2007年02月17日(土)
XL H1をテスト
 「XL H1をテスト」である。このブログに少し書いただけだが、早速ヒットしていた。どういう人からのアクセスかはわからないが、XL H1やXH G1に対する注目が大きいのだろう。もちろん私も注目している。
 キヤノンからXL H1が私の会社に来ているが今週三和スタジオで運用テストを行う事になった。現在キヤノンからは3機種の業務用HDVモデルが出ているが、今貸し出されているX1よりもG1が興味深い。HD-SDIはX1と同様に出力できタイムコードもスレーブ出来るようにIN/OUTを持っている。さらに本体に2.7インチLCDを備えている点はX1よりも優れている。また20倍レンズもG1のものは広角側がX1の5.4mmから4.5mmまで広角化され、これはHVR-Z1Jと同じになった。さらに4.5mmに0.7倍のワイドコンバーターを装着すれば3.15mmとなり、3.4mmの6倍ショートズームよりも広い画角を得ることが出来る。

 さらに今回最も注目しているCCUソフトのコンソール1.1をテストできる。なおH1ではサポートしていないカラーコントロールについては残念ながら次回G1で行う事になるが、それ以外の運用テストは可能だ。

(※カラーコントロールはG1/A1のみ対応)

 これまで高価なリモートコントロールでしか対応していなかったCCU機能がわずか7万円弱でノートパソコンをiLink経由のCCUにすることが出来るのである。さらにカスタムプリセットコントロール録画ビューワーは大型キャメラのCCUにも無い機能である。その上ベクトル&波形モニターまでデスクトップに表示できる。
 今回ののテストでは第一線で活躍されるVEさんや照明さん、キャメラマン、そして映像監督を交えてのテストとなり、タレント事務所からは看板女優もキャメラテスト用に出してくれる事になった。ひょうたんからコマというよりも、技術屋のワルノリ?が盛り上がったようなもので、業界スタッフ交流会になりそうな気配である。テストにはメーカーや販売店は関わらないため、思う存分評価できるのではないかと思っている。
 テストに使用するものはXL H1本体/HD20倍 XL5.4-108mm L IS U/HD6倍 XL3.4-20.4mm L/モノクロビューファインダーユニットFU-1000/コンソール1.1となる。なおコンソールについては試用版ではなく正式版で評価を行う事になった。

追記:販売終了したコンソールだが、米国のキヤノンでダウンロード可能だ。
http://www.usa.canon.com/consumer/controller?act=ModelInfoAct&fcategoryid=269&modelid=12152#DownloadDetailAct
2007年2月17日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / NEX・HDV・HDCAM |
2007年02月16日(金)
バケット 撮影機材
 「バケット 撮影機材」というキーワードだった。安全対策バリカムでの撮影現場が検索されている。下に掲載した写真は京都の東寺での収録の様子だが、バケット車を撮影に使用する場合は高所作業車の運転免許が必要になる。免許は作業床の高さが10m以上の高所作業車と作業床の高さが10m未満の高所作業車に別れ、写真のように20mを超えるバケットの場合は限定の無い10m以上の免許が必要になる。もちろん私は免許が無いのでオペレーターさんをお願いしなければならない。といっても免許があれば誰でもオペレート出来るかといえばそうではない。操作はキャメラワークと同様、演出に合った動きが必要だ。私がお願いしている戸高さんは歴史街道や世界遺産の撮影など、様々なオペレートをされているベテランである。
 さて、今回のキーワードで検索されていたページに面白いサイトが有った。Hironori Itoと題されたサイトである。これはFOSTEXのサイト内に有るFOSTEX製品ユーザーのページだ。
 録音技師:伊藤裕規氏の現場を紹介しているが、「北の零年」の現場が面白い。そしてその現場では撮影クレーンの他に高所作業車が場面に登場していた。色合いから見るとニッケンのようだった。
2007年2月16日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / NEX・HDV・HDCAM |
2007年02月15日(木)
スムースシューター
 「スムースシューター」だった。ヒットしているのは先日グライドカムをテストしたページである。システムファイブからグライドカムをHVR-V1Jでテストしてもらえないかと言われたが、今はV1Jを必要としていないのでとりあえずZ1Jでテストする事にした。スムースシューターはテストした結果購入することになったが、搭載したキャメラがとりあえずHVR-Z1Jということの裏には私の中に少し目論みがあったからだ。それはキヤノンのHDVキャメラXL-H1をテストしてみたかったからだ。

 キヤノンとの交渉の結果明日私の会社に届くことになった。HD-SDIが出力できることですでにCMの収録などでも使用されているH1とはどのようかキャメラなのか興味津々だ。また広角系が弱いHDVキャメラにとってレンズ交換+ショートズームを完備している点も他の1080iHDVとは一線を隔している。
 予算が無ければHDV収録、予算があれば非圧縮のHD-SDI出力をHDCAMやDVCPROHDで収録が可能なXL-H1は大きな魅力がある。テスト結果次第では導入を検討する対象になるだろう。
2007年2月15日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / NEX・HDV・HDCAM |
2007年02月14日(水)
銀塩写真
 「銀塩写真」だった。'80 Tsuruhashi OSAKAを掲載した日常美術館がヒットしていた。写真はローライフレックス2.8Fで撮影したものだ。トライXをボイトラー氏の処方による現像で、Ilfoblom Galleryというバライタ紙に焼いたものだ。まだ動画を生業にする前のもので、この頃にはデジタルカメラなどというものが出来るなんて想像も出来なかった。
 昨日ヨドバシ梅田の8階にある焼肉レストランで昼食を摂っていた時に大阪駅を見下ろしながらスタッフと話していた。
 「子供の頃にはここを福知山線から来た蒸気機関車が走って、大阪駅前には市電や電気で走るトロリーバスも走っていた」???トロリーバスを知らないらしい。
トロリーバスは市電から軌道を取り去った無軌道電車のことで、今で言う電気自動車である。ただしバッテリーではなく架線から集電装置(トロリーポール?)で電気の供給を受ける点が違う。時に架線からローラーが外れて車掌がポールから伸びたロープ?を操作して架線に合わせていたような記憶がある。
 最近、今の若い人と我々の世代では何が違うのだろうかと考える。私が生まれた頃は戦後10年を過ぎない頃で、今のような便利なものは何も無かった。水道は無く井戸があり、それもポンプは川本の手動式だ。ある友人の家ではポンプではなくツルベが使われていた。洗濯は電気ではなく、当然洗濯板と盥である。自家用車などもちろん無く、学校の小遣いさん(用務員とも言われたが今では校務員)がエンジンの付いた自転車、いわば原動アシスト自転車に乗っていたくらいだ。学校の記念写真はフラッシュバルブではなく、マグネシウムを焚いて写された記憶がある。バン!と光った後、フワ〜ッと灰が降ってきた。電卓は無くそろばんが主流で商売人は4つ珠ではなく五つ珠を使っていた。電話は商売をしている人がダイヤルの無いものでハンドルをグルグルまわして交換手を呼び出して繋いでもらうものを持っていて、それを貸してもらった。今から思えばとんでもない時代である。
 幼少をこんな時代に過したが、技術革新は東京オリンピックあたりを境に加速度を付けて進んでいった。電化製品がどんどんと家庭に入り込み、我が家にも電気洗濯機、電気冷蔵庫、そしてテレビ、自家用車がやってきた。もちろん電話はダイヤル式になり、これらはみな一家に1台ということが当たり前になった。
 それが大阪万博を迎えた70年にはさらに進歩して、人類が月に行くような時代に突入した。科学万能の時代だ。そして消費は美徳とされ、やがて飽食の時代にまで駆け上がった。
 こういった時代の変化は歴史でいえばチョンマゲをやめて袴からズボンに変わった明治維新に近いものがある。もしくは人類が火を手に入れた頃に匹敵する大変化の時代といえるかもしれない。その変化に我々はうまく追従してきた。それは「無い時代」を知っているからこそ柔軟に対応できたともいえる。故横井昭一氏がグアム島の密林を28年間生き抜いた後に、日本に帰ってからあっという間に今の人になった柔軟さに似ている。
 ところが今の若い人は違う。生まれた時から物が溢れ、何でもそろっていた。それゆえに貪欲さが欠乏しているように思う。コンピューターでもデジカメでも、私の方がよく使い、また使いこなしている。彼らは好奇心が不足しているのかもしれない。車でもそうだが、私はマニュアルシフトに拘るが、彼らはオートマチックが楽だという。タイトなワインディングロードをヒール・アンド・トゥで楽しんだり、ダートや積雪路でのドリフト感を嬉しがったりしない。
 音楽もそうだ。私が子供の頃はもっぱら歌謡曲が一般的で、そこにベンチャーズ、ビートルズが輸入され、ウエスタンカーニバルはロカビリーからGSサウンドに変わった。70年代はウッドストックを皮切りにプログレッシブロックへ進んだ。同時にフォークソングにも嵌った。おかげで今は演歌からロック、ヒップホップまで違和感無く楽しむことが出来る。数え上げればキリがないが、我々と彼らのと間には確かに違うものがある。
 一昨日の現場で奇跡のプロゴルファーと呼ばれる、映画「ありがとう」のモデル古市忠夫さんと、「ありがとう」の主役赤井英和さんに会った。氏達の強さはやはり「無い時代」を経験してきたからだろう。神戸の震災での話をされたが、生まれた時からアウトドアだった我々は常に貪欲でサバイバルな生き方を得意としているのだ。
 今日私は思ったことを心のままに書いたが、決して今の若者を否定しているのではない。彼らの持つ新しい感性を生かした仕事の進め方は必ず有り、それを生かすことが「無い時代」を知る我々の使命であり、我々とは異なる新しい感覚を伸ばすことである。そして我々はなおさら、彼らの新しい生き方を受け入れる柔軟性を持ち続けていかねばならない。
2007年2月14日 | 記事へ | コメント(3) |
| 写真撮影・カメラ機材 |
2007年02月08日(木)
商談上手 千里ビデオ
 「商談上手 千里ビデオ」である。
 検索されたページは受注者詳細情報で、私の写真がデカデカと載っている。「商談上手」とは大阪市が手掛ける、IT関連の業種を中心とした受発注サイトで、関西のシステムベンダー、デジタルクリエーターが多数登録している。ホームページ制作、システム構築、eビジネス関連、映像制作等の依頼があると、様々な業者が見積を提出してあい見積を行う。
 私の会社でも商談上手発足当時は何回か受注が決まった。また、その金額も何十万から、数百万というものであり、なかなか有りがたいシステムだと思った。
 ところが最近の案件では予算数万円での映像制作が多く、とても見積を提出する気にならない。やはり映像制作を業とするために必要な最低限の機材が高画質にかかわらず低価格化したことによる影響だろう。
 最近は商談上手も覗くことが少なくなったが、新しく起業した人にとっては有り難いサイトだ。知り合いや代理店の伝が無い場合にはとても役立つ。私が起業した頃にはこういうサイトところか、インターネットさえ無かった。とても便利な時代だといえるが、1万円予算で映像制作の案件を出す会社の考えが解らない。確かにそのような案件であっても多くの人が見積を提出し商談は成立している。双方ともに常識が欠如しているとしか思えない。打合せ〜撮影〜編集〜納品を1日で完了しても人件費にも及ばないのである。
2007年2月8日 | 記事へ | コメント(1) |
| 検索エンジン・SEO |
2007年02月02日(金)
SSシステム 制作会社 TV

 「SSシステム 制作会社 TV」である。つまり今話題のキーワードだ。
 まず言っておくと、私の会社はSSシステムとは取引は無い。そして私の会社が関わったクライアントの映像作品に捏造はない。特に医療関連においては尚更だ。これまで様々な健康関連VPも手がけたが薬事法に抵触するものはなかった。
 ではなぜこのキーワードで9位にヒットしていたのだろうか?上の画像を見て判るように、SIGMAの音声ミキサーSS-302の[SS]とピナクルシステムの[システム]、そしてフォントに含まれるTVが引っ掛ったのである。このキーワードをグーグルで検索してみると30件目でヒットしていた。ヤフー、グーグルともヒットはしていたが、いずれも誤検索である。しかしグーグルの方が順位が低い分信頼性は高いということになるだろう。
 SEO対策では検索結果の上位に入ることが第一義とされているが、誤検索されない工夫も必要な気がする。
2007年2月2日 | 記事へ | コメント(0) |
| 検索エンジン・SEO |
2007年01月31日(水)
映像制作 弘前市
 「映像制作 弘前市」である。ヒットしていたのはロケの利便性を図るために作った全国のフィルムコミッションリストだった。なぜかヤフーで3位に入っている。ところが弘前市のフィルムコミッションはURLが変わっていた。作成した時期が古いためいつの間にかリンク切れのページも出てきた。検索された方には申し訳ないと思う。早速更新しなければならないが、その前に大きな仕事をこなさなければならない。
 今回の仕事は超大手の教育産業のイベントの収録、送出、そしてストリーミング配信だ。プロジェクター2面、キャメラ2台、VTR7台、スイッチャー3台という内容だ。今日はしっかり休んで明日はノーミスの中継を行いたい。
2007年1月31日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 |
2007年01月29日(月)
HVR-V1J
 「HVR-V1J」である。HVR-V1Jは昨年システムファイブに予約したが、未だに迷っている。というのも今現在Z1Jで仕事は回っていて、かつ3CMOSの演色性や低照度時の画質について導入に踏み切れない部分がある。そして水中ブリンプが未だ発売されていないことも要因だ。そして先日システムファイブからグライドカム4000PROとスムースシューター、センチュリーのワイドコンバーターを購入したことがV1J先送りの最大要因である。さらにV1JがZ1Jほどに稼いでくれるだろうかという不安も残る。
 しかし確実にV1JがZ1Jよりも優れている点が一つある。それはLCDモニターの純正フードだ。Z1Jには純正品が無く、納得できるものが市場に出回っていない。そういった状況だが、先日急遽LCDフードが必要になりZ1J用にヨドバシでV1Jの純正LCDフードを購入した。一応は装着できたが、やはり専用ではないため一部分をヤスリで削って取り付けた。もちろんZ1Jではなく、4200円で購入したフードの方をを削った。
 今回それを少し改良したので紹介しよう。出来上がりはおそらく市場に出回っているサードパーティー製のZ1J用LCDフードより優れていると自負している。下の写真が改造したHVR-V1J(HDR-FX7兼用)用のLCDフードだ。
 フードの下部にグライドカムを運用する場合に便利なようにシンワの水準器を取り付けた。実際にZ1Jに付けた常態はまさに純正品という仕上がり、というよりも水準器が付いている分、より高性能である。

 改造前はLCDフードのスプリング付きの爪でZ1JのLCDを挟んで取り付け、パーマセルテープで外れないようにしていたが、今回ベルクロテープを取り付けることで簡単に脱着出来るようにした。千里ビデオサービスオリジナルのZ1J用LCDフードだが、市販しても良いくらいの出来栄えだと思っている。制作費は本体4,200円(ヨドバシ)とシンワ製水準器840円(コーナン)、ベルクロテープ(適当な余り物)で合計5,040円となった。安く出来たことを自慢したがる大阪人の私は大満足している。
2007年1月29日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / NEX・HDV・HDCAM |
2007年01月23日(火)
映像制作 相場
 「映像制作 相場」である。
 「相場」とははてなダイアリーによると
1.市場で決まる商品の値段、価格
2.市場の変動を利用して差益を得ようとする投機的引
3.妥当とされる金額や方法
ということだ。つまりこの場合は3の「妥当とされる金額や方法」ということになる。
 ネットを検索すると映像制作の費用はピンからキリまで、かなり大きな開きを生じているのが判る。中にはVP1本7万3500円(シナリオ別)や、70,000円でキャメラ2〜3台。スタッフ1〜2名で撮影し、さらに編集したDVDが10枚もいただける夢のような価格が出てくる。ところがある会社ではVP1本100〜200万円とも書いている。ではどうしてそんなに大きな開きが出るのであろうか。
 たとえば人件費について言えばキャメラマンの相場は3万円〜3万5千円/日であり、ビデオエンジニアや音声技師、照明技師もほぼ同額である。監督にいたってはVPの場合拘束日数5日で25〜30万、10日拘束する場合はシナリオ込みで50万ほどになる。つまり原稿料と演出費である。またナレーターは44,444円〜77,777円、ネイティブイングリッシュの人になれば10万以上となる。
 VPを作る場合、この他にも特機、ヘア・メイク、スタイリスト、さらには出演者のギャラや制作スタッフ(ADなど)が必要になる。
 人件費だけでも1日の撮影で15〜30万は必要になる。そして機材費である。キャメラ、三脚、モニター、測定器、照明機材、音声機材、特機など10〜40万は必要だ。さらに撮影後の録音、編集、音源費などが必要であり、安く見積もっても50万は下ることは無い。
 冒頭に書いた超低価格な制作費を考えるとキャメラマンと助手の人件費に民生用のDV機材で終わってしまう事になる。もし業務用や放送用の機材を使うのであれば人件費は一切出ないことになる。また逆に人件費を中心に考えれば、機材費は無料という事になる。宝くじでも当たらなければまず不可能である。ただし学生や素人が趣味でボランティア活動としてなら可能かも知れない。
 別に私は怒っているわけではない。こういった価格設定がインターネット上を一人歩きし、本職として映像制作を行っているプロフェッショナル達や業界に迷惑をかけているということを自覚してもらいたいのである。もちろん自由競争の世の中だから、どういう価格設定をしてもかまわないが、機材費も出ない撮影を行った場合、機材の更新やメンテナンスも出来ない。ということは将来値上げするか廃業せざるを得ない事になる。ということは業界だけではなく、クライアントにまで迷惑をかける事になるのだ。
 多くの人達は一度下げた値段は上げることが難しいということを価格破壊の時代に学習したはずだ。また、超低価格で獲得した顧客は価格が上がれば離れるということも知っている。我々技術会社は常に高額な機材、設備投資に追われ、決して大きな利益は得られないが、少なくとも長期間にわたって営業を続けることが出来る利益だけは確保しなければならない。そして経営者は常に従業員やスタッフ、その家族の生活を支えているという意識を持つ必要がある。
2007年1月23日 | 記事へ | コメント(4) |
| 映像制作・撮影技術 |
2007年01月22日(月)
GOOGLE NHK SEO
 「GOOGLE NHK SEO」だった。やっぱり来たかという印象だ。
 先日このブログでも予告編のことを書いたが、番組を見てアフィリエイトで生活する青年には驚いたし、グーグル八分になった企業経営者は気の毒に思った。そしてこれまで知識としてグーグルがその殆どの利益を広告から得ているとは知っていても、具体的に知ることが出来たことは大きかった。しかし全体的に内容は解っていたことの再認識であり、グーグルの検索基準の不透明さにこれまで以上の胡散臭さを感じる事になった。
 少し批判的に書いたが、結局検索にはグーグルを利用し、検索順位が上位になると嬉しくなる。そしてグーグルが新しいサービスを開始するたびに虜になってしまう。
 今回グーグルがNHKの取材に協力的であった理由に、グーグルの更なる日本進出という目論見があったのではないだろうか。
 様々な素晴らしいものを無償で提供するグーグルであるが、グーグルユーザーは検索ごとに確実に情報を提供していることになる。「タダほど高いものは無い」というが、グーグルは検索者の情報を巧みに利用して現在の繁栄を得たのである。
 一般的に日本で利用者が多い検索エンジンはヤフーのようだが、今回のNHKスペシャルでグーグルの知名度はますます高くなり、そのうちどこかでグーグルによる無料無線LANサービスも始まると思う。しかし私が時々「おごるなよ、丸い月夜もただ一夜」を口にするように、盛者には必ず衰退が訪れる日が来る。確かにグーグル八分は恐ろしいが、グーグルも気をつけなければ「検索八分」にならないとも限らない。
 私はこれまでグーグルの検索結果に出てくる広告はクリックしたことは無かったが、(Google.deでは広告が殆ど表示されない)この番組を見てから、同業者の広告は全部クリックするようにした。もちろん参考のためだが、もしかすると月末に大きな金額の請求書に驚くかも知れない。私はグーグルに広告を出すよりは検索順位で上位になることで売る上げアップを目指したい。
 現在「撮影技術会社」で一位になり、今日も「映像 空撮 大阪」でハイビジョン撮影の依頼が入った。しかしこの「おごるなよ、丸い月夜もただ一夜」という言葉は自分自身への戒めとして心してかからねばならない。
2007年1月22日 | 記事へ | コメント(2) |
| 検索エンジン・SEO |
2007年01月21日(日)
銀撃ち
 「銀撃ち」だ。日々好日がヒットしていた。
 特効(特殊効果)のキャノン砲で銀テープが天上に打ち上げられると煌びやかに輝きながら、スルスルと降って来る。舞台のラストシーンにはふさわしい演出である。
 写真はフェスティバルホールでのラストシーンだが、ギミックさんが「銀打ちはずさんといてや」と一言。大きなプレッシャーになる。銀打ちのキッカケはもちろん台本どうりだが、実際のタイミングはライブで進む舞台の状態によってコンマ何秒、微妙に変わる。ライブでスイッチングをしている私は絶対に外せない。
 リハーサルの休憩中に
 私「どこで打つのん?」
 ギミックHさんの場合「だいたいこの辺かな〜」
 ギミックOさんの場合「ここ」
 ギミックSさんの場合「えー、このへんですね」
笑顔の中に微妙なタイミングを知ることが出来る。
 さらにHさん
 「俺が押さな出えへんねん」
 いい人たちばかりである。
 
2007年1月21日 | 記事へ | コメント(0) |
| アーチスト・タレント |
2007年01月20日(土)
ウェーブフォームモニタ とは
 「ウェーブフォームモニタ とは」である。ウェーブフォームモニター(wave form monitor)とは波形モニターのことで映像信号の波形を表示して機器の調整や動作を監視する測定器である。
 こう書くと難しそうだがそんなにややこしいものではない。テレビの画面を左から右(もしくは上から下)へ掃引(スイープ)して画面の位置に相当する部分のビデオ信号電圧を画像として表示する測定器・・・・・よけいにややこしくなったようだ。
 簡単に言えばテレビ信号の電圧計である。テレビ(ビデオ)の信号には業界の標準が決まっていて、それからはみ出したものは電波の周波数を多く使い過ぎたり、ブラウン管や液晶では表示できなかったりする。しかしそれをテレビ画面だけで見ていた場合、明る過ぎたり、暗すぎたりすると、それが信号の所為なのかテレビモニターの所為なのかがわからない。そのために映像制作する技術者は絶対的な信号電圧を監視し、規定の範囲(値)に調整しなければならない。
 これはウェーブフォームモニターに基準信号であるSMPTEカラーバーを重ねてみたものだ。(実際にはこういう表示をするものはない)見て判るようにそれぞれの色や明るさに対応して波形が表示されている。カラーバーではなく、実際の映像もこの規格に収まらなければ不良素材として放送できないのである。
 昔は波形モニターやベクトルスコープ、もしくは一体化されたモニターは非常に高価だったが、今ではコンピューターのビデオ編集ソフトにも内蔵されていて、趣味でビデオを編集する人も知識さえあれば簡単に利用できる。実際デジタルビデオを自分で編集し、コンピューターで加工したグラフィックスや写真を使って編集している子供たちもいるくらいだ。しかしコンピューターはRGBそれぞれ256段階の信号を合成して色や明るさを表現していて、そのままビデオに入れるとNTSC(日米標準テレビ方式)の基準値を超えてしまう。そのためにCGを作る場合は各色とも16〜235の範囲に収めなければならない。
 もしビデオ編集をファイナルカットやカノープスでされている方がいて、波形モニターやベクトルスコープを使っていないのであれば、是非一度開いてもらいたい。また、私が相互リンクしている「地方プロダクションの映像制作」の福田氏の勤める群馬県の会社には素晴らしく、また解りやすいテクニカル・レポートがあるので参照されたい。
2007年1月20日 | 記事へ | コメント(4) |
| 映像制作・撮影技術 |
2007年01月19日(金)
リンク元サイト
 
 今日はキーワードではない。普段よりもアクセスが多くなっている。アクセス元はこのサイトである。放送機器販売会社のシステムファイブが運営するサイトに私のホームページが引用されているのである。
 先日ブログとホームページの記事を引用したいと申し出があった。そしてインプレッションの執筆も頼まれた。引用は現在の暫定ページからの部分引用と考えていたが、見てみると丸々転載されていたのである。
 これは具合が悪い。グライドカムのページは私の会社が新しい機材を導入したことのPRページであり、決してインプレッションと言うものでない。インプレッションを書くにはやはり数日のテストと検証が必要である。早速担当者に「※なお、今回のレポートはあくまでも導入テスト時の検証レポートであり、実際の現場などで使い込んでの評価、レポートではないので、第一印象として捉えてください。強度面、耐久性など実際に運用を行い感じた事については、下記の当社ウェブサイトにて追加レポートしていきます。」 という一文を加えていただくようにお願いした。
 機材の販売会社のページに私の会社のリンクが付いてもそれが営業に結びつくことは無いが、掲載された限りは責任を持ちたい。しかし、このグライドカム4000Pro+スムースシューターの悪いところを見つけ出すことは容易ではない。今現在欠点といえることは価格が小型業務用キャメラ並みであるということくらいだ。
 我々はアマチュアのように採算を無視した導入は出来ない。50万を売り上げることはそれほど難しいことではないが、50万円の利益を上げることは大変だ。会社としてグライドカム導入することの後には、稼働日数が確実にキャメラよりも少ないグライドカムをいかに多く稼動させ、設備投資した費用をいかに回収かという課題が付いてくる。
2007年1月19日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |
2007年01月18日(木)
WWWサーバー復旧のお知らせ
障害のため接続できなくなっていたWWWサーバーは復旧いたしました。現在は正常に動作しております。大変をご迷惑をおかけいたしました。
2007年1月18日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |
WWWサーバー接続障害のお知らせ
株式会社千里ビデオサービスからのお知らせ!
現在千里ビデオサービスのWWWサーバーに障害が発生し、ホームページの閲覧が出来なくなっております。ご訪問いただきましたお客様には大変ご迷惑をおかけしますが、今しばらくお待ちいただきますようにお願いいたします。
2007年1月18日 | 記事へ | コメント(0) |
| コンピュータ・IT系 |
前へ 次へ
 

PHOTOHITOブログパーツ


ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
代表取締役&
北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
色々出ます

»くわしく見る

バイオグラフィー