昨日のマイクブームポール用バランスウエイトの書き込みの後、色々調べていてこんなものを見つけた。
NASAのエンジニア達が、 ロケット工学に基づく物理学的な検証を重ねて開発したシステム・・というゴルフクラブ用のカウンターバランスだ。また、釣具のリョービのサイトではキャスティング競技用のグリップ内バランスウェイトのページがあった。こういった考え方はテニスのラケットなどにもあり、様々なものにカウンターバランスが利用されていることがうかがい知れる。
我々が最もお世話になっているカウンターバランスは、何といっても三脚のヘッドである。昔のユニバーサルやミラーなどのヘッドではカウンターバランスを持っていないので、撮影アングルに合わせて毎回ビデオキャメラの装着位置を前後させてバランスをとらなければならなかった。今日ではビンテン、サクラー、マンフロットetc.全ての製品がヘッド内にカウンタースプリングを内蔵してキャメラの重量を打ち消すようになっている。一度調整すればキャメラをどの上下どの角度に向けても完全バランスが取れるようになっている。
昨日書いたように「マイク ブームポール バランスウエイト」などを検索するが何もヒットしないのはおそらく業界標準という考え方が強いからだろう。某巨大掲示板でも「Sennheiserの816 416が普及してるのは放送業界で標準的に使われているから。 他の商品でもいいものがあると思われるが 新商品を試すような冒険はだれもしてないのが放送業界の現状。」といった記述がある。
はたして実際そうなのだろうか。私の知人が関わる放送技術研究所では従来の常識にとらわれない研究が日夜行われている。もちろんへんてこりんなものも開発されるようだが、それらの積み重ねが画期的な映像、中継を生み出してきたことは確かだ。私の会社のような零細企業がこういったことを引き合いに出すのはおこがましいが、ものづくり精神は持ち続けていたい。
まもなくビジネスマッチング博がはじまる。今年も私の会社は会場中継と記録を担当する。様々な業種の企業が出展され、興味深いのものづくり精神に触れることができそうで楽しみだ。
開催日程と場所は下記のとおり。
■平成20年10月16日(木)・17日(金)
■マイドームおおさか 1階展示場
■10/16 10:00 〜 17:00
■10/17 10:00 〜 16:00
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2008年9月27日
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映像制作・撮影技術 /
理類・医学・医薬系など /
備忘録・メモ書き |
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「ガンマイク用ブームポールのグリップエンドバランスウエイト」というのはキーワードではない。久々の千里ビデオサービス工作室のヒット作である。
金属のシズにタップを立ててM6のボルトが通るようにし、もうひとつはM6の六角ボルトの頭を埋め込めるようにホルソーで彫った。
竿(ブームポール)のエンド部に埋めたM6のボルトに第一ウエイトを取り付け、状況に応じてエクステンションウエイトを追加できるようにしている。
ネットで「マイク ブームポール バランスウエイト」などを検索するが何もヒットしない。今まで誰も作っていないというのが不思議なほど便利なものだが。
竿のグリップエンドに2個のウエイトが付いた状態の写真だ。Van Den Bergh(ヴァンデンバー:vdb)のマイクブームポールは標準的なものでも6〜7万はするので長尺の竿が必要な場合は機材屋のレンタルで間に合わせ、普段はスリックの一脚を改造したものを使用している。普通のENGではこれで十分というか、とても使いやすいし価格も数千円だ。ただしマイクに対して竿が軽すぎるために片手で保持するには手首の負担が大きく、とても辛い。そこで今回のウエイトを考えた。
ゼンハイザーのMKH-416にライコートのソフタイが付いた状態でけっこうバランスがいい。片手で竿を持った場合にもバランスが取りやすくなり、反対の手でENGミキサーの操作が出来る。ホールドポイントから竿のエンドまでの距離が短くてもバランスよく保持できるようになった。スタッフいわく「エンド部分に見えない竿があるみたい」ということだ。
長いマイクブームポールの場合は伸ばさずに溜めた部分をウエイト代わりにしてバランスを取れるが、軽量な一脚ではこういう工夫が必要なことに気づいた。「何でもっと前から作ってくれなかった」と文句を言われてしまったが、完成度の高いスタイルに仕上げるにはけっこう考えなければならない。頭の中で試行錯誤の結果、ようやくコーナン、東急ハンズへ足が向いたのである。
出来上がった状態は商品として売られていてもおかしくは無い状態に仕上がったと自負している。いずれダイワやスリック、マンフロットなどから発売されても良さそうな出来栄えだ。もちろん実用新案など申請しないから一日でも早く商品化してもらいたい。竿に付ける錘(オモリ)だから名前はシズ。商品名は「シズちゃん」でどうだろう。
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2008年9月26日
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音声・録音・音響 |
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技術系のキーワードが多いがこういうキーワードもあった。「銀座四丁目スエヒロ 新宿」ヤフーからの検索だ。ヒットしていたのは「日々好日」アーカイブにある7/1の記事である。
記事に「大阪出身レストランの味は大阪人の笹邊にはとてもありがたい」と書いているが、スエヒロのWEBを見る限り東京の会社で東京の店舗だ。では「大阪出身のレストラン」が間違いかというとそうではない。スエヒロ商事株式会社の歴史を見ると大正14年創業者「弘得者」入社とある。「弘得者」はミスタイプだと思うが、しゃぶしゃぶ発祥の店永楽町スエヒロ本店のスエヒロの歴史には「治43年(1910年)大阪の北新地にて洋食レストラン弘得社(こうとくしゃ)として創業」とあり、銀座四丁目スエヒロのルーツが大阪にあることがわかる。
銀座四丁目スエヒロは確かに東京のレストランだが、弘得社に端を発するスエヒロのステーキは東西に関わらす通用する味だということである。とにかく旨かった。
参考までに「永楽町スエヒロ本店」のランチメニュー(AM 11:30 〜PM 2:00/ラストオーダー:PM 1:30) もリーズナブルな設定になっている。10月は仕事で何度か東京へ行くが、また銀座四丁目スエヒロのランチを食べたくなってしまった。
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2008年9月26日
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旅の紀行 /
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「Z1J スタビライザー」と「Z1J サポーター」である。立て続けに同じユーザーによる検索だ。
「Z1J スタビライザー」で出てくるのは「業務用ハイビジョンカムコーダーHVR-Z1J」としてHVR-Z1Jを紹介しているページのグライドカムと「手持ち撮影で肩載せに匹敵する安定性が得られる AHEADCAM」だ。
Z1Jの記事が多いので検索でヒットすることも多い。またそれだけHDVユーザーが多いともいえる。そして共通していることは小型カムコーダーのシューティングスタイルの悪さ(難しさ、不安定さ)に対する不満がこういったキーワードでの検索を生むのだと思う。
せっかく検索していただいたのでAHEADCAMの最終バージョンの写真を掲載しておこう。
これについては以前「AHEADCAM ファイナルアンサー」としてすでに書いたことがあるので詳細は割愛するが、その殆どを自転車パーツで構成している。
またマンフロットからFigRigというサポーターが出ているのだが、けっこう高い。それならばこんなものを作ってみてはどうかと考えてみる。
以前デリカ4WD使っていたMOMO RACEが転がっているのでリサイクル出来そうだ。完成すればネーミングはMOMORIG以外に無いだろう。
一からつくるのは大変だが、既製品の改造で他用途への転用なら至って簡単だ。HDVカムコーダーは2/3吋フルサイズCCDのカムコーダーに比べて担ぎにくい、そして振りにくいのは確かだが、重量が1/4〜1/5程度またはそれ以下という小型軽量であることで大概の加工でも十分な強度を得ることが出来る。アイデア次第で大型機にはまねの出来ない世界が拡がるのである。
これまでに実用化したHDV向けの特機としては3mモノレールのAYUドリー、AHEADCAM、超小型ローアングルドリー、MINIJIBと小型リモートヘッドを使ったクレーンシステム、車載用オンボードキャメラクランプ、写真用リフターを使った垂直移動ヘッドetc.
これから益々小型カムコーダーが高性能化してくることを考えると「ショルダータイプでなければ思うような撮影が出来ない」などと言ってはいられないのだ。大も小も、自由に使いこなして、顧客ニーズに最適化した機材選択することもキャメラマンとしての技量になる。コンピューター用語ではあるが、オプティマイズ【optimize】は撮影技術において非常に重要な項目と考えるべきであろう。
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2008年9月25日
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「マルチカメラ スイッチング」である。
最近スイッチング収録に関わるキーワードが多い。
そして検索があった後には必ずメールや電話がある。今回問い合わせがあって決まった仕事は大衆演劇の3カメスイッチングが一件と、国際会議のHD収録だ。立て続けに決まった。
今回の大衆演劇は以前に録ったハイビジョン中継車のものとは違って、SD収録である。そのため全て自社保有の機材で対応出来た。しかしハイビジョンはそういうわけには行かない。昨日必要なキャメラなどをレンタル会社に手配した。国際会議が3日間行われるため、費用は嵩む。早く業務用のハイビジョン中継システムが売り出されることを期待したい。
マルチカメラの話ではないが、ソニーではHDV関係の新製品を次々と発売、発表している。ローコストなHDVは歓迎だが、早くEFPが組める業務用のローコストなシステムを出して欲しいと願うのは私の会社だけではないはずだ。ただし、今年末に発売されるHVR-Z5Jは大いに期待できる。
(写真をクリックすると大きな画像で見ることが出来る) HVR-Z7JよりはHVR-Z1Jに良く似たデザインであり、Z1Jユーザーの私としては違和感が無い。そしてHVR-Z7JやS270で割愛されていたショットトランジションの「ソフトトランジション」が復活していることだ。詳しい情報はまだ無いが、HVR-Z5Jの民生タイプHDR-FX1000ではしっかりと書かれている。
そして画期的なものがリモートコマンダーだ。
LANCの規格にあるズームやフォーカスだけではなく、アイリスやホワイトなど、様々なパラメーターをコントロール出来る。
東大阪のゼクーではすでにLANCからアイリスやホワイトだけではなく、ガンマなどもコントロール出来るものを開発しているが、今回はソニー純正のカメコンの登場だ。さらにワイコンにはフィルターポケットやハレ切りも付いてちょっとしたマットボックスに仕上がっている。
そしてCMOSで最も気になる大きな明暗変化時のMPEGノイズ風のノイズだが、Z7JやS270もバージョンアップでかなり改善されたようであり、年末発売のZ5Jではもう少し改善されているかもしれない。
MPEGノイズ風ノイズについては
「CMOS採用ビデオカメラの導入をご検討いただいているお客様へ」
としてシステムファイブからもアナウンスされている。
若干不安も残るCMOS採用のZ5Jだが、Z1Jの後継機としてはZ5Jしかないだろうと判断し、予約を入れた。また私の会社ではZ5Jを撮影中にフラッシュを焚かれるような現場へ持っていくわけではないため、まず問題は無いと考えている。まあ、こういう後付の言い訳よりは、リモートコマンダーとプログレッシブの魅力に負けたといった方がよいかもしれない。
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2008年9月23日
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「ビデオ 大阪」である。お蔭様で1ページ目に入っていた。トップは「ビデオアップ」さんだ。知っている会社で仕事をお願いしたこともある。学校関係の発表会やリサイタルをよく撮影されている会社で、スイッチャーさんはスコアを読みながらスイッチングされている。以前現場でお会いしたときは録音技師が来られていて、客席にノイマンを立てておられた。
私の会社でもU-87や67をホールでお借りして録音するが、保有機材にするには高額すぎる。下の写真は私が気に入っているECM-56をオリジナルのステレオアームに取り付けたものだ。
鉄板を加工して作った自作のステレオアームだ。
パーツの大半はコーナン、五階百貨店、サウンドハウスで入手したものである。最近のメーカー製ステレオアームと大きく異なる点は全金属製ということになる。
全金属性にした理由は強度だ。三点吊りを行った場合の安全面を考慮して、ワイヤーを通して吊り具にビレーを取れるようにしている。
オリジナルのステレオアームとしては他にも下の写真のようなものも作っている。
指向性の強いガンマイクを使用し、音楽だけではなく、野外の環境音の録音などにも使いやすいようにLRそれぞれにライコートのウインドジャマーをかける事が出来る。このマイク、実はDXC-637の付属マイクだ。これまで何度もDXC-637から外して録音に使ってきたが、ECM-672よりも許容音圧レベルにも余裕がある。ENGキャメラ用に左右の指向性を変えてあるが、ステレオで使う場合は一方の転地を反転することで音場がシンメトリーになる。現在DXC-637が6台もあり、殆どをEFPで使うためにマイクが余りに余っていた。そこで有効利用としてステレオアームに載せている。以前デジベ3台のアイソレーションで使って以来大変気に入っている。637の付属マイクとして一般には知られていないが、音楽ものでも使える音が録れる。ソニーが637を発表したときに「新開発のファントム専用のカメラマイク」と謳ったものだ。
スタンドの取り付け部はECM-56用と同様に1/2(BTS)にした。なぜそうなのかは、コーナンの売り場を良く知っている人なら簡単に理解できるはずだ。キャノンコネクターのホルダーも勿論コーナンで入手したものである。
マイクホルダーはAKG用の3/8のネジにノブスターを被せている。市販品よりも遥かに締め付けやすい。メーカー製のものでは「帯に短し、襷に長し」ということがよくある。やはり自分の現場スタイルに合ったチューニング、自作が必要だ。
映像制作は映像だけが仕事ではない。音も映像と変わらないウエイトを占める。映像と同様に様々な工夫が求められえる。
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2008年9月22日
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「ビデオ 音声 逆相」である。逆相とは位相(フェイズphase )が反転していることだ。
例えばステレオのスピーカーケーブルを片方だけ+-を逆に接続したのと同じ状態でである。定位がおかしくなり、鼓膜が引っ張られたような違和感がある。また音声ラインのような電気信号で逆相のものをミックスすれば、信号が互いに打ち消しあって消滅してしまう。
逆相が起こる原因の多くはケーブルの製造ミスや2番ホットと3番ホットの機器が混在した場合だ。最近では3番ホットの機器が少なくなり、大半はケーブルが原因の場合が多い。
我々の現場では音響さんからラインをいただくことが多い。LRの2ミックスでいただいたものをヘッドフォンで聞くとやたらボーカルが弱いことがある。ミキサーのPANをセンターに持っていくと案の定レバルが極端に下がる。・・・・・逆相だ。
ただしこんなことに文句を言ってはいけない。ほとんどの現場は音響さんに無償で制作協力していただいているのだ。いただいた音の位相はこちらで反転すれば解決できる。
解決にはこういうケーブルを使用する。XLR-11c〜XLR-12cを短くつないだ変換ケーブルだ。雄雌いずれかのケーブルを2番と3番を逆にして作ったものだ。つまり2番ピンに入力したものが3番ピンに出力し、3番ピンに入力したものが2番ピンに出力するだけである。
他のノーマルケーブルに混入しないようにしっかりと表記し、ブッシュの色やコネクターの色を変えて変換ケーブルであることが判りやすいようにしている。表記シールはテプラで作り、剥がれ落ちないように熱収縮チューブでカバーしている。
このような位相反転ケーブルや、両側とも11cや12cにした雄雌変換ケーブルなども常時携行しておいた方がいい。めったに使うことは無いが、時として「有ってよかった」という現場に出くわすことがある。いわば技術会社の七つ道具のひとつといえるだろう。
2008.9.22追記
逆相の音声についてNMT8.2iさんがアーケードゲーム戯言としてたいへん解りやすく書かれている。特にここの逆相について説明動画(22.4MB)は素晴らしい!
日本音響家協会会員として頭が下がる。位相に関心があ方は是非ごらんいただきたい。
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2008年9月17日
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「MDR-7506」である。これは私がハワイロケに行った時に現地の音声さんに薦められえて買ったヘッドフォンである。現在2台使用しているが、ENG用にもうひとつ必要になったため新調しようと思った。
音質も気に入っていたが、なによりも気に入っているのは民生モデルでは大きな文字でSONYと表記されているところが7506ではSTUDIO MONITORになっていることだ。
しかし当時は逆輸入品でなかなか入手できなかった7506もMDR-CD900STが生産完了となって、これからは国内でも7506が一般化するというはなしだ。ある筋によると逆輸入の7506のマグネットがサマリウム コバルトだったものが、国内向けではネオジウム マグネットになっているらしい。まあ、そんなことはさておき、こうも一般化してくると「他人と違ったものが欲しい」私はついつい他のものを物色してしまう。で、見つけたものは松下、基い、PANASONICのステレオヘッドホン RP-HTX7である。音質はどうかといえば・・・・まあそれなりだが、ENGミキサーのモニターとしては必要にして十分である。店頭で視聴したものに比べ、購入したものはかなりドンシャリに思ったが、丸一日エージングしたことでけっこう聞きやすくなった。
何が気に入ったかといえば、1.2mのストレートケーブルであることとデザインだ。それと単純で壊れる部分が無いように思えるところである。
なんとも古臭い感じがいい。ほとんどアシダのインカムである。
カラーはブラック以外に4色が用意されている。けっこうおしゃれなカラーリングで女性の音声さんにも好まれそうだ。
-A モデスティブルー
-C プレピィベージュ
-G ビーンズグリーン
-W ホワイト
黒は
-K ブラックである。
気になる価格だが、MDR-7506の1/3程の格安で入手できる。
ENGの音声で主に投資するのはマイクとミキサー、竿、そしてヘッドフォンだ。定番のラムサのラジオマイクやゼンハイザーのMKH-416やライコート、そしてシグマのSS-302と竿を買えば後はヘッドフォンだ。エレガーが好きな人、ゼンハイザーが好きな人、SONYが好きな人とこれは多種多様だ。いずれにしてもヘッドフォンは消耗品的なアイテムであるが、体に装着するものとしてこだわるものでもある。その分遊べるアイテムであることも確かだ。
しばらくはENG用にインカムそっくりのヘッドフォンを楽しむことにする。
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2008年9月16日
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2008年9月15日
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「ミカミ ボールレベラー」だった。なんと、検索されていたのはすべて私の書いた記事だった。
写真はミカミ製のボールレベラーではない。ミカミ製のリモコン雲台を汎用のφ100mm三脚に取り付け可能なように加工したオリジナルパーツだ。ミカミからは小型CCTV関連から大型の「お天気カメラ」用リモコン雲台まで様々なものが発売されているが、すべてボルトで固定するようになっていて、我々が使うビデオ用三脚(100mmボールレベラー付き)に取りつけるためのアタッチメントは出ていない。つまり自分で作らなければならないのである。おそらくメーカーが作っても販売台数を考えればかなりのコストになってしまい「売れないものは作らないほうが得」ということだろうか。
ただ撮影技術会社としては、メーカーから販売されていないものであっても欲しいものは山ほどある。やはりD.I.Y.で対応していくほかないようだ。
「ミカミ ボールレベラー」というキーワードで検索された方が居られたわけだから、欲しい人は居るということだ。写真にあるボールレベラーの製作過程をブログに載せているので参考にしていただければよいだろう。
最近はミニジブなどが一般化してきたが、高さを稼ぐと手が届かず思うような動きが出来ない。かといって小型のリモコン雲台では動きが唐突で、パン・チルトのそうとスタート、ソフトストップが出来ない。やはり映像制作としてリモコン雲台を使う場合は、最低でもミカミの小型リモコン雲台の連続速度可変は必要だ。というよりも長尺クレーンではリモコンヘッドのスコーピオヘッドなどは当たり前に必要な機材になっている。ミニジブにミカミのリモコン雲台を付けることで、ミニジブの表現力が何倍にも向上するのである。つまりリモコン雲台の100mmボールレベラーは必要不可欠の周辺機器といえる。
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2008年9月12日
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先の記事で書いたHVR-Z5Jを調べていて面白い物に出くわした。リモートコマンダー『RM-1000BP』だ。
『HVR-Z5J』別売アクセサリーの中に含まれる12月上旬発売の小型カメコンである。
ZOOM、REC START/STOPに加え、IRIS、FOCUS、ホワイトバランス、GAIN、シャッタースピードなどをコントロールすることが可能。LANCケーブルも1mと10mを付属しています。使用可能カムコーダー:『HVR-Z5J』*
発売予定日:2008年12月上旬 希望小売価格:105,000円(税抜価格100,000円)
* 『HVR-Z7J』『HVR-S270J』はバージョンアップにて対応予定です。
Z5Jに限らずS270やZ7Jにもバージョンアップで対応ということは嬉しい。
こうなるとそろそろZ1JのHDV後継機導入を考える意味が出てきた。例えば今まで不可能だったグライドカム使用時もVEがアイリスやフォーカスをリモートコントロール出来るのだ。もちろん正確な色調整が必要なVP撮影においてもVEがコントロール出来るパラメーターが増える。これならHDVでも大型機と同様のことが出来るようになる。それも大型機のリモートケーブルとは異なり、LANCの細いケーブルでコントロール出来るからなおさら嬉しい。あとはLANCのレスポンスが良いかどうか?である。
それとちょっと面白いのがワイドコンバージョンレンズ 『VCL-HG0872K』だ。
『HVR-Z5J』専用のワイドコンバージョンレンズ。焦点距離23.6mm〜472mm(35mm換算時)の広画角な撮影が可能です。
発売予定日:2008年12月上旬 希望小売価格:84,000円(税抜価格80,000円)
ということだが、写真を見ると一見マットボックス風のフード(フィルターポケット付き)が付属している。
ソニーのHDVが再び面白くなりそうな気がしてきた。痒いところに手が届くソニーであって欲しいものだ。
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2008年9月12日
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「HDV Z1J」での検索だ。
発売からかなりの期間が経過し、そろそろ生産完了になるのではないだろうかと思うのだが、今なおソニーのサイトで現役だ。
新製品が次々に登場するが、このHDVカムコーダーが優位に立つ点はいくつもある。例えばショットトランジションのソフトスタート、ソフトストップ(スロースタート、スローストップ乃至はイーズアウト、イーズインと言った方がわかり易い)やノーマルで50iのPAL記録再生(HDV/DVCAM/DV各モードで対応)、一回り大きな液晶モニターなどである。やはり初号機だけあって開発者の思い入れが詰まっているのだろう。
私の会社でも稼働率が非常に高い。HVR-Z1J発売後HVR-A1J、HVR-V1Jが発売され、しばらく置いてレンズ交換式のHVR-S270やHVR-Z7Jも発売されたがなかなか導入に踏み切れない。踏み切れないというか、おそらくZ1Jユーザーの多くがそうであるように、Z1Jのショットトランジションや、粘りのある手動ズームなどの使い勝手が新機種導入の必然を生じさせないのである。
また、HDCAMのショルダースタイルにない独特の形状が特機類と愛称がよく、HDCAMの現場であってもZ1Jは活躍してくれる。
写真のようにミニジブに付けたミカミ製の小型リモート雲代との相性も抜群だ。また、上で書いた「ノーマルで50iのPAL記録」だが、海外向けVPではネイティブPALでの制作が可能で大変重宝する。
最近になってまた新機種のHVR-Z5Jが発表された。小型カムコーダーの記録メディアがテープからHDDやメモリーに移行する流れに逆らってHDVの新機種を発売するソニーの考え方がイマイチ理解に苦しむところだが、それでもHDVユーザーには有難い話だ。HDVの規格を作ったJVCのサイトが昨年2月以来更新されていない状況を考えればやはり1080iを選択したSONYやCANONは良い選択であったと思う。そして私の選択も正しかったと自負している。何故ならHVR-Z1Jで稼いでHDCAMを買ったのだから。
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2008年9月12日
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「SD 1CAM ENG」だ。
SD=HDではなく従来の解像度
1CAM=キャメラ1台
ENG=Electronic News Gathering
つまり一般的な取材スタイルでハイビジョンではないということ。
スタッフはキャメラマン、音声兼VE、そしてCAの3名。必要機材はSD一体型カムコーダー(SONY DSR-400やDSR-45、IKEGAMI HL-DV7やHC-D45wDSR1)で、特にベーカム指定の場合はBVW-400AやD600など。レンズは標準の他にショートズーム、そして三脚はビンテンVISION 10〜100あたり。モニターはPVM-6041Qなどの6インチモニター。音声機材はMKH-416等のガンマイクとSS-302などのフィールド用ENGミキサー、RAMSAのB帯ラジオマイク、そしてバッテラ、パルサーライト、そして5〜6人が乗れるロケ車。
「SD 1CAM ENG」は撮影技術会社の基本スタイルだったが徐々にHDが浸透して東京、大阪の都心部ではHDCAM指定が増えてきた。ただしVP系や地方ロケでは今もSDがけっこうある。番組でもスタジオ部分はHDで行い、ロケはSDのアップコンというのも多い。やはりすべてHD化されるには今しばらく時間がかかるということであり、製作コストも撮影+編集を考えてロケのみはSDという選択がなされるのだろう。
中には贅沢な局もあり、HDCAMで収録なのだが「ロケ部分は4:3嵌め込みになるので4:3フレームで撮影してください」というものもあった。逆に先日東京キー局の取材ではHVR-Z1JのHDVで撮影し、オンエアも1080iで編集されていた。オンエアを見たが、HDCAM素材に混じってHDVが使われているところも違和感なく混ざっていた。確かに3/2インチ220万画素フルハイビジョンのCCDを使ったHDCAMと、1/3インチ107万画素CCDの画質差は歴然だが、コストや簡便さを考えるとハイビジョンの本放送の素材として十分使用できると判断されているようだ。いずれにしても様々なニーズに対応することが我々撮影技術会社の使命である。
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2008年9月11日
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映像制作・撮影技術 |
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「スイッチング収録」つまりマルチキャメラ(マルチカメラ)収録である。今日も品川の「きゅりあん」で3台のキャメラを用いたスイッチング収録を行ってきた。
ファッションショーであれ、音楽ライブであれ、最近では本番の映像演出としてライブ収録の映像をリアルタイムにステージのスクリーンへ中継することが多い。複数のキャメラを使用してそれぞれを収録したものを、後日編集することもよく行うが、ライブ中継の場合は複数の映像をスイッチングして送出しなければならない。
中継技術を理解できていない人が「カメラが3台あれば3カメ、5台あれば5カメ」という理解をしているが、実際にはそうではない。リアルタイムにスイッチングされたことが担当キャメラマンに伝わり、常にどういった映像がスイッチングされているかが伝わらなければならない。
スイッチングされたことを伝えるものがタリーランプであり、ファインダー内で赤く点灯する。またバックタリーやトップタリーとして、ケーブルをさばくアシスタントにも伝わる。もちろんフロントタリーで出演者に現在スイッチングされているオンタリーキャメラがどれかがわかる。
そしてタリーと並んで重要なものが「送り返し」=リターンビデオだ。キャメラマンは自分の覗いているファインダー内でプログラムされた映像を確認できるのである。
上は6台のキャメラをスイッチングしている現場だ。音楽もののライブではスイッチングを行いつつ、各キャメラをそれぞれパラレルに収録するアイソレーション収録を行い、編集時にあらためてベストなタイミングを選んでいく。
VTRの音声トラックにはガイド用に2ミックスのステレオ音声を入れておき、MAでマルチトラック録音した音声と入れ替える。もちろん予算にもよるが、予算がない場合は2ミックスステレオをVTR音声トラックの1/2chに入れ、オーディエンスを録ったステレオエアを3/4chに録音する。
来月大衆演劇を収録する予定になっているが、音声はVTR/2CHとマルチトラックレコーダーを用いる。収録は3CAMアイソレーションで行うが、キャメラマンがリアルタイムに画作り出来るためにはプログラムタリーとリターンビデオは必須の項目である。一応インカムは付いているが、インカムで指示を出しても間に合わない。キャメラマン達とスイッチャーの息が合ったコンビネーションがすべてを決定する。
スイッチング収録の解説は会社のWEBで行っている。
http://svs.ne.jp/home/svs/home/multi/
下の写真はキャメラのシステム調整、色調整を行い、スイッチャーのタリー信号やリターンビデオをコントロールするCCU(カメラコントロールユニット)だ。
こういった現場はキャメラだけではなく、20〜40倍といったレンズや、多くの周辺機材を持ち込んで行うために機材量は非常に多くなる。当然コストも多くなる。
また、下の写真のように中継車を使ってHD収録できるわけではない。まだまだSD機材を用いたマルチキャメラ(マルチカメラ)収録は需要が多い。
http://svs.ne.jp/home/svs/home/genba/HD_OBVAN/index.html
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2008年9月10日
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「SONY MXP-29」だった。
飛び抜けて高性能なミキサーではないが、必要にして十分な性能を持っている。もともと編集用に開発されたミキサーで、編集機からコントロール出来るようにリモート用のコネクターもあるが、フィールド用ミキサーにも使用できるよう、DC12Vでも使用できる。
私の会社ではSKBのキャリングケースに収めて現場用にしている。
普段の収録では4in2outで十分だが、時に8CHすべてを使用することがある。こういう場合もSKBのキャリングケースはマウント部分がリフトするので使いやすい。
MXP-29で便利な機能はファントム電源を各チャンネル毎にON/OFFが可能な点だ。小型ミキサーでは一括ON/OFFになっているものが多くて、コンデンサーマイク、ダイナミックマイク、ライン系が混在する収録用とでは重宝する。また1kHzのオシレーターを内蔵していたり、トークバック用マイクを内蔵し、トークバックもMASTER/SUB/AUX/MONITORを選んで返すことが出来る。考え抜かれた映像制作の現場用ミキサーと言えるだろう。PA/SRといった音響さん用のミキサーとは設計思想が違っている。
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2008年9月8日
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音声・録音・音響 |
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