2011年05月09日(月)
やっぱりU.S.A.は凄い
今更50年以上前のレンズの話である。かつてコマーシャルエクターというレンズが有った。大判カメラを使っていた人なら「あ〜、あの銘レンズ」ということになる。そのエクターの血を引くレンズをひょんなことで手に入れることが出来た。

これがそのレンズ【Eastman Kodak Enlarging Ektar f:4.5 50mm】だ。テッサー型ではなくヘリアー型らしい。

見た目が美しかったので買ってしまったが、はたしてどれほど写るものかはわからなかった。
NEX-5の即席加工したボディーキャップにアサヒペンタックスのM42ヘリコイド接写リングを取り付けて、その先端に穴をあけた発砲塩ビ板でこの可愛いエクターレンズを取り付けてみた。※仮付けのため正確に光軸が出ていない。

まずは遠景のテスト撮影。後日正式に金属マウントを加工するまで、片ボケは仮付けのご愛嬌ということでお許しいただきたい。いずれも絞りは開放のF4.5で撮影はNEX-5(写真をクリックしていただくと原寸のオリジナルが開きます)

次に背景のボケ具合のチェック


そして近接撮影のテスト。会社の近くの歩道は住民に解放されていて花壇がきれいだ。



1954年製造らしいが、その年は私が生まれた年だ。今回入手したこのレンズとの出会いに少し運命的なものを感じている。

アメリカというとつい大雑把な印象を受けるが、その科学力、技術力は非常に高い。
私の父が南方戦線でマラリアや赤痢に脅かされ、母は防空頭巾を被って竹槍を振りながら「鬼畜米英」と叫んでいた頃、アメリカはカラーフィルムで太平洋戦争を記録していた。そんな国に勝てるわけも無い。
そして今、アメリカは「TOMODACHI」である。


2011年5月9日 | 記事へ | コメント(0) |
| 写真撮影・カメラ機材 / NEX・HDV・HDCAM / 周辺機材 |
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク
 

PHOTOHITOブログパーツ


ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
代表取締役&
北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
色々出ます

»くわしく見る

バイオグラフィー