« 音声・録音・音響 | トップ | 旅の紀行 »
2011年05月04日(水)
NIKON F 復活 with NIKKOR-O 1:4 f=2.1cm
ニコンFが復活した!シリアルは最終の740万台。
巻き上げレバーやセルフタイマーレバー、シンクロソケットの形状がニコンF2などと似ている。接眼部は後期型から四角から丸型の標準的な形になった。別に740万台にこだわるわけではないが、ニコンFとしては最も使いやすいと感じているからだ。
何故ニコンFを復活させなければならなかったか、それは2.1cmレンズだ。この2.1cmのオールドニッコールは残念ながらニコンF3Pには装着できない。ニコンF2には装着可能だから、F2でも良かったわけだが、カメラマンとしてのコダワリがある。
スタジオカメラマン時代にF2も持ってはいたが、単に好きになれないとういうだけの理由でF3が出るまではいつもニコンFを好んで使っていた。それゆえ私の場合は2.1cm用はニコンFしかあり得ない。

カメラに取り付けた時の大きさはパンケーキで親しまれているAi Nikkor 45mm F2.8Pとほぼ同じ大きさで、マウント基準面からレンズ枠先端まで約17mm。しかし3群4枚のテッサータイプでミラーが存在するパンケーキに比べ4群8枚構成でミラーがなく対称構成の2.1cmは画角はもちろん異なるが、私は角よりも格が違うと思う。
現代とは物価が異なるが、2.1cmの発売時価格は3万あまり、そしてニコンFの発売時価格は
昭和34年発売時  5cmF2付き67000円 本体47000円
昭和37年4月時 50mmF2付き59000円 本体44500円
昭和41年4月時 50mmF2付き58700円 本体44200円
昭和44年4月時 50mmF2付き58700円 本体44200円
昭和49年2月時 50mmF2付き75000円 本体54000円
同じ型番で値下がりしたカメラも珍しい。ある意味時価である。
NIKKOR-O 1:4 f=2.1cmはもともとNIKON Sシリーズ用の広角レンズだったものニコンFをミラーアップして、さらにミラーボックス内部と干渉しないように一部をそぎ落としてNIKON F用としている。
レトロフォーカスの20mmF3.5UDなどもカメラのファインダーを使えて便利だが、2.1cmの対称構造のレンズの魅力は使ったことのある人でなければ解らないと思う。
ハッセルブラッドSWCのビオゴン38mmとレトロフォーカスのディスタゴン40mmの描写の差は顕著だ。大判カメラのスーパーアンギュロンも然りだ。
まぁ、そんなことよりもこのレンズをニコンFの装着して撮影することがとにかく楽しいのである。下の写真は今日次男が生まれてはじめてニコンFに2.1cmF4を装着して撮ってみたスナップだ。はたして気に入ってくれただろうか?
現像とデータ化はハーフ判のダイヤル35などの現像&データ化をお願いしているフォトドペックスさん。

(写真をクリックすると大きなサイズをご覧いただけます)




いずれもDxO Filmpack v2にてILFORD FP4 PLUSを選択して金調色加工
(NIKKOR-O 1:4 f=2.1cm / NIKON F / KONIKA MINOLTA CENTURIA SUPER 400 Color NEGA film)

参考に車庫のレンガ壁を撮ってみた。さすがに単焦点対称構成の広角レンズらしく湾曲は少ない。右側が暗いのは周辺減光ではなく、軒下になっているため。
2011年5月4日 | 記事へ | コメント(0) |
| 写真撮影・カメラ機材 / CEO・映像技術職人 / 周辺機材 |

2011年05月01日(日)
APS-Cで8mmの超広角ズーム
APSサイズの超広角ズームをポイントでGETした。NEX-VG10やNEX-5で使うことを考えるとソニーのα用がベストと思われるが、実はシグマのレンズはソニーのAマウントアダプターLA-EA1ではサポートされず、そのためにAFは利かない。もちろんバージョンアップしたNEXやAマウントアダプターを用いても利かない。また、LA-EA1を使用した場合ライブビューはつねに絞り開放状態になってしまうらしい。この点はNEX-VG10やNEX-5の動画撮影で試したわけではないので実際にどうなるのかは判らない。その点KIPONのGレンズマウントアダプターは絞り調整機構が機械的な構造ゆえに実絞りでのライブビューとなるために連動機構に対する不安は無い。
ということでGETしたものは8-16mmF4.5-5.6DC HSM(ニコン用)である。これを先に紹介したKIPONのGレンズ用マウントアダプターでNEX用とした。ということはNIKON D300でAFが使えて、さらにNEXでも使える利点がある。まぁ、「1粒で2度おいしい」といったところだろうか。
8-16mmのテレ端はソニーのEマウント単焦点16mmF2.8と同じだがワイド端の8mmは単焦点16mmF2.8に0.75倍のウルトラワイドコンバーターを装着した12mmよりもはるかに広い。下のGIFアニメは8mmと16mmを事務所前の景色を同じ位置から撮影して比較したもの。我ながら引けることに驚いている。(天気は悪いが・・・・)




とにかく広い。画角やパースの着き方はHJ14を凌駕している。引きの無い場所出の撮影やダイナミックな遠近感の描写にはお薦めの1本である。
ワイド端の8mmを35mmフルサイズに換算するとAPS-Cサイズで12mmとなり、動画用のAPS-HDサイズでは14.4mmとなる。キヤノン用はEOS7Dにもお薦めの1本だろう。


2011年5月1日 | 記事へ | コメント(0) |
| NEX・HDV・HDCAM / 写真撮影・カメラ機材 / 周辺機材 |

2011年04月29日(金)
自宅近くの池で
自宅から数百メートルのところにある小さな池。ここで水鳥の愛らしい姿を見ることが出来る。

住宅地の中にある池は岸から岸まで20メートル足らずのもの。今はバンの子育てを見ることが出来る。

200mmF2.0にNEX-5を付けると何とも滑稽な姿になる。

バンの親子。子供達の姿がとても可愛い。





バンの他にちょっと面白いものが見られる。
白黒二色のパンダガモ? 普通に見ていたがちょっと珍しいらしい。 キンクロハジロ(金黒羽白)というそうだ。
眼が金色で、体が黒、そして羽が白・・・そのまんまベタな名前だ。

真横から見るとまるでデコイ。今ではご法度だが、子供の頃(昭和30年代)こういった野鳥達はゴム管(パチンコ)や空気銃の標的になっていたように記憶する。それが近頃では定年を迎えた団塊の世代組のレンズの標的になっているようだ。
2011年4月29日 | 記事へ | コメント(0) |
| 写真撮影・カメラ機材 / 自然環境・自然科学 / どうでもいいこと |

2011年04月28日(木)
たまには大きな写真を
たまには街のスナップなどをアップしてみたい。
梅田のニコンへ行った際にNEX-5で撮ったもの。画像をクリックしていただくと原寸の写真が開く。





いずれもNEX-Eマウントに変換したSuper Takumar 24mmF3.5(F5.6で撮影)
2011年4月28日 | 記事へ | コメント(0) |
| 写真撮影・カメラ機材 / 周辺機材 / 旅の紀行 |

2011年04月25日(月)
リラの花咲く頃
ライラックが咲く頃になった。このほかにも庭に色々な花が咲き始めた。

ライラック(リラ)                           クリスマスローズ 
       五月半ばになると札幌ではライラックまつりが始まる。今年こそ行ってみたい。         

     ツルニチニチソウ                         毎年美しい花を咲かせるボケ  

年寄りくさいが、ライラックが咲くと思い出すのはNHKの「ラジオ歌謡」からヒットした岡本俊郎さんの歌。私が生まれる前の話だが何故か記憶にある。たぶんナツメロ番組が好きだった母が聴いていたのだろう。

2011年4月25日 | 記事へ | コメント(0) |
| 音声・録音・音響 / 写真撮影・カメラ機材 / どうでもいいこと |

2011年04月23日(土)
微速度パン
電動雲台にNEX-VG10を付けて撮影してみた。元々デジタル一眼レフのインターバル撮影を使ったタイムラプス用に購入したものだが、超低速のパンにも使えそうだ。駆動速度はHIGH:1度/秒、LOW:0.2度/秒になる。


雲台はACアダプター、乾電池で駆動できる。税・送料込み18,900円。

三脚取り付け部が強化され、クランプなどが追加されたU型もある。
【送料無料】K型電動微動マウンIIミザール KD-2

【送料無料】K型電動微動マウンIIミザール KD-2
価格:24,799円(税込、送料込)

下の動画は電動雲台にNEX-VG10を乗せて回転させたも。NIKON D300でインターバル撮影した。

カメラを回したり、被写体を回したり、使い方次第で仕事でも利用できる。
この雲台を購入する前は手動式のヘッドを使っていた。これを使った微速度撮影はけっこう大変だった。
2011年4月23日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / 写真撮影・カメラ機材 / 周辺機材 |

2011年04月22日(金)
緑が美しくなってきた
事務所の窓から見える風景が一変した。桜が終わったとたんに一斉に樹々の緑が美しくなってきた。


酔芙蓉の花の痕跡が残る傍に柿の木の葉が鮮やかな緑を見せてくれる。

まもなく北摂の山々が新緑に覆われる。箕面に越してきて22回目の新緑。毎年繰り返す自然の営みは今年もまた美しい。

(NEX-VG10 Nikkor-Q・C Auto 200mm F4)

2011年4月22日 | 記事へ | コメント(0) |
| 写真撮影・カメラ機材 / 自然環境・自然科学 |

2011年04月11日(月)
HDCAM/DSLR/NEX用ファインダーモニター
私がNEX-VG10用として2台使っているCLM-V55とよく似た用途の4.8インチ小型LCDモニターを紹介。
こちらはHD/SD-SDや色差信号/HDMIに対応した高級なものでHDMIをHD-SDIにコンバート出力も出来る。またエリア指定の拡大フォーカスなど、CLM-V55に無い機能もあって魅力的だが、価格が小型軽量でないところがDSLRクラス向けではない。やはりXDCAM-EXやHDCAMクラスとの価格バランスというところか。
CLM-V55にHDMI-HDSDIコンバーターを足した金額の2倍以上であることに納得できる人にはお薦めできるモニターである。
下はソニーのCLM-V55である。税・送料込みで33,600円は安い。
2011年4月11日 | 記事へ | コメント(0) |
| NEX・HDV・HDCAM / 写真撮影・カメラ機材 / 周辺機材 |

2011年04月07日(木)
人柱:NP-FV100互換バッテリー情報(NEX-VG10)
またもやNEX-VG10のバッテリーNP-FV100互換バッテリーの人柱になってみた。ROM情報が対応していなければ「対応バッテリーをお使いください」というメッセージが出て使用できない。使ってみなければ判らないのが互換バッテリーの怖いところである。清水の舞台から・・・というほど大げさなものではないが、やはり少しだけ勇気を出して一か八かということになる。

販売しているのは神戸にある新生商事株式会社のチョウさん。中国の方のようだが電話でも話したところ流暢な日本語を話された。販売サイトでは会社案内や保証規定、返品対応などが明記されているし、注文後すぐに使用カメラの機種を訊ねてこられて、この点でも安心できた。

バッテリーはNEX-VG10で問題なく使用できた。もちろん残量表示も対応していた。カメラメーカーには申し訳ないが、仕事で大量に使う場合は1/5以下で購入できる互換バッテリーはありがたい。
そして気になる動作時間だが、NEX-VG10で液晶モニターを表示させた状態で32GBのメモリーを撮り切った3時間8分で一旦メモリーをフォーマットし、さらに2時間40分の記録が出来た。つまり5時間半以上の連続記録が出来た。これなら十分である。4800mAhのものなら6時間以上は可能だが64GBのメモリーは持っていないし、そこまでの連続記録は必要ないだろう。
下のアフィリエイトにNEX-VG10の記述は無いが、サイトでは対応機種としてNEX-VG10やの記載がある。万が一の場合の返品の根拠になる。
2011年4月7日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / 写真撮影・カメラ機材 / 備忘録・メモ書き |

2011年03月03日(木)
NEX-VG10のトリガーリモコンは【パスカルの原理】
NEX-VG10を今度4.5mのクレーンに乗せて撮影することになった。先般のロケではクレーンが小さかったため無くても困らなかったのだが、4.5mになるとカメラのトリガーに手が届かないし、回しっぱなしというのも具合が悪い。先般ワイヤー式のレリーズをトリガーリモコンに使えるようにして非常に便利なのだが、ワイヤー式で5mの長さのものは無い。有ったとしてもアウターとインナーの摩擦でスムーズに動かないことは明白だ。ということは昔写真屋さんが使っていたアレしかないだろう。
少し時間がかかったが、今日ヨドバシからエアレリーズが到着したので早速VG10用に改造した。シリコンゴムのチューブを使っているようだが、現場で切れては具合が悪いので予備を合わせて2つ作った。


血圧計の加圧用ゴムポンプというか、レンズ清掃用のブロワーに似たゴム球を握ると先端のレリーズの芯が出てくる。

VG10への取り付けは側面に取り付けたアクセサリーシューを用いている。このシューは30年ほど前に購入したUNのマルチプレートについていたものと記憶するが定かではない。

そこに穴をあけてレリーズを取り付けたエツミの水準器を差し込めば出来上がり。いたって簡単な構造である。

Jr.に超アナログと言われたりしたが、デジタルカメラをアナログというか、原始的な方法で制御するのはとても愉快だ。しかしこのエアレリーズというのはよく出来ているし、とても科学的な原理が応用されている。誰もが中学校で習ったあの【パスカルの原理】Wikipediaによるとということだ。言い換えればパスカル先生のおかげでNEX-VG10のトリガーがリモートコントロール出来たということになるのだろうか。

エアレリーズの動作は極めて滑らかで面白い。

このエアレリーズののおかげでクレーンの先端4.5mに取り付けられたNEX-VG10の録画スタート・ストップが思い通りに行えることになった。名称はレリーズ改め【パスカルレリーズ】でどうだろうか?
完成してパッケージに入ったパスカルレリーズ。後は出荷をxxx現場を待つばかり。2台出来たので物は試しと、2本ののエクステンションチューブ継ぎ足して10mでのレリーズを試してみた。結果は良好である。若干強く握らなければならないが、レリーズはストロークいっぱいに伸びて余裕でRECボタンを遠隔操作できた。
この改造品を両面テープを貼ったUNのアクセサリーシューとセットでネット販売しても良さそうな出来栄えに大変自己満足な私である。VG10ユーザーさん、お一ついかがですか?(笑)
2011年3月3日 | 記事へ | コメント(2) |
| 映像制作・撮影技術 / 写真撮影・カメラ機材 / 周辺機材 |

2011年02月28日(月)
NEX-5(NEX-3、NEX-VG)16mmF2.8用レンズフードなど周辺機器
NEX-3を気に入って使っている。そこで気づいたことや便利なものの紹介。(NEX-3やNEX-VG10でも有効)
NEX-5やNEX-VG10でよく使うパンケーキ単焦点広角レンズSEL16F28(E16mm F2.8)だが、純正のレンズフードが無いことになっている。ソニーのサイトでも【単焦点レンズ(SEL16F28)にレンズフードを装着すると画像の周辺が暗くなります。】というアナウンスがされている。はたしてそうだろうか?

これが実際に18-55mmレンズの付属レンズフードを取り付けた状態。バヨネットはぴったりで全く問題なく取り付けることが出来る。そこでアナウンスにある画像の周辺のケラレだが、全く問題ない。開放から最小絞りまでテストしたがケラレ、周辺減光は起こらない。もちろん画角が広い静止画モードでテストした。画角が80%に狭くなるHD動画では当然だが余裕が有り過ぎる。

18-55mmと共用するのが不便でヨドバシ梅田に注文しておいたののが到着した。価格は税込で420円だった。単品販売されているレンズキャップの半額だ。部品番号は写真にあるように4-159-703-02で品名はHOOD。

そしてこれは18-200mmの同梱品になっているストロボのエクステンション。品番はA-1787-305-Aで品名はEXTENDER COMPLETE ASSYである。18-55mmにフードを付けた状態でもストロボの光がケラレを起こすことが無く、16mmにワイドコンバーターを付けた場合でもケラレを生じることがなく、中心部にうまく光が当たる。またNEX-5に取り付ける際に締めるノブが操作しやすく、ノーマルのストロボ単体よりも便利だ。

これはソニー純正の液晶保護カバー。液晶の保護はもちろんだが、可動式の液晶モニターにカチッと装着できる上に上下の突起が液晶を起こす際の手がかりになり操作性も良くなる。さすがに純正品だ。

上の写真にも写っているが、これはサードパーティー製のボトムグリップ。広角レンズを付けた際にうっかり指が画角に入ってしまうことを防ぐにはこれが便利だ。様々なものが市販されているが、私が使っているものは1400円の怪しい製品だが意外とよく出来ている。

以上、NEXの備忘録。
2011年2月28日 | 記事へ | コメント(0) |
| 写真撮影・カメラ機材 / 周辺機材 / 備忘録・メモ書き |

2011年02月26日(土)
HDMI 2分配器の現場
先日紹介した乾電池駆動のHDMI 2分配器の現場での本番使用。2台とも途中で電池交換することも無く使用できた。

1台の分配器は三脚使用専用として三脚アタッチメントの後部ににローレットビス3本で固定している。モニターは現在市販されていない某メーカー製の新製品のため覆面披露にしている。画期的と言っても良いモニターなので後日改めて紹介させていただくことにする。

クレーン用はハンディー用のリグと兼用としてリグや三脚に取り付けている。もちろん予備機として機能するようにローレットビスで三脚アタッチメントへ取り付けるための金具も付けておいた。

分配されたHDMI信用をモニターする監督。モニターはソニーから新発売されたLPM-770BPを使用した。HDMI×1、HD色差(D4)×1及びコンポジット×2でコンポジットは2画面表示が可能。さらにピクセル等倍での拡大モードやファインダーとして使用するためのピーキング機能がある。ピーキングはピクセル等倍での拡大モードとの同時使用は出来ないがフォーカス精度は拡大時よりも正確にあわせることが出来た。価格対性能比では他の追従を許すレベルではないと感じている。
2011年2月26日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / 写真撮影・カメラ機材 / 周辺機材 |

2011年02月13日(日)
NEX-5にAi ZoomNikkor 50-300mm F4.5
南岸低気圧が通過して近畿南部に降雪があった。南大阪も雪に覆われ、箕面も夜半からの雪が10センチ近く積もっていた。子供の頃は南岸低気圧などという科学的な名称ではなく【台湾坊主】と呼んでいた。下のYouTubeがその時の様子。Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5SをNEXに装着して撮影した。

Ai Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5をネットを検索すると【古い】【大きい】【思い】【単焦点には敵わない】など評判は悪いが、全くそのようなことは無く、単焦点のNikkor ED 300mm F4.5やAi AF Nikkor ED 300mm F4S(IF)と比べても遜色は無く、本当に敵わないと感じるのはAi Nikkor ED 300mm F2.8SやAF-S Nikkor ED 300mm F2.8と比べた場合である。
ここでひとつテスト映像を掲載しておこう。NEXで撮影したものとEDIUSのカラーコレクションを加えたもの、さらに静止画になったTIFF連番ファイルをシルキーピクス5のベーター版で現像したものの比較である。現像した静止画は全部で809枚で約27秒の動画になる。今回はシャープネスとノイズリダクション、カラーコレクションで使用したが、18-55mmなど収差の大きいレンズでは倍率色収差や湾曲収差の補正にシルキーピクスやキャプチャーNX2などの静止画現像ソフトが動画でも役立つようである。

ラストは日本海で撮った海。丹後半島の五色浜。(京丹後市網野町)

上の写真はNikon D700に28mmF2で撮ったものだが、下のYouTubeはNEX-5に50-300mmを装着している。

このYouTubeは丹後半島の五色浜で撮ったもの。石川県の五色ヶ浜とは違う。50-300mmの焦点距離はEマウントの3倍レンズ18-55mmを持っていることでほぼ必要な画角はカバーできる。KIPONのマウントアダプターはスペーサーを挿入してフランジバックを追い込んでいるのでテレ端からワイド端までフォーカスが変わることが無い。AFが無かった時代のニッコールのズームレンズとしての意地を感じ取ることが出来るレンズである。 ちなみに私はこのレンズが好きでSになっていないAi Zoom Nikkor ED 50-300mm F4.5も持っている。光学系は全く同じで重量が少し違うが描写も双方秀逸だと思う。残念ながら初代のZoom Nikkor Auto 50-300mm F4.5やNew Zoom Nikkor 50-300mm F4.5、そしてAi化はされたもののEDレンズが採用されていないAi Zoom Nikkor 50-300mm F4.5は持っていない。ただEDを含ますに13群20枚というレンズ構成はED化して11群15枚まで枚数を減らしたEDシリーズにはおそらく敵うことは無いだろう。【古い】【大きい】【思い】【単焦点には敵わない】というのもまんざらではないと思う。
こちらは11日の未明にキャプチャーしたJenny Gu。

トップニュースはもちろんムバラクの辞任だが、辞任というよりは失墜であろう。Mubarak to step downとは辞任のことだが、私にはMubarak fall down the stairsと見えてしまう。階段を転げ落ちる様がうかがえる。 そして今回のエジプトの火が近隣のアフリカ、そして中国に飛び火しそうな気もしないではない。勢いで例の国にもと期待したいのだが・・・
2011年2月13日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 / 写真撮影・カメラ機材 / JENNY GU |

2011年02月07日(月)
タイムラプスビデオのテスト
タイムラプス(時間の経過)ビデオのテストをYouTubeにアップした。


約30分の撮影が10秒分の動画にしかならない。短すぎるので時間を反転してリピートさせてみた。時間のある時に数時間撮影を試みたい。
2011年2月7日 | 記事へ | コメント(0) |
| NEX・HDV・HDCAM / 写真撮影・カメラ機材 / YouTube |

2011年02月04日(金)
NEX用ウルトラワイドコンバーターはMade in Japanだった
生産工場の変更で発売が止まっていたEマウント16mmF2.8用のウルトラワイドコンバーターが予定を早めて発売されている。

18-200mmのように中国製か18-55mmや16mmF2.8のようにタイで生産されるのかと思っていたら、フィッシュアイコンバーターと同じく日本製になっていた。ニコンの廉価版デジタル一眼レフでもタイで生産されている時代であり、今日ではタイの工業生産品のクォリティーは日本を脅かしていると言われるわけで、特に日本製でなければいいということも無い。しかし日本国内で生産されているというのは何となく嬉しい。 それに以前HDCAMの三脚アタッチメントの記事でも書いたが実は中国製でなくてほっとしているところではある。

さてこのウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1がどの程度写るのかを会社の向かいの箕面市支所で試してみた。まずは36mmフルサイズ24mm相当のノーマルの16mmF2.8の対角画角84度の写真。
写真をクリックしていただくと原寸(4592×3056ピクセル)が開きます。


そして次がウルトラワイドコンバーターVCL-ECU1を到着した12mm相当の対角画角100度の写真。同じくクリックで原寸。倍率色収差は残るものの、用途によっては十分使える。また湾曲もレンズに専用化されているだけあって、ズームレンズ用のワイドコンバーターの比ではない。
NEX-5の場合はRAWデータで撮影できるので倍率色収差や軸上色収差も現像処理で抑えることが可能だ。もちろんNEX-VG10で動画撮影する場合も必要に応じて書き出した1920×1080の静止画、もちろん1秒に付き30枚になるが、バッチ現像(湾曲・色収差・Dレンジ等)を行えばよい。

思っていたよりもよく写る。APS-Cの描写としてはまずまずといったところだろうか。質感や解像感はフルサイズには及ばないものの、手軽に持ち歩けるNEX-5としては便利なアタッチメントだと思うし、1万円と少しの出費でこの画角が手に入るということは素晴らしいと思う。NEX-VG10での動画テストはいずれ近いうちに行いたい。
またEマウントの16mmF2.8も何故か新品未使用品がオークションに安く出ている。おろらく3倍ズーム付きのNEXを欲しかった人がダブルレンズキットを購入して16mmを処分しているのだろう。なかなか賢い買い物方法だと思う。ただし16mmF2.8を処分する人はウルトラワイドコンバーターが販売されていることを気づいていないだろうし、コンバーターの素晴らしさも知らないのだろう。
2011年2月4日 | 記事へ | コメント(0) |
| 写真撮影・カメラ機材 / NEX・HDV・HDCAM / 映像制作・撮影技術 |

前へ 次へ
 

PHOTOHITOブログパーツ


ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
代表取締役&
北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
色々出ます

»くわしく見る

バイオグラフィー