2006年12月29日(金)
クレードルサスペンション
 今年も後数日で終わろうとしている。2006年のラストスパートで、連日バタバタとしていてBloGariの更新が止まっていた。そして最終の仕事がカウントダウンイベントになったために、もうしばらくは更新の頻度がそうだ。
 させ、今日の検索キーワードは「クレードルサスペンション」だった。これはマイクをゴムなどの緩衝によって床からの振動がスタンドを伝ってマイクに雑音として入らないために使うものだ。クレードルとは「ゆりかご」の意味で、サスペンションは自動車のサスと同じく「懸架装置」を意味する。クレードルサスペンション(Cradle suspension)を用いることで得られるのは何よりも安心感であり、実際にはそれほど大きな効果は無い。何故かといえば、市販品で使用されている懸架用のゴムひもが強過ぎるからだ。これまで使ったもので効果が高かったものはゼンハイザーの製品で、非常に細いゴムが使われていた。そのため、短期間でゴムが劣化し、消耗部品として定期的な交換を余儀なくされる。けっこう不便なものである。そういう点では大きな効果は無いものの、ソニーのクレードルサスペンションに使われているゴムひもは長持ちする。これは髪の毛を結ぶゴムひもと同じもののようで、古くなればコンビニや100円ショップで入手出来、細めのものを緩く張ることでゼンハイザー並みの効果を得ることも出来る。

 クレードルサスペンションが収録にどれほど必要か、必要でないかは別として、重要なことは録音に対する気配りである。マイクスタンドに鎮(シズ)や防振ゴムを付けたり、マイク周辺の床に毛布を敷くことと同様に、目に見えない音を録音することへの配慮である。そして拡声と録音、つまり音響さん(PA)と音声さん(AUD)の仕事が「似て非なる」ものであることを認識することである。

2006年12月29日 | 記事へ | コメント(0) |
| 音声・録音・音響 |
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