2006年09月20日(水)
ENGミキサー 定番
 「ENGミキサー 定番」である。ENG用のミキサーは色々なメーカーから発売されているが、使い良さ、信頼性ではシグマだろう。
 上位機種のSS-342や低価格のKS-T2000が発売され、SS-302は生産完了となっていたが、やはり定番ミキサーだけあって、再び生産を再開している。またSS-342はKS-342としてコストダウンした新機種に変わった。しかしENGでは今なおSS-302が人気だ。342に比べるとメーターが一個しかなく、基本はモノラルの302だが、使い勝手は302が上だ。放送用キャメラと同様、音声ミキサーも必要以上な機能が盛り込まれるよりも、使い勝手がよく、安定していることが基本である。
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| 音声・録音・音響 |
2006年09月19日(火)
スズメバチの巣 箕面
 「スズメバチの巣 箕面」だ。テレビで主婦が100箇所をスズメバチに刺されて死亡したというニュースが流れていて検索されたのだろう。私もそのニュースや、ワイドショーを見たが、気の毒である。やはりスズメバチと人間は共存できそうに無い。
 私の家にも何度かスズメバチが巣を作ったが、破壊あるのみだ。しかし、スズメバチは殺虫剤程度では効果が無い。テレビでも「ハチ退治業者」が防護服に身を包み、完全装備でスプレーをかけていた。しかしスズメバチはどんどん飛び去り、巣の中に残った者たちも動きまくっている。
 スズメバチには殺虫剤など殆ど効かないのだ。(効くまでに時間を要するといった方が良いかもしれない)見ていて歯がゆくなる。私の田舎では昔からハチには灯油が一番とされている。誰か考えたのかはわからないが、灯油を掛けられたスズメバチは一瞬で墜落し、十五秒ほどで息絶えてしまう。柄杓やカップに灯油を入れて一気にぶっ掛けるのである。高所にあるスズメバチの巣には水鉄砲や噴霧ポンプを使って一気に掛ける。躊躇してはいけない。巣の周辺を飛ぶ蜂とハチの巣に、一瞬にして大量の灯油を浴びせれば全ては決着する。灯油はアシナガバチ、キイロスズメバチ、オオスズメバチなど、種類に関係なく効果は絶大だ。

 何故灯油が効くかは調べてみないと判らないが、以前豊能町の知り合いの家で吃驚茱萸(ビックリグミ)を採ろうとしたときにオオスズメバチがブンブン飛んでいて近付けなかった。そこで彼の家にあった灯油をカップに入れて撒いたが、一瞬でハチ達は墜落した。もしかするとこの灯油殺法は今頃豊野町で流行っているかもしれない。
 言っておくがこの方法は火気厳禁であることは当然だ。ハチ退治で火事になっても私は知らない。あくまで自己の責任で行ってもらわなければならない。また、ハチが口でカチカチという威嚇音を出しているときは近づいてはならない。灯油を掛ける前に刺されるのが落ちだ。気をつけて欲しい。
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| 技術系・ハイテク系 |
2006年09月18日(月)
千里 タナゴ
 「千里 タナゴ」という検索だ。検索されたページは水槽の魚をネット配信しているページサンプルのサムネールである。
 以前は緑地公園や南千里など、どこの池でも「タイリクバラタナゴ」を見ることが出来たが、一時期「ブルーギル(bluegill sunfish)」や「ブラックバス(large mouth bass)」が増え、同時にカラス貝も激減したためタナゴも激減してしまった。
タナゴはカラス貝の中に産卵するため、タナゴの繁殖にはまずカラス貝の繁殖が重要だ。
ブログ」や「掲示板」の情報をもとに私の住む箕面や高槻あたりの池や水路にいってみると意外とタナゴがいたりする。
近頃こういう池からブルーギルが姿を消し、アメリカザリガニなどが大量にとれる。
真っ赤な勇姿は子供の頃遊んだままだ。ザリガニは手網か素手だがタナゴを獲るのにはセルビンを使っている。
この日は水路でモロコやヤリタナゴを捕獲することが出来た。時間が無く、オスの捕獲は出来なかったが、ヤリタナゴ4匹を持って帰った。大事なことは飼育できる数だけに留めることである。
写真は水槽に入れたヤリタナゴとモロコだ。下に敷かれた小石は先日四国の海部川(9/11〜9/13の記事参照)で拾ってきたものである。
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| 自然環境・自然科学 |
2006年09月17日(日)
クレーン ショット 撮影
 「クレーン ショット 撮影」だった。検索されていたのは「HDVキャメラを使ったお手軽特機撮影」だ。
 クレーンショットとは撮影技術の一つだが、ズームやパンと異なり、キャメラが上下、左右に移動しながら撮ることだ。ミニジブやクレーン、レールを用いた撮影は企業ビデオの制作では予算が限られるためになかなか利用しにくいが、費用をかけるだけの効果はある。スタジオ撮りのドラマではクレーンやぺデスタルが常設されているのでクレーンショットは自由に使えるが、オープンロケでは特機費が嵩むために、当然だが必要なカットのみにクレーンが使われる。しかし、最近流行の韓流ドラマでは頻繁にクレーンやレールが使われているようだ。金のかけ方が違うのだろうか。映画のように総制作費が大きくなるとクレーンやレールは当たり前になるが、それでもエンディングだけにクレーンが使われている作品もある。やはり予算ということか。
 ところが最近では小型HDキャメラ用にロングサイズジブ+リモート雲台なども登場し、クレーンショット導入が簡単になった。私の会社でもミラーのプロジブミカミのリモコン雲台を保有し、手軽なクレーンショットに対応している。クレーンショットを利用した現場レポートには次のようなものをホームページで公開している。写真をクリックしていただくと該当ページが新しいウインドウで開く。

ゴスペルシンガー「リチャード・ハートレイ」のPV撮影


和太鼓「あすか組」の販売用ビデオ撮影現場
などがある。
映像がワイド化し、より映画に近い画角になると、キャメラワークも映画と同じものが必要になる。ビデオにクレーンショットがどういう風に利用されるかは、技術会社云々というよりも監督しだいである。
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| 映像制作・撮影技術 |
2006年09月15日(金)
立花美哉 撮影 契約
 「立花美哉 撮影 契約」というキーワードでこのページが検索されていた。立花美哉さんを撮影したのは昨年の9月、マスターズカップの時だった。ある選手を追いかけて取材していたが、美哉さんがゲストでこられていた。主催者のOKを戴き、正面から撮影できた。あとで書くが、客席が四方に作られ、どこが正面か判らなかった。これは本人に聞くしかあるまい。
 今日は「シンクロワールドカップ2006」がオンエアされている。シンクロの選手には申し訳ないが、誰もが似たメークで、一瞬で誰かというのが判らない。昨年もこの人が「メダル獲得総数5個の銀メダリスト」だと気づかず、チームのスタッフだと思い「今日の演技はどこがが正面になりますか?」と私は余りにも気楽に話してしまった。後から思うとご本人は不愉快だったのでは・・・。同行していた私のスタッフに「あの人はシドニー、アテネの銀メダリストですよ!」と窘められた。
 だが、いいかえれば「銀メダリスト」を感じさせない気さくな関西弁の美哉さんは素晴らしかった。演技終了後もプライベートなビデオ撮影で自らハンディーカムをまわされていた美哉さんとは色々話すことが出来た。実は私を窘めたスタッフも「笹邊さんは怖いもの知らずですね」といいながら、後は私以上に美哉さんと気さくに話していた。私が怖いのは機材のトラブルだけである。
 今日、会社のサイトが25万アクセスを超えようとしている。カウンターは同じIPからの連続アクセスはカウントしないタイプだからかなり正確だ。ここ数日は400アクセス/日を超えているが、日々コンテンツの充実を行ってきた甲斐があった。
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| アーチスト・タレント |
2006年09月14日(木)
すべては撮影から
 検索キーワードは「すべては撮影から」である。「すべては撮影から始まる」というのは私の会社のモットーであり、テーマだ。検索されていた結果に「黄昏硝煙横丁»田渕寿雄の愉快な世界」のリンク集があった。田渕寿雄氏と面識は無いが「読み応えのあるページなのでリンク」などと書かれると「尻(ケツ)の穴が痒くなる」というものだ。言われて悪い気はしないが、頑張らねばと思う。
と言う言葉を思いついたのは随分昔だ。世の中がデジタル化し「コンピューターグラフィックスがあれば何でもできる」といった先走りが起こった頃だ。確かに最近の64bitゲームなどを見るとバーチャルキャラクターがあたかも生き物のように活躍している。それはそれで良い。我々も常にCGの世話になっている。しかし、映像で真実、事実を伝えるという仕事は写真、動画に限らずいつの時代にも必要だと考える。その判断から私は「すべては撮影から始まる」を打ち出した。もちろん時代はハイビジョンになり、その次はスーパーハイビジョンの時代になる。そして平面の映像はいずれ立体に変わるだろう。もちろんレーザーフォログラフィーなどの立体映像はすでに実用化されているが、もっとリアリティーのある立体映像の時代が必ず来る。当然実写のシステムも変化し、現代の常識からは想像も出来ないシステムになるはずだ。
 いずれにしても実写という仕事は無くならないはずだ。それが我々技術会社の生業であり使命であるはずだ。今後も「すべては撮影から始まる」は変わらないテーマであり続けるだろう。「撮影技術の向上」は我々にとって最大の目標である。
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| 映像制作・撮影技術 |
2006年09月13日(水)
帰路で船旅を
キーワードに関係のないブログの最終はドドッと写真のアップである。天候が悪く、早々に切り上げて一路大阪に向かう。

途中、鳴門市のJAに立ち寄り、鳴門金時を分けてもらう。

少し形の悪いB級品だが、味は同じだ。価格はA級品の半額で10kgで2,000円也。もう季節は食欲の秋だ。


大鳴門橋を越えて淡路島は下を走ることにした。


目的は玉ネギの購入だ。

普通なら明石海峡大橋を超えるところだが、時間があるので、久しぶりの国道フェリー⇒現在は「たこフェリー」で雨の船旅を楽しむことにした。

サンフラワーならぬタコフラワーである。サンフラワーよりも愛嬌があって面白い。船内ではたこグッズも販売されている。

6m未満は同額で、運転手+搭乗者1名なら明石海峡大橋よりも安い。それに燃料も要らない。

国道フェリー時代には玉ネギや鳴門金時の取材でよく使った。淡路島に高速道路が開通したことで、一般国道は非常に空いていて、以前の2/3程度の所要時間で淡路島を通過できる。高速道路は島民にとって良かったのか、悪かったのか?


海峡フェリーの醍醐味は大橋くぐりだ。船室からもこのように見える。

世界最長の吊橋を渡るのも良いが、下から見上げるのもなかなかである。画面にかかる曇りは水滴ではなく、低い雲だ。


明石海峡大橋は橋梁技術の究極だが、雨に煙る姿はとても幽玄だ。

フェリーの船着場も今日はなんとなく異国情緒が漂っている。マイアミバイスのワンシーンのようだ。


降りしきる雨に打たれながら作業する甲板員。


そしてロープを牽く男。映画を見ているような気になる。

いよいよ下船だ。わずか20分の船旅だったが、思い切り楽しめた。他にも色々なことがあったが、いずれ「日々好日」でアップする。

明石に到着したのは15:38 J.S.T.だった。
検索キーワードに関係のないブログはこれで一段落し、次はまた検索キーワードに戻る。明日は滋賀ロケで6時出発だ。今日はこのあたりで終了である。
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| 旅の紀行 |
徳島のローソンで
 今回初めて見たローソンだ。訪問地が徳島、高知だから、香川の状況はわからないが、四国ではこういったサービスが展開されているのかもしれない。
店内には暖簾とカウンターが有る。まさにうどん屋だ。
メニューは専門店に比べてトッピングが少ないのは否めないが、大阪で言う「ちょっとうどん一杯」という点では十分だ。うどんは別腹に入る。
私が注文したうどんはかき揚げと海老天だ。注文して少し時間がかかったが、セルフでトッピングする専門店よりも優れていたのは、天ぷらが揚げ立てであったこと。天ぷらは客の顔を見てから揚げるのが一番だ。
注目のうどんは、まさに讃岐うどんである。太目のシコシコ麺で腰も申し分ない。湯で具合も最適だ。これがローソン謹製の讃岐うどんなら、他のローソンも期待できる。
私が寄ったローソンはダイビングスポットで有名な牟岐町にあるローソン牟岐町中村店だった。

最後の写真は海部川上流にある「轟九十九滝」の本滝だ。奥まったところに有るため滝壷に入っての撮影である。
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| 旅の紀行 |
2006年09月12日(火)
エンコード 制作会社 24時間 GYAO
 深夜、突如私の携帯に電話が入った。遥か遠方からだった。この業界にいると何時撮影依頼が入るとも限らないので、営業時間外は会社の電話を私の携帯に転送している。
 用件はこうだ。
「GyaOへの納品がうまく行かない。これまで三度納めたが、エンコードが規格に収まらずNGになる。今日が最終の入稿締め切りで・・・・」
 最近のGyaOの画質は非常に良くなっている。番組の受け入れ基準が厳しくて当然だ。私の会社ではこれまでにGyaOへ何本もCMを納めている。私が大阪にいればAVIファイルをWEBサーバー経由で受け取り、即時エンコード出来たのだが、残念ながら四国にいては対応できない。幸い相手が遠方の制作会社だったので、競合することも無いと考え、私の知る限りのノウハウをお話した。仕事として成立するものでは無いが、もしかすると今後技術協力をお願いすることもあるかもしれない。困ったときはお互い様である。
 後でアクセスを解析したところ「エンコード 制作会社 24時間 GYAO」というキーワードでこのブログがヒットしていた。
 電話番号から依頼者の検索をしたところ、資本金が千里ビデオサービスの5倍の5000万円もある大きな制作会社だった。私は時々スタッフに言う「映像技術の仕事は会社の規模ではなく、技術者の感性、技術、向上心である。日々スキルアップを心がければどんな仕事もできる。」ただし、一定水準以上の仕事をするためには最低限の放送機器は準備しなければならない。
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| 技術系・ハイテク系 |
2006年09月11日(月)
明石海峡
 今日から四国に来ている。1年ぶりに明石海峡大橋のパーキングに来たが、いつの間にか観覧車が出来ていた。11分で一周し、料金は600円也。高いところが好きな私は当然乗った。
観覧車からは夜の明石海峡が一望できた。上空から3枚の写真を撮ったから、この写真は200円ということになる。一応その価値はありそうだ。BBに慣れてしまうと128kbpsとは言え、H"からのアップは重すぎる。明日は撮影だ。ゆっくり休むことにしよう。
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| 旅の紀行 |
ストリーミングデータの保存
 「ストリーミングデータの保存」だ。これは以前に書いた記事と同じだが、私はMPXを使用して保存している。MPXは.asxのメタファイルからストリーミングサーバーを割り出して、mmsプロトコルでファイルを保存してくれる。大変便利なそふとだが、やはり著作権を考えて使用しなければならない。
 WINYもそうだが、優れたソフトウエアであっても使い方、使い手のモラルによって善にも悪にもなり得る。カッターナイフは便利だが、どんなに優れたソフトも使い方によっては凶器になる。
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| コンピュータ・IT系 |
2006年09月10日(日)
ストリーミングのwmvをdvdに変換
 「ストリーミングのwmvをdvdに変換」である。検索されたページは「フィルム&フィルムズ」であり、そこでは「ストリーミングのwmvをdvdに変換」についてなど何も書いていない。つまりハズレだ。
 さてストリーミングのwmvをdvdに変換ということだが、それほど難しいことではない。ストリーミングで送られてくる動画データをリアルタイムにAVIやDV信号に変換し、時に必要であればリアルタイムにMPEG2に変換する。その後オーサリングをすればDVDが出来上がる。コンピューターや映像を少し学べば誰にでも簡単に出来る。ただしハードウエアなどには当然費用がかかることを覚悟しなければならない。ただし、DVDレコーダーを使えば、ストリーミング動画をリアルタイムにDVD化が可能だ。私はGYAOの番組を個人的にDVD-Rに保存したりもする。
 こういった作業で大事なことは著作権である。これはテレビの録画と同様に「個人が趣味や学習のために」録画する以外は確実に著作権を侵害する行為だ。当然仕事としては行えない。昔の話だが、代行録画を行っていた業者が摘発されたことがある。当然である。稀にタウンページを見た人が「ハイビジョンの番組を録画して欲しい」などという問い合わせがあるが、丁重にお断りしている。
 今はメディアが氾濫していて、供給過剰という状態だ。テレビ放送、ケーブルテレビ、CS/BS、ネット放送等々、録画をしても見る暇も無い。しかしその忙しさゆえに録画の必要もあるのだろう。ストリーミングのwmvをdvdに変換を希望される方は自分の力で勉強してもらいたい。

 明日から私は四国へ行くが、面白いものがあればキーワードに関係なくブログにアップしてみたい。その後は某農機具メーカーのコンバインの撮影である。もうしばらく忙しい日が続きそうだ。
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| コンピュータ・IT系 |
dxc-レンズ
 「dxc-レンズ」という検索。DXCとはソニーの業務用キャメラに付く品番で、放送用にはBVPやBVW、HDW等の品番が付く。業務用ではDXCのほかDSR、PDWなどの品番が使われる。
 放送用と業務用とでは何処が違うかと言うと、耐久性、信頼性、画質ということになる。耐久性、信頼性と言う点で以前は使用部品のグレードなどが違い、明らかに放送用の部品は厳選されたものが使用されていた。しかし、最近のものではその差もなくなり、画質も大きな差を感じることが無くなった。


↑(DXC-637にJ20×8を装着)

 ただしテレビキャメラは装着するレンズによって画質に大きい違いが出る。業務用のレンズ(キヤノンの場合はYJシリーズ)は放送用のJシリーズやHJシリーズと比べて確実に解像度が低い。レンズの違いが放送用キャメラと業務用キャメラの画質を決めているといっても過言ではあるまい。さらに使用部品の関係だろうか、ズームやフォーカスの動きにも明らかな差がある。
 制作ものの撮影では業務用キャメラであっても放送用レンズを使用する。理由は解像度の高さと、ズームの粘りをカメラマンの好みに合わせてメーカーのSCで調整してもらえるからだ。YJシリーズの場合メーカはこういった対応をしていないらしい。調整部分が無いことと、手動ズームを使う人が少ないことによるものと思われる。

↑(写真はDXC-637にJ14×8.5を装着)

 東京のキャメラマンには電動ズームを使用する人が多いが、関西では電気は恥とされる傾向がある。職人技としての手動ズームが今も要求されるのだ。私はそのことには拘らず、必要とあればオイルダンプズーマーなども使うし、HDVのキャメラではA地点〜B地点でズーム、フォーカス、アイリスを設定し、自動で動くオートトランジションも使用する。しかしあくまで基本は手動だ。手動ズームが意のままに出来なければ一人前とは言えない。撮影現場でベテランの監督が台本に無いキャメラワークを要求することがある。「今のを超ゆっくりのスローズームで、フォーカスフォローね」である。おそらく編集では使わないカットだが、監督のご希望通りにテークを増やす。この時電気に切り替えてはいけない。要するに腕試しである。
2006年9月10日 | 記事へ | コメント(0) |
| 映像制作・撮影技術 |
2006年09月08日(金)
漢点字
 今日の現場を終えて先ほど帰社したばかりである。一息ついてアクセスログを見て驚いた。「日本漢点字協会」の動画サイトへのアクセスが異常に多い。はっきりした理由は判らないが、とにかく多い。
今年は漢点字考案者の川上泰一が没して13年目で、先日十三回忌を終えたばかりだ。
川上泰一の略歴は

大正6年8月30日 愛媛県東宇和郡宇和町卯之町に誕生
昭和16年3月 東京物理大学(現東京理科大学)卒
昭和20年8月15日 川崎航空機製作所軍役中終戦
昭和24年11月 大阪府立盲学校就職
昭和45年7月 全日本盲教育研究大会に於いて「漢点字」公式発表
昭和50年4月 漢点字研究会創立・会長就任
昭和52年4月 末田統氏開発のコンピューターシステムによる自動点訳ならびに自動製版機導入により漢点訳本の作製本格化
昭和54年3月 大阪府立盲学校退職
昭和56年11月 常用漢字・漢点字の対照表完成
昭和57年1月 「国語辞典」点字版本 全50巻完成
昭和61年10月 「毎日新聞文化賞」受賞
昭和62年4月 漢点字研究会改め漢点字協会設立会長就任
平成4年1月 「大字典」(講談社)14924字の漢点字化終了
平成4年8月 日本工業規格第1・第2水準漢字漢点字の対照表(JIS番号入り)完成 同ミニ辞書作成
平成6年8月30日 没・行年78才

というものでだ。
戦後の人生をを盲人教育に捧げたといってよいだろう。誕生日の8月30日と同じ日に亡くなったわけだが、アクセスが増え始めた時期と、氏の8月30日とは関係があるかもしれない。
 現在「日本漢点字協会」は氏の夫人が会長に就任し、漢点字の普及に努めている。興味のある方は「日本漢点字協会」のサイトをご覧戴きたい。氏は私の叔父になる。
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| 未分類・エトセトラ.etc. |
2006年09月07日(木)
ベーカム 撮影 大阪
TBSの制作デスクから電話が入った。明日現場入りの急な撮影だ。電話を終えてアクセスを調べてみると「BVW-D600」「ベーカム 撮影 大阪」などがあった。IPを見るとTBSの番組を制作している会社からの検索キーワードである。結局その現場は笹邊が担当することになった。
 DVCAMやDVCPRO、HDCAMが主流になっているが、今なおベーカム健在である。やはり2011年まではベーターカムのオキサイド(メタルのSPでは無くオキサイドである)は残さなければならない。今年は番組の仕事が増えている。我々のようなプロダクションでもネットのお陰で様々な引き合いがある。撮影は企業のサイズではなく、キャメラマンの感性、技術、質が問われるものだと考える。
 間もなく「のじぎく兵庫国体」が始まる。私の会社からはハイビジョンスタジオ撮影で笹邊が信頼するM君に中継で専従してもらうことにした。
2006年9月7日 | 記事へ | コメント(4) |
| 映像制作・撮影技術 |
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ニックネーム:SENRI
都道府県:関西・大阪府
映像制作/撮影技術会社
(株)千里ビデオサービス
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北八ヶ岳麦草ヒュッテHPの管理人です。よろしくお願いします。
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