2009年05月28日(木)
仕込み図 映像製作
仕込み図 映像製作だ。
大概の現場でのシステムは頭の中に入っている。おそらくマイクロフィルムのような、否、そんないい物ではないが、一応図面としてイメージできる。
ただし現場は私一人ではなく、複数のスタッフが動いている。技術や制作スタッフがシステム全体を共有、把握していなければ仕込みに時間がかかったり、トラブル発生時の対応が悪くなる。
私が描く仕込図は技術職だけのものではなく、制作のスタッフにもわかりやすいことを目標にしている。学校では基礎工学、電子工学を学んだが、専門職だけが理解できる仕込図では現場で役に立たない。

検索でヒットしたページはかなり古いもので参考にはならないだろう。
これは5年ほど前のもので、ライブスイッチャーは入れずにシームレスのみで運用した。
これは2005年の現場。そこで会社のサイト内検索を行ってみた。検索キーワードは「仕込図」である。この結果の2ページ目が面白い。検索結果は2009年のものである。そのうちの1件目は東京国際アニメフェアの特設ステージのシームレス部分だ。そして3件目はライブカメラ部分の仕込図だ。
これをIEやSleipnirで見ると拡大や検索機能が利用できる。残念ながらFireFoxやGoogleChorome、Opera、Safariでは対応していない。
仕込図としては中途半端だが、電気回路のことが解らない制作スタッフであっても概ね理解できるだろう。スタッフ皆がシステム全体を共有、把握できる仕込図を描くことが大切だ。
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2009年05月22日(金)
vinten ブレーキ
vinten ブレーキという検索。たぶんパンのロックネジの頭が取れるかどうかしての検索だろう。1000円少々の部品だから、適当に治すよりは部品交換して初期性能を維持する方が良いだろう。機械類全てに言えることして「きっちり治すことで大事に使ってもらえる」のである。壊れたままや、接着剤などで不細工な修復をすれば扱いが悪くなるのは当然だ。私の会社が登録している放送機器のレンタル会社の機材はいつもしっかりメンテされていて、スタッフも借りてきた機材を自然と大切に扱う。
上の写真はこれまでにビンテンジャパンで交換してもらったビジョン10のパーツだ。ビンテンといえども機械である。使えば磨耗してヘタってくる。「ちょっと変、おかしいな?」と思うことがあれば車と同様メンテナンスに出す。
下の写真はビジョン10のブレーキ内部の部品。車で言えばブレーキライニングだ。カムで押しひろげて外側のドラム部分と摩擦を発生させてブレーキをかけている。
ビジョン10をかれこれ10年以上使ってきたが、ビジョン11やビジョン100よりも10が好きだ。
そのビジョン10が最近ボールの表面が磨耗してきて、かなり強く締めないと三脚のワンが滑ってしまう。そんなわけで連休前にメンテに出した。ボール部分を交換することでまたこれから先も初期性能を維持してくれる。そろそろ修理から上がってくるはずである。
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2009年05月18日(月)
山小屋 通年営業
 山小屋 通年営業というキーワードで検索されていた。といっても私の会社のサイトではない。八ヶ岳にある麦草ヒュッテだ。サイトを私の会社のサーバーに置いているのでアクセスキーワードを取得してみた結果である。

 今山小屋周辺ではツクモグサが咲き始め、キバナシャクナゲも咲いている。そろそろ行く準備をしなければ山菜シーズンも終ってしまう。

 一昨日小屋のオーナーから届いた写真を紹介しよう。
 先日届いた落葉松を薪にしているところである。昔は営林署から払い下げられたシラビソなどを森から運び出して薪にしていたが、今は下界から廃材や落葉松を購入して薪を作る。
通年営業するということは冬季の暖房をまず第一に考えなければならない。山小屋ではすでに冬支度が始まっている。チェーンソーで落葉松を切っているのがオーナーの島立正広、私の親友である。

 斧で落葉松を割っているのが越冬小屋番の栗原君。忙しいなか、山小屋から繋がりにくい電波をブースターでキャッチしてauの携帯からブログの更新を行っている。ブログ@北八ヶ岳:麦草峠の小屋番日記

 彼らが割ってくれた薪が今年の冬の大切な燃料となり、土間の大きなストーブで冷えた体を温めてくれる。ガンバレ!
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2009年05月13日(水)
ai-Ticker ブログにFieldReportのヘッドライン
すでに気づかれた方もいると思うが、このブログのヘッドラインに流れる文字を置いた。情報は会社のFieldReportのRSSである。
FieldReportはBloGariとは違い、データベースを使ったCMSタイプのものではなく、CGI単体で動くNickyを使用している。もちろんブログ機能もあるが、コメントやトラックバック、携帯投稿は停止し、まさに日記である。文字コードもCMSでは標準的なUTFではなくEUCだ。そういうわけでこれまでFieldReportからRSSを書き出すことは諦めていたが、mkrssnky.cgi というプラグインが有ることを知って早速インストールした。
RSSはhttp://svs.ne.jp/cgi-diary/rss.rdfとして書き出される。

そこで目をつけたのが「タグを貼るだけのティッカー型RSSリーダー(Flash版) ai-Ticker」だ。設置はいたって簡単で、サイトにRSSのURLを入力すれば埋め込み用のスクリプトが表示され、それをブログやホームページに埋め込むだけである。現在私のお薦めアイテムだ。形は横だけではなく縦型も配布されている。また、流れる文字の該当する記事をクリックすると記事のページに飛ぶようになっている。痒いところに手が届くパーツである。
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2009年05月08日(金)
待ち望んでいたEDIROLの新製品
ローランドEDIROLの新製品が間もなく登場する。VC-50HDだ。
大きさはF1よりも小ぶりで現場向け。構造が堅牢でやはり現場向け。IDXのVマウントの台座を直付けするためのプレートも付いているそうでこれも現場向け。まさにビデオフィールドコンバーターである。
HD-SDI信号とHDV信号の双方向変換が出来、出力はHDMIにも対応しているので、民生用の大型液晶テレビにHDCAMの映像を出すことも出来る。
そして特筆すべきはIEEE1394はHDVの25Mbpsにとどまらず、50MbpsのMPEG2-TSに対応していることだ。またHDV用のフィールドレコーダーのF1もVer.2で50Mbpsをサポートした。
すぐにどうこうというわけではなく、いずれは買わざるを得ない製品だと思う。またソニーのHVR-1500を購入した直後に1500Aが出て悲しい思いをされた方には朗報となるだろう。またHD-SDI入力は放送カメラに採用されているコントロールに対応している。
発売は6月だそうで、現在カタログがPDFで公開されている。F1と合わせて購入すればおよそ60万。どれだけ仕事をすれば回収できるかよりも、これがあることで何が変わるかを検討している。
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2009年05月05日(火)
GWはCSS
今年の大型連休、高速道路のETC1000円ということもあって、大勢の方が遠出されたようだ。私はといえば、4日まで仕事があったため、結局は裏山へ山菜を取りに行ったくらいで終わってしまった。
で、そうしながらも今制作中のホームページの構築も行っていた。先の記事にも書いた麦草ヒュッテのホームページだ。
私の会社のホームページは古い手法のフレームを使ったものにしているが、今回はフレームを止めている。そしてデザインには初めてCSSを使った。今では当たり前のCSSだが、HTMLしかやったことが無い私にはかなり手強い。というか、とんでもなくややこしかった。「DIVで区切ってIDを付ける」何のことか、さっぱりである。とはいいつつ友人の山小屋ということで、WEB制作会社に外注はできない。アドビのチュートリアルムービーを見たり、WEBを検索して少しずつ進めていった。また、ブログの更新方法や、最新情報の更新の仕方など、衛星携帯電話とやり取りしながら小屋番さんに伝えたりした。
今は小屋番さんが繋がりにくい携帯電話でブログも上がってくる。また、私の方はスライドショーが出来る写真館のページなどを作っていく。
サーバーは私の会社で使っているものにmugikusa.comのバーチャルドメインを設定してネームサーバーも自前にしたため、余分なコストがかからないですむ。またドメインエイリアスとしてkitayatsugatake.comも設定した。
サーバーデータベースに制限が無いため、CMSを使ったサイトでも対応できるが、私にはそのスキルが足りないし、さらにPCが大の苦手という友人にもそのシステムは向いていないようだ。そういうことから今のところWEBから書き込むCGIとブログが現地からの更新項目になっている。
ローカルにAPACHEやMySQLを置いているので十分検証してから公開するのが常識だが、GWということで未完成で公開に踏み切った。恰好の良いものではないが、工事現場のつもりで、建築状況を寛容な目でご覧いただけるとありがたい。
今月後半にはまた山小屋に訪れて古い写真などをスキャンしてくるつもりだ。まぁ、それは建前であって本音は山菜である。信州のタラの芽はこれからがシーズンだ。
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2009年04月27日(月)
むぎくさ
むぎくさである。検索されたページは現在製作中の「麦草ヒュッテ」のホームページだった。まだ完成していないが、GW前ということでの暫定公開である。他の検索として「麦草」があった。こちらはドメインエイリアスのkitayatsugatake.comがヒットしていた。アップ早々に上位ヒットしたことはとても嬉しい。これらは会社のホームページSVS.NE.JPのサーバーにベーチャルドメインとして置いているので、暫定的に使用しているSVS.NE.JPのアクセス解析を使用して取得している。
山小屋にはPCのインターネットは無く、使用できるのは携帯電話のインターネットで、それもアンテナブースターを取り付けての接続だ。その環境からでもなんとか「麦草峠の小屋番日記」というブログは更新できるようになった。そのブログでは昨日の雪の状況が書き込まれていた。。
天候は吹雪、気温は−4℃〜−1℃だそうだ。
けっこう打ちづらいと思うが、2127mの山小屋からリアルタイムに情報が伝わってくるということが凄いと思う。携帯電話で撮った写真に文章を付けてアップしてくれる小屋番の栗原さんに脱帽する。
麓からは「麦草ヒュッテの最新情報」として今後はオーナーがデジカメで撮った写真や、山小屋の情報をいち早くアップしてくれる予定だ。
未完完のコンテンツなどを早くアップしたいが、連日の撮影でGWが明けるまでは手が付けられそうに無い。なんとかスタイルシートも使えるようになったが、まだまだ勉強不足で思うようにはいかない。そしてやはり本業あってのWEB製作だ。

ブログの更新が止まっていた言い訳ではないが、少しだけ今日の現場をアップしてみた。
今日は南海電鉄の新しい観光列車「天空」の撮影だった。橋本駅から極楽橋の往復を試乗させていただいたが、ノスタルジックでお洒落な電車に感動した。窓外に向いた座席や展望デッキから見える新緑はとても爽やかだった。


ウッディーな内装、ゆったりとしたつくりは観光列車に相応しいものである。

極楽橋駅に停車した全くイメージが違う「こうや」と「天空」。明後日は再び橋本市で天空の走る姿を様々なポイントから撮影する。新緑の中を走る山岳鉄道の美しい姿が撮れるように天候を期待したい。GW期間中に新しくなった難波駅もグライドカムを使って撮影する。GWは鉄道週間になりそうだ。
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2009年04月13日(月)
16.694942, 79.648769
16.694942, 79.648769はグーグルマップないしはグーグルアースの座標だ。北緯16°41'41.79" 東経79°38'55.57"の場所を示している。キーワードは「南インド セメント」だった。


以前に行ったインドの場所がグーグルアースの航空写真では解像度が低くて表示できなかった。ところがいつの間にかデータが更新されていて、国道を頼って自分の走った道をトレースして見つけることが出来た。

座標のある地点にはインドセメント社のビシュヌプラム工場だ。NEDOの関連で現地のプラントの撮影をしていた。航空写真から自分が行った場所を特定するのは容易ではないが楽しい。また、グーグルアースを使えばアングルを変えて眺めることも出来る。下の写真はプラントを外から撮ったもので中央にひときわ高い塔が立っている。この塔を登ると南インドの地平線が見渡せる。

馬鹿と煙は高いところへ登るというが、まさにその通りだ。砂嵐が吹いた直後で遠望は利かないが、風に揺れる塔の上は至って気持ちがいい。貨物線はセメントを運ぶための引込み線だ。

今までグーグルアースで特定できなかった場所がわかったことで、中断していたインド紀行を再び続けるパワーが蘇ってきた。霧が晴れた気分である。

本件とは関係ないがグーグルマップのここを拡大すると超高精細な写真が表示される。グーグルの悪戯か、能力の見せびらかしかは判らないが、驚いてしまう。恐るべしグーグルである。
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2009年04月12日(日)
テープ記録表 完パケ
テープ記録表 完パケ」である。
リニア編集でも、ノンリニア編集でも完成したビデオテープにはその記録内容及び作業内容をJOBシートとして添付しなければ他社に渡すことが出来ない。これはファイルであっても同じで記録時間、圧縮している場合はコーデックなどを明記する必要がある。
雛形は社団法人日本ポストプロダクション協会から配布されていたが、映画配給会社や番組制作会社からこれまでに受け取ったテープの記録表の形式は統一されてはいなかった。各社各様にオリジナルを作っているようだ。
とは言っても、基本は必ず満たしている。プログラムのタイトル、制作会社、編集日、記録VTR,編集者、音声情報、タイムコード情報などだ。
そしてタイムテーブルにカラーバー、クレジット、リーダーなどを記入する。
末尾のADITIONAL EEDはマルチオーディオ編集やインサートを行った場合に記入するもで、インサートモードを持たないDV編集では関係無い項目だ。しかし部分差し替えなどでRS422A制御でインサートすることも時々あり、やはり削除は出来ない項目である。私の会社の雛形はPDFファイルとしてWEBサーバーにアップし、出先のポスプロでも利用できるようにしている。イラストレーターで編集可能なファイルにしているので、自由に加工して使用していただいてよい。また以前の汎用ファイルも残っている。
現在はノンリニア編集によるファイル納品に適したジョブレポートの書式を模索している。タイトルはNLE JOB REPORTになるだろう。

現在制作作業を進めているJICAのフランス語版VPでは完パケがファイルになるためVIDEO TAPE JOB REPORTはNLE JOB REPORTとなる。
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2009年04月05日(日)
ECM-56P 録音
ECM-56P 録音」だ。久しぶりに検索キーワードで書いてみよう。
ECM-56Pとはソニーのコンデンサーマイクが全盛の頃の製品で、同時期にはかなり多くのマイクロフォンがラインナップされていた。
ネット上ではC-38Bと同じユニット?などの噂があるが、BEのマークから判るようにECM-56Pはバックエレクトレット型である。そしてECM品番から判るようにC-38/C-350/C-74などと区別されている。また、ケーブルの先がキャノンではなく標準プラグが採用されたWCM-56Aもあったと記憶する。私が会社を作った時に購入したマイクはECM-56Pが4本、C-350を2本、ECM-672を2本、C-74を1本、ECM-23FUを4本、C-38Bが1本で、現在もECM-56P/ECM-23FU/C-74/C-38Bが稼動している。
WEBにECM-56Fの資料がある。56Pを今も使う理由はMax SPL(最大音圧レベル)が134dBと大きいからだ。ちなみにC-38Bは140dBというとてつもなく大きなMax SPLを誇る。そういう理由で56Pは太鼓やバンドのライブには欠かせないマイクである。

写真は小さなライブハウスで使用しているECM-56Pだ。この2本にPAからのラインを混ぜるだけでけっこう芯のあるライブ録音が可能だ。

大きなホールでは三点吊りにこの56Pを2本吊らせてもらってオーケストラなども録る。また、56Pを舞台の上手、下手に配置した場合は中抜けを防ぐために舞台の天井にC-38Bを吊らせてもらったりもする。

最近よく使うスタイルは56Pによるワンポイントステレオだ。舞台前に置いたり、ハイスタンドに取り付けて使用する。
ステレオアームは千里ビデオサービスオリジナルのBTSアームである。もちろんDIYで購入した水道用部品を多用している。ステレオアームについてはこのブログの以前の記事で紹介しているので参照いただきたい。

コンデンサーマイクも最近ではRODEから手ごろな価格のマイクが多数出ているので、ノイマンやゼンハイザー、アカゲなどの高価なマイクを使わなくても映像のサウンドトラックとしてなら十分実用になる製品がある。
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2009年04月04日(土)
宮内タカユキ
ヒーローシンガーの宮内タカユキからこんなものが届いた。
私の大好物だ。

中身はコレ
黒糖の入った皮と粒餡が素晴らしい。とにかく旨い。旨いものは旨い!
今年2月から宮内のブログが新しくなった。宮内タカユキ公式ブログ『ぶっちぎるぜ!!』だ。これはエキサイトのエキサイトアニメである。アメブロの芸能人・有名人ブログと同様のものである。さすが宮内だ。

いきなりドラ焼きのことを書いたが、実はメインはSOULのブレーカー上下セットだ。

この春、GW前にはまた信州へ行く予定だ。このブレーカーを着て
『ぶっちぎるぜ!!』
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2009年04月01日(水)
北朝鮮ミサイル発射の第一報

最後まで見てホッとした。4/1ならではの誤解。
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ファミリアRSチューニング
息子が免許を取って車に乗るようになった。新車は買い与えられないので、私の愛車マツダファミリアRS Sパッケージに乗せる事にした。以前FieldReportに書いたとおり見栄えを良くすれば車を大切にして安全運転に心がけるだろうと考え、7年分の垢を落とすために板金&塗装をした。

ちなみにコストは5万5千円と格安だが、「車を綺麗にすることが生き甲斐」という板金屋のおかげで外装は新車同様になった。他にもシフトレバーのブーツを交換したりもしたが、やはりヘッドライトはそれなりに暗くなっている。

先日息子が何処から探し出してきたのか、あることも忘れていたCIBIEの競技用ランプ&リレーセットを見つけてきて交換して欲しいという。最近では競技用もHIDに変わり、CIBIEの代理店SSリミテッドのサイトにもこんなリレーセットは無かった。当時は抜群に明るいと評判のスーパーハロゲンだったが、現在では競技用としては通用しない。それでも現在のファミリーカーに付けられた標準のハロゲンより確実にナイトドライブは安全になる。

早速バルブを交換してハーネスを取り付けた。私は横で指導しながら、息子は恐る恐る作業する。

後はハーネスを綺麗に束ねて他の電気系統と揃えてインシュロックで固定して完了。そしてそれまでファミリアRSに付けていた80W/90WのH4はトランスポーターのボンゴに回してボンゴのヘッドライトもかなり明るくなった。
これでさらに車への愛情が深くなり大切に乗る=安全運転するものと期待するが、車ではなく人の命を大切にするように心がけてもらいたい。

上の写真はボンゴから外した55W/60WのH4だ。貨物だからいずれ適当なものが付けられているだろうと思っていたら、何とフィリップスの球が使われていた。意外である。
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2009年03月30日(月)
ダイナミック型密閉式ステレオヘッドフォン SONY DR-27
願いは通じるものである。
FieldReport(2009年03月27日)の「ナレーターさんの事務所で」に書いたナレーターの事務所での話。会社のスタッフがその事務所のナレブースにあるヘッドフォンを見て「僕の生まれた時に出たヘッドフォンです」「初めて掛けたけれど、装着感、音質が抜群」「めっちゃ欲しい!」「くれへんかなぁ〜〜」と、心を奪われたしまった。会社に戻っても話題はヘッドフォンのことばかり。オークションも探したらしいが無かった。
「今度新しいのを持ってきて交換してもらえば?」と言ったが、恥ずかしいらしく乗り気でない。仕方ないので私からその事務所に電話をして事情を説明した。どうやらこのヘッドフォンはその会社の技術担当の個人所有のもので、「本人の意向を確かめてみる」ということだった。
で、翌日早速返事があり、「掛け心地がいいので置いていましたが、気に入っていただいてかわいがっていただけるのならどうぞ」ということである。早速ヨドバシ梅田へ行って極力掛け心地のいいヘッドフォンを探して事務所にお届けし、SONY DR-27を戴いて来た。

確かに掛け心地もよく、音質も十分だ。最近のものに比べて作りもしっかりしている。

最近のヘッドフォンのインピーダンスが32Ωなのに対して、DR-27は8Ωである。また、STEREO/MONOの切り替えスイッチが付いている。ヘッドフォン近代博物館の当時のデータはこうだ。

■価格 \3,300
■型式 ダイナミック型密閉式
■振動板 77oコーン型
■インピーダンス 8Ω
■再生周波数帯域 20-20,000Hz
■許容入力 500mW
■感度 103db/mW
■コード 3mカールコード
■重量 415g(コード含む)
■発売 1977年10月
■販売終了 1979年頃
■備考 ステレオ/モノ切替スイッチ付き

この1977年がスタッフの生まれ年である。1977年には松下がVHS方式のホームビデオ「マックロード」を発売した。また、この年に発売されたものとして「Nikon F2 Photomic A」「Nikon FM」やシャッター速度優先、絞り優先の両方を搭載した「Minolta XD」「Konica C35 AF(ジャスピンコニカ)」などが発売され、王選手(当時)通算本塁打756号達成した。また、タイムボカンシリーズのヤッターマン放送開始した年でもある。
今回ナレータ事務所のご好意で入手できたヘッドフォンDR-27だが、発売当時は生録ブームだった。ソニーに限らずビクターやデンオン、日立、ナカミチなどからも様々な野外録音用カセットテープレコーダーが発売され、78年にはソニーからそれまでのものに比較して大幅に小型化したカセットデンスケのTC-D5が発売された。1枚目の写真を見て判るようにヘッドフォンのコードが短めのカールコードになっているのも生録向けのデザインということだろう。

当時のカタログと同じアングルでDR-27の写真を撮ってみた。最近のヘッドフォンには無いデザインである。1977年発売にこだわるスタッフの宝物が一つ増えたようだ。大切に使ってくれれば私も嬉しい。

ちなみに私が愛用するヘッドフォンはSONYのMDR-7506とPanasonic RP-HTX9RP-HTX7だ。MDR-7506は録音やEFPの現場用、RP-HTX9RP-HTX7はENG用である。しかし私がもっぱら撮影時にモニターとして使用するのはASHIDAのイヤホンである。グレーのものが一般的だが、黒色のものは秋葉原のラジオセンターで入手できる。
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2009年03月16日(月)
東京の現場へ
本来FieldReportへアップする内容だが、出先でFTPが使用できないのでBLOGariにアップする。
※3/25追記今回の現場レポートをWEBサイトのFielfReportにアップしたのでご覧いただきたい。
往路は大阪スタッフ総勢6名。デリカとボンゴに分乗して、ボンゴは前日に先発し、私は後発のデリカで出発。

天候に恵まれ富士川では見事な富士山を眺めることが出来た。幸先のいいスタートだ。

昼食はお決まりのミニ丼三色セット。マグロの漬け丼、さくら海老の掻き揚げ丼、天丼のセット。

私は掻き揚げ丼がしらす丼になっている。富士川SAのお薦めメニューである。

東京に着いてレインボーブリッジを渡る。お台場のビッグサイトはもう目前だ。それにしても天気がいい。

船の科学館の宗谷。

海王丸もあった。

ビッグサイトで荷卸をして仮仕込まで行い、この日は昨年「もうかりメッセ」の時に訪れた大森海岸の「鍋ぞう」でしゃぶしゃぶ食べ放題の前夜祭。私の会社のスタッフは下戸ばかりのため、飲み放題とは無縁だ。ビール3本よりは飯三杯である。

食べ放題でたいらげた肉は6名で70枚。思い切り満足の夕食だった。「鍋ぞう」のスタッフも唖然とする千里ビデオサービスの食いっぷりである。こういう客ばかりが毎日来れば食べ放題1980円では大赤字になるだろう。毎度毎度申し訳ない。

また、今回は映像スタッフの打ち上げも鎌田駅前の「牛座」で焼肉の食べ放題にした。とにかくよく食べる。一緒に食べていて気持ちがいい。酒は食べ放題に自動的に付くワンドリンクの中から生ビール一杯で十分すぎるスタッフは各々5人前以上の焼肉を平らげた。

私がフリーだった頃、どちらかといえば食べなくても平気で、仕事をすると飯を食べるのも忘れるタイプだった。しかし大勢のスタッフとロケなど行うようになってからは飯の時間、自由時間、お土産を買う時間などを設けることが現場を和やかにする秘訣だと、当時番組の制作をしていたM氏に教わった。大切なことである。

今回の現場もケータリングには気を遣った。甘いものを用意し、スタッフの脳を活性化しなければならない。もしケータリングが無ければ10時間もの間スタッフは空腹に耐えなければならない。今回のブースからビッグサイトのコンビにまでは徒歩で10分近くかかる。往復で20分である。リハが始まればスタッフは持ち場を離れられない。本番終了後すぐにリハが始まるスケジュールではコンビにまで行っている暇など全く無い。
VE担当スタッフは毎朝ビッグサイトに着くと、まずコンビニでおにぎりやお菓子を買出しに行くのが日課になった。これで用意したチョコやクッキーといったお菓子類とお茶やジュースは映像スタッフだけではなく、いつも一緒に現場を担当する音照スタッフにも喜ばれた。

食べてばかりのように思われては具合が悪いので仕込図をアップしておく。上が特設ステージのライブカメラで、下はシームレススイッチャーのブース。図面には入っていないが全てのフォーマットに対応するためそれぞれのブースにローランドのビデオフォーマットコンバーターVC-300HDを用意した。VC-300HDの製品紹介ムービーは昨年我々が撮ったものである。


3/23追記
昨日無事大阪へ戻ってきた。
FTP環境が無かったためブログに書いたが、近日中にFieldReport及びShootingに現場レポをアップする予定だ。
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北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
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