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2011年08月13日(土)
一番気になるサイバーショット
今日カメラのキタムラでDSC-HX9VDSC-HX7Vを見てきた。
コンデジもついにここまで進化したと感じた。とにかく凄い。廉価版のDSC-HX7Vでも1980x1080の60iが撮影でき、DSC-HX9Vではなんと60pのフルHDが撮影できる。一眼デジカメで撮る」ムービーは未だにセンサーは30pであり、60i表示も見かけインターレースで実質は毎秒30枚の動画である。もちろんNEX-VG10やNEX-5も同様で、フルHD60iといいつつもセンサーは30Pだ。いかにサイバーショットの新機種が動きに強いかがわかる。

上はHX9Vで下はHXV7の画像。


手にとって見てみたがグリップ感は良かった。
このサイバーショット2機種は上位の30倍レンズのHX100Vよりも広角側が広い。35mm換算値(動画時) f=29-870mm(16:9時)に対してHX7Vはf=28-280mm(16:9時)でHX9Vは35mm換算値(動画時)f=25-400mm(16:9時)というワイドレンズである。さらに手ぶれ補正は光学式のアクティブモード搭載だから凄い。
レンズもこのクラスにしては口径が大きく、背景のボケも美しいかった。NEX-5を追加で欲しいと思っていたところに現れたHX9V、7Vは衝撃だった。3台買っても10万以下!手軽に高画質のマルチカメラ撮影が出来る。特にHX7Vなどはクラッシュカメラとしての利用も十分考えられる。アクションシーンや事故再現映像にも活躍できると思う。
気になる価格はオープンになっていて、販売店によって1万以上の開きがある。探せばかなり安い買い物が出来るようである。

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淀川の花火をNEX-5で撮ってみた
今日から盆休み。先日の淀川の花火大会を中津にあるライトスタッフのスタジオへ行ったときにNEX-5で撮影した。オートだが意外と良く写る。YouTubeは20分に短縮しているが、ほぼ全てのプログラムを収録している。
次のムービーは少し短く編集してBGMも入れ替えてみた。
BGMで雰囲気は全く変わる。来年花火大会へ行かれる方は「花火を見ながらiPodで好きな音楽を聴く」あるいは「iPodで好きな音楽を聴きながら花火を見る」というのは如何だろうか。
来年はぜひリッツの角部屋から自分の好きな曲をiPodで聴きながら眺めてみたいものだ。

※今回のYouTubeもBGMは全て著作権料、音源使用料、その他の隣接権をクリアーしたものを使用している。

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2011年08月10日(水)
GXR A12 LENS MOUNT UNIT 間もなく!
撮像素子とレンズが一体化したカメラユニットを交換するユニークなコンパクトデジカメのRICOH GXR新しいカメラユニットが追加される。
レンズを持たないマウントのみでセンサーは23.6 mm ×15.7 mm CMOS センサー(総画素数約1290万画素)が内蔵されている。また動画機能も1280x720だがハイビジョンにも対応した。

マウントはライカMになっている。つまりL39への変換も容易な上、Mマウントで提供されてる様々なレンズのほかにサードパーティーから発売されているexample→LeicaM変換アダプターも使える。


このカメラはAPS−Cサイズを使うNEXシリーズのライバルになることは間違いないだろう。35mmフルサイズ換算で見かけの焦点距離が2倍にシフトするPENやルミックスのマイクロフォーサーズではなく、1.5倍シフトのデジタル標準サイズで発売したことは高く評価できるが、出来ればより広角に強い35mmフルサイズでも出して欲しい。

いずれにせよレンズマウントユニットの発売はゴミとして廃棄される運命にあったフィルム時代の光学レンズを再び現役に復帰させる救世主、あるいはブラックジャックになり得るアイテムといってよいだろう。
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2011年07月23日(土)
600mmでアオバズク
今年は無理かと思っていた近所の神社にアオバズクが戻っていた。巣穴の洞にせっせと餌を運んでいるが、間もなく雛たちも巣立つだろう。
(写真をクリックすると大きなサイズでご覧いただけます)

撮影はニコンの600mmF4という大口径の高性能レンズとD3。さすがによく写る。軸上収差の補正など行わずとも色の滲みも少なくシャープだ。ただしこれはニコンからの借り物のレンズ。甲子園が重なり、借りられたレンズは旧タイプのもので現行機種はVR(防振機構)が備わっている


ビデオ用のサクラーVIDEO18plus&HD三脚に乗せてちょうどよい程度の重量級レンズ。カメラマンはジュニア。
ちなみにコチラの写真はNEXにニッコール50-300mmを取り付けて撮影したアオバズク(雛)のエンジェルポーズ。フルHDの動画から取り出した静止画。
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2011年06月21日(火)
NEX-5、NEX-3がファームウエア更新でMF撮影時にピーキング表示
NEX-5とNEX-3のファームウエアが更新されてVer.4になった。


【アップグレード内容】
 1.「ピクチャーエフェクト」機能を追加
 2.MF(マニュアルフォーカス)時のピーキング機能の追加

 このほかに、電源OFF時、システム終了までの間、液晶画面にαロゴが表示されるようになる。

アップデート作業はPCにNEXをUSBで繋いでPC画面に従うだけの簡単な作業。数分でNEXが生まれ変わる。

静止画撮影であれば拡大フォーカスが有効だが、動画撮影では連続して全画角を見なければならないため、拡大フォーカスよりもピーキングの方が有効だ。
NEX-VG10ではピーキング機能が付いた5吋LCDのCLM-V55を使ってピーキングや拡大表示をさせているが、今回のアップグレードがNEX-VG10でも行われれば、VG10単体でのマニュアルフォーカスが非常に楽になる。現在はまだアナウンスされていないが、前回Aマウントアダプター対応のアップグレードはNEX-5/3から少し遅れてNEX-VG10でも実施された。
出来ればNEX-VG10でもピーキング表示のファームウエアアップグレードを早急に行ってもらいたい。出来ればキヤノン5DMkUで行われたように24P対応や音声レベルのマニュアル調整にも対応してもらいたい。

電源OFF時、システム終了までの間、液晶画面にαロゴが表示されるのはけっこうカッコいい。


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2011年06月16日(木)
背面液晶パネルでGoProが革命的進化
GoProHDの背面LCDが届いた。
当初からモックアップは発表されていたがなかなか発売にいたらず断念かと思っていたが、先月発売されていた。

背面液晶パネルと拡張バッテリーケースが届いた。
液晶パネルは本体の背面に装着する簡単なものだで、防水、非防水のハウジングカバーがHD用とSD用の合計四枚が同梱されていた。(SDのGoProは持っていないので必要ないが・・・)
液晶パネルを使うにはファームウエアを最新のものにアップデートする必要がある。ファームウエアはGoPro正規代理店のエバニューのサイトからダウンロードできる。
またアップデート方法が動画で紹介されている。動画はもちろんGoProHDで撮影されている。


さっそく本体に背面液晶パネルを取り付ける。
背面液晶パネルの装着を可能にしているのがGoProに付いているマルチコネクター。背面液晶パネルはライブビューが出来るだけではなく、カメラやバッテリーの情報、そしてこれまで前面の小さなLCDを頼りに設定していた撮影モードやメニュー設定が全て文章で表示される。基本設計が優れ、インターフェースは将来を見越したであった。GoProの設計者に心からの賞賛を贈りたい。

撮影テストといってもとりあえずということでテーブルに置いたNikon Fなど。
液晶パネルのライブビュー。撮影距離は約15cm。広角170度のGpProである。(モノクロのように見えるが、それは被写体に色味が無いためで、色のある被写体ではきれいな映像が映し出される)
モニターのボタンを長押しすると再生モードに入る。これも便利な機能だ。カメラのファンクションボタンでVIDEO/PHOTO/BRIGHTNESSを選べ、シャッターボタンとファンクションボタンで順送り、逆送りできる。たった二つのボタンに全ての機能が割り当てられている。

撮影画像や拡張バッテリーケースなど。
同時に購入した拡張バッテリーケース。充電用のUSB端子とバッテリーインジケータが付いていて、単体でUSB充電ケースとしても使用できる。バッテリーはGoProと同じものが付属していた。そして拡張時に使用するハウジングのリアカバーが二種が付属していた。一つは完全防水のもので、もう一つは音声が記録できる非防水の穴が空いたもの。使用状況によって選択する。こういったシステマチックなところもGoProらしくて好きな部分だ。

GoProHDで撮った静止画ファイル。

本体に液晶が付いたことで動画だけではなく写真を撮影するのも楽しくなる。
一体化した液晶パネルによってGoProの可能性は飛躍的に高まったと感じている、まさに革命的進化だ。そして今後さらに新しい機能などが追加されることを期待したい。
次々に新製品を発売するどこかのメーカーとは違い、ファームウエアと周辺機器で進化するGoProは我々ユーザーの味方であり、確実に省資源を実行しているのではないだろうか。

今回購入はプロショップRBSの楽天で購入した。送られてきたものはGoPro正規代理店であるエバニューのシールが貼ってあった。些細なことだが安心できる部分だ。
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2011年05月30日(月)
五月のバラ、私が生まれる前のレンズで
台風が低気圧になったといっても強い風と雨が一晩中降り続いた。
一夜明けた庭のバラ。


このバラは私が最初に箕面に移り住んだ昭和54年に庭に植えたもの。数年後に名古屋へ、そして吹田へ。
最終的には平成元年に再び箕面にもどったが、妻の手によって常に私の傍で咲いていた。


雨上がりに咲く【五月のバラ】よく咲き続けてくれたと思う。
今日は私が生まれる前に作られたレンズ CANON 85mm F1.9 LeicaスクリューマウントにL39→NEXアダプターを介してNEX-5で撮ってみた。
1951年製のこのレンズはSerenar名のものとCanon名のものが有ったらしく、手元にあるのはCanon名が刻印されたもの。重さは何と0.6kgもあり、まるで砲弾のような感じ。デジタルカメラと融合した写真は60年も前に作られたレンズであることを感じさせないというか、60年前のレンズだからこういう感じに写るのだろうか?絞りは開放の1.9で撮った。

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2011年05月24日(火)
シグマ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSM
シグマ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMが活躍している。


現在進行中のプロジェクトではこのレンズが無ければ無理といっても過言ではないと思う。先週に続いて今週もこのレンズは多用する。

35mmフルサイズ換算12-24mmに相当する画角はかつて世界一の最広角を誇ったニッコール13mmF5.6をもしのぐ画角が得られる。現在フルサイズで12mmの広角といえば同社の12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMとフォクトレンデルブランドのウルトラワイドヘリアー12mmF5.6くらいだ。残念ながらウルトラワイドヘリアーは一眼レフ用ではなく、VM(ライカ互換)であり、ともにNEXに装着した場合は画角は1/1.5になってしまう。つまりNEX-Eマウントで使用出来る最広角レンズではこのシグマ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMしか選ぶことが出来ない。

このレンズはシグママウント、ソニーαマウント、ニコンFマウント、ペンタックスマウント、キヤノンEFマウントのものが提供されていて、NEXに使用する場合はソニーαマウント用が良さそうだが、シグマはAマウントアダプターはサポートしていないらしく、ソニーのα→Eマウントアダプターでは機能が制限され、AFは不可ということである。
結局私はニコンFマウント用のタイプで、それにNikonF→NEX(Gレンズ対応)アダプターを介してNEX用とした。当然NIKONのDXサイズで使用した場合にはAFや超音波モーター、絞りなどの全ての機能が使用でき、いわば1本で2度美味しいレンズだといえる。
このシグマ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMの画角をHDCAMで得るにはHJ14しかなく、NEX-VG10や新しく登場したEマウントのスーパー35mmカムコーダー「NEX-FS100J」では現状シグマしかなく、価格はHJ14の1/50で手に入れることが出来る。HJ14の14倍とシグマの2倍を比較することはばかげたことではあるが、最広角レンズということでは二者は共通する。そして超広角レンズとしてみた場合は湾曲などでシグマに軍配が上がると感じている。ただし撮影時に頻繁にレンズ交換を行う必要があることは否めず、NEXでの撮影においてはロケハンとレンズプランを考えなければ撮影をスムーズに行うことは出来ない。
ちなみに現在のプロジェクトではマクロレンズなども含めて約10本のレンズを使用している。
HDCAMのENGでは標準ズームと広角ズーム2本でこと足りるところだが、スチル用レンズを使用するNEXやPMW(もちろんフォーサーズのAF105なども)では多数の単焦点レンズや低倍率ズームレンズを用意しなければならない。
普段TVレンズを使用するカメラマンにしてみれば「とんでもなく使いにくいカメラ」ということになる。

参考にEOS5DMkUで使用できる12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSMライカを扱っているレモン社のアウトレットで安く出ていた。5DMkUユーザー必見である。
シグマ SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM(キ)

シグマ SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM(キ)
価格:66,000円(税込、送料込)


もちろんEOS7DユーザーはAPS-Cのシグマ 8-16mm F4.5-5.6 DC HSMを選ばなければならない。
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2011年05月23日(月)
ノスタルジック トイカメラ
NEX-5の面白さにはまっている。


KIPONのチルトアダプターにNikkor S・C Auto 55mm F1.2を取り付けて、シルキーピックスのRAW現像で「ノスタルジックトイカメラ」を選んでみた。

前後が大きくアウトフォーカスになり、さらにトイカメラの周辺減光や色調が加わって面白い。

納品に行った梅田をこのトイカメラで撮ってみた。

普段見慣れた景色とは全く違う世界が面白い。

普段はフォーカスがはっきりしたものばかり撮っているが、たまにはこのくらいアウトしたものに自ら刺激される。

こういった効果を次の仕事で生かしてみたいという欲望が出てきた。勿論動画での使用だ。

焦点工房では色々なマウントに対応したチルトアダプターを扱っておられる。

現像には市川ラボラトリーのシルキーピックスを好んで使っている。ニコンのNX2よりも遥かに軽い。
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2011年05月21日(土)
使ってみなけりゃワカラナイ=PortraitPro Studio
使ってみて初めて判るソフトウエアの真価、そして進化だと思う。
最近良くWEBに広告が掲載されているポートレートプロがそうだ。広告を見る限りでは「顔がCGのようになってしまう」と思ってしまう。小さな動画広告ではあのくらい派手に効果を見せなければ理解してもらえないのだろう。私もそう思っていた。
試しにトライアル版を入れてみたが、画像にトライアルの文字が乗って印象も良くなかった。それと扱えるファイルがJPEGなど一般の画像ファイルに限られることも良い評価につながらなかった。
しかし出会いというものは不思議なもので、ふとポートレートプロのSUTUDIO版の「カメラRAWファイルの読み込み」「PhotoShopプラグイン」が気になった。
詳しくは下記を参照していただければ一目瞭然である。
http://www.portraitpro.co.jp/editions/
ということで私が購入したのは PortraitPro Studio版になった。

使った印象は「画期的ソフトウエア」である。効果も自在で効かせすぎず、かといって十分効果的なレベルが任意に調整できる。写真はNIKON D700のRAWデータを開いてみたところ。
(詳細は画像をクリックしていただくと大きな画像が開きます)
昔フジフイルムのCMに「美しい人はより美しく、そうでない方それなりに」というフレーズがあったが、PortraitProSutudioは「美しい人はより美しく、そうでない方それなりに」美しくなるということだ。

ポートレートプロの日本語サイトで日本語版PortraitProSutudioダウンロード版を購入することが出来るが、販売が海外のため£(ポンド)での決済になった。グローバルな時代だからそれでもいいのだが、アマゾンはでCD版が購入できる。こちろんカードや代引きも可能だ。ダウンロード版よりも少し高くなるが、PCがクラッシュした場合などを想定するとダウンロード版よりも安心かもしれない。

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2011年05月15日(日)
原寸シリーズ「ハナアブ」
玄関の植え込みによく来るハナアブ。蜂ではなくハエの仲間だ。
(※クリックするとオリジナルサイズ4592×3056pxでご覧いただけます)

Olympus OM System ZUIKO MC MACRO 1:3.5 f=38mm RMS→L39→NEX NEX-5)
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2011年05月14日(土)
EL-Nikkor 50mm F4はF2.8よりフランジバックが長い

これは先日作ったNEX用のフォーカシングユニット。ペンタックスのヘリコイドエクステンションチューブとM42→L39変換リングを取り付けてMEX用ボディーキャップを加工してM42のスクリューマウントが取り付けられるようにしたもの。そのままではロックが利かないため、キャップのマウント側に発砲塩ビ板でロック機能をつけている。
M42マウント加工したEnlarging Ektar 50mm F4.5を取り付けると∞までフォーカスを合わせる事が出来る。

ヘリコイドを回すとこんな感じで伸縮する。

上のGIFアニメについているレンズは知り合いからいただいたEL-Nikkor 50mm F4。Enlarging Ektar 50mm F4.5と同じく引き伸ばし用のレンズだ。EL-Nikkorは50mm〜150mmまで全焦点距離を持っているが、ニコンのベローズPB-4ではもっぱら50mmF2.8を使い、50mmF4は全く使うことが無かった。ところが昨日75mmと間違えて50mmF4を今回作ったNEX用フォーカシングユニットに取り付けてみたら、なんとインフ(∞)で合焦するではないか!50mmF2.8は全く無理で近接用でしか使えない。インフが出るのは63mmか75mm、80mmなどで、105mm以上の焦点を持ったEL-NikkorはKリングやM2リングを介して取り付けた場合だ。
インフで合焦することが判って早速テストしてみた。撮影結果は下の写真(クリックすると原寸のオリジナルの画像が開きます)


絞りはF8が最も解像度が高かった。このレンズでの撮影は下の写真のような状態。50mmF2.8に比べてF4はフランジバックが長く設計されている。

そしてこのフォーカシングユニットでインフが出るもう1本の50mmは先日紹介したEnlarging Ektar 50mm F4.5だ。

この組み合わせでEL-Nikkorと同じアングルで撮影してみた。これも絞りはF8。雲の動きが速く、若干陰ってしまった。

テストついでに他のレンズも何本かテストしてみた。まずはSuper Takumar 24mm F3.5(絞りは全てF8で行った)

次にSuper Takumar 28mm F3.5

次はマクロレンズのSMC Macro Tkumar 50mm F4

Macro Takumarと同じ焦点距離の明るい標準レンズ Super Takumar 50mm F1.4

焦点距離55mmの普及型標準レンズ Super Takumar 55mm F1.8

ベローズ用レンズもインフが出る。Bellows Takumar 100mmF4

135mmレンズはAPS-Cで使用すると35mm フルサイズ換算で200mmクラスになる。Super Takumar 135mm F3.5

ミラーレス構造のNEXというカメラは実に面白い。フランジバックが短いため、各社から発売されているマウントアダプターによって様々なレンズ(往年の銘レンズ)がとても簡単に取り付けられる。手放せないカメラの一つになってしまった。
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2011年05月10日(火)
エクターレンズM42マウント

先の記事に書いたEastman Kodak Enlarging Ektar f:4.5 50mmのM42(ペンタックススクリューマウント)への変換方法について問い合わせがあったのでこちらで公開。先日の仮付けではなく正式にM42マウント化している。

マウントのベースになったものは八仙堂さんのM42ボディーキャップとレンズリアキャップ。アルミ製の黒と白があったが、Enlarging Ektarには白が似合う。24.7mmの穴をあけてEnlarging Ektarの座金用ナットで取り付けた。
右はレンズリアキャップ。これも同じく金属製。


さてこの穴あけ加工だが、やはりいつものようにホームセンターのお世話になる。便利なものがあるものだ。
サークルカッターというらしい。鉄なら2mm、アルミなら4mmの厚みまで、硬質新建材なら6mmまでの穴あけが可能らしい。穴の径は20mm〜76mmまで調整でき、芯から歯までの距離を測る専用のスケールが付いている。何故専用化というと、半径を計るのでスケールが直径に合わせて2倍になっているからだ。これを卓上ボール盤に取り付けて作業した。

Enlarging EktarをM42マウントに変換してペンタックスベローズユニットに取り付けた状態。とても美しく仕上がったとひたすら自己満足に浸っている。


とても56年前のレンズとは思えないというか、鏡筒にプラスチックを多用した近頃のレンズには無い美しさがあると思う。もちろん色収差や湾曲も無く、現代にも通用する描写力をもっているところはさすがにコダックでありエクターだと思う。
ただし60年代のコダックインスタマチックのプラスチックレンズだけは今も好きにはなれない。

2011年5月10日 | 記事へ | コメント(0) |
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NEX-VG10ボディーのみ!マップカメラで
マップカメラの通販にNEX-VG10のボディーのみが販売されている。
中古だが程度は良さそう。私のように18-200mmF6.3が不要な人にはいいかもしれない。
先月なら即購入というところだが、今はFS100待ちなので見送り・・・・

(5/16追記)5月15日に売り切れました。
ここのリンクで購入された方、ありがとうございます。
2011年5月10日 | 記事へ | コメント(0) |
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2011年05月09日(月)
やっぱりU.S.A.は凄い
今更50年以上前のレンズの話である。かつてコマーシャルエクターというレンズが有った。大判カメラを使っていた人なら「あ〜、あの銘レンズ」ということになる。そのエクターの血を引くレンズをひょんなことで手に入れることが出来た。

これがそのレンズ【Eastman Kodak Enlarging Ektar f:4.5 50mm】だ。テッサー型ではなくヘリアー型らしい。

見た目が美しかったので買ってしまったが、はたしてどれほど写るものかはわからなかった。
NEX-5の即席加工したボディーキャップにアサヒペンタックスのM42ヘリコイド接写リングを取り付けて、その先端に穴をあけた発砲塩ビ板でこの可愛いエクターレンズを取り付けてみた。※仮付けのため正確に光軸が出ていない。

まずは遠景のテスト撮影。後日正式に金属マウントを加工するまで、片ボケは仮付けのご愛嬌ということでお許しいただきたい。いずれも絞りは開放のF4.5で撮影はNEX-5(写真をクリックしていただくと原寸のオリジナルが開きます)

次に背景のボケ具合のチェック


そして近接撮影のテスト。会社の近くの歩道は住民に解放されていて花壇がきれいだ。



1954年製造らしいが、その年は私が生まれた年だ。今回入手したこのレンズとの出会いに少し運命的なものを感じている。

アメリカというとつい大雑把な印象を受けるが、その科学力、技術力は非常に高い。
私の父が南方戦線でマラリアや赤痢に脅かされ、母は防空頭巾を被って竹槍を振りながら「鬼畜米英」と叫んでいた頃、アメリカはカラーフィルムで太平洋戦争を記録していた。そんな国に勝てるわけも無い。
そして今、アメリカは「TOMODACHI」である。
2011年5月9日 | 記事へ | コメント(0) |
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