撮影技術 フィールドレポート   LIST view  RSS
撮影技術会社の代表が現場で印象に残ったことなどを写真やビデオキャプチャーで綴る撮影技術日誌
(WEBへの公開は制作会社、クライアント、出演者の許諾をいただいておりますが二次利用はご遠慮下さい)
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■2010年09月28日(火)  宝塚市はとても国際的な街
兵庫、京都と撮影が続きました。作家の先生のインタビューです。
その道中で見つけたもの。著名地点の道路標識です。

青地に白文字で書かれた国道176号に設置された英語表記の道路標識。
走っていると同じような英語表記の標識が数箇所で見られました。宝塚市はとっても国際的な街なんですね。近くにいながらこれまで知りませんでした。

現場は昨日撮った作家の先生のインタビューです。天気が良かったので庭での撮影も気分爽快。PINマイクとMKH-416を別チャンネルでおさえています。

面白い標識のついでに面白い看板です。奥に見えるセブンイレブンの看板。

良く見るとご覧の通りです。

セブンイレブンまで2417メートル!とっても几帳面なオーナーさんなんですね。そういえば先日セブンイレブンさんの仕事をさせていただきましたが、本部の担当者さんもとても几帳面は方でした。

■2010年09月25日(土)  【ビデオデンスケ】NEX-VG10

NEX-VG10が届いてから2週間が経過しました。総評というわけではありませんが、この一風変わったカムコーダーは待ち望んでいたカメラであったことは確かです。そしてNEX-VG10に期待していた録音性能は十分に満足のいくものでした。
SONYサイトより借用

Quad Capsule Spatial Array ステレオマイクロホンは期待通りのもので、当初から考えていた【録画機能が付いたフィールドレコーダー】でした。これまでのカムコーダーとは次元が違うと感じています。
そこでこのNEX-VG10に愛称を一つ。
ビデオデンスケ
いかがでしょうか!デンスケとは取材用可搬型テープレコーダーの愛称でソニーの登録商標です。
初代のデンスケはオープンリールのモノラルでNHKラジオの野鳥の声はもちろん、様々なニュース番組で使われたようです。それが我々の手の届くところとして出てきたものがカセットデンスケでした。笹邊も【カセットデンスケ】は学生時代に2台、そしてオープンリール採用の民生用ステレオ機の【オープンデンスケ】TC-5550、またカセット式のモノラルですが、再生専用ヘッドを搭載た3ヘッドでテープ終了数風前に音とランプでアラームが出る機能「ビフォアエンドアラーム」を搭載した【ビジネスデンスケ】TC-5000などを使いました。ビジネスデンスケはラジオ番組の取材にも多く利用されていた記憶があります。その後カセットデンスケも様々な機種の変遷があり、小型でメタルテープに対応したTC-D5Mまで進み、遂にはDAT仕様のTCD-D10、そしてCANON XLRコネクタ採用のTCD-D10 PROも発売されました。

デンスケの名称は音声録音用の取材用可搬型テープレコーダーのものですが、この素晴らしいVIDEO & SOUND RECORDERにもソニーの製品ですから、【デンスケ】の名称を付けてもよいのではないでしょうか。
デンスケでは様々なマイクロフォンをシーン(用途)に合わせて選びましたが、NEX-VG10では様々なレンズをシーンに合わせて選びます。音の入り口、映像の入り口、このことも【ビデオデンスケ】にふさわしいのではないでしょうか。
開封2週間目のNEX-VG10、それは VIDEO & SOUND RECORDER
ビデオデンスケ
でした。

と、ここまで書いて・・・・そういえば会社に「ビデオデンスケ」有ったよね!ということを思い出しました!
そう、初代?ビデオデンスケ

1/2吋オープンリールVCR SONY AV-3500です。ということで、NEX-VG10がビデオデンスケだとしたら、これは二代目ビデオデンスケということになるのでしょうか。
1/2吋オープンリールVCR SONY AV-3500については2008年07月13日にブログに写真付の記事を書いています。興味のある方はご覧下さい。
http://blog.zaq.ne.jp/senri/article/691/

■2010年09月23日(木)  MFニッコール用にNEX-VG10のビューファインダーをグレードアップ
NEX-VG10に付属の11倍AFレンズをやめてMFニッコールレンズで撮影することに決めたわけですが、全ての撮影にHDMIモニターを使うわけにはいきません。やはり本体に取り付けられたVFやLCDでマニュアルフォーカスが出来てこその使い勝手のよさと言えます。
NEX-VG10の仕様では
-----------------------------------------------
電子ビューファインダー(EVF)
型式     0.43型エクストラファイン液晶
有効画素数  1,152,000ドット相当
明るさ調整  手動(3段階、-1~+1)
視野率    100%
-----------------------------------------------
液晶モニター
型式     3.0型TruBlack技術搭載TFTエクストラファイン液晶
総画素数   921,600ドット相当
明るさ調整  手動(5段階、-2~+2)
視野率    100%
-----------------------------------------------
となっていて、液晶モニターよりも電子ビューファインダーの方が若干高画素になっています。実際に様々なレンズで撮影した感想としては、「オリジナルのままでもファインダーの視度調整を正確に行えば一応マニュアルフォーカスは可能ですが・・・」ということでしょうか。常にフォーカスは大丈夫だろうかという不安が付きまといます。
NEX-VG10に搭載されている0.43型エクストラファイン液晶の解像度が高くてよいのですが、シビアなフォーカス精度を求めるならアイピースの倍率が少し低いようです。ここは是非とも改善したいところです。でなければ大口径マニュアルフォーカスレンズの良さが発揮できません。

以前HVR-Z5Jのファインダーの見え方が悪いのでHVR-Z7J用のアイピースに交換したことがありますが、今回のNEX-VG10にはそういったパーツはなく、色々探して見つけたものが次の写真です。NEX-VG10のファインダーから接眼部のマスクと保護フィルターを外して取り付けます。
おそらくガリレオ式の光学系だと思いますが、ファインダーの画像を1.35倍に拡大して見ることが出来ます。もちろん全視野を見渡せる視野角を持っています。

NEX-VG10のアイピースに収めた状態の写真です。このままでも使用できますが、次の写真のような状態にして完成です。

VG10に付属のアイカップゴムを取り付けます。目元に差し込む光は大型アイカップで遮光します。これでとてもすっきりした視野を高倍率で見ることが出来るようになりました。マグニファイヤーとしては少し倍率が低いようですが、常時使うためには全視野が見えなくては使えません。フォーカスを確認しつつ、構図も決められるということでは1.3倍程度(ライカ製は1.4倍ですが4万円ほどします)がベストな気がします。それでも画像の面積は1.7倍強に拡大されます。
ファインダーを覗いた状態をご覧下さい。実際にファインダーを撮影したものです。非常に細いグリッドラインもシャープに見えるようになりました。そして液晶のドットも判るまでに良く見えます。


カメラマンにとってファインダーは命です。オリジナルに不満を感じてサードパーティーのマグにファイヤーを取り付けて対応しましたが、この倍率でも全視野が余裕で見えるわけですから、NEX-VG10のアイピースはまだまだ倍率を上げて設計できるのではないでしょうか。とくにこのNEX-VG10のようなカメラはAFだけではなくMFレンズも使います。ソニーにはグレードアップした高倍率アイピースを供給してもらいたいものです。1,152,000ドットの液晶ならファインダーの倍率を上げれば確実にフォーカスのピークは掴めます。
そういえばソニーからNEX-5/3用のファームウエアが公開されるそうです。Aマウントアダプターを使った場合にもAFが効くようになるということで、NEX-VG10用は【NEX-VG10のマウントアダプターLA-EA1使用時のオートフォーカス対応は11月中旬頃のファームウェアアップグレードを予定しております】ということでした。出来ればその際にEOS5Dmk2がVersion 2.0.3で24Pが追加されたようにNEX-VG10も24p(1,920×1,080ドット 24fps/23.976fps)を搭載してもらいたいものです。フォーカスエイドなどもあると嬉しいですね。

■2010年09月22日(水)  拡張中〜NEX-VG10:マクロ計画
NEX-VG10購入にあたって当初から計画していた形はHDビデオのマクロ撮影です。マイクロニッコールやエルニッコール、アポニッコールをベローズ(蛇腹)やマクロヘリコイドを使ってVG10で撮影する計画です。アオリ撮影が出来るニコンPB-4やNikon Fマウントの 5x F2.6 Ophthalmology lensや顕微鏡の対物レンズマウントであるRMSマウントを採用したOlympus OM System ZUIKO MC MACRO 1:3.5 f=38mmによる拡大撮影です。
しかしPB-4やPB-5などを使うとどうしても大きくなってしまうためにフィールド用途にはFUJICAベローズを用います。次の写真がNEX-VG10にFUJICAベローズを装着したフィールド仕様です。レンズはベローズタクマー(M42マウント)100mm F1:4です。

モノレールタイプで蛇腹を縮めた状態ではNEX-VG10の標準11倍レンズよりも小さく軽くなります。

レンズは4群5枚構成のプリセット絞りです。レンズ、ベローズはペンタックスのスクリューマウントになっているため、レンズ→ベローズ→M42:Nikon Fマウント変換→Nikon F:Eマウント変換→NEX-VG10の順で取り付けています。

NEX-VG10に装着したベローズタクマーとFUJICAベローズ

小さなアクセサリーをベローズを最大に伸ばして撮影してみました。動画と一緒に撮った静止画の撮影結果をご覧下さい。

上の写真はノートリミングの写真(4592x3056ピクセル/14M)です。動画のマクロ撮影と同じアングルでセットを変えずに写真撮影が行えます。撮影サイズは4Kに対応し、最大サイズは4592x3056(4:3)と4592x2576(16:9)となります。1920x1080のハイビジョンならピクセル等倍で2倍以上に拡大可能です。

NEX-VG10にFUJICAベローズでベローズタクマー100mmF4を付けて撮ったサンプル画像をアップしています。6MBほどの原寸です。 距離2mでのテスト 距離7mでのテスト ほぼ無限遠
またニコンのDXサイズ用の絞り環の無いGレンズAF-S DX Zoom-Nikkor 18-70mm f/3.5-4.5G IF-EDをアダプターを使ってテストしてみました。 距離1mでのテスト 距離7mでのテスト ほぼ無限遠 ベローズタクマーと同様の原寸サイズJPEGです。

■2010年09月19日(日)  NEX-VG10+Ai Nikkor運用テスト


NEX-VG10にF用ニッコールレンズ装着の運用テストを行いました。動画はプレビューだけで編集は行っておりませんので、その前にNEX-VG10の雄姿?をご覧下さい。
テストに使用したレンズはAi NIKKOR 15mm F3.5S/Ai NIKKOR 35mm F1.4S/Micro NIKKOR 55mm F3.5絞り自動補正機構付(AI改)/Ai NIKKOR 50mm F1.4S/Ai NIKKOR 85mm F1.4S/Ai NIKKOR 135mm F2S/Ai AF NIKKOR 300mm F4ED等でした。
初期に付属しているレンズ(すでに笹邊の手元には無く、NEX-5ユーザーさんの元に嫁ぎました)はスチルでは問題ありませんが、笹邊が撮るムービーではやはり暗すぎて実用的ではありませんでした。NEX-VG10ユーザーさんからはVG10の感度不足を嘆く声が聞こえますが、F1.4や2.0クラスのレンズを使えば感度不足どころか、夜間のノーライト撮影も15dB程度のゲインアップで十分使えました。もちろん本体にNDフィルターを内蔵していないVG10ではシャッター速度を1/60以下で撮影するムービーではNDフィルターは必須となります。E 16mm F2.8には丸型の49mmNDフィルターが便利ですが、アタッチメントサイズが異なるNIKKORレンズではマットボックスに付いたフィルターホルダーに4x4吋のNDフィルターを適宜組み合わせて設定したアイリスに合わせて光量を調整する方が便利です。
ただし、いつもいつもマットボックスを付けているというのでは嵩がたかいので、やはりねじ込み式のNDフィルターは必須です。4絞りのND16(12.5%)の丸型だけはそろえると便利です。

Micro NIKKOR 55mm F3.5絞り自動補正機構付(AI改)装着

Ai NIKKOR 135mm F2S装着

Ai NIKKOR 15mm F3.5S装着:大阪駅前歩道橋

Ai NIKKOR 15mm F3.5S装着

Micro NIKKOR 55mm F3.5絞り自動補正機構付(AI改)装着

Ai NIKKOR 85mm F1.4S装着

Ai AF NIKKOR 300mm F4ED装着

Ai NIKKOR 35mm F1.4S装着

この日に撮影した動画はいずれYouTube SenriVideoChannelにてご覧いただけるようにします。トワイライトでの撮影も大口径レンズを用いることでHDCAM並みの感度を得ることが出来ることで、いかに付属レンズが暗いのかを体感しました。11倍でF2.0もしくはF2.8を通すというのは至難の業ということですね。なお、別日に絞環が付いたAi AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-EDをテストしてみましたが、湾曲も無く明るさも十分でした。少し大きいですが、フォーカスも操作しやすくPV撮影やVP撮影の基本レンズとして便利でした。

一口メモ:NEX純正レンズは安いラインナップが高性能でお得!

★別売18-55mm F3.5-6.3 OSS ズームレンズ
ズーム比は3倍ですが軽くてバランスが良いレンズ。手持ち撮影ならこちらのレンズがお勧めです。ズームに頼らず自分から近づく事も大切ですね。
35mm判換算で、広角27mmから中望遠82.5mm相当までをカバーする、Eマウント専用の約3倍ズームレンズ。約4段の手ブレ補正効果を発揮する、光学式手ブレ補正機能を内蔵。さらに新開発のレンズ内モーターにより、静かでなめらかなフォーカスや絞り駆動を実現し、音声ノイズの少ない動画を記録できます。
大きさ:最大径φ62mm、全長60mm
質量:約194g
また手ブレ防止はありませんが、AFを搭載した【SONY E 16mm F2.8 (SEL16F28)】は価格も安く、お勧めです。下に貼ったYouTubeは【SONY E 16mm F2.8 (SEL16F28)】1本だけでで撮影しています。


■2010年09月13日(月)  NEX-VG10仕事モードスタイル
NEX-VG10のテスト撮りを進めていますが、NDフィルターを内蔵していないVG10では動画撮影の場合はシャッター速度を1/60秒もしくは1/30秒に固定しなければなりません。さらに被写界深度を優先させるためにアイリスは固定します。そうなると露出調整はねじ込み式のNDフィルターが×2、×4、×8、×16などが必要で、さらに0.2刻みの3×3吋のKODAKやFUJIのゼラチンフィルター、そして4x4吋のティフェンが必要になります。またハーフNGやプロミスト、フォグ、ソフトなどもフィルターも必要になります。
写真はEOS動画用に購入したマットボックスですが、NEX-VG10用に芯出し調整しました。けっこうカッコイイなと見とれてしまいました。


(写真用に上と左右のフレンチフラップは外しています)

映画の国インドで作られたマットボックスですが、クロジールのマットボックスほどの精度はありません。しかし必要にして十分な機能は備えています。EOSやVG10ならこの方が価格バランスもいいようです。三脚はビジョン3を使用しています。3kgスプリングでは弱いかも知れないと思いましたが、カメラが軽いので十分でした。もちろんNIKKOR 200mmF2.0や300mmF2.8を使うことを考えるとサクラーのV18+が似合いそうです。

■2010年09月12日(日)  NEX-VG10の付属レンズ
NEX-VG10のNIKON Fマウント変換アダプターがまだ届かないので、付属レンズのSONY E 18-200mm F3.5-6.3 OSSで写真を撮ってみました。
写真をクリックしていただくと800×533ピクセルの写真が別ウインドウで開きます。この程度のサイズなら使えるレベルですが、さすがに原寸で見ると解像度の低いところや残存色収差が気になります。http://svs.ne.jp/cgi-diary/2010/imgdata/DSC00122.jpg
やはりあくまで格安のセットレンズということでしょうか。製造した国が同じだったので、以前にブログで書いた三脚アタッチメントを思い出してしまいました。(※NEX-VG10本体はMade in Japanでした。念のため・・・) 明後日にはニコンFマウント→NEXマウント変換アダプターが届きますので様々なニッコールレンズでNEX-VG10の本気の撮影画像を見ることが出来ると思います。
ただしこのレンズもNEX-VG10の毎秒9コマの連写にはAF機能と防振機能が加わることでオマケとしては十分納得できるものです。ただし構造上レンズ全長が二倍以上に伸縮するズームや、先端の第一のリングがズームで、フォーカスが第二のリングというのは動画向けでは無いと思います。それにフォーカスがグルグルまわりするのもいただけません。そして開放F値F3.5が使えるのは短焦点側だけで、50mmではF5.6、長焦点側でF6.3までドロップするところは困りものです。というわけで、付属の11倍レンズは購入後3日でNEX5ユーザーさんのところへお嫁入り。

ニコンFマウント→NEXマウント変換アダプターが到着してテストするレンズは15/F3.5、New Nikkor 55mm F1.2(Ai改)、16mm/F2.8、20/F2.8、24mm/F2.0、28mm/F2.0、35mm/F1.4、50mm/F1.4、85mm/F1.4、85mm/F2.0、105mm/F2.5、135mm/F2.0、180/F2.8ED、200mm/F2.0ED、300mm/F2.8ED、25-50mm/F4.5、35-70/F3.5、28-85mm/F3.5-4.5、80-200mm/F2.8等です。これらの中からNEX-VG10と相性のいいレンズが出てくれることを期待します。

最近このホームページへNEX-VG10をキーワードにアクセスされる方が多いので、ソニーのサイトに書かれていない重要なことを書いておきます。
NEX-VG10の映像出力はLCDパネル、ビューファインダー、HDMI出力が排他関係になっています。HDMI出力にモニターを接続するとLCDモニターはもちろん、ビューファインダーの映像も消えてしまいます。これはEOSと同じで、この価格のデジタルカメラとしては仕方の無いことのようです。弊社も購入前に確認しておいたことで、これは納得の上での購入で、仕事ではHDMI分配器やHD-SDI変換後に分配することでEOSと同様問題なく仕事には使えます。でも出来ればLCDモニター以外に出す映像出力は強調関係であって欲しかったです。

さて、このNEX-VG10の発売で映像関係の人たちは楽しい玩具を手に入れたとおおはしゃぎですが、業務用、放送用の分野でも他社のはかけ離れて独走状態です。
フォーサーズでソニーNEXに出遅れた業務用XLR音声入力付きのレンズ交換式AVCHDカムコーダーは今だ発売にはならず、ソニーからはPMW-500も出てきます。撮像素子はローリングシャッター現象のないCCD(3-chip 2/3-inch type Power HAD FX CCD)搭載で記録はSxSカード。他にも色々なものがこの秋には登場します。まさにソニー、帝国の逆襲でしょうか。ローエンドとハイエンドが出尽くしたあとのミドルレンジ如何にといった映像業界です。そして写真業界の方も今年はN帝国の逆襲が続いています。

ローリングシャッター現象が良くわかる動画がYouTubeにありましたので貼っておきます。


■2010年09月12日(日)  NEX-VG10はサイバーショットでした
注文していたNEX-VG10が届きました。大人のオモチャのようですが、本物でした。



このカメラはハンディーカムに分類されていますが、笹邊の第一印象はサイバーショットR1に動画機能とレンズ交換機能が付いた【Cyber-shot R10】といったところ!
以前ブログで書いた記事を読み返してみてつくずくそう思いました。
http://blog.zaq.ne.jp/senri/article/89/
http://blog.zaq.ne.jp/senri/article/177/

レンズ交換が出来て、ミラー無しでR1と同様のAPS-C撮像素子。静止画有効画素数1,420万画素(4592×3056)液晶はHD画質で大きくなって3.0型TruBlack技術搭載TFTエクストラファイン液晶(921,600ドット相当)VFの画素数もHD対応0.43型エクストラファイン液晶(1,152,000ドット相当)共に視野率100%。映像はHDMI出力あり。そして連写は毎秒9コマ。
写真機としても十分魅力的ですが、さらにフルHDの動画が録れます。まさに一粒で二度も三度も美味しいNEX-VG10です。

でもハンディーカムユーザーにとっては極めて使いにくいカムコーダーだと思います。動画でのAFのレスポンスは悪く、焦点を見失うこと頻繁。付属レンズの開放F値が大きくて、せっかくの感度も全く発揮できずじまい。グリップの大きさに対してレンズが大きくバランスが悪い。
では「何で買ったの?」ということになりますが、千里ビデオサービスではこれにマニュアルフォーカスの開放F値1.2〜2.0までの大口径ニッコールレンズを装着します。またニコンのベローズユニットPB-4を取り付けて拡大撮影やシフト撮影、さらに野外用実体顕微鏡のニコンファーブルフォトに取り付けてファーブルカムとして運用します。また無指向性マイクユニットを4個配した新設計のステレオショットガンマイクはメカのイズの無いNEX-VG10をメモリーレコーダーとして単体フィールドレコーダーとしても使用できます。

使いにくさはある意味で面白さ、可愛らしさ、チャームポイントと言えるかもしれません。
すでにVG10を使う案件も進んでいます。シネサイズの撮像素子でレンズ交換が可能なところはEOS7Dと同じですが、やはりソニーの作ったカムコーダーですから動画に向けた機能が満載です。その一つが感度表示で、動画ではGAINで表示して、写真ではISO感度になるところです。これから本番に向けて色々テストやチューニングを行います。いずれ近いうちにビンテンに乗ってマットボックスや蛇腹フード、液晶モニターが付いた姿をお目にかけることが出来るでしょう。

NEX-VG10がサイバーショットR1だけじゃなく、何処と無くハッセルブラッド500CMに似ていると感じているのは笹邊だけでは無いと思いますがいかがでしょうか。デザインや操作性だけじゃなく、普通の人にとってやたら使いにくいハッセルを長年使ってきた人にとっては使いにくいところも、手に馴染めば馴染むほど使い勝手がいいように思えてくるものです。ハッセルだけじゃなくニコンFやオリンパスPEN-Dのスライド式裏蓋などは蝶板式のものより使いやすいものでした。

■2010年09月08日(水)  レアニッコール Zoom Nikkor Auto 85-250mm F4
Jr.がとても気に入っているレンズのZoom Nikkor Auto 85-250mm F4です。

正式名称はNippon Kogaku Japan Zoom-NIKKOR Auto 1:4 f=85mm〜250mmで、会社にあるものはニコンでAi改造したものですから最新のデジタル一眼レフで問題なく使用できます。これは1969年から73年までに1552本が製造されました。重量は2,000gで全長は305mmもあります。1959年に日本初のスチル用ズームレンズとして発売されたAuto NIKKOR Telephoto Zoom 8.5cmF4-25cm F4.5は重量1,770gで全長304.5mm、モデルチェンジされた第二世代は1,960gで全長304.5mmとなり、この第三世代では光学、機械ともに再設計されて開放F値はF4一定になりましたが重量も増えてしまいました。
「大きいことはいいことだ」でお馴染みの山本直純氏の森永エールチョコレートのCMが流れたのは1960年代後半から1970年頃でした。性能のために大きさを犠牲にして設計したというべきか、小型化するための技術がまだ熟成していなかったと言うことでしょうか。
しかし第三世代が発売された翌年にはZoom Nikkor Auto 80-200mm F4.5という画期的なレンズが発売されています。大きさは全長162mmで重量はなんと830gです。性能も当時としては画期的なものでAi Zoom Nikkor 80-200mm F4Sまでにトータルで40万本以上が生産されました。しかし小型化を犠牲にしても高性能を求めたAi Zoom Nikkor 80-200mm F2.8S(全長 231mm 重量 1,900g)は1981年に発売されています。

今回紹介するNippon Kogaku Japan Zoom-NIKKOR Auto 1:4 f=85mm〜250mmですが、40年以上前のレンズとは思えない描写が得られます。現在インターネットを探してもこのレンズで撮った作例は国内外ともに全くありません。それならば初の作例をアップしようとJr.がアップしたものがこちらのブログにあります。一応世界初のZoom-NIKKOR Auto 1:4 f=85mm〜250mmの作例です(笑)

それにしても直進式ズームレンズの被写界深度目盛のヒゲは美しいと思います。ニコンではレンズの目盛りや文字は手作業で色付けしていたそうです。まさに職人の世界!
Ai改造された絞り環は非Aiのものとはデザインも異なり、NIKON F3のファインダーから直視できるマウント付け根の絞り値も付いています。距離指標はフィート表記のみでメートル表記はありません。オレンジ色の指標は専用プロクサー(1枚目の写真先端のオレンジ線が専用プロクサー)を付けた場合のフィート目盛りです。フィルターはシリーズ修付属しますがプロクサーの位置に82mm径のものも取り付けることが出来ます。

■2010年09月07日(火)  明日発売です
京都洛北でロケした大沢桃子さんのPVが徳間ジャパンからYouTubeにアップされています。

★「洛北 森と水の会」イメージソング★9月8日全国一斉発売です。
京都洛北地区の観光客誘致プロジェクト"洛北 森と水の会"を盛上げる、さわやかな新しい御当地ソングを、大沢桃子さんが書き下ろし!
http://www.tkma.co.jp/enka/oosawa/

ロケの様子はコチラにあります。

■2010年09月06日(月)  別現場ですが良く似たシステムで助かりました
3カメ中継&収録と4カメ収録の現場が5日間連荘でした。(笹邊はマージャンはやりませんが、レンチャンという言葉は良く使います)

ホテルの宴会場で1000人のアワードパーティー。1カメは標準レンズで2カメは33倍、3カメはハンディーのショートズーム。スクリーンは4面のリア打ちDLPです。
左はスイッチャー卓で右はVE卓です。音声収録は4CHでタムラのTS-4000Sを2台使用しています。カメラケーブルの総延長は3カメ分で200mでした。

ホテルでの現場は3日間で、翌日からはダンスの公演を4カメスイッチャーとハンディーのENGスタイルで収録します。VTRとカメラが増えましたが、常時車に積んでいるシステムで対応できたため助かりました。
音声はステージの生音用にPCCが2枚とオーディエンスにショットガンマイクをディレーを抑えるためにステージ側から客席に向けたショットガンマイク2本です。これを1台のTS-4000Sに入れていますが、TS-4000Sのファントムは2CH分しかないため、SONYの48Vファントム電源を使用しています。ライン音声はもう一台のTS-4000Sで管理して前日と同様4CH収録しています。

左側はVE卓でアイリスは4画面分割合成したものを1つのモニターで監視します。CCU4台とVTRが5台、ミキサーを2台使ったシステムも普段のキャリングシステムでコンパクトに組むことが出来ました。ただし接続のキャノンケーブルや同軸ケーブルの配線数は多くなっています。カメラケーブルは4カメ分で総延長250mでした。
この5日間は連日24時を越える現場でしたがスタッフたちのお陰で無事終えることが出来ました。感謝

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