「特殊撮影技術 制作会社」というキーワードだった。
映像を作る場合、基本はカメラ、照明、音声だが、用途によっては特殊な技術が必要になる。ここでいう特殊とは特殊効果やクレーンなどの特機とは違い、学術的な実験などに対応した特殊な技術である。
たとえば天体の撮影や顕微鏡撮影、赤外線撮影、高速度撮影、低速度撮影、その他諸々である。こういった特殊撮影技術も制作内容によっては表現手段として必要になる。ただし予算に限りがある場合は無理・・・・であろう。また、予算があっても撮影技術が確立されていなければやはり無理・・・・である。
しかし検索にあった特殊撮影技術という言葉は撮影技術会社には心地よい響きがある。一般的に無理であれば無理であるほどいっちょやったろかという気持ちがうずく。
最近新しい案件が持ち上がっているが、通常の撮影以外に特殊と考えられる撮影が必要になる。この案件を受注するためにはその撮影方法を確立しなければならない。断片的なものはぼんやりと見える。今はその糸口を探している。歩きながら、食事を摂りながら、時に用を足している最中。また、ベッドに入って夢うつつで考える。まるで頭の中で粘土細工をやっている感じだ。
ベッドに横たわり水平思考でシミュレーションし、ハッ!としたら昼夜構わず机に向かっている。そして問題点に気づいて再び悶々とするのである。こんな私を妻は「またしょうもないことを考えてる」といい、娘や息子達とともに「趣味の世界に入ってる」と・・・・。そのとおりだ。まさに趣味レーション中である。
※シュミレーション〜シミュレーション(simulation)のありがちな覚え間違い。
しょうもないことであっても決して反対しているわけではない。結果に対しては協力的であり、失敗を責めることもない。こういった協力があるからこそ経験を積むことができ、シミュレーションのみで終わった場合であってもそれは知的経験として蓄積することが出来る。
さて今回の案件だが、これは知的経験のにみは終わらせたくない。望まれれば望まれるほど何とかしなければならない。
写真は特殊撮影とは関係ないが、蛍光灯照明下でのインタビューに蛍光灯ライトにGフィルターをかけている。これは照明部の技術である。
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2009年3月11日
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映像制作・撮影技術 /
技術系・ハイテク系 |
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佐竹明夫先生が先月お亡くなりになった。26日に剥離性大動脈破裂で死去、享年83歳であった。
佐竹先生との出会いは今から二十数年前、大阪で旗揚げした劇団を島田果枝先生と共に指導され、私はその劇団の映像を記録していた。そして私に役者とキャメラの係わりを教えていただいた先生でもある。
撮影所がフィルムからビデオに変わった頃、「ズームレンズだと自分がどのくらいのサイズで撮られているか、皆目判らないんだよ。キャメラが遠くから狙ってるから、ロングだと思ったらアップなんだよね!」と嘆いておられたのを思い出す。そして私がカメラというと「キャメラだよ、キャメラ」と窘められた。
佐竹先生は水戸黄門、島田先生は中学生日記で忙しくされながらも若い劇団員の指導に注力されていた。
写真は昨年お会いした時のもので、まさか亡くなられるなど思いもしなかった。「死ぬまで現役でいたいね」と仰っていたが、劇団が公演するたびに東京から足を運んでくださった先生はまさに「死ぬまで現役」の役者だった。「来年も鮎釣りに行くんだよ」と仰っていたが、今年の解禁に先生はいない。とても寂しいが、先生の心を引き継いだ若い者達は先生が考えている以上に頑張っている。当時劇団で役者をしていた大塚薫は脚本・演出の大塚彩王となって頑張っている。
私が先生の年齢になるまでおよそ30年。はたしてそれまで現役で居られるだろうか。しかし、55〜60で定年になって、その後いったい何をするのか。定年後20年、退屈で退屈で仕方ないはずだ。それならこの仕事、こんな面白い仕事を後継に渡すよりは現役で居たい。デジタルやハイテクが進んで益々面白くなるこの世界で現役を退くなんて、いくら金を積まれても離れたくない。髪の毛が全て抜け落ちても頑張ろう。
佐竹先生のご冥福を心からお祈りする。
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2009年3月9日
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アーチスト・タレント /
CEO・映像技術職人 |
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今日は面白かった。昨年も編集した「久光劇場」新作の編集である。
といって映画ではなく、イベント用の映像である。今回は社員の方が熱演する「鎌田行進曲」のパロディだ。
久光製薬というと誰もが知っているというか、お世話になったことがある「サロンパス」が有名だが、病院で処方される「モーラス」も久光製薬の製品だ。久光製薬は江戸時代末期の1847年に「小松屋」として創業したのが始まりだ。創業地の鳥栖市田代は昔から朝鮮との貿易が盛んな地域で医薬が発展した。
昭和9年(1934)発売した「サロンパス」は余りにも有名なロングセラーだが、それよりも前の明治40年(1907)に発売した「快腹丸」は今なお販売されている。素晴らしい。
会社の沿革はさておき、売り上げ1000億を超える企業のパワーを「久光劇場」制作に全力を注ぐ社員さんに久光の原動力を見出すことが出来る。四角四面のビジネスにとらわれたベンチャーとは違った、アドベンチャーの精神である。編集時の参考用に用意いただいた「鎌田行進曲」のDVD、久しぶりに見たが、素晴らしかった。数々の特典映像も収録されていて、陶磁の太秦の様子や付近のロケ地なども紹介されている。もちろん個人用にリッピングもさせていただいた。
今回の仕事でも大きなパワーを与えていただいたと思う。是非自分自身のパワーにしていきたいと思う。
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2009年3月8日
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映像制作・撮影技術 /
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相互リンクさせていただいている「自作の人生」さん(山梨県北杜市武川町−自作ハウス作り〜日常生活)のブログにこんな写真が載っている。
自作のスタビライザー「すてきーカム」だ。ステディカムを捩ったオヤジギャグ的ネーミングだが、とてもステキなスタビライザーだ。
その記事の中でバランスも考慮し車載モニターを利用。またこのモニターが便利でボタン一つで上下左右に画像を反転できる。カムをひっくり返してローアングルで撮る時いちいちモニターを逆さまにしなくて良い。電源もVマウントバッテリー。リチウムBATは16.6V位まで上がってしまうが今のところ車載モニターでも平常に動いている。サイズも16:9だしちょうど良い。
1.2GHzの無線映像伝送装置(監視カメラ用の安物でも結構良い)もつけたので、すてきーカムの映像を別のモニターで確認できる。また、すてきーカムのモニターでも他カメラの映像が見れると言う訳!余り使わないと思うが・・・。でもモニターとVマウントのおかげでバランスはバッチリ。おかげでウエイトにもなりかなりの防振効果が期待できる。 と書いておられるが、氏の柔軟で既成概念にとらわれない姿勢には感服する。
頑張っておられる人から刺激を受けている最中である。このすてきーカムだが、市販されているメーカー製よりもスタイルがいいと思うのは私だけではないと思う。
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2009年3月4日
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映像制作・撮影技術 |
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「Z5J 内蔵マイク 音質」である。
購入から2ヶ月を過ぎ、様々な現場でZ5Jを使ってきた。実は未だに内臓マイクを使った記憶がない。というのもZ1Jでは別売りだった外部マイクが付属品として付いて来るために内臓マイクを使うことが無い。また、収録ではもっぱらMKH-416や、RAMSAのワイヤレスマイクなどをシグマのSS−302を介してZ5Jに入力する。
写真はNECのVPを撮影した時のZ5J。ラムサを使用している。
もし内臓マイクを使うとすれば外部マイクを忘れた時や、ステレオ録音を行いたい時くらいだ。ただしステレオ録音では定位を安定させるために内臓マイクではなく外部マイクを使用し、やはりフィールド用ミキサーを使用する。
↑写真はプロテックのフィールド用ミキサー
↑オリジナルのステレオショットガンマイクECM−6372 ではどんな時に内臓ステレオマイクを使用するのか?
現場で急にステレオ録音を求められ、かつ外部のステレオマイクをもっていなかった場合ということになる。その時のことを考え、一度内臓マイクの音質をチェックする必要があるだろう。
写真はレインカバーを被せたZ5Jである。ジャマーを被せたガンマイクのみカバーから露出するようになっているが、内臓マイクではそうはいかない。
音声の必要が無かったため、外部マイクは使用していないが、ワイドコンバーターを使用する場合はサンシェードが音を遮るため、内臓、直付け外部マイクとも使えない。外部マイクを使用しなければならない。
今回検索にあった「Z5J 内蔵マイク 音質」だが、折を見てテストしてみたいと思う。
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2009年3月1日
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映像制作・撮影技術 /
音声・録音・音響 |
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「志摩スペイン村 ロケ」だ。毎年春休み前や、夏休み前に行っている。
ここ3回はずっとHVR-Z1Jで撮影してきた。オンエア用だがZ1JのDVCAMモードである。
バタバタとした撮影だがけっこう楽しんでいる。
これまでグライドカムやミニジブなどを使用してきたが撮影はずっとHVR-Z1Jで通してきた。特にZ1Jにこだわっている理由は無い。しいて言えば少人数でのロケが可能ということだろう。
さて今回だが、コンテを見る限りはZ1Jで問題は無い。しかしそれなら今回は30Pで行ってみようということでHVR-Z5Jでプログレッシブを考えてみる。あとは現場で判断だ。いずれにせよ小型カムコーダーは引っ張りだこである。
低予算化される制作環境では何もかもHDCAMというわけには行かない。予算がないのにHDCAMというのは作る側の自己満足であり、予算、画質、コスト、利益をバランスさせなければ続けてはいけない。
さて、間もなく春の新製品ラッシュが始まるが、その第一弾がパナソニックのHPX305だ。間もなく発売されるが、価格はソニーのXDCAMENのPMW-EX3と同じ帯域。PvsSのバトルはさぞ激しいものになるだろう。私としては35Mbpsよりは50M/100MbpsのAVCイントラのメモリー記録に興味を惹かれるが、SxSもただ指をくわえては見ていないだろう。映画の国アメリカではHDVの25Mではダメとも聞く。XDCAMHDの50Mモードなど、MPEGの標準が50Mに移行することはオンエアが15M/25Mであることを考えれば当然である。収録では少なくとも倍のビットレートは確保したい。
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2009年2月27日
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映像制作・撮影技術 /
旅の紀行 |
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「第5回国際水素・燃料電池展」がビッグサイトで開催されている。残念ながら私は行けなかったが、注目の製品が展示されている。
ASAHI.COMによると東京貿易機械(東京都中央区)は、家庭用ガスコンロのボンベを使う「ポータブル燃料電池」を出展した。欧米で市販されているプロパン缶1本(約400グラム)を取り付けると50Wの発電が始まり、14時間稼動する。屋外ロケ用のカメラや照明などに使うことを想定している。燃料補給の手軽さや騒音の静かさ、クリーンな排気が売り物だ。日本の家庭用コンロとして出回っているブタン缶に燃料を変更し、電力を100W仕様にした製品を開発中。 ということでこれが東京貿易機械のポータブル燃料電池だ。
引用に「屋外ロケ用のカメラや照明などに使うことを想定している。」とあるように、我々の業界がターゲットだ。我々の仕事は電子機器を使用することから、常に電源に縛られる。重く大きい鉛バッテリーから始まり、ニッケルカドミウム、ニッケル水素を経て、そして今はニッカドに比べて遥かに軽いリチウムイオンバッテリーを使用している。(エネループはニッケル水素)
昔読んだ「こち亀」のなかでカメラマンに扮した両津が「使い切ったバッテリーはただのオモリ」と言っていたシーンが印象的だった。まさにその通りで、こち亀の原作者である秋本治氏の洞察力のすばらしさに驚いた。ポータブル燃料電池がガスライターのボンベなどで稼動する時代が来れば「使い切ったバッテリーは軽くなる」というのも夢ではない。
私の会社ではラジオマイクやミキサー、ストロボなどの単三電池をすべて充電式のエネループや充電式エボルタに切り替えて省資源に取り組んでいるが、あくまで放電後は充電しなければならない。
将来はコンビニでカセットコンロのボンベ1つ買えば一日のロケ現場の電源をまかなえるかもしれない。未来の電池はそう遠くないところまで近づいてきたようである。
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2009年2月26日
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映像制作・撮影技術 /
備忘録・メモ書き /
理類・医学・医薬系など |
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愛用のCybershot T9だが、来月飛躍的に進化したDSC-T900とDSC-T90が発売される。注目はT900だ。
T9とよく似たフォルムに720Pのハイビジョン録画機能まで付いた。DSC-T90はモノラル音声だが、DSC-T900はステレオ録音である。
カラーも4色とT9時代よりも豊富になった。そして注目はDSC-T900専用の水中ブリンプ。DSC-T9の時はサードパーティー製のブリンプを使っていたが、今回は純正で水深40mまでサポートされている。水中カメラマンからも注目されるEOSD5 MK2と比べるつもりは無いが、DSC-T900はデジカメムービーとして世界で最上級に手軽かつ手頃な水中ハイビジョンムービーかもしれない。
店頭予想価格はHD再生スタンドが付属して45,000円程だそうだ。
動画は1280×720のハイビジョンだがソニーの動画としては珍しくプログレッシブである。2枚で1フレームを構成するインターレースと違い、1枚で完結する。動画はその静止画が連続しているということである。
豆カムHDも凄いが、このDSC-T900、メモカメラというにはあまりに勿体無い。物欲が目を覚ましそうな近日発売のCybershot DSC-T900である。
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2009年2月22日
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映像制作・撮影技術 /
写真撮影・カメラ機材 |
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2009年2月19日
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映像制作・撮影技術 |
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IE-8をダウンロードした。製品候補版ということなのでパブリックベータ版よりも製品に近い。
File Name: IE8-WindowsXP-x86-ENU.exe
Version: 8.0
Date Published: 1/26/2009
Language: English
ということで、今年の1月26日にリリースされていた。
映像編集に使っていないXPに英語版をインストールした。
なかなかイケてる感じだ。体感的にはIE-6よりも速い。SAFARIと同等といったところか。とは言っても昔のネスケ2.0や3.0のようには速くは無い。ただし機能は最新である。
英語版のIEに入れ替えてついでにゴミ箱も英語版と同じくRecycle Binに書き換えた。Windowsの日本語版を使っていて気に入らないのは「ごみ箱」である。マックでも同じく「ゴミ箱」で、英語版も「Trush」となっている。もともと激しいマック派だったが、Windowsの英語版で使われている「Recycle Bin」には好感が持てる。
ごみ箱が膨らんでいるとつい捨てたくなるのが人情だ。ところがRecycle Binなら一旦入れても空にはせずに残しておこうというもの。マックの時はTrushを退避場所としてよく使ったものである。バージョンアップする場合などは古いFinderやSystemを退避させてインストールしていた。万が一のため上書きしないためだ。
ごみ箱を空にして「しまった!」という経験は多くの人が経験されていると思うが、そういう人は是非ごみ箱の名前を「Recycle Bin」に書き換えるといい。
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2009年2月18日
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コンピュータ・IT系 |
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ニュースが飛び込んできた。
DVCPROHD及びAVC-Intra搭載でP2カードに10ビット、4:2:2サンプリングのHD映像を記録できる。価格は131万2500円。撮像素子は3CCDではなく3MOSである。
現在ショルダータイプの業務用HD標準スタイルといえばHDVのHVR-Z270とJVCのHD-100〜250、そして次に発売予定のSxS対応のGY-HM700Uとなるが、AG-HPX305は非常に気になるモデルだ。
JVCのHD-100で不評だったワイド端5.5mmの16倍レンズに対し、AG-HPX305ではワイド端4.5mmの17倍レンズが標準装備されている。
価格は実売105〜110万程度。つまりXDCAM EX3と同じ価格帯である
写真しか見ていないが、スタイルは非常に良い。
昔業務用のベーターカムと放送用のベーターカム一体型を比べた場合、確実に放送用に軍配が上がった。やはり価格はデザインの差にも現れると思った。
今回発表されたAG-HPX305はHDC-1600やBVW-400A/D600を思い起こさせた。ソニー製品と比べてしまって、設計者には申し訳ないが、優れたデザインだと思う。
メーカー発表のPDFがアップされていたのでリンクしておく。
http://panasonic.biz/sav/news/090211/20090212HPX305.pdf
一目見て担ぎやすそうなスタイルが気に入った。そして驚異的な価格設定。心から下水流さんを賞賛したい。
電子機器専門メーカー達に対して総合家電メーカーとして業界で若干出遅れてきた感じのするパナソニックだが、ここにきてブランドの底力を発揮したと思えるAG-HPX305である。
プレス用の高解像度の写真がパナソニックのサイトにアップされている。是非ご覧いただきたい。
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2009年2月13日
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映像制作・撮影技術 |
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2月始めから八ヶ岳の山小屋「麦草ヒュッテ」のホームページを作るための取材で一昨日まで入山していた。Eモバイルはおろか、FOMAさえ使えない環境だったためにホームページやブログは全く更新できなかった。
その山行に音声技師として同行した息子が帰宅してすぐに私の昔の写真を引っ張り出してきた。目的は私が昔撮影した八ヶ岳の動物達や植物の写真を見たいがためである。
北アルプスを縦走した時の写真や、冬の八ヶ岳を縦走した時の写真が色々出てきた中に、懐かしい友人とのツーショットが有った。今から25年あまり前の写真だ。
写真はハッセルブラッド500CMで撮影したも。今思えば−30度近くにまで気温が下がる厳冬の山に、よくもまあハッセルを持っていっていたと感心する。しかしさすがにコンパーだけあってセルフタイマーやシャッターには何の支障も無かった。
向かって左に写っている友人の水野上(現在は高橋寛樹といい、岐阜大学農学部を卒業後得度して真言宗の僧侶を務めている)はニコンF3を下げている。
写真を良く見ると二人のオーバー手袋は今は懐かしいミトンタイプだ。そして二人が履く靴はLOWAのチベッタだ。これは今も手元にあり、息子が大切に持っている。チベッタは現在もLOWAのラインナップとして扱われて、革からプラスチックに進化した。
当時私は自作の無人撮影装置を使って八ヶ岳の動物の写真を撮っていた。それらの写真も引っ張り出されていたので、最近買ったスキャナーで取り込んでみた。白駒池付近で撮ったリスの写真だ。
こういった写真を撮るために作った装置の写真も出てきた。日本橋の電子パーツの問屋や、パイプ加工の資材屋を探して作ったものである。
上の写真は赤外線の発光器を入れた投光部である。そして下が受光部である。設置が簡単な反射式は雪や雨の影響で誤動作が多く使い物にならず、送受分離式のものが確実に動作した。
最近では用品メーカーから無人撮影装置も市販されるようになり大変便利になったが、当時は自作するしか方法が無かった。
色々な写真が出てきて、忘れていたあの頃を懐かしく思い出すことが出来た。次の写真は同時期に根石岳付近で撮影したものである。
当時衣類に採用され始めたゴアテックスを使ったモンベルのストームクルーザーだ。蒸れにくくはあったが、今のものに比べると風通しが良すぎてかなり寒い思いをした記憶がある。また接着テープは1年もすれば全て剥がれてしまったように思う。
息子がフィルム庫をゴソゴソしてくれたおかげで四半世紀のタイムスリップを楽しむことが出来た。懐かしい一枚のつもりがどんどん増えてしまったついでに、先日の八ヶ岳ロケから少しピックアップした。
閉鎖された国道をスノーモービルを使って機材を運んでいる。当時に比べるとかなり気楽な山行である。
天気がよく、気温もマイナス数度という状況では下界と変わらない雰囲気で撮影を進めている。息子曰く「山をなめている」ということであるが、これまでに十分山の辛酸は舐めてきた。危険を感じ取る能力は身に付けているつもりでいる。
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2009年2月8日
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旅の紀行 |
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Windows携帯のHT-01Aに慣れてきた。
便利な機能はやはりPCとの同期に使うActiveSyncである。
PCと携帯をUSBケーブルでアウトルックやMyDocumentsの同期が取れる。住所録や予定表、書類などの必要なもの全て。
そしてWindows携帯に入れたMicroSDカードもすとれーじとして使用出来、PCから入れたり出したりもできる。Windows携帯で撮影した写真や動画はこのメモリーに保存する。仕事で使うPDFなどもここに入れておくとAdobeReaderで開くことが出来る。Windows携帯の付属アプリで気に入っているものはWord/Excel/PowerPoint/AdbeReader/YouTube/Operaなど。
新し物好きの私にとってWindows携帯はCybershotとならぶ楽しい玩具である。
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2009年1月29日
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コンピュータ・IT系 |
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「DVCAMカムコーダー DSR-PD170が遂に生産完了!」だそうだ。PD-170やPD-150には大変世話になった。小型カムコーダーながら、ベーターカムに混ぜて編集しても違和感の少ない画質は様々な放送でも利用され、今もまだ使われている。DVCAM記録、音声キャノン入力など、業務用に設計されたスタイルは重宝された。またBKの制作ではPDではなくVX-2000なども使用していたが、これは音声設定ミスによる無音録画を防ぐためには正しい選択だ。
生産完了の理由はもちろんHD化だろう。そしてHDVのHVR-Z5JやZ7Jが高感度化(Z1Jに比べると1絞り半〜2絞り=3倍〜4倍)され、PDやVXを「高感度ゆえに使用する」必要が無くなったためだろう。これまで「HDVのHVR-Z1Jは感度が低い」というHDVの弱点が一層さたわけである。
それにしても安い。
メーカー希望小売価格:505,050円→販売価格:317,980円(税込) だ。
で、
「これ買いますか」?といわれるとやはりNOだ。
それなら豆カムHDを2台欲しい。現在豆カムHDの導入を検討している。
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2009年1月28日
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映像制作・撮影技術 |
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「あわら温泉 ロケ」だった。といってあわら温泉に行くわけではない。まず来週の信州が直近のロケである。
あわら温泉は昨年4月末のはなしだ。検索されていたページはフィールドレコードのアーカイブである。ホームページでは新しいコンテンツも重要だが、古いコンテンツも非常に重要だ。現在フィールドレポートのアーカイブは59ページになった。各10件ずつの表示だから590件である。またこのブログは745件になった。我ながらよく書いたものである。
継続とは確かに力だと思う。私の会社の顧客の多くが現場レポートやブログを読んでいてくれ、また普段よくアクセスしてくれていた企業が新しい顧客になる。まさに大きな営業ツールである。WEBクライアントがビジネスのクライアントになった時がまさにホームページの醍醐味ではないだろうか。古い記事であってもSEOの役割は大きく、自分自身の記録、参考資料としてのアーカイブでもある。
来週の信州ロケだが、そろそろ準備に入らなければならない。動画コンテンツを配信するためのドメインも取得し、先ほどネームサーバーも設定した。今回の仕事は現場だけではなく、様々なデスクワークを並行して進めていかねばならない。
検索にあった「あわら温泉」だが、今頃はカニも旨いに違いない。
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2009年1月26日
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