三脚 コインドライバ−である。TooLのページが挙がっていた。かなり前にアップしたコンテンツだが、検索があったので紹介しよう。
コインドライバーが必要な三脚は写真用ではなくビデオ用である。ただしビンテンの三脚にはコインドライバーは使用できない。コインドライバーだけではなく、500円硬貨が使用できないのである。つまり固定用のネジがプレートに埋没しているため100円硬貨でなければ回せないのである。ところが、100円硬貨ではトルクが不足して完全に固定できる強さまで締めることが出来ない。次の写真が改良前と改良されたビンテン用のコインダライバーである。
ビンテンの埋没したネジにピッタリとフィットしているのがよくわかる。これはビンテンに限らず、サクラーのプレートでもコインで回すよりもしっかりと締まるので、今では撮影の必需品になっている。
オリジナルのものと比べると先端部のサイズがかなり小さくなっている。上がオリジナルで下がビンテン用である。
加工は簡単だ。市販のコインドライバーを下のように削って加工する。
撮影スタッフの数を作ったが、作業はとても面白い。金属が削れる火花を楽しみながらの作業である。市販されても良さそうだが、というか、こういったものは三脚の付属品として購入時に付けておいてもらいたいものである。
ちなみに私が使ったコインドライバーはトップ工業のTRD-45というコインドライバーだ。ネットですぐに手に入る。
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2008年12月23日
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HVR-Z1J BNCコネクタだ。以前書いたFieldReportが検索されていた。
メーカーが小型カムコーダーを開発する際に、どういう分野で使用されるかは想定しているわけだが、どういうわけかこのクラスの製品にはまずBNCコネクターは付いていない。実はこれが我々にとっては重要な項目になる。
我々の撮影現場では必ずディレクターや監督、そして照明技師などが加わり、モニター出力は必要不可欠である。一応AV出力としてミニPINジャックは付いているが、構造が貧弱なためによく接触不良を起す。特に映像中継に使用して接触不良を起せば致命的な事故になる。仕方が無いからテープなどで補強して抜けにくくしたり工夫するわけだが、レンタル品などではコネクタ自体がユルユルになっていたり、基板との半田付けが浮いていて、挿入されたプラグを動かせば接触不良になってしまったりする。
今回検索された「HVR-Z1J BNCコネクタ」の写真を見ていただければ判るが、本体のAV出力からのケーブルを一旦ボディーに沿わせてからBNC-BNCコネクタ(いわゆるJJ)に接続している。もちろんJJは固定しているので、BNCケーブルに負荷がかかったとしてもAVコネクターに影響しない。
同様のことは新しいカムコーダーHVR-Z7JやHVR-Z5Jでも同じだ。やはり本体にはAVコネクターがあるだけでBNCコネクターは付いていない。会社で先日購入したHVR-Z5Jに対して最初に手を加えたことがBNCコネクターによる映像出力であったことは当然である。
HVR-Z1Jと違い、AVコネクターが後ろに付いているため、Z1Jと同じ引き回しが出来ず、ヨドバシ梅田を徘徊すること1時間。ピッタリの台座が見つかった。HVR-Z5Jのハンドルに付いた1/4ネジにちょうど合う規格だ。全金属製の台座にJJを固定して完成した。もちろんHVR-Z5J自体に改造は加えていないので現状復帰は簡単だ。コネクターの角度を若干オフセットさせているのはハンドルを持った時に邪魔にならないためと、出力側にBNCコネクタが接続しやすいためである。
ケーブルの引き回しは下の写真のようになる。
メーカー曰く「ハンディーでの使用を前提にした」らしいが、コストに比べて驚くほど高性能な(とはいえ、HDCAMの足もとにも及ばないが)ことによって、番組の取材以外ではHDCAMよりもHDVの方が稼働率が高い。それゆえにHDVカムコーダーの映像出力(HD収録ではダウンコンバート)には信頼性の高いBNCコネクターは絶対必要なものである。なお、HDでの出力が必要な場合はAVコネクタのアナログコンポーネントをハンドルにコンバーターを付けてHD-SDIに変換後BNC1本で出力することになる。
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2008年12月22日
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人員削減、これは私の会社のサイトへのキーワードではない。私が検索したグーグルのニュース検索である。
サブプライムローンの焦げつき問題の影響でアメリカの住宅バブルが崩壊して世界中の株価が急落した。そしてドル安。
一部の賢人達は数ヶ月前からドルは60円代にまで下がるだろうと予想している。私もそう考える。株や為替に興味ない私にとって今興味あることは大手企業の人員削減である。業績が上がれば派遣会社に頼って人員を補給し、業績が下がれば解雇が簡単な派遣社員から切っていく。都合がいいといえばそれまでだが、企業の都合で生活を失う人にとってはたまったものではない。
話をサブプライムローンに戻すがこれは低所得者層向けの住宅ローンの事で、所得の低い人やクレジットカードで返済延滞を繰り返すなど、いわゆる信用力の低い個人を対象とした住宅ローンのことだ。リスクが大きい分金利は高く設定されている。
このサブプライムローン問題にせよ、日本で問題になってる人員削減、派遣労働者の解雇はいずれも所得の低い人、弱者と言われる人が対象になっている。
社団法人日本ダム協会の資料に八田與一(はった よいち[1886年7月4日−1942年5月8日]大正期から昭和初期にかけて活躍した水利技術者)のことが書かれている。
彼の業績として大正9年に台湾で着工した嘉南大しゅう事業
工事の工程は、烏山頭ダムに貯水するための隧道工事と、濁水渓の導水工事を平行して進め、次いで、烏山頭ダムの本体工事にかかり、最後に、水田をまんべんなく導水するための給排水路工事を行う、4工程に分けて建設がなされた。大正9年に着工し、昭和5年に嘉南大しゅう事業は、10年間を要し竣工した。 における彼の行動だ。
大正12年9月1日の関東大震災がおこったときである。この大震災により、日本は政治、経済、社会面で大混乱となり、その影響は、台湾にも波及した。嘉南大しゅう事業の大幅な補助費の削減となり、組合員の半数が人員整理となった。 彼は有能な者たちを解雇したのである。
『「退職者の中には、有能な者がかなり含まれております。この者達より、他の者を解雇した方が、現場としては有難いのですが」
静かに聞いていた與一は、
「私もいろいろ考えた。確かに、力のある者を残しておきたい。しかし、能力のある者は、他でもすぐ雇ってくれるだろうが、そうでない者が再就職するのはなかなか難しい。今、これらの者の首を切れば、家族共々路頭に迷うことになる。だから、あえて、惜しいと思われる者に辞めてもらうことにした。その穴埋めは、君達が残った者を教育し補ってくれ。辞めさせる以上、辞めていく者の就職口は、必ず私が見つけてくる。君達も苦しいだろうが、私もつらい」と苦汁に満ちた顔で語った。
係長の誰もが、心で泣いていた。決して、部下を粗末にしない與一の温かい心が泣かせたのである。
もはや、誰も何も言わなかった』 八田與一のことは
古川勝三著『台湾を愛した日本人』(青葉図書・平成元年)
斎藤充功著『百年ダムを造った男』(時事通信社・平成9年)
などに書かれているらしい。是非手に入れたい書籍だ。
もう一度人員削減に戻すが、労働者を人材派遣会社に任せて調達する安易な考え方に私は疑問を感じる。社員は社員だ。ともに考え、ともに働く従業員だ。会社の業務を遂行する一員を派遣会社に依存し、基本教育まで派遣会社任せでは将来は無い。もちろん派遣社員に愛社精神が生じるなど期待も出来ないだろう。さらに周旋屋的な派遣会社に上前をはねられる派遣も大変だが、直接雇用して教育すれは無駄な手数料も抑えることが出来る。もちろん愛社精神も期待できる。
今人員削減を考えている経営者の皆さんに提案である。
まず自社の高所得者から解雇は勿論無理だ。八田與一とは言わないが、役員、相談役、管理職、そして重要職の給与削減から考えられないだろうか。 もちろん政治家、公務員も同様だ。
こんなことを書けば絶対人材派遣会社からの仕事は来ないだろう。それはそれでよい。私自身が人材派遣会社に依存する気が無いから、たとえ依頼があったとしても、まともなVPなど出来るはずが無い。
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2008年12月14日
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ビデオ 静止画 サービス 大阪だった。以前のVHSやHi-8時代に比べるとDVやHDVやDVDが普及した今日では静止画としての用途も多くなった。特にWEBやパワーポイントに貼り付ける用途である。もちろん画質的にはデジカメには及ばないものの、毎秒30〜60枚の静止画で構成される動画では容易く決定的瞬間をものにすることが可能だ。
コンピューターに取り込んだ動画や直接DVDから静止画(BMP/TIFF)を書き出す作業である。下はJVCのHDVカムコーダーHD250で撮影(720/60P)した動画から取り出した新世界の静止画だ。写真をクリックすると少し大きなサイズで表示される。(オリジナルは1280×720ピクセル)
ビデオから取り出した写真と言えども、WEBやPPTで使うには十分なサイズと解像度を持っている。もちろんPSDデータでの出力も可能である。
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2008年12月13日
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SONY C-74だ。ソニーの随分古いマイクである。私の会社では月に1度程度しか使うことが無い。このクラスのショットガンマイクとしてはゼンハイザーのMKH−416を標準的に使うが、時として数が足りない場合にはこのC−74やECM−672を使う。
大きさは太さ、長さともMKH−416の倍ほどもある大きなマイクだ。先端のウインドシールドは今もSONYから供給されていて、それなりの数字は出るようだ。つまりまだC−74のユーザーが多くいるということだ。先日も現場で某国営局のクルーを見かけたが、C−74を竿に付けて使っておられた。けっこう重そうである。
私の会社でC−74を使うのはほとんどEFP収録の現場で長尺のブームスタンドに取り付けて使用している。いわばスタジオマイクである。古いマイクであり、一度ユニット交換をしているが、結果は大して変わらなかった。C−38Bと並んで耐久性は良い。
ただしこのマイクに使う乾電池H−7Dはすでに製造中止となり、代用品を探さねばならない。H-7Dは昔のEEカメラの定番電池だったH-D(1.35V)を7個入れた積層タイプの水銀電池で9.45Vである。LR-44などを6個入れるケースを入手すれば乾電池での運用も可能だ。ただしC−74は48Vファントムに対応しているため、まず電池で使うことは無い。
このC−74を屋外で使用するとその指向性の鋭さに驚くだろう。虫や鳥の鳴き声が極めて鮮明に録音できる。昔SONYのF-115をパラボラ集音器に取り付けてデンスケを持って出かけたことに比べればフィールドレコーダーとC−74だけで遥かに高品位な自然音を収録できる。ただ、C−74も優れたマイクだが、今はサンケンのステレオショットガンマイクCSS−5とSONYののECM−680Sとが欲しい。
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2008年12月12日
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DVCPRO HD から HDV へということだが、これが結構厄介だ。なぜならHDV VTRのハイビジョン録画はIEEE1394のHDV入力にしか対応していないためである。HDSDIやコンポーネントの入力があればDVCPRO HDやHDCAMから簡単にコピーできる。
一つの方法としてはDVCPRO HDやHDCAMのVTRとHDVのVTRの間にコンバーターを入れて変換する方法だ。
下の写真はEDIROLのビデオフォーマットコンバーターのVC-300HDである。
HD信号をリアルタイムにHDVへ変換できるもの。写真をクリックするとデモビデオを見ることが出来る。今年の春に我々が松本のローランドで撮影したものである。
もう一つの方法はDVCPRO HDやHDCAMを一旦ノンリニア編集機に取り込んでHDVに書き出す方法だが、キャプチャーで収録分の時間がかかり、MPEG2/TSへの変換に約2倍、そして書き出しにも収録分の時間がかかって結局収録素材の4倍の時間がかかってしまう。これでは非常に不便だ。一日も早くHDSDIやアナログコンポーネント入力を備えたHDV VTRの発売をしてもらいたい。
追記:HDSDIやアナログコンポーネント入力を備えたHDV VTRの発売をしてもらいたいも。と書いた矢先にsonicさんよりコメントをいただいた。
HVR-1500Aではダメなんですか?最近では売れないのか、新古品がいっぱい出回っていますが。
RS-422A対応のHDV VTRはHVR-1500とばかりに思っていたら、HVR-1500AがHD-SDI入力を備えて今年の6月に発売されていた。素晴らしい!さすがにソニーだ。これさえあればDVCPRO HDだろうが、HDCAMだろうが、P2でもXDCAMでもHD-SDI出力を備えている機種からHDVへコピーが可能だ。
HVR-1500Aの詳細を参照いただきたい。
コンバーターの60〜100万という金額でHD-SDI入力を備えたHDV VTRが買えるのである。2011年に向けていよいよ業務用のHD化が手軽になってきたようだ。
それにしても日々現場に追われていて情報収集に欠けてしまっていた。sonicさんに感謝である。
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2008年12月7日
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HVR-Z1J PAL
HVR-Z1Jは民生用HDVカメラ「HDR-FX1」にNTSC/PALの切り替え機能や、XLRタイプの音声入力端子を2系統、タイムコードプリセット機能などを追加し、HDV、DVCAM、DV方式の3種類で録画・再生を可能にしたモデルだ。2005年の発売から4年近くになるり、後継機としてHVR-A1J、HVR-V1J、HVR-Z7J、HVR-S270が続き、間もなくHVR-Z5Jが発売になる。HDVシリーズでは唯一CCDを搭載したモデルである。さらに後継機が続々と発売されても何故か今なお現行機種であることは驚異的といえよう。
このZ1Jの便利な機能としてPAL方式とNTSCがスイッチャブルであることだ。PALが中心のヨーロッパ向けの作品は以前ならベーカムやDVCAM等でNTSC方式の撮影し、編集〜完パケまで仕上げた後にPAL変換を行っていた。ところがZ1Jを使うようになってからは撮影から編集まで全てPALで行えるようになった。これは記録フォーマットだけではなく、編集環境がPCベースに変わりNTSC⇔PALが同一環境で扱えるようになったおかげだ。
Z1Jは元々PALスイッチャブルとなっているが、これはHVRシリーズ初号機ゆえの開発者の思い入れの結果だろうか。ある技術者の話では「何でも1が付くものは盛りだくさんで、開発費は膨大なんですよ」だそうだ。これは確かに言えることで、ニコン初のSLRカメラのNikon Fなどはその典型的な例だ。そして奇数が付く機種がいいというジンクスもある。ソニーがどうなのかは判らないが、ハンドヘルドタイプのHDVに2、4、6、8という偶数は無い。
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2008年11月27日
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Z1J スイッチングである。
やはりこういった需要が多くなってきた。だがちょっと待て、である。スイッチングする方はいいが、される側のキャメラマンとしては自分の撮っている画がプログラムに選ばれたかどうかはインカムなどの指示が無ければ判らない。
「1カメさん、貰います。ハイ、入った!」
「じゃ3カメは・・・・・」
忙しいと言うか、インカムの中がにぎやかで、撮影に集中できなくなりそうだ。ではどうするか?
タリーランプである。
だがハンドヘルドタイプのカムコーダーにはRECタリーはあるものの、プログラムタリーは無い。私の会社ではこういった場合のためにスイッチャーのタリー信号を使ってプログラムタリーを点灯させるドライバーとタリーランプを自作している。
タリーランプさえ点けばインカム(声による指示)に頼ることなく瞬時にプログラムに選択されたことがキャメラマンにわかる。さらに小型モニターにリターンビデオを返せばEFP用のスタンドアローンタイプに近い運用が可能になる。
タリーランプとドライバーはソニー、パナソニック等のスイッチャーに対応するようになっている。
今月末に行われるCATVショー in KANSAIに今年も行くが、今日急にステージイベントの3カメオーダーがあった。DVCAM関連の機材としてDSR-450を2台とDSR-570を1台、それにワイヤレスインカムとビジョン100や10を私の会社から出すことになった。収録はカムコーダーのVTRでのパラ撮りだが、スイッチャーやタリーシステムも用意する。DSR-450のアイピースの上にタリーランプを点灯させることで無駄なキャメラワークが無くなり、キャメラマンも撮影に専念できる。タリーランプは各ソースに対して複数を点灯させることが可能で、キャメラマン用のタリーの他にモニターの上にも取り付ける。
しかしスイッチング収録はなるべくCCUが使えるシステムで構築したいものである。
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2008年11月26日
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ネガフィルム→データ変換
ネガフィルムからのデータ変換は簡単だ。ラボにお願いするだけでよい。デジカメ一色の写真界だが、決してフィルムがなくなったわけではない。また今回の検索のようにネガの利用も便利だ。
写真は9月23日に神戸のオルビスホールで撮影した友人の宮内タカユキだ。私と同い年である。撮影はNikon F3Pに300mmF2.8+エクステンダーTC300を付けて撮影したものでフィルムはフジのNATURA 1600だ。
ブログでは大きな写真が表示できないので別ウインドウに大きなサイズを用意した。
仕事で撮影する場合は確実にデジタルを使用するが、宮内の撮影はフィルムに拘ってみた。
撮影したその場でポラを引くようにプレビューしてしまうデジカメでは現像が上がる楽しみもワクワクした気持ちも無くなってしまう。まして大判ではなく35mmSLRだからポラというのも似合わない。やはり前面マットのB型フォーカシングスクリーンで狙ったところにフォーカスを合わせたいのである。また、デジカメでステージを撮るとその液晶の明るさが周りの観客に多大な迷惑をかけることになる。もちろんデジタルSLRの液晶を切っておけば済む話だが、それならデジタルを使う理由が無い。
講釈はさておいて、要は宮内を撮るなら昔どおりの銀塩で撮ろう、というだけの理由だ。ただし昔と違う点は三脚だ。昔はジッツォやハスキーといった写真用の三脚を利用したが、今はビデオ用のビジョン3を使う。動きのある被写体ではビデオ用のヘッドの方が遥かに使いやすい。
話がそれたが、フジでネガフィルムをデータ化してもらうとCD-Rでインデックスが添付されて上がってくる。データサイズは1840×1232と、小さいサイズの597×400だ。WEBでの使用であれば十分なサイズだ。費用も同時スキャンであれば現像代+1000円ほどである。
デジカメユーザーの若い人も、デジカメに移行してしまった年配のデジカメファンも部屋の隅で眠っているマニュアルフォーカス銀塩SLRを引っ張り出してフィルムでの撮影を楽しんでみてはいかがだろうか。現像が上がるまでのワクワクした気分も楽しめるに違いない。
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2008年11月25日
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写真撮影・カメラ機材 /
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ドロップアウト対策 HDV
MPEG2TSで記録するHDVでは記録密度が高いのでどうしてもドロップアウトが出てしまう。これはHDVに限ったことではなく、DVCAMであろうと、HDCAMであろうとテープメディアの宿命だ。ただHDVの場合ドロップアウトが生じると15フレーム映像がフリーズし、音声も欠落してしまう。
検索にあった「ドロップアウト対策」だが、やはり二層塗りのHDV用テープの使用が最良の方法である。それと防塵対策だ。しかしいつもいつもそういうわけには行かない。そこで登場するのがシリコンメディアへの記録である。
以前HDCAMをHDVに変換したが、HDVフォーマットの能力は極めて高く、HDCAM(HDW-750)の画質をかなり忠実に記録できた。HDCAMとHDVで最大の違いはフォーマットの差よりも撮像部の違いのほうが大きいと思う。220万画素のHDCAMと方や百数万の画素数の撮像素子の違いや、1/3吋と2/3吋のレンズの差だろうか。
私の会社ではHDVのドロップアウト対策として間もなくHVR-Z5Jとメモリーレコーダーを導入する。メモリー記録はHVR-Z7Jで同時記録の素晴らしさは納得している。
後は広角化した上に高倍率になったHVR-Z5Jのレンズとリモートコマンダーへの期待である。
間もなく入荷するそうだ。
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2008年11月24日
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映像制作・撮影技術 /
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「インド 路線バス」だ。インドロケの写真が検索されていた。
インド、特にハイデラバードの交通マナー、乗車マナーが悪いことは有名だが、郷に入れば郷に従えでけっこう平気になってしまう。
一緒にハイデラバードへ行ったM氏。仕事の合間にDVXでスナップしている。
日本ならこんな状態で発車するものなら確実にその日のニュースである。
眺めが良さそうなところに見えるが実はとんでもない場所に立っている。
セメントプラントの塔の上である。勿論命綱など全く無い。IT先進国と言われるインドだが、安全衛生の面では日本とは全く考え方が違う。
人は荷物と化し、一旦事故が起きれば血の海だという。
私が子供の頃の昭和30年代でもこんなことは無かった。たくましい国である。
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2008年11月23日
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旅の紀行 |
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「ベーターカム キャプチャー」だ。実は今日もベーターカムのキャプチャーを行っている。さすがに最近ではベーカムで編集することは無くなったが、今なおベーカム収録は需要がある。つい先日のイベントでも私の会社はHDCAMで取材していたが、50周年を迎えた局のクルーはベーカムを使っていた。それも400AやD600ではなく、BVP-550にBVV5を一体化させたカムコーダーである。また他にもHL-V55などもまだ見かける。
キャプチャーはBVW-70のコンポーネント信号をコンポーネントデジタルであるSD-SDIに変換して行っている。アナログコンポジットと比べて格段に解像度もよい。
キャプチャーに使うベーカムのVTR BVW-70だがさすがに放送用である。現在3000時間ヘッドを搭載していてまだまだ元気だ。
いったい何時までベーターカムの需要があるのか・・・・・
とにかく当分の間はベーターカムへの対応を維持しておかなければ仕事に支障がある。あと数年は元気で居て欲しい。
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2008年11月23日
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映像制作・撮影技術 |
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ヤフーディレクトリーに登録するとアクセスが上がるだった。
このことにアクセスアップの効果があるかどうかは定かではない。というのも、今日のインターネットユーザーがディレクトリー検索を行っているかどうかを考えれば、明らかにウェブ検索が中心で、登録サイトの検索はまず行わないと思われるからだ。
ただしウェブ検索で「千里ビデオサービス」を検索した場合にハイライトされる撮影技術の提供、ストリーミング映像制作、ビデオ編集等という文言は登録サイトの検索結果に表示される文言と同じものが表示される。
つまりディレクトリーの紹介文(ヤフーの担当者がWEBを閲覧して判断した文言)などが全文検索のウェブ検索の結果に何らかの関連があるものとは考えることが出来る。
私の会社のサイトがヤフーカテゴリーに登録されたのはsenri.com時代で今から凡そ10年前の1998年で、svs.ne.jpに切り替えた1999年以降も同じ紹介文で今日まで続いている。そして「撮影技術の提供、ストリーミング映像制作、ビデオ編集等」という内容は現在の業務においても全く正しい表現であり、当時の担当者の判断が適切であったことに感謝している。これはロボットでなく、人間がサイトを見て考えたことによる利点だと思う。
ディレクトリー検索でもう一つ外せないのがグーグルディレクトリーだ。これはOpenDirectoryというデータベースを基にしている。グローバルサイトのため英語になっているが、ここで千里ビデオサービスを見ると取材・ビデオ収録・編集など映像制作。会社概要、業務内容紹介としてオープンディレクトリのエディタが実際にサイトを見て書いた紹介文が掲載されている。
オープンディレクトリについては日本語FAQがあるのでご覧戴くといいだろう。
今回の検索キーワード「ヤフーディレクトリーに登録するとアクセスが上がる」だが、その真偽は別にしても登録されていないよりも登録されているに越したことはないだろう。
会社などの商用サイトのヤフーカテゴリーへの登録は「Yahoo!ビジネスエクスプレス」で可能だ。
「Yahooカテゴリ検索からキーワード検索への歴史を分析」としてWebプロデューサー・ITコンサルタントの横田秀珠氏がコラムを掲載されている。
※ヤフーの場合登録サイトはディレクトリーではなく、カテゴリーが使われている。
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2008年11月22日
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検索エンジン・SEO |
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面白アクセサリーである。短いシリーズだ。
写真の上に有るのは短いパン棒だ。普段まず使うことは無いが、時にパン棒の長さが邪魔になってしまったりすることがある。
リーベックのパン棒を改造したもので、取り付け部はビンテン用になっている。
下の棒は三段の伸縮式ポールである。
バッテリーライト用のポールだ。よく写真用の一脚を使っているのを見かけるが、一脚は太い方にネジが付いていて使用時に天地が逆になる。つまり細い部分を持って太い方にライトを取り付けなければならない。
写真のものは細い方にオスネジが付いていて、さらに太い部分にはメスネジが切ってある。そのため簡単に延長することが出来る。
伸長は81cmで縮めると33cmになる。重さは200gでとても軽い。ロックを半締めにしておけば伸縮に適度なフリクションがあり、バッテラの灯体なら締めなおさなくても十分に止まる。
グリップ部分にマンフロットのパン棒用の固いウレタンを通して持ったときの感触向上に努めた。
掲載した2種のものはやはりショップでは売っていない。
売っていないから作ったり、市販品を加工したりする。加工してオリジナル以上の付加価値を付けて使う。けっこう面白いのである。
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2008年11月20日
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映像制作・撮影技術 |
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R-44のシステム・プログラム (Ver.1.03) がリリースされていた。というか、されていたのだがVer.1.02で問題ないためそのままにしていた。しかし大容量のSDHCカードを使うにあたってVer.10.3にアップデートした方がよいだろうということで早速アップデートした。
修正内容は下記の通りだ。
[Ver.1.03]
[機能改善]
Apple 社の LOGIC で作成した WAV ファイルとの互換性を改善しました。
Cakewalk SONAR 等で作成したサラウンド 4ch のファイルを再生できるようにしました。
CTRL-SYNC 端子を使った2台同期録音で、録音開始時間のズレが小さくなるよう調整しました。
[不具合修正]
SD メモリー・カードの互換性を向上させました。
Pre-Rec 設定:オンで録音を開始した数秒後に、カウンタが数秒戻るような動きをすることがある症状を修正しました。
Effect の Graphic EQ をマイナスの数値に設定すると、歪みやすい症状を改善しました。
サンプリング周波数:88.2/96kHzで、3 Band EQ の MID をマイナスの設定にした際の特性を改善しました。 SD メモリー・カードの互換性を向上させました。というところが一番大きいように思う。現在確認されている最大容量のSDHCカードは32GBでPanasonic RP-SDV32GL1K が手ごろだ。調べてみると35000円前後。前回デジオンで購入した経緯もあり、今回もやはりデジオンへ注文する。
なお、安くて品質が高いと言われるTranscendの16GBは残念ながら常動作しないケースが報告されているらしい。
アップデートは至って簡単な作業だ。ローランドのサイトからDLしたファイルをSDHCカードにコピーしてアップデートコマンドを入れるだけだ。詳しくはR-44のアップデートで確認していただきたい。
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2008年11月16日
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音声・録音・音響 |
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