ロイヤルグランコンペで検索された。
結果はなんと4,660件中の1位でこのブログがヒットしていた。当時の社名は「吉貝機械金属株式会社」だったが現在「株式会社 ヨシガイ」へ商号変更した。トレードマークはDIA-COMPEである。
バブリーな時代にバブリーな製品を作っていた。スギノ75のカーボンモデルなども出たいたが、このロイヤルグランコンペ、いかにもゴージャスだ。下の写真がこのロイヤルグランコンペを搭載した前後24インチのクリテリウムである。チェーンホイールはスギノスーパーマイティーでFDはサンツアーのスプリント。大径のスーパーマイティーとは相性がいい。当時はサドルにサンマルコロールスをつけていたが、ロールスの緊箍児(きんこじ)の輪のみたいな金環とのマッチングがいかにもバブリーであった。これを付けて速く走れなければ恰好が悪い。そのプレッシャーが意外とトレーニングには役立った。
最近は息子達がサイクルマニアになり、私はもっぱらモーターファンである。しかしサイクルファンだったことが何故か映像の世界に繋がるのが不思議だ。あるディレクターはサイクルスポーツにコラムを書いていたり、サイクルスポーツセンターのイベント映像や自転車博物館の展示映像を撮らせていただいたのも何かの縁だ。
面白いのは私のブログの Ciclo というカテゴリーだ。自転車のことから始まって、いつの間にか映像に結びついている。人間が生きていく過程で関わったものは、全く関係がなさそうに見えて、けっこう繋がっている。
上の写真は自転車のハンドルバーにカメラを取り付けるクランプ。最近発売されたソニーの豆カムHD:HXR−MC1用に買ったわけではないが、DVでは非力すぎたこのクランプも最適なバランスになるだろう。
自転車と映像は結びつきそうにもないが、実は2番目の写真のフレームは私が設計したもで、ビルダーはナショナル自転車の斧隆夫氏である。そして自転車と映像が繋がるものとして株式会社シクロ・イマージュがある。ここはスキーと山岳映画の草分けである東京福原フィルムスの事業を引き継いだ自転車競技を主とした技術&制作会社だ。自転車を中心とした映像製作で成り立つところが草分けの所以であろう。オンリーワンの素晴らしさだ。
BSiで放送している「銀輪の風」のサイトも見ごたえがある。
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2009年1月7日
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徐々に改良を加えてきたAHEADCAMがついに最終バージョンにまで成長した。私だけではなく、他のスタッフからも絶賛され、いよいよ自他共に認められる存在になった。
改良点は長時間の撮影による手首への負担軽減だ。
上の写真は今年のシクロジャンブルで入手した自転車パーツだ。どう使うかはそれほど考えていたわけではないが、じっと眺めているうちに閃いた。
これが完成したAHEADCAM FINALだ。手前のパッド部分を両腕で挟むことで手首への加重は従来の1/3(体感)になった。
両手で保持するスタイルだけではなく、椅子や台に座ってパッド部分を膝に載せるとハンディーとは信じられない安定したFIXを撮ることが可能になる。
これがパッド部分。AHEADCAMの心臓部にサイクルパーツのアヘッドを用いたことで付けた愛称だが、このAHEADCAMを構成しているパーツのおよそ9割は自転車用部品もしくはアクセサリーだ。特に中央部のフネを支えているプレートは自転車を壁に吊るすための用品である。
「そんなパーツでろくなものは出来ないですよ。それよりも既製品を探した方が・・・」と言っていたスタッフも「これ最高!何処にも売ってない!」と言いながら今ではAHEADCAMを愛用し「AHEADCAMがなかったらとてもZ1JやZ7Jでは手持ちは無理」とまで言ってくれる。変なオヤジ扱いされつつ開発してきたが、今の私は鬼の首を獲った気分である。いずれは何処かの撮影現場で使用した様子をShootingないしはField Reportで紹介しよう。
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2008年7月24日
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