49mmということ。NDフィルターやPLフィルターが16mmF2.8と共用できることです。49mmだとNDフィルターも2千円程度ですからx4/x8/x16などを複数揃えても1万以下で済みます。これは有難いです。

この3倍ズームレンズのテレ端での手持ち撮影のテストとして次のようなことをやってみました。PCのデスクトップでYouTube再生画面をテレ端で手持ち撮影してみました。約6分ほどの連続手持ち撮影で、揺れが判りやすいように画像の枠も写しこんでみました。光学手ぶれ補正とテレ端3倍ということで何とかフィックスできたようで、丁寧に持てば実際の手持ち撮影もなんとかなりそうです。※(VG10のピクチャープロフィールをVIVIDにしていたためコントラストが高くなってしまいました。PC画面などはPORTRATEを選ぶと階調が改善されます)


★セット販売優先らしく、単品販売はソニーストアでも品薄のようです。16mmパンケーキレンズ付きを欲しい人がネットオークションでダブルレンズキットの3倍ズームを新品未使用で保証書無しで出品しているようですが、光学手ぶれ補正やオートフォーカス対応のレンズはマニュアルレンズに比べると故障も多いようです。やはり保証書付きの新品購入をお薦めします。
でもNEX-3のダブルレンズキットを6万で新品購入して18-55mmを保証書無し2万で処分すると
何と!NEX-3と16mm薄型レンズのセット4万となります。
皆さん算数が得意のようです。★


■2010年10月23日(土)  NEX-VG10用NP-FV100互換バッテリー

★検証が取れて使用結果が判るまではお待ちください!★

NEX-VG10にこれ以外の中国製の互換バッテリーを使って「適合バッテリーをお使いください」というエラーメッセージを見た方がおられます。またソニー純正でも機種が異なればエラーが出ます。おそらくICチップの違いによるものと思われます。

右のバッテリーはまだ検証が取れていませんので、検証出来次第ご報告いたしますので、今しばらくお待ちください。


動作確認いたしました!使えました!
10/26の記事に動作検証を掲載しました。

■2010年10月21日(木)  NEX-VG10やEOS動画に使うニッコールレンズは最新よりもAI以前が最適

写真撮影用のカメラを動画で使うことは最近では当たり前になってきたようです。映画やCMでは35mmフルサイズの撮像面をカバーするイメージサークルを持つCANON EOS5Dmk2にカールツァイスのコンパクトプライム等が使われているようですし、APS-CサイズのEOS7Dでも撮像素子がスーパー35mmに近い大きさのためにマウントを改造してPLマウントレンズを付けたりするそうです。高性能・高機能ではありますが、そういったものは低価格化が進むVPや自主制作においては高価すぎます。低価格で発売されたNEX-VG10や未改造のEOS7Dなどのデジタルカメラを使った一般の映像制作ではPLマウントレンズを使わずに、NIKON F→NEX(CANON EF)等のマウント変換アダプターで35mmフィルムカメラ用のレンズを流用することになります。NEX-VG10(NEX-3やNEX-5も)ではフランジバックが短いため、αマウント変換、ペンタックスマウント変換、CANON FDマウント変換など、殆どすべてのマウント変換アダプターがあり、自由自在なレンズチョイスが可能です。
とはいうものの、本来写真用に作られたレンズですからフォーカスは写真用に特化しているため、決して使いやすいとはいえません。動画ではオートフォーカスではなくマニュアルフォーカスが当たり前で、特にフォーカスリングのフィーリングは非常に重要です。重すぎたり、引っかかったりしてはフォローフォーカスを付けたとしても滑らかなフォーカス操作は出来ません。またニコンのDレンズ(絞り環が付いたAFレンズ)もマニュアルフォーカスでは動きが軽すぎてフォーローし難いことになります。
(※キヤノンのEFレンズは絞り込み連動ピンが無いためにNEXマウントアダプターでは残念ながら開放絞りでしか撮影することが出来ません。EF用電子マウントアダプターが発売?されるまではNEXでの使用には無理があります)

今日はそのニッコールレンズについて少し書きます。
たしかニコンF3Pを使っていた頃だったと思います。ニッコールレンズはAi-Sタイプにモデルチェンジした際にヘリコイドのギヤ比に大幅な変更を加えました。敏速なフォーカス合わせが目的で、距離環の回転に対する繰り出し量が多くなりました。特に中望遠〜標準〜広角レンズでその変更量が大きくなっています。確かに写真の場合は若干ヘリコイドが重くはなりましたが、回転量が少なくなり、フォーカス合わせは速くなりました。
下の写真の左側が50mmF1.4のAi-Sタイプで、右はNEWニッコール50mmF1.4(NEWニッコールは元々非Aiですが、カニ爪のないF3PやF4で露出計が連動するようにニコンSCでAi改造しています)
Ai-SとNEWニッコールの距離環部分を同じサイズで並べてみました。ヘリコイドの回転角が倍ほど違うことがお分かりいただけるかと思います。上がAi-Sで下がNEWニッコールです。

次はAi-Sの85mmF1.4とNEWニッコール85mmF1.8の比較です。やはりAi-Sの方は距離指標の間隔がNEWニッコールの半分ほどになっています。VG10やEOSの動画撮影で使う場合は回転角度に対する移動量が少ない非AIのMFレンズの方が圧倒的に使いやすいです。

広角レンズになるとAi-Sと非Ai-S(Ai)での差はもっと大きくなります。左がAi-S 28mmF2、右はAi28mmF2.8です。

AiとAi-Sの違いはヘリコイドの回転量の違いだけではなく、マウント内に設けられた自動絞り制御ピンの制度を高めて、NIKON FAなどのシャッター優先モードやプログラムシャッターモードが使えるようにするものです。次の写真はAi-Sの20mmF2.8とNEWニッコール20mmF4です。

かなり古いレンズNikkor-H Auto 85mm F1.8とAi Nikkor 85mm F2.0を比べてみました。外観はまったく違いますが、距離指標の間隔はほぼ同じです。

NEX-VG10にとても良く似合うと気に入っているNikkor UD Auto 20mm F3.5です。距離指標の間隔はAi-Sの20mmF2.8よりも広く、このレンズの欠点である開放時に目立つ周辺部分の収差も35mmハーフ版サイズのAPS-Cでは撮像範囲外のため影響を受けません。

次の写真は本来パースペクティブコントロールのPCニッコールF4ですが、分光プリズムを持たないNEX-VG10では問題なく使用でき、PC本来の用途のほか遠近感を誇張したような効果を得ることが出来ます。そして何よりも湾曲収差の無さは他の28mmレンズの比ではありません。まさに皆無です。
右のレンズはAi 28mm F3.5という廉価版のレンズですが、距離指標の間隔も広く、正確なフォーカスあわせが可能です。

これも古いレンズのMicro NIKKOR Auto 55mm F3.5ですが、マクロレンズだけに距離指標の間隔は狭く、一般撮影には適しません。ただし、このレンズに唯一採用された近接時露出倍数補正機構のおかげでNEX-VG10などの動画撮影ではフォーカスを大きく動かした際のFドロップが補正されます。ただし開放測光のTTL一眼レフでは開放F値が変化するために露出計が誤動作するということで廃止されました。実絞りでファインどーを見るNEX-VG10やEOSのライブビューではとてもいい機能ではあります。
右のレンズはNIKON F時代のNikkor-H・C Auto 50mm F2です。開放では「まさかこれがニコン?と思うほどソフトな描写を見せるかと思うと、F5.6以上に絞ると驚くほどシャープに変貌するミラクルなレンズです。デザイン的には露出計の無いアイレベルファインダーを付けたNIKON Fに最も似合ったと思いますが、VG10に付けてもそのコンパクトな形状からとても相性は良いと思います。

浅いDOFと低照度での撮影に威力を発揮するNew Nikkor 55mm F1.2です。50mmF1.2に比べるとバックフォーカスに無理が無いためか、開放F値1.2にもかかわらずシャープな描写をしてくれます。ヘリコイドの回転量はやはりAi-Sのものより大きく、とても正確なフォーカス合わせが可能です。
こういった古いレンズであっても内部清掃やヘリコイドグリースの入れ替えなどが現在も可能なところが日本光学の素晴らしさだと思います。某社のように過去のマウントを切り捨てたにも関わらず新マウントで5.000万本も売るような商売上手ではありませんが、Fマウントを維持して5,000万本を売り、さらに今なお旧機の修理、OHが可能な会社というのはまさにエコの真髄だと思います。千里ビデオサービスには某社の切り捨てられたマウントのレンズが何本かありますが、修理そのものを受け付けてくれないためNEXアダプターを購入する意味が見つかりません。35mmF2.8-70mmF3.5などは当時高性能で高価なレンズだったんですが、今ではガラス玉のオブジェと化しています。

次に望遠系のレンズを比較してみます。Ai-Sの105mm F2.5と Nikkor-P Auto 105mm F2.5です。望遠ではヘリコイドの回転角を小さくすると重量による負荷が大きくなるためでしょうか、Ai-Sも非Aiの旧レンズもヘリコイド距離指標はほぼ同じです。絞り制御機構の改善と外装の刷新がAi-Sと非Aiの違いのようです。

Ai Nikkor 135mm F2.0S とNikkor Q・C Auto 135mm F2.8の比較です。若干Ai-Sの方が狭いですが、十分滑らかな動作で、EOS5Dmk2でも愛用しています。135mmF2.0はすでに生産完了したレンズですが、パナソニックから間もなく発売されるであろうマイクロフォーサーズの動画カメラAF-105の特設サイトのメイン写真にもこのレンズが掲載されています。target="_blank">http://pro-av.panasonic.net/jp/af105/
写真には撮っていませんが、135mmよりひとまわり長いAi180mmF2.8ED-Sも135mmと同様に十分な回転角を保っていました。

もう少し長いAi Nikkor 200mm F4SとNikkor-Q Auto 200mm F4を比べて見ましたが、距離指標はほぼ同じでした。やはり繰り出し量を大きくすると無理があるようですが、そのおかげで今になって動画では嬉しいヘリコイドということになります。まさかこれらのレンズ設計者が数十年後にビデオカメラに使われるとは思ってもいなかったでしょう。特筆すべきは右のNikkor-Q Auto 200mm F4ですが、驚くほどシャープな描写を示してくれます。Ai-Sの200mmF4が全長124mm 重量510gに対して、古いNikkor-Q Auto 200mm F4は全長163mm 重量630gと小型化していないことが良かったためでしょうか。

調べついでにインナーフォーカスの大口径望遠レンズも調べてみました。200mmF2.0の距離環はほぼ一周回ると思うほどよく回り、指標の間隔はとても広くなっていました。構造的に全く異なるもののためでしょうが、距離環の回転量の割りにフォーカス合わせはすばやく行え、その上正確で滑らかです。

300mmF2.8でも200mmF2.0同様に十分余裕のある回転角度で動画撮影でも問題ありません。

古いレンズばかりでは申し訳ないので新しいレンズ(AF)を紹介します。AF-S NIKKOR 85mm f/1.4Gで本体に絞り環が無いため、絞りコントロールが付いたNEXマウントアダプターを使用します。ナノクリスタルコートの採用のオートフォーカス&IFレンズですが、VG10ではAFは効きません。ただし動画撮影でAFを使うことはかなり稀なことですね。パンの最中に突然フォーカスが外れたり、AF動作が遅すぎたりと、おそらく沢山の方々がAFに苛立ちを感じられているのではないでしょうか。このAF-S NIKKOR 85mm f/1.4GをVG10で使用する場合は当然MFで使用しますが、
AF-S Micro NIKKOR 60mm f/2.8G EDやAi AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-EDと同様に距離環に減速機構が備わっていて、回転角は意外と大きくなっています。ただしMFニッコールが持つ剛性感やエンドロックはありません。

今回タイトルを【NEX-VG10やEOS動画に使うニッコールレンズは最新やAI-SよりAI以前が最適】としたように、マニュアルフォーカスのニッコールレンズを動画で使用する場合はヘリコイドの回転角度の大きい旧タイプのニッコールが使いやすいと思います。また、ニコンのデジタル一眼レフでの使用を考えない場合はAiやAi改造されている必要は無く、カニ爪に採光用の肉抜きがされていないオートニッコールでも全く問題ありません。フルサイズのD700やD3シリーズで開放測光が出来ることで若干高騰しているAi系の中古に比べるとオートニッコールの中古市場はコレクション向け以外は全く値上がりしていないようです。デジタル一眼動画をお考えの方は、レンズ繰り出し量とヘリコイドの回転角に注目して選んでいただくといいかと思います。

最後にNEX用マウントアダプターを紹介しておきます。

これは現在NIKON Gレンズに使用しているマウントアダプターです。
マウント付け根に絞り制御ピンを動かせるリングが付いているので、一般のアダプターでは最小絞りまで絞り込まれてしまうニッコールGレンズでも絞りの調整が可能です。ただし絞り値は読めません。被写界深度を確認して絞り値を決めて、NDフィルターや照明、スチル撮影の場合はシャッター速度を決めますス。オート露出は絞り優先のAモードのみ対応します。

また、絞り環の付いたオートニッコールやAiニッコール、Dレンズなどではリングをクローズにしておいてレンズ側の絞り環で操作します。この場合は絞り値を指定することが出来ます。

ニッコールレンズとNEX-3/5、NEX-VG10をお持ちの方はレンズ資産の有効利用が出来ると思います。

これはキヤノンのFDレンズをNEXシリーズで使用できるマウントアダプターです。
EOSマウントははFDマウントよりバックフォーカスが短いため、FDレンズを付けると無限遠が出ずに近接撮影しか出来ません。そのために画質と画角を犠牲にした補正レンズを付けたものが出ていますが、ミラーが無いためにバックフォーカスが短く設計できるNEXではアダプターによって各メーカーのレンズが使用できます。

同じメーカーでありながら装着できなくなってしまったFDレンズですが、ソニーのNEXシリーズで再び抜けのいいキヤノントーンが楽しめます。FDレンズユーザーにとっては嬉しいマウントアダプターです。


■2010年10月20日(水)  ショップからのメールに心が動きます
時々光学機器を購入しているマップカメラさんからメールが届きました。
NIKON D700の新品ボディーが限定20台で178,000円(税込、送料込)だそうです。ちょうどもう一台欲しいと思っていたところへのメールで心が動きます。やはりデジタル一眼レフも35mmフルサイズがいいでしすね。

★Nikon D700ボディ・・・¥178,000-【限定20台】※分割払い例(24回払い):初回¥9,060- 以降 ¥7,500-×23回
だそうです。

限定20台とても迷っています

■2010年10月20日(水)  素晴らしい情報
知り合いから情報が届きました。NEX-VG10やEOS7D用の電子ビューファインダーです。

EOSに付けると下の写真のようになります。

詳細は以下のとおりです。レッドロックマイクロ社のサイトからの引用です。
microEVF Features

* Compact, lightweight electronic viewfinder
* High resolution full-color display – greater resolution than the rear LCD on Canon EOS camera bodies
* Standard HDMI input connector
* Built-in HDMI loop-through for supporting additional monitors
* Fully coated optics
* Adjustable focusing diopter
* Can be used with left or right eye
* Oversized soft rubber cinema-style eyecup
* Industry-standard 15mm rod pin
* Viewfinder infinitely positionable with Redrock support accessories, including "low mode"
* Lightweight design requires minimal support - can be mounted from lower rails, top rails, or shoe-mounted rails
* Compatible with any HDSLR or videocamera that provides HDMI out (5D MKII, 7D, T2i, 1D MKIV, Nikon D3s, Nikon D3100, Nikon D7000, Panasonic AF100, etc.)

microEVF Advanced Electronic Assist Features*

* additional features to be announced

microEVF Technical Specifications*

* HDMI connection
* 1.4m total dots
* Backlit LED, very low power requirements
* Internal battery lasts 10+ continuous hours of operation
* Weight: less than 6 ounces

Pricing and availability

* Estimated $595 for the complete EVF - unlike other solutions with hidden costs, does not require additional viewfinder loupe.
* Availability to be announced

注目はBuilt-in HDMI loop-through for supporting additional monitorsです。
ファインダーを見ながら別なモニターにスルーアウトできる機能。これはHDMIが排他仕様のNEX-VG10やEOSにはもってこいというか、必須の機能です。そして液晶は1.4m total dotsですから余裕でフォーカスが合わせられそうです。さらに価格は$595というとても信じられないほどの価格です。
発売がいつ頃なのかは判りませんが、とりあえずメール&アカウント登録を済ませました。
redrockmicro社のmicroEVFサイトはこちらになります。
http://store.redrockmicro.com/EVF

他にもこんな面白いというか、すごい物もありました。ぜひご覧ください。microRemote(iPadを使ったレンズリモート)です。

カメラがEOSなのにレンズに笹邊も愛用しているニッコールの85mmF1.4が使われていたのが面白かったです。

■2010年10月19日(火)  河内長野
日ごとに秋が深まり過ごしやすくなっています。八ヶ岳の友人の山小屋も昨日は最低気温が氷点下6℃と寒くなり大きなストーブを出したそうです。私たちは撮影で河内長野〜千早赤坂村でした。ここも大阪よりはかなり涼しく?なっています。

高野山真言宗遺跡本山 檜尾山観心寺。大阪・奈良・和歌山の三県の境に位置し、西暦701年に修験道の開祖・ 役行者が開創され、 後に弘法大師空海が真言宗の道場とした寺院です。八ヶ岳では紅葉の季節も終わり、今は落葉松が色付いているようですが、ここ河内長野の紅葉はこれからです。

千早川沿いで見かけた趣のある家。笹邊の生家もこんな感じで裏を川が流れていました。食事に立ち寄ったマス釣り場「千早川」の看板です。

道路から見下ろす「千早川」はまだ緑に包まれていました。いただいた食事はマスの塩焼き定食です。中サイズのマス(約25cm)1尾と甘露煮がメインです。塩焼きのマスは大きいだけあって、パーマークは消え、肉が赤みを帯びています。逆に甘露煮はまだパーマークのある幼魚で、浅くあっさりと煮たものにもかかわらず骨まで柔らかく炊けています。大変美味しゅうございました。お値段はなんと一人前千円!お薦めです!

川上神社前の無人販売所ですが、今日は生産者の方がいらして下さり、飛び切りの大サービス!笹邊の目に付いたものは「生の鷹の爪」です。エスニック料理には欠かせません。

千早赤坂村の田んぼは稲刈りが終わり、沢山の稲木に稲が干されていました。天日干しの新米はきっとおかずは不要です。

買って帰った直売の農産物です。生の鷹の爪はフードプロセッサーで塩を加えてペーストにします。

下の写真は昨日アップをしていなかったM君の仙台ロケの土産「牛たん肉みそ」です。ご飯の友に最高!
grp1019143457.jpg 300×200 37K

■2010年10月17日(日)  NEX-VG10を仕事で使いました
秋晴れの日曜日、今日は中ノ島がよく見えるABCホールでファンキータップ・ライブの収録でした。

今日のスイッチングは客席内で行いました。写真は客席最後列に組んだベース。カメラモニターは4:3表示の三連液晶でプログラムモニターは16:9表示のBVM-9045QDを使いました。スイッチャーは例によってPanasonic AW-SW350米モデルです。

録音はローランドR-44を2台カスケード接続して8chマルチで行いました。何故8chなのかは後ほど。カメラは全部で5台で、その内3台をスイッチングしています。右の写真は下手ステージ前の1カメはHVR-Z5JでスイッチングとCFカードでアイソレーション。後席の方々の迷惑にならないように深型フードを取り付け、タリーランプも客席から見えない方向に向けて取り付けています。

客席最後列中央に置いた2カメと3カメ。2カメのHVR-Z1JはiKanの5.6吋液晶モニターにプログラムリターンを送っています。カメラの奥に見えるジャマーをかぶったワンポイントガンマイクはカスケードしたR-44にLRでオーディエンスを録っています。最近水中撮影以外では出番の少なくなったHVR-Z1Jですが、照度が十分あればさすがに3CCDだけあってCMOS採用のHVR-Z5JやZ7Jと比べると明らかに上質な映像が録れます。発売後6年になろうとするZ1Jですが、気になるHDVのクロッグもメモリーレコーダーを併用することで回避できるようになりました。Z1Jの人気が今なお衰えないことも頷けます。特にワイドコンバーターはZ5J/Z7Jで使う純正品よりもZ1Jに付けるセンチュリーのワイドコンバーターは秀逸です。Z7J/S270で使用できるものがセンチュリーから出ているようですが、Z5Jにつけた場合に親レンズ(20倍Gレンズ)の湾曲収差の大きいことが悪影響するのではないかと懸念します。

2カメのアイソレーションはHVR-Z1J本体からIEEE1394でHVR-M10Jと接続してリレーレック。3カメはHVR-Z5Jですが、カメラマンはつかずにRM-MP1000でベースからアイリス、ズーム、その他コントロールを行っています。収録はスイッチャー送りの他にIEEE1394でDSR-45でアイソレーション収録です。左の写真はアイソレーション用のHVR-M10JとDSR-45。そして上手舞台前にCompilation RIGに乗せたHVR-Z5J。ワイコン使用でバランスを保つためにNP二連ケースを取り付けて、バッテリーは軽いリチウムイオンではなく重量のあるニッカドのNP-1を2本入れています。この4カメはスイッチングは行わず、本体にテープを入れて別系統の単独収録です。今回もRAMSAを使ってケーブルレスでライン音声を記録しています。

仕事現場デューのNEX-VG10を舞台かぶりつきに置きました。E16mm F2.8+フィッシュアイコンバーターではでは画角が広すぎ、また周辺部の描写が弱いために使用したレンズはフィッシュアイニッコール 16mm F2.8S。F→NEXマウントアダプターで取り付けています。35mmフルサイズ用の魚眼レンズのため、VG10では水平画角が100度ほどになりますが、イメージサークルの中心部を使うため大変高画質です。リハーサル中にフレーム、アイリス、ゲインなどを調整し、今回はGAIN 0dB、アイリスはF4.0に固定してAモードで撮っていますが、シャッタースピードは最高を1/60秒以下、最低1/30秒になることを見極めています。

タップ用に音響さんが用意されたマイクはゼンハイザーのMKH-416。なんと416が8本もステージを狙っています。

実はタップ用のマイクは416だけではなく、ステージの下にSM-57が林のように立っています。
音響さんからいただいたラインは全部で6系統です。M+MCのLRが2chでPOST、タップもLR2系統をPREでいただきました。さらに影アナとハンドマイクをPOSTで1系統とセリフがあるキャストのワイヤレスピンマイクをPREで1系統。残りの2chにオーディエンス用のLRで合計8chです。
本番前のひと時。二人ともツキを自分の手で掴み取ったようです。

■2010年10月15日(金)  安くなったものです!シネアルタSRW-9000PL発注しました。
ソニーから発売されたAPS-C撮像素子搭載のカムコーダーNEX-VG10にワクワクさせられているこの頃ですが、放送用のシネアルタとしてスーパー35mm相当の単板CCDを搭載したHDCAM-SRカムコーダーも随分と安くなりました。

* F35と同じ「FULL RGB」で撮像する単板ストライプ構造CCD
* PLレンズマウントに対応
* HDCAM-SRフォーマットでの高画質記録
* 多彩なフォーマットに対応
* 1−50pまでのバリアブルフレームレート記録“SR Motion”に対応
* RGB4:4:4記録による更なる高画質記録
* S-Logでのワイドダイナミックレンジ記録に対応
* 多彩なガンマカーブを搭載し、制作者の意図した画づくりが可能
* 2種類の色域モードを搭載
* フィルムカメラ用アクセサリーとの高い互換性
* レンズデータインターフェースと12ピンレンズコネクター
* デュアルリンク出力対応(オプション)



早速WEBサイトの見積もりフォームから【購入】にチェックを入れて送信しました。






もしコレが本当なら超破格値の超お買い得!買うなら今のうち!
http://www.sony.jp/pro/products/SRW-9000PL/index.html
エイプルフールでもないのに楽しい夢を見させていただきました。
もしこれがジャパネットならこの注文金額で商品お届けになるところでしょうか。


そしてなんとシステムファイブさんのサイトでも同じ金額表記!
迷わず2台目も購入チェックで送信。




16日追記:早速システムファイブさんから電話がありました。対応が速いですね。WEBの価格は修正されておりました。
でも本家の方はまだそのままです。
http://www.sony.jp/pro/products/SRW-9000PL/index.html


2010/10/19追記
ソニーからも連絡が来ました。
大変申し訳ありません。ご指摘いただきましたように表記金額の掲載ミスです。
早速訂正させて頂きました。下記サイトからご確認ください。
http://www.sony.jp/pro/products/SRW-9000PL/index.html
ご指摘ありがとうございました。今後はこの様なことが再発しないように充分
注意して行きたいと考えます。
03.png 309×157 4K

■2010年10月14日(木)  NEX用魚眼コンバーターが出荷再開!

★生産工場の変更で一時出荷が止まっていたVCL-ECF1★

ソニーのサイトを見るとNEX-VG10用のフィッシュアイコンバーターVCL-ECF1が注文できるようになりました。購入はソニーよりもお得なマップカメラさんがお薦めです。本日確認したところ、バックオーダーがかなり溜まっているそうで、若干時間はかかるということでしたが順次入荷次第発送できるということでした。

ASCIIさんのサイトで16mmユーザー必須アイテム魚眼コンバーターのインプレッションをご覧いただけます。(NEX-5で使用)

NEXユーザーとして是非揃えたい1本ではないでしょうか。

ウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1は2011年春発売ということでまだしばらく時間がかかりそうです。


■2010年10月14日(木)  NEX-VG10で忘れてはならない大切な機能
NEX-VG10で忘れてはならない大切な機能とは、APS-C撮像素子の写真機能です。色々と動画ばかりが注目されていますが、土台になったものはNEX-5、NEX-3といったAPS-Cのレンズ交換式デジタルカメラです。
VG10の写真機能でとても気に入っているものを紹介します。それは手持ち夜景撮影機能です。シャッターを押すと7コマほど高速連写の後にカメラ内部で画像処理されて1枚のデータが保存されます。よく似た機能に手ぶれ補正機能もあります。こちらも7コマほど連写の後にブレの無い1枚のデータが保存されます。
どういう処理を施しているのかは判りませんが、手持ち夜景モードの写真が下に載せたものです。

(写真をクリックしていただくと大きなサイズが別ウインドウで開きます)
SONY 16mmF2.8

SONY 16mmF2.8

Ai Nikkor 24mmF2.8S

SONY 16mmF2.8

SONY 16mmF2.8

手持ち夜景だけではなく普通の写真もきれいに写ります。ご安心ください。
AF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-ED

今月末にはパナソニックからLCDモニターとHDMIが協調出力出来るマイクロフォーサーズのルミックスGH2が発売され、ますます面白くなるレンズ交換式動画デジタルカメラです。来年も楽しくなりますね。

■2010年10月13日(水)  NEX-VG10の使い具合
今日知り合いにNEX-VG10の使い具合と聞かれました。
「APS-Cの撮像素子ということですごく興味があるんですが、使い心地は?」S社のSさん
「はっきり言ってこれほど使いにくいハンディーカムは無いですよ」笹邊
「そうなんですか。けっこういいかなと思うんですよ」
「フォーカス取りにくくって、最悪に使いにくいんですけど、最高に面白いカメラですよ」
決していいカメラですよとは勧めることは出来ないです。小さいカメラが欲しいのであればHDR-CX550Vの方がすっと使いやすいです。価格もNEX-VG10の半額以下ですからお勧めできるのはやはりコレでしょうか。AFも速く、手ぶれ防止はステディーカムかな?と思うほど。
NEX-VG10とは違って、誰が撮っても抜群の使いやすさ、画像の安定性は定評です。

さて、例のNEX-VG10ですが作例が色々上がっています。ビデオカメラ用の撮像素子とは少し雰囲気が違うようです。




■2010年10月09日(土)  今日10月9日は
今日10月9日は連休の初日。最近連休が多い気がしますね。
で、今日は何の日かといえば、明日の決勝戦を控えたF1日本GPの予選。でもTwitterを見ると、この雨で予選も明日への延期が検討されているとか。

天候に関係ないのが映画!総天然色動画REDLINEが今日封切りです。
製作期間7年、作画枚数10万枚とCG全盛の時代に、背景までも手描きにこだわった究極のアニメーション『REDLINE』
公開前にして、原作者の石井克人がWEBプロモーションに作ったワールドトレーラーがYouTubeで話題となり、海外でも反響を呼んでいるということです。
オフィシャルサイトはコチラ→http://red-line.jp/

そしてもう一つはジャコビニー流星群(りゅう座流星群)が今夜極大になります。
画像をクリックしていただくと大きな画像が開きます。



ただし今日の天気はどうでしょうか。夕方あたりから晴れてくれば昨日が新月でしあtから、今日は月の影響も無く、流星を眺めるには最適な条件。まあ今年がだめでも来年はジャコビニー流星群の活動周期である13年目。来年に期待しながら北北西の空を眺めてみましょう。

今日紹介した
Stella Theater Pro Ver3.02はシミュレーション機能など楽しめる機能が多く、雨の日もパソコンでプラネタリウムを楽しめます。無料期間が3ヶ月と長い上、製品版も税込3,360円とお手ごです。

■2010年10月08日(金)  NIKON D7000を検証してきました
まもなく発売されるNIKON D7000で気になっていたことを検証しました。

まずはこのYouTubeをご覧ください。ニコンD7000で撮られたPVです。

すべてカッコいい映像ですが、何よりも楽しそうですね。また後半に登場するラジコンヘリによる撮影はまさに小型デジタル一眼レフならではのものです。

D3sで動画撮影を行う場合マニュアル・オート露出に係わらずライブビューのLCDモニターは常に明るさが自動補正され、実際の映像の明るさや被写界深度の確認が出来ませんでした。というのも、D3sの動画機能はAP通信や共同通信などからの要望によって実装されたそうで、超高速のモータードライブということでしょうか。目的は毎秒30コマの静止画撮影であって、暗い場所でもLCDが明るく見えなければならないということです。MotionJPEGのAVIを採用したのも頷けるところです。今回のD7000はAVCHD(H.264/MPEG-4 AVC)となりました。いつも明るいLCDライブビューモニターは確かに静止画撮影ではとても有効な機能ですが、ファインダー画像の明るさやゼブラ表示(またはヒストグラム等)で露出を決めていたビデオカメラマンにとってはとても不便な機能です。動画撮影に良く使われるEOS5Dmk2やEOS7Dではライブビュー表示の方法にシミュレーションモードがあり、ビデオカメラと同じくライブビューで露出が決定できます。これがEOSを選ぶ大きなというか、最大の理由でもありました。


今回検証してみたかったことはLCDモニターのライブビュー表示です。
そう、付いていました!マニュアル露出設定というところでONを選択するとビデオカメラと同様の露出決定が出来るようになっています。ただし色々と制約もありました。
1)絞り環の無いGレンズの場合はもちろんAF撮影OKですが、マニュアル露出で撮影中にボディーのアイリスダイヤル(絞り)を回しても反応しません。ファームウエアで対応できるのかは不明ですが、現状ではシュート前にアイリスを設定する必要があります。
2)絞り環が付いたDレンズの場合、レンズ設定を行ってもFEEというエラー表示が出てしまいます。17-35mmF2.8などが使えるかと期待していましたが残念。これもファームウエアで対応できれば有難いです。
3)AiニッコールやAi改造ニッコールではライブビューで実絞りでの明るさの確認やや被写界深度の確認が可能です。
今回最も検証したかったことがこの3番目の項目です。D7000では旧ニッコールを用いることでビデオカメラとして普通に使うことが出来ました。これが出来てこそ動画撮影向けのデジタル一眼レフということになると考えます。
まだAVCHD動画のビットレートなども不明で、一部の情報によるとAVCHDの規格を超えて大きいとか、キヤノン60Dより低いとか、色々と噂が飛び交っています。このあたりは発売されてから判ることだと思ってください。

実際にAi-Sのレンズを装着して動画を撮って見ましたが、とてもいい感じでした。またこのカメラは1080では60iはもちろん30Pにも対応していないので気になっていましたが、24Pでも滑らかな動きでした。シャッター速度は動画撮影時に1/30秒以下は設定できないようで24Pの360度にあたる1/24秒はありませんが、180度に1/48秒に近い1/45秒が選べます。このあたりは動画実績が長いEOSに軍配があがるようです。しかし1/45秒で撮影した24Pのムービーも大変魅力的なフレームレートではあります。
ただしテレビ放送を考えるとまもなく発売される60i対応のパナソニックのGH2は魅力的です。

次から次に新製品が発表されるデジタル一眼動画ですが、いずれもボディーの価格は10万〜20万円の間に設定されています。マニュアルフォーカスのニッコールレンズを多数持っている場合はどのカメラにもアダプターによって使用できるため、ボディーはあくまで信号変換記録デバイスということになり、用途に合わせてチョイスすればいいのではないかと思います。
また、D7000は新しい機能なども数多く搭載され、最新のAF-Sレンズならではの機能も魅力的です。新しいレンズも含めてD7000に興味津々といったこの頃、D7000の実機体験でした。
ニコンのD7000の詳細はコチラでご覧いただけます。
http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d7000/index.htm

■2010年10月07日(木)  HDVハンドヘルド用ショルダーリグ【Compilation RIG】
HVR-Z5Jを連続90分×2ステージの現場が今年もありました。
前回は収録後に編集という、言わば編集撮りだったためにZ1JやZ5Jを連続して撮り続ける必要は無く、ハンドヘルドで問題は無かったのですが、今回はノーカット収録の上に、さらに撮影後に収録素材を大型液晶モニターにハイビジョンで送出するというたいへんきびしい内容でした。
148分メモリーカードに連続収録できるハンドヘルドHVR-Z5Jを連続90分、撮り続けられるだろうか・・・・
ということはグライドカム・・・・90分・・・

ラージカセットが入るHDVのショルダータイプHVR-S270というのが最も有力なスタイルなのですが、ワイド側が狭く、ワイコンを撮り付けた場合S270の12倍ズームレンズでは寄りが足りません。やはりワイドが広い20倍ズームレンズが付いたHVR-Z5Jということになります。
「必要は発明の母」といいますが、今回は手元にあったパーツ類を使ってこんなのもを作ってしまいました。それなりの材料費はかかっているものですが、とりあえず新規購入のものは何一つ無く出来上がりました。

事前にテストし、今日本番を撮影した印象は「これが無かったら限界を超えたかも・・・・・」というわけで無事2ステージとも撮り終えました。

三脚に乗せた反対側の写真です。
Z5J単体の場合はVISION 3で十分な三脚も重量が増えたためVISION 11が必要でした。三脚の上にパナソニックの舟が付き、その上にパナソニックWV-F250Bのショルダー部分。その上にソニーの舟、プロテックの舟用プレート、そしてHVR-Z5Jが乗っています。ファインダーはLCDモニターにSVS特製のルーペを作りました。実はコレがこのRIGを完成させるために最も重要なパートにあたります。数年前にHVR-Z1Jで今回のRIGの構想は出来上がっていたのですが、良いルーペが出来ず、構想のまま頓挫していました。それが今回必要に迫られたことと、ワンタッチで装着できるルーペが完成したことで実現出来ました。写真ではよく見えませんが、ルーペが自重で垂れて行かないための補強と加工も加えてあります。
ほかに工夫した所は前後の重量配分を調整するため取り付けたNP-1用のバッテリーケースです。バッテリーケースにはRAMSAのレシーバー取り付け金具があり、今回のライン音声収録用に使用しています。時間が無く間に合いませんでしたが、NP-1はバランスウエイトだけではなくDC-DCコンバーター(スイッチングレギュレータ)をショルダー前後のスペースに配置して、Z5Jとレシーバーに電源供給出来るようにすでに配線は終えています。
またひとつ千里ビデオサービスオリジナルの武器が増えました。このリグはZ5JだけでなくHVR-Z7Jでも使用可能です。また手ごろなLCDルーペが見つかるか作れればマットボックスが付いたNEX-VG10でも使用できるようになります。

【Compilation RIG】の詳細な写真や運用常態の写真をコチラにアップしています。Compilation RIGという名前の由来も・・・

このショルダーリグ製作に使ったカムコーダーのショルダーパッドが手に入るかもしれません。適合するものはWV-F70/WV-F250/WV-F250B/WV-F260用のパッド部分(WV-QP70)です。もちろん舟(三脚アタッチメントWV-QT70)とのセットを狙ってください。


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