2008年10月26日(日)
生録 R-44
生録 R-44だ。けっこう上位に挙がっている。R-44とはこのブログでも何度も登場しているローランドの4CHフィールドレコーダーのことだ。

16GBのSDHCカードに48kHz/16bitなら11時間半ほどの非圧縮の4CH音声が録音できる。

上の写真は神戸のオルビスホールで録音のみで使用した時のもの。この時は96kHz/16bitで4CH録音した。編集はアドビのAuditionでライン系とAIR系のタイミングを調整した。

本来音楽録音に使うためのレコーダーだが、私の会社では最近レコーダー兼ミキサーでの使用が多い。写真は東京で芝居の公演を収録した時のもの。舞台に設置したアムクロンのマイクとSE系の4CH録音だ。アムクロンにはR-44からファントム48Vを送った。これも便利な機能だ。4CHは独立した4ファイルにすることも出来るが、ステレオを2系統にした2ファイルの4CHも設定できる。どちらかといえば我々の仕事にはこちらの方が便利だ。

この写真は同時通訳が入った国際会議。オリジナル音声、英語→日本語、日本語→英語、そしてショットガンマイクで拾ったAIRを独立したモノラルファイルとして録音した。

上の写真は先日撮った大衆演劇の座長公演でのR-44だ。やはり舞台框に置いたアムクロンにファントムを送り、残りのチャンネルに役者に付けられたラジオマイク、そしてSEとMをミキサー卓のAUXからPOSTで入れた。この時はあと2CH欲しいと思った。手段として収録に用いたVTRの音声トラックに客席向けのアムクロンの音をENGミキサーで入れて対応した。
この時もそうだし、それまでの現場も全てR-44をミキサーとしても使用している。イレギュラーな使用方法かも知れないが、R-44のRCA出力をmonitorから4-indivにすることで4in/4outのミキサーとして使用できる。DVCAMのDSR-45とは相性がいい。
先日の現場で「R-44を買おうと思うんだけど」と同業さんから相談された。悩むことはないだろう。1台あって邪魔にはならない。それどころか、有って助かることの方がはるかに多い。もちろんビデオ撮りだけではなく、単三乾電池で駆動してワンポイントステレオマイクを持てば簡単に生録が楽しめる。そして価格も極めてリーズナブルな設定である。しいて欠点と言えば、keyをHOLDスイッチででロックし状態でモニターの切り替えが出来ないことだろうか。録音レベルは触れるのだが、モニターが切り替えられないのは不便だ。もちろんファームウエアの書き換えで簡単に対応できるはずなので、機会があれば開発の方に提言してみたい。

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