2008年10月24日(金)
会議の中継
会議の中継である。
会議の中継 で検索した結果 1〜10件目 / 約5,880,000件
ということでヤフーの最上位に挙がっていた。写真はそのページの中継元のものだ。

そして別会場へ映像と音声を送る。この時は別会場といっても同一の建屋のなかでの中継だ。

同様にこれまで様々な中継を行ってきたが、同一建屋だけではなく、離れた場所への中継も行う。数百メートルでケーブルを敷設出来る場合は映像と音声を高周波に変換して同軸ケーブルで送ったり、デジタル変換を行いLANケーブルで送ったりする。また2.4G帯や50G帯の無線によって行うこともある。
また最近では遠隔地を光ファイバーで結んで高画質な双方向中継も可能になった。
上の写真は神奈川の大学病院内のオペ室と兵庫県で開催された学会会場を双方向で繋いだ時のものだ。光ファイバーとMPEG圧縮のおかげで高精細な映像と品質の高い音声が得られる。ただし回線の確保や工事等、準備期間に最低1ヶ月はかかる。
また、用途によっては既存のインターネット回線を使用した片方向の中継(時間遅延により同時通話が不可能)が極めて簡単かつ低予算での中継が可能になった。ただしベストエフォートであるため、確実な接続と転送を望むには不向きで、やはりISDN等による専用接続が確実である。
つい先日のことだが、大阪で行われた会議を東京や地方都市にプライベート中継した。
HDVカムコーダーのHVR-Z1Jを3台、ライブスイッチングを行いながら、HD16:9ワイド画面をSD16:9にダウンコンバートして中継した。回線はTV会議の回線を使用したが、一度も途切れることなく送ることが出来た。決して高画質ではないが、TV会議のシステムの映像や音声に比べると、やはり我々が作る映像や音声は圧倒的に優れたものになる。「同じ回線でこうも違うのか」ということで、送り先は大型スクリーンに映し出されていた。
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2008年10月22日(水)
プロテック ウインドジャマー
プロテック ウインドジャマーという検索だった。私の会社で使っているウインドジャマーはライコートの製品であり、検索に該当するウインドジャマーは無い。
写真はライコートのソフタイシステムである。検索ではおそらく消火器のヤマトプロテックのリンクとウインドジャマーが引っかかったのだろう。
ライコートではソフタイやカゴのことをWindshield Systemといい、特にカゴについてはFull Windshield Systemという名称を使っている。
そのほか池上のカムコーダーのマイクにもライコートのCamera Mounted Softie Windshieldを使用している。またレンズとマイクの間隔が広いHDW-700Aではソフタイを使用している。

今回の検索で気になったことはウインドジャマーという言葉だ。ライコートのサイトではウインドシールドが正しそうだ。さ
さてそのウインドシールドだが、業界でゼンハイザーのMKH-416が標準になっているように、ウインドシールドはライコートが標準のようだ。他メーカーのウインドジャマーがいいか悪いかを調べて判断するよりも、放送で使用して問題ないライコート製を使うことが結果的には無駄が無く安上がりということだろう。国産品や海外の他メーカーのものを買って、結局ライコートに買いなおした、なんてことが最もつまらない買い物である。
業界標準を選ぶことはもちろんβーカム、HDCAMのようにステータスではあるが、ある意味業界の保守的な一面でもある。つまり業界標準のライコートが決してどこよりも優れているということを保証するものではない。やはり実物を確かめて使い手が判断して、最も自分の用途に合ったものを選ぶことが大切だ。ちなみに私は常々MKH-416がタッチノイズに弱いと感じ、現場によってはあえてソニーのC-74やECM-672を使用する。またインタビューマイクもSHUREのSM-63Lを標準としながら、63Lよりもはるかにタッチノイズに強いSONYのF115にSM-63L用のウインドスクリーンを付けて使っている。決して業界標準が全てではないのである。
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2008年10月21日(火)
SHURE FP-31
SHURE FP-31である。オークションに出品でもされていたのだろう、複数の検索が有った。SHURE(シュアー)のフィールド音声ミキサーで正式な名称は-を含まないFP31である。
SHUREには現在グローバルサイトがあり、日本語のページshure.co.jpも充実している。そこにあるShureについてではShure Incorporatedの歴史が掲載されている。その中のFP31についての記載では
1983「その時代で最も大きな革命を起こした屋外中継用ミキサ」としての賞賛を受ける、FP31ミキサを発売。その重量はわずか約1 kg。放送用カメラへの接続も容易で、かつてない高い機動性をニュース収録現場に提供。
と書かれていた。下の写真が私の会社にあるFP31だ。とてもシンプルなミキサーだがAB-12V/P-48Vの双方にスイッチの切り替えで対応している。今では当たり前の機能だが、当時としては画期的だったようだ。

今のテレビ放送やDVDなどの音声はステレオや5.1chサラウンドが主流だが、それらのプログラムのインタビューなどのENG収録現場では基本的にモノラル収録だ。カムコーダーの音声トラックは2ch又は4chに対応していてもミキサーからカムコーダーへは1本のケーブルだけで結ばれる。つまりCH-1に鼻マイクの音声、CH-2にミキサーからの音声を入れる。(操作の具合で逆にすることも多い)ENGの定番ミキサーと言われるシグマのSS-302も緊急用にステレオミキサーには使えるが、基本は切り替え式ワンメーターでリミッターもA出力にしか備わっていない。つまりモノラル使用が前提である。


私の会社で最も稼動しているフィールド用ミキサーはやはりSS-302であり、時にENGが重なったりするとFP31が今も稼動する。数年前にボリュームの交換を実施して状態は非常にいい。ただしSHURE FP32もそうだが、ボリューム操作のフリクションが少ないため、うっかりすると手が触れて回ってしまいそうだ。余分な気を配らなくていいように私の会社のFP31はツマミとボディーの間に水道用のゴムパッキンを入れてフリクションを効かすようにしている。もちろんこれはホームセンターマニア私がコーナンで買ったものだ。

入力は3系統あり、MIC/LINEがそれぞれ切り替えることが出来る。当時の日本では入力側が雄の12Cだったが、さすがにSHUREは米国仕様の11Cになっていた。

入力側と同様に出力側でも逆になっている。当時の国産のミキサーがメスの11Cになっていたにも関わらず、FP31はオスの12Cであり、ベーカム一体型VTRとの接続には11C/11Cのメス/メスケーブルが必要だった。今日ではシグマのSS-302も米国仕様に変わり、またVTRも入力側が11Cになったために12C/11Cのオス/メスケーブルのみで繋がるようになった。

バッテリーは006Pを3本使用する。ただしファントム電源を使わないのであれば2本でよい。アルカリ電池で連続8時間以上の運用が可能だ。また、リミッターのスレッショルドレベルは半固定ボリュームによって調整できるようになっている。

またSHUREではUser Guides and Spec Sheets Discontinued Mixers and DSPとして旧製品のマニュアルを今も提供している。FP31は古い製品だが、今なおPDFでダウンロードできる。マニュアルの回路図を見て判るように、FP31は入力側、出力側にそれぞれトランスを持った平衡入出力になっている。ローコスト化のために電子バランスを用いたミキサーとは違う。
新製品ラッシュの現代だが、旧製品のテクニカルデータを継続して公開するSHUREの姿勢に好感が持てる。
SHUREの企業理念を引用させていただこう。

企業理念
1925年の創業以来、自らの演奏を観衆のもとに届けたいと願う、ユーザーの情熱は私たちの原動力であり続けてきました。「Your Sound.」私たちは、この言葉を理念とし、ボーカルや楽器演奏の魅力やニュアンスを忠実に収音し、聴衆のもとに届ける製品を開発しています。
そして今、Shureの製品はライブシーン、レコーディングスタジオや放送局、学校やホールなどさまざまなシーンで幅広く活用されています。
発売以来40年にわたり世界のトップセラーであり続けているマイクロホンモデルSM57/58のように、Shureのオーディオエレクトロニクス製品が長年にわたり、世界中で使用され続けていることは、私たちが得た信頼の実績であり、誇りでもあります。
創業80年の区切りを迎え、これからも私たちは、ワイヤレスシステム、ミキサ&プロセッサなどのプロフェッショナル製品から、フォノカートリッジや高遮音性イヤホンなどの一般向け製品まで、お客様のニーズに合わせた高品質なオーディオツールを提供して参ります。
この中で書かれている発売以来40年にわたり世界のトップセラーであり続けているマイクロホンモデルSM57/58はまさにSHUREを象徴するものだ。同様にロングセラーを続けるメーカーにドイツのノイマンがある。さて、日本のメーカーにこれほどロングセラーを続けるメーカーがどれほどあるのだろうか。ふとソニーのC-38Bを思い浮かべるが、往年のソニーマイクのラインナップに比べると現在の製品群はあまりにも少なくなってしまい残念だ。
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2008年10月18日(土)
便利な容器=略して便器・・・ではない
ちょっと面白い容器を紹介しよう。
調味料の缶だ。以前100円ショップで買ったまま使わないで置いていた。今、この容器の中身は調味料ではない。
さて、中身の物体は?別にクイズではないが、正解は下の方にある。
 
 
 
 
 
  
  
 
 
  
  
 
 
  
  
  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

答えは定番インタビューマイクのSHURE SM-63Lのウインドスクリーンだ。単なるスポンジのようだが、購入すると1個2000円近い。そして圧迫された状態で保管すると変形した状態から戻るのに時間がかかり、古くなると形状を記憶してしまう。
インタビューなどで使用するSM-63Lは、録音用とは違って必ず画面に登場する。そのため見た目も大切になる。いわば出演者扱いが必要だ。手垢や汚れはきれいにふき取っておく。そしてウインドスクリーンも同じ扱いを心がけなければならない。
ウインドスクリーンのスポンジを変形させないで携行するケースとしてこの調味料缶がピッタリである。撮影現場までのミキサーバッグに無造作に入れておいても大丈夫だ。

ただし調味料缶のままでは格好が悪いのでSHUREのロゴをネットで落として作ったロゴ入りのテプラを貼っておく。

それでも見た目はやはりコショー入れだが・・・・・

SM-63/63Lのウインドスクリーンだが、何故か作りが緩い。新品のときから緩いので設計上の問題だろう。うっかりすると脱落してしまう。風防が強風で飛ばされては洒落にならない。
私の会社の63Lの風防は内壁にスポンジテープを貼ってマイクとのフリクションを強くしている。もちろん音質に影響の無い場所に貼るのだが、スポンジテープが硬すぎたり、厚すぎては脱着に手間取ってしまう。付けやすいが外れにくく取り外しやすいというスポンジテープがベストだ。今のところニトムズの厚さ5mm/幅15mm/長さ4mがちょうどいいようだ。コーナンなら148円で入手できる。
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2008年10月11日(土)
ビジョン3 HDV
 「ビジョン3 HDV」だ。おそらくHDVのミドルクラス用ヘッドとしてはビンテンのビジョン3が最適ではないだろうか。私の会社ではHVR-Z1J、HVR-Z7J用としてビジョン3とマンフロット#505を使っているが、操作性は確実にビジョン3に軍配が上がる。先日機会があってマンフロット#519を使った。カウンターバランスがダイヤル式になっている#519はとても使いやすいが、若干の揺り戻しが気になった。パンの最後に手から力を抜くと少し戻る傾向があり、テレ端での撮影ではそれが顕著に現れる。その点ビジョン3ではピタリと止まって戻らない。これは#505でも同様でビジョン3に負けてはいない。ただし#505のロック機構は使いにくい。

 よくビンテンとサクラーを比べて、完全バランスはビンテン、温度特性はサクラーと言われる。確かにビジョン10や11、100などのヘッドは低温ではドラグが硬くなって滑らかに動きにくくなる。それがびジョン3ではさほど気にならない。
 写真はGW前に行った上高地ロケのものだが、気温が氷点下になる夕刻になっても滑らかなパンができた。ビジョン3は#505と同様にカウンタースプリングが連続可変ではなく、交換式になっていて、自分が使うカムコーダーの重さにあわせて選ばなければならない。バネは1kg〜10kgまで供給されていて、私の場合は日本ビデオシステムのアダプターを使って放送用の舟でビジョン3に載せている。またワイドコンバーターはセンチュリーの0.7倍に専用フードを付ける。この状態で3kgバネで使用している。ワイコンを外した状態でも3kgで問題なく使用できる。もちろんスプリングを交換してDSR-300クラスの軽量カムコーダーなら装着可能だがやはり75φのボールヘッドではHDVハンドヘルドのカムコーダーが適合する。パンの最中にボールがスリップしたりレベル調整の敏速さを考えるりショルダータイプのカムコーダーには100φのヘッドを選ぶべきだろう。
 ビジョン3は価格的にもアルミ3段三脚のセットで20万余り、カーボン3段三脚のセットで30万弱で販売されている。HDVカムコーダーが60〜70万であることから当然三脚にはこの程度の予算は必要だろう。キャメラマンにとって三脚(ヘッド)は命だ。海外で三脚をCamera Support Systemと呼んでいることがそれを物語っている。ビンテンの三脚は足ではなくシステムなのだ。
 上の写真はジッツォの4段三脚をボール仕様にしてビジョン3を取り付けた状態だ。三脚をケチっては絶対良くない。とにかくHDVにはビジョン3をお薦めする。中途半端な10万程度の三脚を買って満足できずに買い換えるよりも、キャメラマンの手足になれるビンテンを正しくメンテナンスして長く使う方が結局は得であり省資源に貢献できると考えている。
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2008年10月10日(金)
いざ東京へ

 「いざ東京へ」タイムリーなキーワードだ。リンク元を見るとヤフーの検索だ。どういうわけかトップに有った。検索されたページは劇団の東京公演に同行したときのもので、劇団のコンテンツとして出先からアップロードしたものだ。
 タイムリーなキーワードと書いたが、それには訳がある。というのはこの連休中に吉祥寺で行われる「吉祥寺アニメワンダーランド」へ行くからだ。ここで行われる「森の映画館」の上映が仕事だ。
 本番は夕方からなのでけっこうゆっくり出来る仕事である。昼は屋ファイステージのコンサートをゆっくり楽しむことが出来る。また吉祥寺に会社があるクライアントともお会いする約束が出来た。
 ただしこの期間に河内長野ロケが一件入ったため、連休とは言いながら他のスタッフも現場がある。他人が休んでいるときに一緒に休めないのが我々の仕事である。
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2008年10月09日(木)
外国のような景色
 仕事帰りに立ち寄った。
 まるで外国に来たような景色だ。
 たまたま天気が良かったためなのだろう。普段良く通っているハービス付近の何気ない景色だが、今日は空気が違う。旧体育の日(10月10日)前後は必ず晴れるらしいが、確かに澄んだ空気と深い空があった。
 インドロケに持って行ったソニーのCyberShot P100でAUTOでポンと撮った写真だが、それでも印象どおりに写ってくれた。今は現場記録用のメモカメラとしてスタッフが使っているP100である。
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2008年10月07日(火)
映像制作 C-38B
 「映像制作 C-38B」だ。C-38Bとは漫才には無くてはならないマイクロフォンと思われがちだが、その用途は様々だ。フルオーケストラからナレーション、ソロ楽器など、とてもニュートラルな特性により万能といえるだろう。C-38Aの後継として1977年08月1日に発売されたもので、私が会社を作る前から持っていたものだ。

 いまさら38Bと言われるかもしれないが、後継機のC-48はすでに販売終了しているにもかかわらずC-38Bは今なお現行商品である。つまり今でも需要があるということだ。ただし発売当時10万余りだったと記憶する価格も、今日では希望小売価格191,100円となっている。出荷台数が少ないためか、採算が合わないのだろう。すでに発売開始から30年以上のロングセラーだ。ソニーには今後も記録を更新し続けれいただきたい。ちなみに私の会社では舞台収録の吊りマイクやオーディエンス用に使用していて38Bには申し訳ないと思っている。ただし38Bそのものが録音を兼ねて小道具になる場合もある。
 面白いサイトがあるので紹介しておこう。スタジオ・サウンド・ダリさんのサイトだ。その中にmicrophonというコンテンツがある。保有されている様々なマイクロフォンを特性とあわせて写真付きで公開されている。もちろん38Bもある。見ていてとても楽しい。オーナーやスタッフの機器に対する愛情が感じられるページだ。
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2008年10月05日(日)
ビデオ ロケ 電源 映像
 「ビデオ ロケ 電源 映像」だ。
 Vロケで電源を使うことといえば、ほぼ照明か中継システムである。よく使うのが本田の5kW発発だ。静かで安定しているというのがいい。小規模な屋外のEFP中継ではモニターやCCU、VTRなどが結構電力を必要とするために安定した5kwがベストだ。これをワンボックスやライトバンの荷台に載せて運用すればミニ電源車の完成だ。

また次のように小規模なオープンロケでは2.8kWのインバーター発電機を車に積んで運用する。

 次の写真がハイエースに搭載した2.8kWの発電機だ。一酸化炭素には注意しても分らないので、排気口は必ず車外に向けてドアを開放すること。

 下の写真は本番収録中の様子。HMIの1.2kを2灯使用している。

 上記のような小型発電機で対応しきれない場合には電源車を使用する。下の写真が電源車だ。関西でのレンタル会社はは嵯峨映画や三穂電機株式会社が有る。もちろんドライバーさんが一緒に来てくれる。

 下の写真は岡山ロケの電源車。野外コンサートで使われるものだ。

 照明部が使うHMIライトの電源などではまず容量不足は考えなくても良い。

 ロケの車両群。農機具メーカーのVP撮影である。奥に停めた私のファミリアRSが可愛らしい。

 「ビデオ ロケ 電源 映像」というキーワードだが、規模が大きなロケでは我々撮影部、録音部に加えて照明部、特機部など、それぞれが分業して現場が進む。電源車は概ね照明部が手配するが、電源の管理は電源車のドライバーさんが行う。ちなみにロケバスは車両部となり、特機部やスタジオが営業免許を持っていることがある。
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2008年09月30日(火)
慨VS
 慨VSでの検索。ハイライトされている紹介分が優れている。「撮影技術の提供、ストリーミング映像制作、ビデオ編集等。」これはヤフーの登録サイトにある紹介文そのものだ。

 10年ほど前、まだヤフーの商用サイトの登録が無料だった頃に、ヤフーのサーファー(懐かしい響きだ)が実際にサイトを見て決めた紹介文である。
 現在ヤフーの検索エンジンは全文検索を行っているため、特に紹介文などは必要ないのだが、例えば撮影技術会社と検索した場合も必ずはじめに登録サイトの紹介文「撮影技術の提供、ストリーミング映像制作、ビデオ編集等。」から始まる。
 今日の検索ではまずカテゴリー検索など使わないのだが、その影響力は大きいようだ。これはヤフーに限らず、グーグルでも同様にグーグルディレクトリーがあり、そのデータベースはhttp://www.dmoz.org/である。そこにSVSと入れて検索すると「SVS - 千里ビデオサービス - 大阪市箕面市。取材・ビデオ収録・編集など映像制作。会社概要、業務内容紹介。」という紹介文で私の会社のサイトが表示される。
 SEO対策はホームページの更新やキーワードも重要だが、やはりまず検索エンジンが利用しているデータベースへの登録も忘れてはならない。ヤフーは現在商用サイトの登録は有料だが、オープンディレクトリーへの登録は今現在も無料で行える。
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canon EOS 5DマークU
 「canon EOS 5DマークU」「5dマークU」共に今日の検索キーワードだ。特にcanon EOS 5DマークUではヤフーのかなり上位にヒットしていた。このブログに記事を書いたのは9月28日で、まだ2日しかたっていない。にもかかわらずこの結果はブロガリの検索エンジン効果ということになる。色々と不具合のあるZAQのブロガリだが、検索エンジンに好かれる要素を持っているのではないだろうか。
 それにしても今日のヒット数は多かった。
 ホームページは別にして、このブログだけで538件のアクセスである。やはりcanon EOS 5DマークUということだろう。
 さて、明日からは10月だ。ということは正月まで僅かということである。つい先日まで暑い暑いと思っていたところに急な寒波で、早朝の車では思わずヒーターに手が行ってしまう。友人の山小屋からの便りでは最低気温0℃ 最高気温15℃ということだ。そろそろ冬支度をしなければならない。・・・いや、ここは大阪、雪が降るまでにはまだ2ヶ月余りはある。その前にビワマスの撮影に行こう。そして正月の餅代を稼がなくては。
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| 検索エンジン・SEO / 写真撮影・カメラ機材 / 自然環境・自然科学 |
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2008年09月29日(月)
ものスゴいマイク AT895
 ザ・ベストハウス123の2008年5月7日放送分をYouTubeで見ることが出来る。「ものスゴいマイクBEST3」だ。2分50秒から5分50秒あたりがその問題のマイクである。
 マイクはオーディオテクニカのAT895だ。思わず欲しくなってしまう。ただし1本50万以上。とんでもない価格だ。それがレンタルなら1日25000円で借りることが出来る。決して安くは無いが、必要な場合にはレンタルで対応できる。幸いレンタル会社の大阪オフィスが吹田にある。機会があれば借りてみたい。
 WEBに英語版のマニュアルが有った。PDFで閲覧できる。興味のある人はどうぞ。
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ANFデジタル一眼レフ
 デジカメネタが続いたついでにもう一発デジカメの話。
 私の会社の写真担当が「オートフォーカスがイマイチ」と嘆いている。私は仕事柄マニュアルフォーカスで撮れるジャンルが担当なので、デジタルSLRでオートフォーカスを使うことは少ない。それどころか、ニコンD700のようにファインダーがしっかりしていて、旧のマニュアルフォーカスレンズが使えるデジタルSLRを好む。さらにフォーカシングスクリーンには必ず全面マットを選ぶ。つまり全面マットのスクリーンを選べる機種である。そしてレンズは28mmF2や35mmF1.4、135mmF2、300mmF2.8など。理由は簡単だ。明るいレンズでマット面でフォーカスを合わせるだけだ。
 で、問題のAFデジタルSLRだが、AFについてはレンズごとに補正値を記憶できるらしい。そして前ピン、後ピンも微調整できるそうだ。
 いったいどういうことなのだろうか。一眼レフならレンズの焦点=撮像面と、ミラーで反射してきた光を擬似的に合焦させるフォーカシングスクリーンは等価のはずで、これが違っていれば一眼レフとは言えない。ビューカメラでも同様だ。ピントガラスの合焦面とカットフィルムフォルダーのフィルム面が等価であることが条件だ。
 ところが高級デジタル一眼レフレックスカメラはボディーとレンズに相性があったり・・・・・・それを微調整する機能をカメラ本体に持たせていたりする。一見いかにも高機能そうに見えつつ、実際は微調整作業をメーカーのサービスが放棄したこことではないだろうか。
 最近のデジタルSLRのCM(WEBも含めて)はちょっと誇大というか、派手な気がする。デジタル一眼レフを形容するキャッチコピーを見る限り技術的に完璧を期したように見えるが、はたして今のデジカメのAF技術は頂点に達しているだろうか。オートフォーカスの究極は「人の眼」だ。合わせたいところに瞬時に合焦することだ。ところが、人間にとって何の苦労も無いこの作業が最新の技術をもってしても未だ中途半端な合焦をしてしまう。
「製品ごとに微調整を余儀なくされるオートフォーカスとは何ぞや」といいたい。レンズ交換の完全互換性があってこそSLRではないだろうか。これではオートフォーカス=AFではなく、オートニアフォーカス=ANFデジタルSLRではないだろうか。

 話は違うが、ソニーのCMOSセンサーに対する公開資料には好感が持てる。その中のCMOSへの期待と未来ではCMOSに対する今後の取り組みも書かれている。製品の弱点をしっかりと見極めることが将来に結びつくものと期待している。
 参考までに松下のP2専用小型HDカムコーダーの新製品HPX-175は撮像素子にプログレッシブCCDを使用している。年末に発売されるHVR-Z5Jと同価格帯の製品だが、この勝負、しっかりと見届けたい。
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EOS 5D マークUは水中映像の世界を塗り替えるかも!
 ご存知のように映像業界はEOS 5D マークUの話題で持ちきりだ。しかし話の殆どは映画関連での使用が目的となっている。さて、用途はそれだけだろうか。私が考えるのは水中映像への利用である。EOS 5D マークUの動画クォリティーはHDVやP2ハンドヘルドの比ではないと考える。画質勝負で行けばHDCAM、それもHDCAM SRに及ぶものかもしれない。
 では、HDCAMのブリンプはというと、「マチャアキ海を行く」で多くの人に親しまれた「後藤くん」の後藤アクアティックスが作るHDW-750用で水中ブリンプ本体:500万円〜550万円だ。また、HVR−Z1J用でも100万以上になる。
 少し安いところでもSea&Seaで50万、アンフィビコのものでも100万近い。
 ところが今回発表されたEOS 5D マークUではどうだろう。
 現在製品は無いが、Sea&SeaのEOS5D用で広角ポートは別で25万ほど。HDCAMとは違う!という方も当然おられるだろうが、オンエアにHi8を使うなど、昔から水中はワンランク下のフォーマットでも番組は成立したことは確かだ。私の会社でも日テレの番組の水中取材をDVX-2000で行ったが十分成立した。
 11月発売予定のEOS 5D マークU、この新型デジタルSLRカメラが地上に限らず、水中から宇宙まで、一気に塗り替えてしまうかもしれない。願わくは動画撮影に特化したマニュアル機能の追加など、11月の発売までにはなんとか対応してもらいたいものだ。それこそThe Next HD Camcorderである。
2008年9月29日 | 記事へ | コメント(4) |
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2008年09月28日(日)
EOS 5D マークU
 ある人からの情報。驚きである。
 USAキヤノンにあるEOS 5D マークUの動画だ。
http://www.usa.canon.com/dlc/controller?act=GetArticleAct&articleID=2086
視聴にはQuicktime7が必要だが、見れば衝撃を受けること間違いなしだ。

This video was shot with a pre-production Canon EOS 5D Mark II digital SLR. The files used to create this video were not manipulated in any way, only re-compressed for ¼ resolution display on our website. To view Vincent Laforet’s comments and behind-the-scenes video on the making of REVERIE, please visit his blog: blog.vincentlaforet.com

とあるように、発売前ののキヤノンEOS 5DマークIIデジタルの一眼レフで撮られたものだ。そしてヴィンセント・ラフォレのコメントとメイキングビデオが彼のブログに載っている。ブログで彼はEOS 5D マークUをhe next HD camcorderと書いているが、それはもうすぐそばまで来ている。EOS 5D マークUはキヤノンのHDカムコーダーXH A1などとは全く次元の異なる撮影マシーンであることは確かだ。
http://blog.vincentlaforet.com/2008/09/23/behind-the-scenes-video/#comment-2436
 ここにきてデジタル一眼レフとデジタルシネマの境が曖昧になってきたように思う。撮影レンズの自由度ではデジタルSLRのEOSに軍配が上がることは勿論であり、フルサイズの撮像素子は35mm映画サイズよりも有利だ。
 後はEOS 5D マークUのシューティングスタイルだけである。EOS 5D マークUをシネスタイルに改造するガレージメーカーも出てきそうな気がする。
 D700も欲しいが、EOS 5D マークUも欲しくなってしまう。しかしそれよりもEOS 5D マークUの動画で撮らなければならない仕事が欲しい!
 ちなみに今日はある企業の50周年記念のパーティーの収録だ。オーダーのフォーマットはDVCAM SDの4:3である。放送以外のHD化にはまだしばらく時間がかかるのが現実のようだ。
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