2007年12月30日(日)
ビンテン Vision3
 「ビンテン Vision3」だった。
 今HDVやDVのハンドヘルドカムコーダー用のキャメラサポートとしてVision3は素晴らしいと思う。他社製品と比べて何処がどう違うのかは・・・だが、Vision3ならキャメラが思うように振れるのだ。ただし、カウンターバランスの調整はマンフロット505と同じくスプリング交換式のため、現場でレンズを交換したときやワイコンを取り付けたときに完全バランスを取ることは出来ない。また総重量が5kg以上のカムコーダーの場合は75mmΦのワンでは頼りないし、ドラグを強くしした時は必要以上に締め付けなければワンが滑ってしまう。やはりDSR-450クラスの2/3吋DVCAM一体型では100mmΦのVision10や11の方が使い易い。また構造的にもVision10クラスが耐久性に優れている。やはりVision3は3kg程度のハンドヘルドクラスに向いているといえるだろう。
 先日私の知り合いがマンフロットの#519新品をシステムファイブのオークションで購入した。519と525のセットで8万円ほどだったそうで大変お買い得である。実はこの519が優れている。カウンターバランスは連続調整出来、さらにスプリングが強弱の2種が供給されていてそれを交換することで1〜9kgのキャメラをカバーできる。使ってみたがHVR-A1JからZ1Jでは十分に使えるものだった。また75mmΦのワンを我慢すれば1/2吋クラスのカムコーダーでも使用可能だ。
 上の写真はVision3や10で使うウルトラベビー三脚として最近加工、つまり改造したものだ。元はマンフロットの#250Bという2段式の三脚だ。6角レンチひとつで完全にバラバラに出来る構造になっていて、最近のマンフロット#525などの接着剤を使用したものよりも改造しやすい。長い脚部をパイプカッターで切断し、勘合部に小さな孔を開けるだけである。本体のワンは100mmΦになっていてVision3の場合は75mmアダプターを1枚挿入するだけである。開脚部にロック機構がありバーススプレッダーが無くても脚が広がってしまうことはない。ただし安定性を増すためにロック機構の部品を若干削ってオリジナルよりも15度ほど広い角度で止まるようにしている。
 ロック機構を解除すると下の写真のように大きく脚が広がり、スプレッダーの変わりに舞台用のロープを使っている。
 ミラーから「タタミ三脚」という製品が出ているが、私の三脚は使用状況から「桟敷三脚」と名付けた。小劇場の桟敷席で使うためである。他にも様々な用途はあるが「桟敷三脚」という名前はとても気に入っている。もちろん名前だけではなく、6角レンチひとつで完全にバラバラに出来る機構のおかげで市販されてもおかしくない出来栄えにも満足している。来年は様々な現場で活躍してくれる予定だ。
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2007年12月28日(金)
クリスマスとか・・・とか。
 バタバタ、そして風邪でグシュグシュな一週間だった。
ロケが続き、インフルエンザが蔓延して岡山ロケでは制作会社の担当者が欠員。とにかくバタバタと一週間が過ぎていった。
 そんな時に娘がクリスマスのケーキを買ってきてくれた。なかなか美味しい。
 これは神戸のア・ラ・カンパーニュ。店内は撮影禁止。
 仕事で元町へ行った時に寄ったが、フルーツたっぷりのケーキが美味。もちろん娘達にも。
 こちらは取引先の忘年会。週末にライブを行われる宮内タカユキさんやリピート山中さんの生歌も楽しい宴会だった。
 左から宮内さん、笹邊、リピートさん。現場続きのせいか、笹邊は少し疲れ気味に見える。
 こちらは劇団の忘年会。看板女優の前川奈津さん。
 自分の娘より若い娘とのツーショットにドキドキ!
 バタバタの一週間だがデジカメの写真を見て何があったかを思い出しているこの頃。今年もあと僅かで終わろうとしているが、仕事は31日までビッチリと詰まっている。
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2007年12月22日(土)
Sonnet 久々のアップデート
 「Sonnet 久々のアップデート」というのは検索ではなく私事だ。
 私がデスクワーク用に使用しているMacの調子がここ数年悪かった。
悪いっても決して致命的なものではなく、月に1度程度、突然爆弾を出すくらいで、サッドマックが顔を出すことは無い。可愛いものである。元々Power Macintosh MT266というアイボリーの初代G3でCPUのクロックが266MHzだったものをSonnetのG3/500MHzに換装し、数年前に同じくSonnetのG4/733MHzに換装して使ってきた。OSはデベロッパー向けの9.0USをアップデートした9.2.2である。
 SonnetのG4カードを使うには機能拡張が必要で、これまでVer.2.3.1だったが、Sonnetのサイトへ行ってみると今年の6月にVer.3.1がリリースされていた。半年ほど前である。ハードウエアベンダーのサイトも時々はチェックしなければならないと再認識した。インストールし、再起動したが不具合も無く順調である。機能拡張マネージャーを確認した画像のようにVer.3.1になっている。「未だにMT使ってるんですか?」と聞かれるが、メールや写真の処理だけではなく、見積書や請求書もこのG3改G4がクラリスワークスでやってくれている。速度も特にストレスは無く、メールに添付されてくるWindowsを狙ったウィルスには影響を受けない。不満といえばPDFを開くにはOS9環境は辛いということくらいであろうか。しかしそれもWindowsとファイル共有していることで解決している。
 365日、一日も電源を落とす事無く過酷な連続稼動に応えてくれるMacintoshは私にとっては爆速のWindowsよりも愛しい相棒である。
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2007年12月20日(木)
ローライフレックス2.8F
 フォトアルバムにローライフレックスの写真をアップした。
 30年ほど前に買ったもので、CM写真を生業にしている頃はファインダー画像が欠落しないことが好きで、ハッセルよりも好きだった。そのローライも今は手元に残っていない。何故かといえば、ハッセル用のテレテッサーの下取りになってしまったからである。
 長らく忘れていたが、最近末っ子が倉庫からそのローライフレックスを撮影したプリントを見つけ出してきた。バライタ紙に焼いたローライフレックスのモノクロ写真は変色も無く、美しいものだった。たぶん塩化金を使った金調色にはまっていた頃のもので、諧調は焼いた時の状態のままだった。デジタル時代とはいえ、やはりローライには銀塩がよく似合う。
 このローライフレックスの下玉はシュナイダーではなくツァイスのプラナーだった。懐かしの一枚は今事務所に飾られている。まさにローライの遺影である。ローライはこの他にローライ35も使っていたが、貧乏カメラマン時代にはいい質種になった。いつも若い者にいうが、どんな写真でも「生きざま」が映るようである。被写体の「生きざま」を写したつもりでも、自分自身の「生きざま」が映るのである。このローライで撮影した80年頃の鶴橋もWEBにアップしている。
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2007年12月13日(木)
ノンリニア編集 フォント 放送
 「ノンリニア編集 フォント 放送」である。
 以前にも書いたが、コンピューターで使用する、または写植等で使用するフォントには無体財産権がある。著作権などの知的所有権と同様のものだ。そのためテレビやDVDといったメディアに使用する場合は使用許諾、使用料が発生する。放送の場合は放送局が無体財産権の所有者との間で使用許諾が結ばれている書体のみが使用可能な書体ということになり、フォントのメーカーや種類によっては不良素材として放送できない。
 ただし最近では「改変も再配布も自由」というフォントもある。「書体関係 Wiki」などはとても参考になるだろう。
 上の画像はFS フォント製作室より拝借したもので、書体はフォント・デザインに関して著作権もしくは無体財産権を主張していない東京大学多国語処理研究会のGT書体である。
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2007年12月11日(火)
映像制作 プロテック
 「映像制作 プロテック」である。検索されていたページは「同録スタジオ」だった。だが今回の検索はプロテック違いで、株式会社プロテックを検索されていたようだ。株式会社プロテックはStudion TVというインターネット生放送を提供されている資本金6千2百50万円の大きな会社だ。今回偶然にもStudion TVを見たのだが、非常に興味深い。テレビ会議システムとして優れたものではないだろうか。
 話を戻そう。「映像制作 プロテック」で私の会社のWEBが検索されていたが、私の会社ではロケ用ミクサーの他にこんな製品も使用している。

 上の写真はHVR-Z1Jをソニーの放送用の舟に取り付けるアダプターだ。ロケの際に非常に便利が良い。

 また下の写真のようにIKEGAMIのキャメラをソニータイプに変更するアダプターも使用している。DV7やD45をソニータイプに変更するもので、メーカーの違う舟が混在する煩わしさから開放される優れものである。

 今回の検索「映像制作 プロテック」に群馬の福田さんのブログが挙がっていた。私のブログからもリンクしている。昨年東京のCATVショーでお会いしたが大変前向きな人である。
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2007年12月09日(日)
映像制作 録音 重要
 「映像制作 録音 重要」である。ミキサーに関することが続いたところにこのキーワードが来た。映像制作における音の重要性については今更述べるまでもないが、ここで改めて考えてみよう。
 我々撮影技術に携わるものは一般からは映像の専門家と思われがちだが、実は映像に比べて音の占める割合は映像以上に大きいと言える。例えばテレビのボリュームを絞って画面だけを見ていた場合、内容はほとんど解らないだろう。しかし画面が見えない場所でもその番組の音声を聞くことが出来れば概ね内容は理解できる。

 私はNHKのラジオドラマが好きだ。最近ではラジオドラマとは言わず、オーディオドラマと呼ぶようだが、「青春アドベンチャー」や「FMシアター」、そしてAM放送の「ラジオ文芸館」も面白い。聞いていると情景が見えてくる。つまり音のクォリティーが高く、臨場感があるということだ。さらに我々が持つ「印象」に訴えてくる音作りが見事だ。
 映像屋がこういう風に言うと、映像を疎かにしていると誤解されかねないので言っておくが、ビデオプログラムはAV=Audio & Visualといわれる様に、音と映像が融合したメディアであり、一方が欠如したのでは成り立たない。映像を支える音であり、音を支える映像が必要である。つまりそれぞれの割合ではなく、それぞれが10割を担っているのである。
 少し外れるが、沖縄の海をビデオに記録してもなかなかイメージどおりのコバルトブルーにはならない。「青い空、白い雲、青い海、白い砂」という印象色が不可欠になる。そのためにフィルターワークやカラーコレクションを行う。
 音も同様に「印象音」というものがある。小川のせせらぎをそのまま取ればまるで水洗便所のような音になる。銃声もそうだ。以前生駒にある大阪府警の施設へ撮影に行ったが、決して映画のような音はしない。録音技術だけではなく、音効も必要になる。
 話を実際の録音に戻すが、我々の耳には様々な騒音から目的の音を聞き分ける能力がある。反射の多いライブな部屋であってもうまく残響を除去してくれるのだ。言ってみれば「クリーンフィルター」である。ところがキャメラに付いた鼻マイクでは残響やノイズもそのまま録音してします。それを「印象音」に近づけるためにワイヤレスやゼンハイザーを用いる。これが音声技術、録音技術であり、一般に言うPAやSRとは異なる。
 また、音楽物のライブではPA卓からの2ミックスのラインではどうしようもない音になる。ステージの生音、ホールの反射音などのエアをミックスしなければならない。そしてラインとエアのディレーも補正する必要がある。例えば和太鼓の場合PAさんは皮から出る音をオンで拾って増幅し、それをスピーカーから生音に加える。つまりSRである。ところが録音では全く考え方が異なる。太鼓の直接音で揺るがされた小屋の響きを録らなければ映像と結びついた音にはならない。つまり、フェスにはフェスの響きがあり、歌舞練場には歌舞練場の響きがある。行ったことは無いがカーネギーホール、トロポリタン・オペラハウス、ウイーン国立歌劇場など、皆それぞれに固有の響きがあり、その違いを録れなければ録音芸術にはなりえないのである。
 話が大げさになったが、我々はピアノの中にマイクを突っ込む形では録音しない。(PAさんから2ミックスを頂く場合は別)アコースティックなものをアコースティック録ることが第一である。
 昔はビデオといっても映画と同様に撮影部、録音部は分業していた。撮影にはMAスタジオから録音技師が来て同録し、映像編集が終わったものにナレーション、BGM、SEを入れて完パケになる。しかしノンリニア編集の環境が進み、市販のほとんどのアプリケーション(FinalCutPro、EDIUS、PremierePro、AVID等)がマルチオーディオトラックを自在に追加できるようになり、映像編集と音編集が同一環境で完結するようになった。つまりキャプチャーから編集、3DFX、文字入れ、MA、DVDオーサリングまで、全てを同一マシーン上で作業できるのである。そうなると編集オペレーターが「音はわかりません」や、MAオペレーターが「映像はどうも・・・」などと言っておられない。これからのオペレーターは映像、音の両方に精通したキャリアとスキルが求められるのである。特に制作予算が限られたVPではなおさらである。

 偉そうなことを書いてはいるが、「どういう音が必要か?」「どういうマイクレイアウトがいいのか?」「マイクは何を?」「ミキサーは何を?」「リミッターは必要か?」「サンプリングは?」私も常に音では悩んでいる。悩んで、考えて、考えて・・・・である。
 音は目に見えないだけにその影響力は大きい。映像からは簡単に目をそむけることが出来るが、音はよそ見をしていても聞こえてくる。耳をそむけることは出来ないのである。
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2007年12月08日(土)
アツデンのFMX-42レポート
 アツデンFMX-42のレポートである。
 価格は安いが、音質等に問題はない。操作性もまずまずだ。風貌は価格以上だと思う。田村のTS-4000SもしくはAMX4Sをふた周りほど小さくした黒いボディーはけっこう精悍なイメージだ。仕上げも美しい。
 送られてきたデモ機に同梱されていた付属の専用ケースもなかなか良く出来ているが、ケースに収めるとファントム電源のON/OFFがやりづらい。また、ボリューム操作ではフリクションが少ないようである。もう少しボリュームに手ごたえが欲しいと感じた。ボリュームの耐久性については使い込まなければ判らないので今回は保留である。
 リミッターはチャンネル毎に装備されていて、ENGなどでは便利だが、チャンネルリンクが無いようで、音楽物のステレオ収録では定位が崩れるので使用は控えたい。というか、音楽物の収録ではリミッターは効かせるべきではないだろう。
 実際の運用で気になったのは入力レベルである。+4dBは標準だが、-30dBと-50dBというのは物足りない。トリムが無いので、感度の低いマイクでオフの場合は-60〜-70dBは欲しいとことだ。希望としては+4dB/-10dBまたは-20dB、そして-60dB〜-70dBの3段階で、出来れば20dBのパッドを装備してもらいたい。
 出力レベルについても+4dBはよいが、-36dBは中途半端な気がする。-36dBはワイヤレスマイクに入れるには高すぎるし、民生器のRCAには低すぎる、民生器用に-10dB及びマイク用の-60dBを選べるようにしていただきたい。しかし現状で仕事が出来ないわけではない。実用的には価格以上の性能は備えていて、CPの高さはダントツである。

 わたしがこのリーズナブルなミキサーに注目した理由はENGではなくEFPでの運用である。最近HDCAMやDVCAMで4ch録音の機会が増え、手ごろな8in4outのロケ用ミキサーを探していたからである。DC駆動が可能で小型軽量な8in4outのものとしてこれまでタムラのTS-4000Sを2台スタックで使用してきた。下の写真はハイビジョン中継車の内部に組んだ時のものである。

 これをFMX-42を2台スタックで使用できればかなりコンパクトになる。さらにコストは2台で25万程度と格安である。
 写真のように2台積んだ場合でも高さは10.5cmと低く、幅は22cmで奥行きも15cm程度である。来春にはソニーから4ch録音可能はHDVカムコーダーも発売され、8in4outのロケ用ミキサーの需要は増えるだろう。アツデンの新製品FMX-42は狙い目ではないだろうか。
 余談だが、アツデン及びゼネラル通商はENGミキサーの呼称を商標の関係から変更した。その結果生まれてきたSound Devicesのロケーションミキサーという呼び方は素晴らしい。ENGミキサーやEFPミキサーというよりも自然で誰にでも解りやすい言い方である。
2007年12月8日 | 記事へ | コメント(0) |
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2007年12月04日(火)
業務用映像機器
 「業務用映像機器」で多数の検索があった。しかしトップではない。100件目までよく見ていただいた。検索されていたページは会社のEquipmentsである。

 業務用映像機器だが、我々が使う映像機器といえば殆どが放送用か業務用に位置づけられるものと思われがちだが、決して全てが業務用ではない。時に家庭用のDVカムコーダーなども使用する。下の写真はトラクターの走行状況を撮影するオンボードキャメラとして使用したキヤノンのiVISである。
 家庭用であっても用途によっては十分仕事用になる。またビデオジャーナリスト達も殆どは家庭用のDVを使用している。そしてハイビジョン中心になった番組でも出先の取材ではVX-2000等をディレクターが使用することがけっこうある。こうなれば家庭用ハイアマチュアクラスのVX-2000であっても放送用ということになる。ただしシステムを組む場合はそうは行かない。やはり業務用以上の機器が必要になる。

 上の写真にあるものは殆ど業務用で構成している。PCはWindows2000かXPで殆どの人が家庭で使用しているものと同じものだ。しいていえばHomeEditionではなくProfessionalになっているくらいだ。現場用の映像ソフトはバンドルされていたStormEditとPremiereである。家庭用にバンドルされているPremiereはすでにPro2.0かCSであり、クライアントに「まだ6なんですか?」と笑われたりする。「現場では機能より軽さと安定性のほうが重要なんです。」と説明するが「新しい方がいいでしょう・・・・?」という感じだ。PCに搭載している石はCore2Duoどころか、PentiumDさえ載せていない。ただのPentium4である。要は仕事に合ったスペックであれば安定性が最優先されるのが現場であり、業務用映像機器ということになる。ただしキャメラのレンズだけはそうは行かない。やはり解像度の高さで放送用がベストだ。ただし予算に合わせて業務用クラスも多用する。つまりリーズナブルな価格を生み出すための手法である。
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2007年12月02日(日)
リーズナブルなメーカー「アツデン」が作るENGミキサー
 私のブログを「リーズナブル」で検索すると3件が抽出される。
 最近人気が出てきたメーカーにAZDENという音響機器メーカーがある。沿革によると1952年8月16日に佐藤孝平によって日本圧電気株式会社が設立され、資本金50万円、本社工場は杉並区天沼ということだ。私が生まれる2年前である。さらに創業者の佐藤孝平氏は1961年に「発明考案功績により東京都知事賞受賞 当社提供のラジオ報道番組『目撃者の記録』がラジオ放送コンクールにおいて最優秀賞を受賞」の後、1969年には「佐藤孝平社長、紫綬褒章受賞(ロッシエル塩圧電素子に関する一連の発明による功績) 輸出貢献企業として通産省より表彰 磁気ヘッド開発完成」というまさに技術会社である。
 当時から日本圧電の製品はリーズナブルで、私が無線従事者として衛星通信やSSTVに取り組んでいた時期(1970〜80年頃)に様々な製品に助けられた記憶がある。その日本圧電が再び私の会社にとって有用な製品を出してきた。ENG用のワイヤレスマイクとENG取材で使用する小型音声ミキサーである。ワイヤレスマイクは松下や池上の一体型カムコーダーに内蔵できるA/B帯カバーのものでも税込み131,250円という設定だ。またVマウントに取り付け可能なB帯専用では税込み109,200円と破格である。送信機とセットで購入しても約15万円ほどだ。普段私の会社で使用している松下のRAMSAは送受セットで約100万である。いかにAZDENの製品が安いかがわかるだろう。
 そして今最も注目しているのがENGミキサーだ。
 製品名はFMX-42である。オープン価格ということだがシステムファイブでは\129,885(税込) となっている。

 現在私の会社が使っているシグマのSS-302(3in2out)が約30万ほどしたが、その性能と機能、信頼性はさすがに放送業界のスタンダードにふさわしいものだ。また新製品のKS-342は税別48万もするが、
 ◇MSマイク収録に対応。エンコーダーを搭載し、モニター用デコーダーも装備。
 ◇AES/EBUデジタル出力装備。20ビット分解能。各サンプリング周波数に対応。
 ◇各チャンネルフェーダーを通らない「ダイレクトアウト」が可能。etc.
と流石に内容が充実している。以前にこのブログで書いたように高価なものには高価な理由と意味がある。
「放送用の音声ミキサーは高い。もっと安くならないのか?と思う。しかしその回路構成や小型ボディーに凝縮された機能、そして出荷台数を考えると当然かもしれない。製造メーカーは製品の販売コストに製造コストだけではなく、サービスコスト、開発コストも含まなければならないのである。放送用キャメラ、レンズ、三脚なども同様に民生モデルとはかけ離れたコストがかかっている。それらは全て高性能、高信頼性、高耐久性のためなのである。そして映像のデジタル化が進むとことで音声ミキサーもAES/EBUのデジタル音声出力が必要になってきた。」

 比べること自体ナンセンスな話だが、アツデンのミキサーは低価格である。確かにデザインという点ではFMX-42がお世辞にも他社よりも優れているとはいえないと思うが、シンプルな操作性はSHUREのミキサーSound Devices社のミキサーに通ずるところがあり好感が持てる。またSHUREのミキサーを設計したタムラのミキサーのシンプルさにも通じるところがある。ちなみにシステムファイブの購入者のレビューでは「数日前に御社にて購入し、チェックしたところ完璧です!!この価格でこれだけの機能が満載で有難いです。はっきりいって音質面も含めてシグマやプロテックの4chミキサーと同等以上の製品です。リミッターの効きもいいし、付属品のソフトケースも使いやすく不満がなかったです。」ということだ。
 いかにしてAZDENが販売台数も限られるENGミキサーをこれほどまでに安い価格で提供できるかは判らないが、これが技術会社が生み出すリーズナブルな価格なのであろう。もちろん入出力ともバランスで、各入力には独立してファントム電源を供給できることは当然である。
 ちなみに私の僅かな電子回路の設計経験から見ると、アナログ音声回路では回路設計の技術だけではなく、基板のデザインや仕様部品、回路の引き回し、誘電防止など、様々な経験が高SN比を生み出し、それがダイナミックレンジに反映する。この低価格な4CHミキサーが本当にリーズナブルな価格の製品かどうか、休み明けにもデモをお願いしてみたいと思う。アツデンのポータブルミキサーが納得できる価格である以上に、納得できる性能かどうかを検証しなければならない。もちろんフィールド用ミキサーとしての堅牢性、操作性も同様だ。
 明日は12/4〜5に開催される「ビジネスマッチング博」で行う中継の仕込みだ。現場に持ち込むミキサーはTAMURA TS-4000Sだ。そしてワイヤレスマイクはRAMSAである。
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 追記:デモをお願いしたところ快く貸し出していただける事になった。今週はは中継やvロケの現場があるので無理だが、来週中にはファーストインプレッションを書けるだろう。
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 アツデンのミキサーが到着した。インプレッションは未だだが、とりあえず外観のみフォトアルバムにアップした。(2007.12.5)

 このミキサーについては「ビデオアルファ2007/11月号」の新製品レビューで「アツデン4chポータブルフィールドミクサーFMX-42」として高木 創さんがレビューを書かれている。
2007年12月2日 | 記事へ | コメント(0) |
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キャプチャ U-MATIC
 「キャプチャ U-MATIC」である。ハイビジョン全盛の時代に突入したがこんなキーワードでも検索されていた。ヒットしていたページはDVDについて解説しているページだった。
 最近多いのが8mmビデオやVHS-CのテープからDVD-Rへの変換だ。そしてベーターもたまにある。いずれもDVDレコーダーは持っているが、旧フォーマットのビデオデッキが壊れて無くなってしまって再生できないということが発注の理由である。そして稀に大学の研究室からU-MATICやM-UをDVDにして欲しいという依頼がある。
幸い私の会社にはU-MATICやM-U、それに1/2吋オープンリール、1インチCタイプなどがあり、いずれも対応している。
 U-MATICは3/4吋のテープを使用しているため、カセットのサイズが大きく、VHSテープの倍以上の大きさであるにも拘わらず60分しか記録できない。しかし低域変換といえどもVHSよりも遥かに高速で幅広のテープはお世辞にもベーカム並とはいえないが、VHSや8mmとは比較にならないほど綺麗に写る。アーカイブスとしてデジタル化することで後世にも通用する画質である。
 私の会社が創業した1987年は丁度ベータカムSPフォーマットが誕生した年だが、U-MATICは1971年からスタートしてオキサイドのベータカムが生まれた1982年以降も衰退することなく使われていた。おそらく90年代初頭までは様々なプロダクションや官公庁、研究機関で使用されていたはずだ。つまり20年間第一線で動いていたということで、信頼性はベーターカムに勝るとも劣らないもだといえよう。ただし大きさと画質でその座をベーカムに譲ったわけだが、その20年間に記録された映像の量は途方もなく多いと考えられる。それゆえに「キャプチャ U-MATIC」ということが必要になるわけだ。
 しかしU-MATICの出力信号をそのままDVDに記録すれは同期信号や色信号が不安定で、やはりここはTBC(タイムベースコレクター)を通して安定させなければならない。当然ヘテロダインタイプのTBCではなく、サブキャリアを付け替えるダイレクトモードのTBCがベストだ。そうすることでU-MATICで記録された映像も美しくデジタル化することが可能になる。1インチや3/4吋のVTRは図体も大きく、またメンテナンスも大変だが今後も当分は維持していかなければならない。これは映像技術会社としての使命だと考えている。

 暫くぶりのブログ更新だが、決してサボっていたわけではない。先日の書き込みにあったように、月末まで連日現場があった。時にロケが重複し、その上に30日納品のVPが重なったためにてんやわんやであった。先日急に入った30日の中継現場を終えてようやく週末が空き日になった。だがこれも台風の目のような無風状態で、週明けから再び強力な吹き返しがやってくる。12月も早々から中継、ロケ、編集、録音etcでスケジュール表は真っ赤になっている。
 しかしこの仕事は忙しいときばかりではない。時に1ヶ月に数本という暇な時期もある。暇な時期を乗り越えるために忙しい時期を乗り越えなければならない。つまり暇な時を暇に過ごすために今働かなければならないのである。
2007年12月2日 | 記事へ | コメント(0) |
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2007年11月21日(水)
嵐の前
 いよいよ「ケーブルテレビショー in KANSAI 2007」である。
 今日は仕込日で22〜23が本番だ。現場では当日持込の素材DVCPRO/DVCAM/DVDがあり、現場でキャプチャーしてさらにイベントに合わせて編集も行う。こんな事を何くわぬ顔で容易く行っている自分が不思議だ。昔では考えらなかったことである。
 今日、私が仕込とリハを行っている間に三和スタジオではナレーション録りを行っていた。ケーブルテレビショーの最終日の夜から編集を行う。そして25日はフラダンスのEFP収録で26日〜28日は岡山ロケだ。少しばかりタイト過ぎるが、なんとかなっているのはスタッフのおかげだ。感謝している。
2007年11月21日 | 記事へ | コメント(0) |
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2007年11月15日(木)
NEW HDVシリーズ発表 ! 危うしXDCAMEX
 出先からの更新である。「NEW HDVシリーズ発表 ! 危うしXDCAMEX」というと大げさだが、大げさに言っても良いと思う。ソニーのテープ記録による業務用HDVハイビジョンカムコーダーのはHVR-Z1JとHVR-V1Jを最後にしてXDCAMEXというメモリー記録に方向転換したかに見えたが、ここにきて急にHDV VCRを搭載したテープ記録方式のカムコーダー2機種とHDV VCRの新機種が発表された。

 これはXDCAMEXとそっくりなHVR-Z7Jだ。撮像素子のCMOSはXDCAMEXの1/2吋よりも一回り小さな1/3吋3CMOSだが、XDCAMEXでは不可能なレンズ交換が可能になっている。レンズはカールツァイス製標準とショートズームの他、既存の1/3吋レンズやアダプターによって1/2吋用や2/3吋用、そして一眼レフのαマウントのレンズが使用出来る。またZ1Jではサポートされていなかった24Pや30Pでの収録にも対応している。そしてV1Jで不評だったオーバークランクも少し画質が上がったらしいが、これは実物を見ないとなんともいえない。
詳しいことは11/14のプレスリリース「業務用HDVシリーズより レンズ交換が可能なカムコーダー2機種とプログレッシブ記録・再生に対応したレコーダー 登場」をご覧戴きたい。また、公式サイトでもすでに発表されている。写真はいつもお世話になっているシステムファイブから拝借したものである。各写真はクリックすると大きなサイズで見えるようにした。

 次が同時発表のHVR-S270Jだ。こちらも光学系は共通でZ7Jと同じレンズ交換式の1/3吋CMOSだが、ショルダータイプの筐体にはラージカセットが装填可能で、最大276分のHDV記録が可能だ。また、音声はこれまでの2CHにさらに2CH追加され4CHの音声トアックを持っている。そしてHD-SDI出力を内蔵しているため、小型HDスイッチャーを用いたイベント送出用などにも使用出来そうに思う。また、ブルーレイDVDが普及すればブライダル市場のHD化には大きな効果を発揮するだろう。

 さて、最後が新しいHDV VTRのHVR-M35Jだ。上記の機種が持つ24P、30Pをサポートし、ラージカセットに対応している。また音声も4CH対応でHD-SDIとタイムコード出力も装備している。つまりIEEE1394だけではなく、HD-SDI環境にも親和性が計られた規格となっている。

 発売は来年の2月。システムファイブではすでに予約開始したようだ。そして今月は20〜22日の3日間、幕張メッセでInterBEEが開催され、当然これらの機種を目当てに押し寄せるファンでごった返すことだろう。残念ながら私は21〜23のケーブルテレビショーの中継で大阪に居るが、うまくいけばビジネスフロアのソニーブースで直接手に触れることが出来るかもしれない。

 ソニーさん、やってくれますね!と言いたい。これでXDCAMEXの売れ行きが落ちることは確実だ。XDCAMEX危うしである。それでもユーザーの要望に応えてHDVの新機種を開発、発表してくれたソニーを賞賛したいと思うのは私だけではないだろう。
2007年11月15日 | 記事へ | コメント(6) |
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2007年11月14日(水)
フィールドオーダー
 「フィールドオーダー」に苦労した。というのは、他社から依頼された仕事でAfterEffectsで作られたHD/1080iのファイルをDVCPROHDに書き出していた時のことである。

 もしこれが720Pで作られたものなら全く問題の無いことなのだが、放送標準のインターレースではややこしい約束事がある。音楽で言えばCで始まるはずがC#で始まってしまったような状態になる話だ。
 テレビの映像はSD(従来放送)の場合480本、HD(ハイビジョン)の場合は1080本の走査線が有り、1秒間に約30枚(正確には29.97枚)の画像で構成される。しかしこのままではパラパラアニメとは言わないが、動きのある被写体がパラパラと動いてしまう。そこで考えられた方式がインターレースといい、1/30秒のフレームを構成する走査線を1本おきに表示して行く。静止画として見た場合は動きのある部分が二重にぶれたようになるが、連続した動画を見るとたいへん滑らかな動きを見せてくれる。このインターレース画像の1枚をフィールドと呼び、1/59.94秒が1フィールドになる。映像(テレビ)の世界では1本目、3本目、5本目・・・・・で構成されるフィールドを奇数フィールドと言い、2本目、4本目、6本目・・・・・を偶数フィールドと呼ぶ。というか、呼んでいた。
 何故「呼んでいた」かというと、映像にコンピューターが関わってきてからCG業界では0本目、2本目、4本目という数え方が行われ、フレームを構成する最初のフィールドが逆転してしまったようだ。つまり従来テレビ業界で奇数フィールド(ODDフィールドや、UPフィールドとも呼ぶ)で始まったフレームが、CG業界では偶数フィールド(EVENフィールドや、DOWNフィールドとも呼ぶ)が最初のフィールドになってしまったのかもしれない。元々コンピューターの画面はインターレースではないノンインターレースが使われていて、それをテレビに変換するために走査線を1本ごとにインターレースして書き出すために生まれた話である。憶測だが、コンピーターで用いる二進法の関係で1本目を0本目と数えたのであろう。
 少し本題から離れたようだが、順序に奇数、偶数を用いると混乱が生じるために最初の走査線を含むフィールドをトップフィールド(Top Field)、次の走査線で始まるフィールドをボトムフィールド(Bottom Field)と言う。そしてボトムフィールドで始まる規格をボトムフィールドファースト、またトップフィールドで始まる規格をトップフィールドファーストということになる。そしてノンインターレースで作られるCG(1秒間に60枚)をインターレースに変換する時間的な順序はソフトウエアのレンダリング設定で自由に変えることが出来てしまう。ところがここでまたややこしい話があり、モーショングラフィックスの代表的なアプリケーションであるAdobe After Effectsのフィールドレンダリングの設定では「奇数フィールドから」「偶数フィールドから」という用語が使用されている。こうなればクリエイターも混乱してしまうだろう。
 さらにビデオの規格も困ったもので、家庭用のDVや放送用のDVCPRO50ではボトムフィールドファーストが標準規格で、D1のコンポーネントデジタルではトップフィールドファーストが標準規格になる。そして今回苦労させられたDVCPROHDやHDV、HDCAMなどのハイビジョン規格ではトップフィールドファーストが標準規格になる。このことを理解できていないクリエイターがフィールドオーダーを間違えて書き出したために規格外のイレギュラーファイルとなってしまった。幸い書き出しに用いたCanopus EDIUSはクリップのフィールドオーダーを変更できる機能があるためにAfter Effectのファイルを差し戻す必要は無かったのだが、編集環境によっては対応できなかったりする。
 ITU(International Telecommunication Union)では様々な規格があり、フィールドオーダーについても規定されているが、フィールドオーダーの規格については無償公開されたデータがWEB上に見当たらない。しかしカノープスが公開しているデータは参考になるだろう。CGクリエイターの方には是非一読していただきたい。

 気楽なことを書いているが、今月から来月にかけてはそれどころではない。明日は東京出張となり青山のスタジオでMA、同時進行で岡山で別班がVPロケ、そのまま別なVPで津山の院庄でロケ。私は帰阪して2本のVP編集と録音、そしてCATV2007inKANSAI、そしてその後3日間のVPロケ、さらに同時進行で和歌山ロケ。そして月明けにビジネスマッチング博2007の中継録画・・・・etc.
 忙しいほど元気が出るのはまだ若いからか、それとも年の功なのか。分刻みのスケジュールの中に暇を見つけてブログを書くことが楽しい。

 写真は中津にある三和ビデオセンターの収録スタジオ。仕事をしていることが楽しい今日この頃である。
2007年11月14日 | 記事へ | コメント(2) |
| 技術系・ハイテク系 |
2007年11月12日(月)
HDW-1800
 「HDW-1800」である。言わずと知れたHDCAMの最新機種でかつ格安のモデルである。HDCAMSRは別にして、HDCAMはマルチフォーマット対応のHDW-M2000を最上位機種として、このHDW-1800はHDCAM専用のレコーダーである。専用といっても50iや24Fには対応している。以前FieldReportに書いたHDCAM⇒HDV変換やHDCAM再生にはもってこいの機種といえる。

 なんといっても税別価格が330万という金額が魅力的である。またオプションボードを追加することでHDVからHDCAMへの変換もケーブル1本ということになる。2011年のアナログ地上波の停波が迫ってくることも、矢沢のブルーレイDVDのCMなどから現実味を帯びてきた。収録&編集の全面的なHD化を考えなければならない状況でこういった廉価版のHDCAMがあることはソニーを賞賛する要因になりえる。たしかにXDCAMHDやXDCAMEX、そしてHDV、DVCPRPHD、P2CAMなども廉価なモデルではあるが、業界標準といえばやはりHDCAMしかないだろう。
 ベーターカムがBVW⇒PVW⇒UVW、つまり放送⇒業務⇒文教と広がったように、HDCAMもHDW⇒PDW⇒UDWと広がってくれると嬉しいのだが。(現在ソニーではXDCAMにおいてPDWという品番を使用しているが、私が望むフォーマットはXDCAMではなく、あくまでHDCAMである。)
2007年11月12日 | 記事へ | コメント(0) |
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ニックネーム:SENRI
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