2009年07月11日(土)
スーパーライブスイッチャー
スーパーライブスイッチャーという検索があった。
商品名としてなのか、ライブスイッチャーで文字などをスーパーインポーズすることなのかは判らない。スイッチャーでスーパーを乗せる場合はEXTKEYもしくはDSKで挿入する。
現在SDでスイッチングを行う場合に多用しているパナソニックのAW-SW350の場合はDSKが備わっていないので外部キーを使用する。
キーは入力5もしくは内臓の静止画メモリーを使用するが、パワーポイントで作った静止画をダウンコンバートして入れると便利だ。SW350はフレームシンクロナイザーを内蔵しているので非同期のものでも入力出来るが、できれば外部同期モード(FSを使用しない)で運用する方が画質が良い。
注意しなければならないことは16:9のワイド画面で使用する場合にパワーポイントの縦横比を16:9にする必要があることだ。1024×768の場合は左右を圧縮したスクイーズにする。

余談だが画面アスペクトでよく「縦横比16:9」とというが縦横比ということなら9:16であり、16:9なら横縦比ではないだろうか。
「縦横比16:9のワイド画面」の言い方が普通に使われているので今更ではあるが。
2009年7月11日 | 記事へ | コメント(2) |
| 映像制作・撮影技術 |
2009年07月09日(木)
経験
備忘録として書いておきたい。
初めて映像関係で仕事をした時から30余年が過ぎた。
その道程で数多くのことを経験させていただいた。師匠や先輩から教わったこと、自分で悩んで考え出したこと、クライアントとのお付き合いの中に見出したこと。数え切れないほどの経験である。

経験を積めば楽になるよ」と言った先輩が居たが、それは違っていると思った。
経験とは積んで楽するためのものではなくて、前へ進むためもの」だと思う。積めば積むほど仕事内容は難しく厳しいものになる。決して楽にはならない。よりクオリティーを求められるようになり、より多くの知識や経験が必要になる。
これは映像の世界だけじゃなく、全ての業種、職業においても同じだろう。慣れて来て安易な行動を取ると必ずしっぺ返しがある。
私に経験を積めば楽になるよと言った先輩はこの業界から足を洗ってしまった。
先日エリモスタジオで静止画を担当された藤井カメラマンは、経験を積むことで日々精進してこられた。決して楽をするために経験されて来たのではないことは、彼に撮影に対する姿勢の中に窺えた。


防備録として一言

「経験は積んで楽するためじゃない」

2009年7月9日 | 記事へ | コメント(0) |
| 備忘録・メモ書き |
2009年07月03日(金)
ビデオ撮影 モニタ ヘッドホン
ビデオ撮影 モニタ ヘッドホン」での検索。
撮影でカメラマンがヘッドホンを使うことは稀だ。普通はイヤホンが多い。その中で最もよく使われるのがアシダ音響のイヤホンである。

アシダ音響のイヤホンにこだわる必要は無いが、これはガンマイクのMKH-416が業界標準とされるのと同じで、アシダ音響のイヤホンが放送業界で標準的に使われているからだと思う。他にもいいものがあっても冒険はしないのが業界なのかもしれない。
アシダ音響のイヤホンの価格は1500円くらいで、家電用のものに比べると少し高いが、イヤホン本体とケーブルがコネクター式になっていてケーブル長を変えたり出来る。普通は明るいグレーのものが多いようだが、黒色もある。インピーダンスも8Ωのものから、200Ω程度まであり、カムコーダーの仕様に合ったものを選ばなければレベルが低かったりするので注意が必要。私が使っている黒いイヤホンは秋葉原のラジオセンターで買っている。

カメラマンがヘッドホンを使うことは稀と書いたのは両耳タイプのヘッドホンを装着した状態ではカムコーダー側のユニットが邪魔になるためだが、音声さんはもちろんヘッドホンである。私の会社では以前ソニーのMDR-7506を使っていたが、最近はパナソニックのRP-HTX9を標準的に使用している。

このヘッドホンを購入する前にRP-HTX7を購入したが、音質は価格なりだが密閉性ときつめの装着感が気に入ってその後金属ダイヤフラムを採用したRP-HTX9を購入した。金属といっても軽合金だから重くは無い。音質で7606と比較すると・・・・だが、ENGの音声用としては十分であり、頸にかけても圧迫感がないため気に入っている。特に密閉性では7506よりも優れている。そしてケーブルが短いこともENG向きといえる。
RP-HTX9のことはFieldReportに詳しく書いている。

現在私の撮影用小物バッグにはデジカメのDSC-T100、BNC-PIN変換コネクター、BNC用JJ、ビンテンドライバー、精密ドライバー、レンズクリーナー、カッターナイフ、ブロアーのほかにイヤホン、標準→ミニ変換アダプター、パン棒を引っ張る輪ゴムなど、常に七つ度尾具を忍ばせている。素人が見たら盗聴?と思われそうだ。警官に職務質問を受ければ説明に苦労するものばかりである。
2009年7月3日 | 記事へ | コメント(0) |
| 音声・録音・音響 / 映像制作・撮影技術 |
2009年06月26日(金)
ショットトランジション
ショットトランジション」だった。
ショットトランジションとはソニーの民生用HDVカムコーダーHDR-FX1以降に発売された業務用のHVR-Z1J、A1J、V1J、Z7J、Z5J、そしてXDCAMEXのEX1、EX3などに採用されたズーム、フォーカム、アイリスなどを自動で制御する機能だ。メーカーの開発者の思い入れは強いようで、ソニーのサイトでも機能紹介での扱いは大きい。
ところが実際に使われているかどうかはいささか疑問だ。Z1J、Z7J、Z5Jなどを使っている同業の人と話したが、ほとんどの人は「使ったことが無い」そうだ。付加機能というものはそういうもので、最新の放送用ENGレンズにも様々な付加機能が付いていても10人中10人が「使ったこと無い」という。私も同様、ショルダータイプのカムコーダーではレンズの付加機能は「使ったことが無い」つまり「使わなくても手で出来てしまう」からだ。
ところが、HDVクラスのカムコーダーの場合はよく、というか頻繁に利用する。理由は「手でやりにくい」からである。HDVの場合はフォーカス、ズーム、アイリス全てが放送用のENGレンズとは機構やサイズが手動に向いていないように思う。例えばズームのトルクだが、HVR-Z7Jの場合はズームのトルクが極端に軽く、「ズーミングしながらフォーカスを寄せる」というENGレンズなら容易いことが何度トライしてもうまくいかない。結局電気で動かすことになる。

先週は1週間HVR-Z7Jばかりを使っていたが、スローズームにはいつもRM-1000BPを使っていた。HVR-Z7Jの機械式のズーム機構は素早いズーミングが求められるバラエティーやドキュメンタリーには有利だが、VP系には辛かった。

先週の後半に撮った医療系のVPでもRM-1000BPを多用した。そしてシーンによっては「ショットトランジション」も利用したが、以前ブログに書いたようにトランジションカーブ(入り口及ぶ出口の加速〜減速)の設定が出来ないZ7Jではカックンスタート〜カックンストップになってしまい、監督から「動き始めはゆっくりね」とNGが出る。仕方なくズームリングを回す指を鏡筒部分に半掛けしながら速度をコントロールして撮った。スカスカなうえに太いズームリングに苦労した。

ショットトランジションは便利な機能だが、イーズイン・イーズアウトは必須である。モノが動くには加速〜減速があってこそ自然に見えるのではないだろうか。HVR-Z5JはZ1Jの後継なだけあって、ショットトランジションはZ1Jよりも一層設定範囲が広がった。またレンズ交換式のために割愛されたというZ7Jには出来ない技が可能になっている。やはり後発のためだろうか。

ショットトランジションとは関係ない話だが、Z5J、Z7Jを使っていて思うことは「Z1Jとどこか違う」ということ。確かに感度も上がり、数値的には良くなっているはずだが、照明部が入った現場では撮れた映像の印象が異なる。CCDとCMOSの違いなのか、レンズの違いなのか?しっかりとしたデータを取ったわけではないが、今なおHVR-Z1Jは第一線を走る実力を持っている。おそらく「第一号」に対する開発者の意気込みが価格以上の性能を注ぎ込んだことによるものと私は思っている。
2009年6月26日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 |
2009年06月25日(木)
AYUドリー
AYUドリー」だった。検索に出てくるものは映像関係では私の会社のサイトかこのブログくらいだ。なぜなら私が名づけたからで、別名「モノレールドリー」である。

移動距離は短いが、三脚で使用したり、アップルボックスに乗せて使用できることから、狭いマンションの中でも移動ショットが撮れる。何故AYUドリーかというと、私がAYUのファンだから・・・ではない。レール部分にアルインコの歩み板を使用しているからだ。それならAYUMIドリーでも良かったのだが、やはり「石田あゆみ」よりは「浜崎あゆみ」の方がいいだろうということでAYUドリーと命名した。結局AYUのファンである。

AYUドリーの制作についてはFieldReportの2006/01/19に写真付きで紹介している。このドリーで重要な部分はレールではなく、滑車で動くトラッカー部分である。

最近では映像関係のガレージメーカーから同様のものも発売されていて、作るよりも買った方が手間もかからずに済む。現在AYUドリーの稼働率は月2本程度。ENG車に乗せて運べるため、マシューズのレールドリーを特機屋さんにオーダーする必要がない。AYUのお陰で低コストながら滑らかな移動ショットが簡単に利用できる。
2009年6月25日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 |
2009年06月24日(水)
スーパークランプ 雲台
スーパークランプ 雲台」だ。
スーパークランプはアベンジャー、マンフロット等が出しているクランプで、照明や写真の必需品である。私の会社では照明だけではなくカメラの固定などにもスーパークランプを多用する。

写真は高所作業車のバケットにスーパークランプでHDR-FX1を取り付けている。

カメラの取り付けにはスーパークランプだけではなく、小西六(現コニカミノルタ)のボールヘッドARUKASを使用している。ボールヘッドだが、パンにはドラグが効いていてビデオでも小型カメラなら滑らかなパンが可能だ。

また、オンボードカメラの固定にもスーパークランプは活躍する。映画のメーキングを見るとスーパークランプやグリップ類が多用されている。また、状況によってはクランプではなく吸盤を使用する場合もある。

上の写真は吸盤で小型HDVのIVISを固定したもの。現在は豆カムHDが使用できるため、オンボードカメラの映像を車内から簡単にモニターできるようになった。また、アイリスやズームのコントロールも出来る。

これはボンネットや窓ガラスに豆カムHDを固定するために最近作ったもの。吸着力は強力だが、二点式のため豆カムHD+ワイコンがちょうどいいバランスになる。

吸盤は近所のホームセンターで購入したもので、海外の撮影機材の価格に比べると破格、というか信じられない価格で入手できる。恥ずかしいので価格は公表しないが、「役立ちそう」「使えそう」と感じた時には買っておくに限る。現在製作中の豆カムクレーンの材料もやはり○ー○○PROで買った。もちろん特殊なものは立売堀などへ出向くが、目的も無くホームセンターをぶらつくのは楽しい。
2009年6月24日 | 記事へ | コメント(0) |
Panasonic墓所
Panasonic墓所だった。
写真は以前南海高野線の新しい観光列車「天空」を取材に行った後に高野山へ行った時のもの。
昨年の社名変更に伴って墓地の名称も松下からパナソニックに変わっていた。新しい石碑の横には以前の石碑も残っている。「松下電噐墓所」「所墓噐電下松」だ。

墓所の最上段には松下家の墓石もあり、名刺入れが設置されていた。
「墓参しましたよ」ということで私の名刺を入れておいたら10日ほど経って墓参の礼状が届いた。素晴らしい!

この日制作会社と参ったのは南海電鉄創業者 松本重太郎翁の墓所。Panasonicと同様、我々が利用者になる場合もあれば仕事をいただく場合もある。
上は松本重太郎翁の人となりを記したもの。画像をクリックしていただくと大きなサイズで見ていただける。
2009年6月24日 | 記事へ | コメント(0) |
| 未分類・エトセトラ.etc. |
2009年06月23日(火)
著作権は主催者に帰属する
私が住む箕面市の商工会議所がゆずのキャラクターを募集している。
◎最優秀賞(1点)賞金5万円、○優秀賞(2点)賞金1万円
ということだ。この募集要項に記載されている「作品の取り扱い」が気になる。
最優秀作品の著作権及び使用権等一切の権利は、「ゆずともみじの里・みのおプロジェクト会議」事務局に帰属するものとします。また、最優秀作品は、一部補正・修正を加えて使用することがあります。
帰属するということはどういうことだろうか。
著作者には著作者人格権と著作権の2種類の権利が与えられ、著作者人格権は著作者に一身専属的な権利で他人に譲渡することはできない。つまり著作権は主催者に帰属すると記載してあっても、著作者人格権は著作者に留保されていることになる。したがって氏名表示の方法や著作者の意思に反する改変などに対しては、著作者は著作者人格権を行使するこということだ。ただし今回の募集では
最優秀作品は、一部補正・修正を加えて使用することがあります。
という記述があることも気になるところ。

一方、著作権は財産権として他人に譲渡することができ、応募要項で「著作権は主催者に帰属します。」という条件が付いている場合には、この著作権が主催者に譲渡されることを意味する。
となると「最優秀賞(1点)賞金5万円」ということは余りにもクリエイターを馬鹿にした金額ではないだろうか。今回の募集では
全国からプロ・アマ問わず、どなたでもご応募できます。
ということでプロのデザイナーも対象になっている。私が思うに「考えること」に対するギャラが蔑ろにされているようだ。
様々な映像を作ってきたが、常に「考える」という作業があり、それは製作コストの一部として計上しなければならない。知的労働に対する報酬である。もし「ゆず」のキャラクターで経済効果を期待しているのであれば、少なくとも賞金に0を一つ足さなければならないだろう。決して商工会議所を敵にしようなどとは考えもしないしつもりもない。ただ、クリエイターという職業に対しての認識を深めてもらいたいだけのことだ。製造業や販売業だけが商売ではない。
昔「およげ!たいやきくん」で生活に追われていた子門真人さんが著作権を譲渡したがために超大ヒットにも関わらず著作権料で報われなかった話を思い出した今回のキャラクターロゴマーの募集である。
2009年6月23日 | 記事へ | コメント(0) |
| 未分類・エトセトラ.etc. |
2009年06月15日(月)
HVR-Z7J RM-1000BP
HVR-Z7J RM-1000BP
明日から週末までHVR-Z7Jでの撮影が続く。メインにZ7Jを使用し、サブに豆カムHD HXR-MC1を使用する。Z7Jはファームウエアがアップデートされ、RM-1000BPでの運用が可能になっている。オール外ロケでかなり日焼けしそうだ。

豆カムHDはカメラ部、記録部ともSeatoolカメラハウジングに入れて使用する。今日のテレビ番組「ドキュメンタリー宣言」「不況にチャンスあり〜大躍進企業の秘策〜」では豆カムHDが多用され、シーンの冒頭ではワイコンを取り付けてクランプで固定された豆カムHDも登場していたちょっと嬉しかった。地デジのハイビジョン放送で見ていたが、メインの映像と比べて見劣りしない仕込カメラの映像が放送されていた。豆カムHD恐るべしだ。 便利な豆カムHDだが、カメラと記録部を結ぶケーブルが脱着できないために水中ハウジングに入れたり出したりする作業が意外と不便だ。当初水中と陸上を兼用で考えていたが、使ってみて水中専用、陸上専用に分ける必要を感じ始めている。頑張って稼いでもう一台豆カムHDが欲しくなっている今日この頃だ。

会社のサイトのFieldReportで紹介したコンテンツだが、このブログにもYouTubeにアップした動画を張っておこう。会社から30分ほど走った山中で撮ったモリアオガエルの産卵の様子だ。
HDで編集してアップしているのでHDボタンを押していただくと高画質で見ていただける。録音はショットガンマイク2本のステレオ録音ででローランドR44を使用している。モリアオガエルたちの鳴き声も聴いていただきたい。アオバズクに続く「北摂ジオグラフィック」シリーズ?である。
2009年6月15日 | 記事へ | コメント(0) |
2009年06月14日(日)
DV tape コンビニ
DV tape コンビニという検索。ヒットしていたページはかなり古いハワイロケのオフショットのページだった。

DV系になって有り難い事はやはりコンビニでテープの入手が出来ることだと思う。ベーターカム時代はロケ先でテープがなくなればベータマックス用のL500を電気屋で調達できたことだ。メタルテープ化したベータカムSP専用の業務機ではオキサイドのベータテープはキャンセルされるが、BVV5やBVW300などでは2時間の民生テープで問題なく20分の記録が出来た。VP系では早い時期からメタルテープのSPを採用したが、報道さんはつい数年前最近までオキサイドのベーカムが標準だった。もちろん今標準的に使われているHDCAMにはカセットサイズが同じであってもベータマックスのテープなど使用できないし、テープの入手すら困難である。

話をDVに戻すが、DVCAMは民生用のミニDVテープにDVCAM記録が出来る。DV60分テープで40分の記録が可能だ。これはとても有り難い。万が一ロケに持って出たテープが無くなってもコンビニや量販店で調達できる。残念ながらDVCPROの場合は必ずDVCPROテープでなければ使えない。しかしDVCPROもMテープはとても気に入っている。MiniDVほど小さくないため紛失する不安が無い。MiniDVは小さすぎることもあるが、業務用のケースに収まった時に軽すぎて空ケースなのか、どうかが持っただけでは判らないし、収録済みテープを無造作にポケットに入れることにも不安がある。

テープのことを書いたが、最近は記録メディアとしてメモリーカードを使用することが多くなった。ソニーはXDCAMEXでSxSカード、HDVでCFカード。AVCHDではメモリースティックDUOを使用し、パナソニックはP2カードとSDカードだ。SxSやP2は出先での入手は不可能だが、CFカードやメモリースティックDUO、SDカードなどは容易く手に入る。以前大阪市内で急遽メディアが必要になりヨドバシ梅田へ走ったことがあったが、フォーマットを選ぶ場合にこういうことも決定要因になることがある。それにしてもSDやDUOの小ささに以前にも増して紛失、破損の不安が大きくなっているのは私だけではないだろう。
2009年6月14日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 |
2009年06月13日(土)
SRP-V200R
SRP-V200Rでの検索だった。SRP-V200Rはソニーの小規模編集室用のミキサーで、カタログでは
「小・中規模のVTR編集システムに適したオーディオミキサー。パラレルインターフェースを装備し、ビデオ編集機から制御可能。」
と表記されている。
私の会社では編集室用ではなく写真のようなケースに収めてフィールド用ミキサーとして使用している。
シグマやタムラに比べると大きいが4チャンネルの音声を収録する場合には重宝する。今回検索されたのはおそらくシステムファイブで中古が出ているからだと思う。大特価:\52,500(税込)だから格安だ。思わずもう一台予備に欲しいと思ってしまったが、現状1台あれば十分なので見送った。
私の会社でこのミキサーを使う場合はVTRだけではなく、ローランドのR-44も併用する。DVCAMでは映像にドロップアウトが生じると、音声にまでノイズが走るのでバックアップを兼ねて録っている。4チャンネルの出力があるとライン系2チャンネル、オーディエンス2チャンネルの合計4チャンネルを記録したり、同時通訳がある現場ではオリジナル、翻訳音声数チャンネルを各チャンネルに振り分けることが出来る。そして4チャンネルで足りない場合はHDDのMTRを用いるが、音楽もの以外ではまず4以上使うことは無い。ソニーの業務用ミキサーは現在SRP-X100を残すのみで全てラインナップから消えてしまった。寂しい限りだ。
ラインナップから消えたといえば、一時姿消していた防滴型ダイナミックマイクのF115がF115Bとして復活している。何処が変わったかは知らないが、私が買ったF115は1本2万8千だったと記憶する。現在F115Bの価格は2倍以上に跳ね上がっている。C-38Bは今も現行だが、これも価格は購入時の約2倍になっている。これほどまでに高くなったのはやはり人件費なのだろうか。それともラインに職人がいなくなったためだろうか。
2009年6月13日 | 記事へ | コメント(0) |
| 音声・録音・音響 |
2009年06月10日(水)
やっぱり美味しい「サクマドロップス」
ソニーの新製品内覧会へ行った。初日には私の息子と行き、翌日にはスタッフの木原と行った。
私は展示会にはめったに行かない。というのも、購入を検討するためにどうしても見たい機種は代理店がメーカーからデモ機を調達してくれるので敢えて混雑する会場に行く事も無いからである。ただ、今回はデモでは対応できないシステム運用を見たかったということがあって会場に足を運んだ。
見たかった機種はハイビジョンカメラのHXC-100とHSC-300、それらに関わるCCUやスイッチャー、モニターなどのシステムだ。
FieldReportに書いた内容と重複するので割愛するが、システムでの運用状態を見れたことは収穫だった。代理店やソニー担当者から「デモを用意させていただきます」という申し出があったが、導入はまだまだ先のことで、今は検討を開始したばかりでデモの必要は無い。最も興味のあったHXC-100については三脚から外してハンディーでのオペレーションも確認したうえに、自前のレンズにも交換して溜めさせてもらった。現時点ではこれで十分以上の収穫を得た。

展示会へ足を運ぶとちょっと嬉しいことがある。ノベルティグッズだ。初日にトートバッグを二人分いただいたが、二日目はソニーの商品がパッケージになったサクマドロップスだ。二人分のつもりが代理店さんが「来れなかったスタッフさんの分もどうぞ」と二人で行ったのに三つももらってしまった。荷物にはならないものだから遠慮無しにいただいた。

サクマ製菓のサイトへ行くと可愛らしい壁紙やスクリーンセーバーなどがあって楽しい。昔も今も変わらず美味しいサクマドロップスである。

余談になるがサクマ式ドロップスが映画「火垂るの墓」に登場していたが、私が子供の頃も食べ終わったドロップスの缶に水を少しだけ入れて最後の甘みを貴重なものに感じたりした。
何故この話を出したかというと、今回いただいたサクマドロップスはサクマ式ドロップストとは違っている。サクマ式ドロップスは佐久間製菓でサクマドロップスはサクマ製菓になる。この情報はwikipediaからのものである。
2009年6月10日 | 記事へ | コメント(0) |
| 未分類・エトセトラ.etc. |
2009年06月09日(火)
水中マイクロフォン
水中マイクロフォンでの検索があった。陸上での録音はこれまでに数限りなく行ってきたので少しは役に立つこともいえそうだが、水中録音についてはブリンプに付いたマイク以外は全く経験が無く、暗中模索というところだ。
FieldReportに書いたが、そんな未経験者でも簡単に水中の音を録れるマイクがあった。Aquarian Audio Productsというワシントン州にある会社の製品H2a-XLR-15 Hydrophoneだ。
ケーブルの長さにもよるが、$200程度で入手できる。電源はファントム仕様にとそうでないものがあるが、私が買ったものはキャノンコネクターが付いたファントム使用のもの。 ローランドのR44に繋いで川底に沈めただけでそれなりの音が録れてしまう。まだまだ録音方法の研究、改善を行わなければならないが、とにかく手軽だ。 近所の川で録音したWMAファイルをアップしておくので聴いていただきたい。
もう一つのサンプルはコチラ
2009年6月9日 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| 音声・録音・音響 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/senri/trackback/849/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年06月06日(土)
蛍 関西
蛍 関西での検索が数十件あった。おかげでこのブログへのアクセスが毎日500件/日以上の数になっている。
FieldReportでも書いているが、蛍見物では足下も注意していただきたい。暗闇でもマムシは赤外線で人間を見ているらしい。写真は水辺で見られるゲンジボタル、ヘイケボタルどは違って陸棲のヒメボタル。幼虫は雑木林に棲む陸棲の貝を捕食する。
せっかく検索していただいた方に生息場所の情報が無いというのは申し訳ないので「箕面ホタルを守る会」を紹介しておこう。「箕面ホタル初見情報」に場所の情報などがあった。プロフィールを見るとすぐ近所にお住まいの方のようだ。蛍の保護、宜しくお願いします。
2009年6月6日 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| 自然環境・自然科学 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/senri/trackback/848/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
2009年06月03日(水)
XLR "マルチケーブル" カラーブッシュ
XLR "マルチケーブル" カラーブッシュ」という専門的な検索だった。先日私のJr.が作ったケーブルのページが検索されていた。
XLRマルチケーブルは多いものでは24chというものもあるが、私の会社では8chのBOXタイプのものを60m保有している。映像制作であればコレで十分だ。

しかし、ホールでの収録の場合、音響さんからライン音声をいただく場合はL/Rの2chが一般的だ。それにエアのL/Rの2chを加える。
今回作ったマルチケーブルは2chのもので30mを2本、10mを2本、ENG用として15mを1本、そして5mが1本の合計100mだ。
L/Rの2本を引く場合マルチケーブルを使用すれば作業は半分の時間で棲む。ただしコネクターに番記して接続を間違わないように注意しなくてはいけない。そのために使用するのがカラーブッシュだ。ノイトリックから何色も出ているが、よく使うのは緑、青、黄、灰、茶、白、赤だ。

今回は2chで民生のRCAと同様に白/赤を使用した。カラーブッシュは@70円である。ケーブル長と社名を印刷したテプラを貼って収縮チューブを被せれば捲れることも無い。もちろん現場での紛失、混入も防げる。
ENGの場合は普通フィールドミキサーから1本で引くが、マイクの回路を分ける場合は2chを分離して収録する。その場合もマルチケーブルは重宝する。また、対談に有線ピンマイクを複数使用する場合も4chマルチケーブルを作っておくと便利だ。そして勿論カラーブッシュで入り口〜出口を揃えておくことで接続ミスを防ぐことが出来る。

誰が作ったか判らないケーブル、安易に圧着されたケーブルは怖くて使えない。そこでマルチケーブルやキャノンケーブルを自分で作る場合だが、長期間安心して使うために半田付けには気を使う。シールドの網線が解れてショートしないように収縮チューブで被服し、HOT/COLDのリードよりも若干シールド(1番)を短くする。これはケーブルが引っ張られた時に青、白のリード線が引っ張られないためだ。そしてコネクターを組む時にも締め付け前にリード線に若干のたるみを持たせておくことも忘れてはならない。写真は分りやすいように外側の青い被服部分の太い収縮チューブを被せる前に撮影した。これらをキッチリと守れば市販されている出来合いのケーブルを使う気は無くなるだろう。
2009年6月3日 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| 音声・録音・音響 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/senri/trackback/847/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
前へ 次へ
 

PHOTOHITOブログパーツ


ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
代表取締役&
北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
色々出ます

»くわしく見る

バイオグラフィー