2006年07月05日(水)
「インカム クリアカム 違い」という検索だった。それもNHKからのアクセスである。おそらく技術系ではない人がクリアカムとインカムの違いを調べていたのだろう。
クリアカムとインカムは同じものである。ただしクリアカムは商品名(会社名)であり、インカムはインターカムの略称である。つまりインターカムの総称としてクリアカムと呼ぶのは間違っている。Clear-Com社のコミュニケーションシステムがクリアカムになる。
一方インカムの方はコミュニケーションシステムの総称で、ヘッドセットはアシダ音響が定番になっている。 また、放送用キャメラにはインカム端子があり、ヘッドセットのみ付けることでキャメラ、ディレクター、スイッチャー間での相互通話が実現する。ステーションを用意し、キャノンケーブルを引き回さなければならないクリアカムシステムよりもはるかに便利がいい。しかし音質はクリアカムが優れている。現場によっては撮影技術も制作さんが準備したクリアカムを利用することもある。
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2006年7月5日
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| 映像制作・撮影技術 |
2006年07月04日(火)
「Mixiが気持ち悪い」とはキーワードではない。要するに気持ち悪いのである。こんなことを書くとミクシィユーザーに怒られてしまうが、アクセスログのリンク元を見るとミクシィからのものが毎日数件挙がっている。
そこでどういうことが書かれているのかを見ようと思うが、ミクシィユーザーからの招待状が無ければ登録できず、ログインできない。これが気持ち悪いのだ。ミクシィはオートロック付きのマンションのようなもので、中の住人に鍵を開けてもらわなければ入れない仕組みである。
つまり自由であるべきインターネットにこういった世界が構築されていることが私には気持ち悪い。これはセキュリティーとは異なるもので、SNSのもつ閉鎖性とも考えられる。そこでは共感が約束され、反論することはタブーとも聴く。
業界の人間にもミクシィに入っている人はいるが、与えられた仲間意識に新しいものは期待できそうに無い。安住することに飽きるタイプの私には無縁の世界だ。招待状というミサイルが飛んでこないように望んでいる。
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2006年07月03日(月)
「HDV 空撮」である。HDVを空撮に使用する機会が多くなっている。空撮だけではなく、車などに取り付けたオンボード撮影などにも高解像な性能が新しい分野を広げている。
先日事務所の近くの家電量販店でHDR-HC1が72,000円で売られていた。新型のHC3が発売されて一気に価格が下がったのだ。業務用のHVR-A1Jが20万以上することを考えれば大変なお買い得である。確かにDVCAM記録が出来なかったり、ダウンコンバーターが簡略化されてはいるが、別なVTRでキャプチャーすることを考えればHDVとして不便なことはない。また水中ブリンプなどもHVR-A1Jと同じ物が使用できる点でもHC1がA1Jの1/3の価格で購入できることは魅力的だ。特にオンボードキャメラとして使用する場合は脱落などのリスクも考えなければならず、金銭的な損害は小さくしたい。
余り真剣に考えるよりも衝動買いをした方が得策なHDV旧機種の特価販売である。
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2006年06月21日(水)
レンズ交換 リアルタイムビューである。
ソニーがミノルタのアルファを継承してデジタル一眼レフに参入したが、新しいことは何も無かった。ただの一眼デジカメである。アルファマウントのロッコールの出荷量を目論んだマウント継承だが、残念ながら私は持っていない。ミノルタのレンズは以前SR-1sやSRT-101、そしてXDで使ったことが最終だ。その後一眼レフではないAF-Sトークマンという音声警告付きのカメラを父の誕生日に贈ったことがあったくらいだ。私が関西人で六甲山から取ったロッコールという名前は気に入っていたが、いずれの一眼レフもミノルタマウントである。アルファマウントは使ったことが無い。
今回「レンズ交換 リアルタイムビュー」が気になったのは、以前このブログで書いた「サイバーショット 進化 一眼レフ」で期待していたことが松下から発表されたからだ。
LUMIX (ルミックス) L1という名で発表されたカメラは何処と無くレンジファインダーライカに似たデザインで、ペンタプリズムのピラミッドが無いことが特徴だ。かってペンタプリズム(ミラー式も含めて)の無い一眼レフはハーフ版のオリンパスペンFくらいしか思い浮かばない。とんがり帽子の無いデザインは良く出来ている。また標準レンズとしてライカDバリオ・エルマリート14-50mm/F2.8-3.5が付いている。35mm判に換算して28-100mmに相当する多用途レンズで光学ブレ防止を内蔵している。
そして私が最も期待しているライブビューモードが搭載されている。以前「何が悲しくて、今更レンズに入った光を鏡に反射させてピントグラスに結像させ、ましてそれをプリズムによって左右反転まで行ったものを見なければならないのか?」と書いたが、L1ではミラーアップすることで対応している。目からうろこである。ハーフミラーやその他様々な方法が考えられるが、松下は極めて簡単な方法で実現している。
メーカーの解説によると
「液晶モニター画面を使って撮影ができるというのは、デジタルカメラならではのメリットです。視野率約100%の大きな画面でフレーミングができる、撮影情報が常に一目で確認できる、撮影前に露出補正やホワイトバランスの状態が確認できる、三脚使用時にファインダーを覗かなくても構図の確認ができるなど、液晶モニターを使った撮影には多くの利便性があります。しかし、これまでの一眼レフカメラはこのメリットを活かせていませんでした。L1では、Live Mosセンサーの持つフルタイム画像出力機能と、ミラーアップを組合せ、今まさにレンズを透過している光景を直接受けたセンサーからの信号をそのまま液晶モニターに映し出すライブビュー機能を実現しています。絞り込みボタンを用いた被写界深度のプレビューも大画面で確認できます。」ということだ。
ソニーがアルファにうつつをぬかしている間にPanasonicに先を越された感がある。ソニーも進化したサイバーショットR-X?を開発してもらいたいものだ。新し物好きではないが、今日のヤフーニュースのおかげでL1は納得できるデジタル一眼レフカメラとして、早速購入機種に決定した。
オリンパスのライブビューに対する私見を追記しました。(2006.7.8)
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2006年6月21日
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2006年06月16日(金)
最近五嶋龍君をよくテレビで見る。実は彼が15年ほど前に、姉の五嶋みどりさんのピアノ伴奏でバイオリンを弾いた映像がある。これが彼のデビューになるかも知れない。これはNHK文化センターの仕事で収録したものだが、泣きながらバイオリンを弾く龍君が今も印象に残っている。
テープはMUというフォーマットで、当時NHKと松下電器が共同開発したVTRフォーマットだ。ソウルオリンピックで公式フォーマットにはなったが、その後はアメリカNBCが正式採用したことくらいで、ソニーとのフォーマットバトルには負けてしまった。
ソニーがβカム⇒βカムSP⇒デジタルβカム⇒βカムSX⇒HDCAMという流れの中で、常に過去のフォーマットが再生できたことは大きい。βマックスはVHSとのバトルには敗れたが、放送用では完全勝利を収めたのである。
過去のフォーマットになったMUだが、今も再生環境は整っていて、MUはアーカイブスとして今も有効である。必要なものはデジタルに変換し保存している。後藤龍君のテープも早々にデジタル変換しておいた方がよさそうである。この他にも1/2インチオープンリールや3/4インチUマチック、1インチCフォーマット、AKAI-CVCやV-30フォーマットなど、様々な旧フォーマットが今なお存在している。世の中には次の時代のためにデジタル変換しなければならないものが沢山ある。8ミリビデオやβマックスなどもそろそろ幻のフォーマットになりつつある。
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2006年6月16日
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| アーチスト・タレント |
2006年06月14日(水)
タンノイSTRATFORDという検索が10件以上あった。検索元はヤフーとグーグルだ。どうやらオークションに出品されていて、その詳細を求めて検索していたようだ。検索結果をみると確かにSTRATFORDが出品されていて思わず欲しくなってしまった。しかし残念ながらゲストでは入札できず、諦めるしかない。危険という訳ではなく、オークションの「写真だけを頼りに、顔の見えない相手と取引する」というシステムに抵抗がある。
STRATFORDはタンノイの代理店がTEACに替わってから出たモデルで、当時定価は128,000円で実売1本=90,000円ほどだったように思う。このあたりの記憶はあいまいだが、今も現役でスタジオモニターとして使っている。それまで使っていた日立のHS-500のウーハーが飛んでしまったため、私が使っていたSTRATFORDを急遽会社に供与してそのままである。ウーハーの死んだHS-500は今も修理できないで眠っている(中古のHS-500用ウーハーがあればすぐに現役復帰できるのだが・・・)一応オークションをやっている音響さんには「出たら落札してほしい」と頼んでいるのだが、なかなか見つからないようだ。
私がタンノイと出会ったのは30年以上前のことだ。当時趣味で真空管アンプを設計していて、上杉佳郎氏の回路などを参考にKT-88ULや2A3PP、2A3シングル、300Bシングルなどを作って楽しんでいた。出力トランスはこのブログでも何度か登場している田村製作所のものとタンゴ、山水などである。当時「タンノイには真空管アンプが良い」と言われ、ラックスのCL-35で自作パワーアンプを駆動してオール管球式のシステムを構成していた。
その時のスピーカーはタンノイVLZというモデルで、同軸2ウエイのものだ。モニターゴールドと呼ばれスピーカー中央部のコアに複数の孔があり、それがユニットの背面にまで貫通している。そこにアルミダイヤフラムのツィーターが付けられている。それは一種のホーンツィーターをといえるユニークなものだった。VLZよりも大きいGRFやオートグラフなども同じ同軸構造になっていて、大きなシステムであっても抜群の定位感を出していた。
タンノイが優れていたのはスピーカー単体のみではなく、箱(エンクロージャー)が優れていることだった。材料や形態が吟味され「タンノイのユニットはタンノイの器に入ってこそタンノイ」と言われていた。国産エンクロージャーにVLZを入れてもそれはタンノイではなかった。そして英国人の音楽性がスピーカーシステムとして表現されていたのだ。
このブリティッシュサウンドを支えているのがSMEのトーンアームだ(と、私は思っている)。3009UからタイプVを使い、その後チタンアームのタイプWまで使った。タイプVとタイプWは今も私の書斎で現役で活躍している。日本製が悪いというわけではなく、物理的な特性は日本が世界一である。ただしそれを製造する人々の環境が違った。いたるところで音楽会が開かれ、子供のときから生演奏に触れてきた生活習慣である。戦時中、日本人が学徒動員され、婦人たちが竹槍を持っていた頃にも、英国では音楽会を楽しんでいたそうだ。(日本と同盟国だった独逸でも同じように戦火の中、音楽会が開かれていた)勝てるはずはない。
ただし、最近の日本ではONKYOが聴感最優先で様々な努力をし、音楽性豊かな製品を世に送り出している。日本のオーディオ製品も世界に通用する音楽性を備えてきたようだ。今後の進捗状況が楽しみである。
色々書いたが、最近はゆっくりレコードを聴く暇がなくなってしまった。レコードの溝にゆっくりと針を落としてゆったりと音楽を楽しみたいものだ。一歩下がって様々なことが考えられるだろう。
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2006年6月14日
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| 音声・録音・音響 |
2006年06月01日(木)
アナログからデジタルになったものというキーワードだ。
意外と多そうなキーワードだが、どうしてか私の会社のページが一つだけ検索されていた。
アナログからデジタルになったものといえばどういったものだろうか?余りに多すぎて、数え上げれば限が無い。確実にデジタルへ移行したものは携帯電話もそうだ。アナログのショルダーフォンや自動車電話時代から使い、携帯はセルラーのモトローラだった。デジタルは117番で時報を聞くと0.7秒ほどの遅れが生じた。それが気持ち悪くて、最後の最後までアナログにこだわったが、結局アナログが廃止になればデジタルを使わざるを得ない。
テレビ放送も2011年には完全にデジタル化し、アナログ放送は停波する。ただ、テレビ放送がアナログからデジタルに移行するのは今回が二度目だ。ハイビジョン放送は当初MUSEによるアナログ放送で行われていた。BS-Hiになってようやくデジタル放送になった。
デジタルになったものよりも、今後もアナログが続くものはいったいなんだろうか。おそらく殆どのものはデジタル化され、見かけをアナログにすることになるだろう。たとえば時計などがそうだ。やはり円グラフ的な要素は普段の生活には欠かせない。しかし完全にアナログであれば精度が悪くなる。デジタル制御によるアナログインターフェースがよいだろう。銀塩写真もそうだ。最近では撮影のみをフィルムで行ない、現像はデジタル制御されている。そして引き伸ばし機ではなく、デジタルデータとして納品される。車も同様だ。エンジンや空調など、全てデジタル制御だ。
アナログからデジタルになったものというより、アナログとデジタルが融合したものが今後大きく発展をするだろう。
ちなみに私の時計はアナログだし、オーデイオはベルトドライブ式のアナログレコードプレーヤーである。そして仕事で使う音量メーター(VUメーター)もアナログである。
さて、月初めになったので先月のアクセスを見てみよう。単独トップはヤフーだが、やはりGoogle.jpとGoogle.comの合計はヤフーよりも多い。Google強しだ。
解析対象期間は 2006/05/01 00:00:34 〜 2006/05/31 23:45:24 で
セッション数=9279件 ページビュー=24387頁だった。
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2006年05月31日(水)
4G63 ノンスリップデフ
マニアックな検索だ。それもヤフーで1番とは光栄だ。同じキーワードでグーグルも1位だった。検索されたページはロケ車の紹介ページである。
4G63とは三菱の製造するエンジンの形式だ。エンジン自体の美しさは日産プリンスのS20には適わないものの、新しいだけに性能は勝っている。
三菱のスポーツエンジンはやはりコルトF2000に搭載されたツインカムエンジン無しには語れない。その素晴らしさは71年の日本グランプリ1・2フィニッシュに象徴される。そして一般向けに発売されたギャランGTO-MRに搭載された1.6リッターツインカムエンジンは三菱の持つ技術の粋を結集して作られた傑作だ。その後2リッターモデルも発売されたがMRの1.6リッターエンジンに及ぶものではなかった。またラリーでアンドリューコーワンが駆るランサーGSRで大活躍した最初のエンジンはやはり1.6リッターのサターンエンジンだった。
そして1.6リッターから2リッターに拡大し、シリウス80と銘うって開発されたエンジンが4G63だ。4G63はランサーEXターボに搭載され、後にランサーエボリューションへ引き継がれた。これが最後の4G63と言われつつ、現役のエボVlllまでもが4G63である。素晴らしいエンジンだ。
次のキーワードのノンスリップデフだが、リミテッドスリップデフ(LSD)とも言われる。エンジンのプロペラシャフトから車軸に回転を伝える差動ギアを高性能化したものだ。一般走行においては全く無用の長物であるが、雪道やダートにおいてはその威力は大きい。コーナーの立ち上がりでの安定性はこのLSD無しには実現できない。このノンスリップデフはスポーツパーツだが、会社で使っているデリカにはメーカーオプションとして元から装着されていた。そしてエンジンはローチューンだが4G63である。
最近ディーゼルエンジン搭載のスペースギアや一代前のスターワゴンも見かけなくなった。排ガス規制によって都市部では所有できなくなったからだ。幸い会社のロケ車のデリカは一代前のものだが、ガソリン車のおかげで今も乗り続けていられる。さすがにリッター7kmの燃費はエコとは言えないが、買い換える費用を考えるとディーゼルエンジンを搭載したものよりも燃料消費率では劣るが、金銭消費率は優れていた。
デリカはこの10年間で約10万キロを走行していて、7km/lで計算すれば14,286リットルを喰ったことになる。そして1リットル当たり120円のガソリンでは1,714,286円をスタンドに支払ったことになる。最近の車は優に200万円を超え、少し高級になると300万円を超えてしまう。金銭消費率を考えると最低10年は乗りたい。最近の若い人達はCMに踊らされて、燃費だけで車を選ぶエコ馬鹿になってはいないだろうか。
このデリカだが、先日ショックアブソーバーを全部取り替えた。減衰力も低下していたが、縮みにくくまた、伸びにくくなっていた。乗り心地も悪いが、接地性も低下していた。足回りが入れ替わったことで再び新車の乗り心地に戻ったデリカはこれからもいっそう活躍してくれるに違いない。といってもショック4本の交換は工賃も合わせて3万7千円(税込)である。自動車はテレビキャメラと違い、アスペクト比やフォーマットが変わらない点がうれしい。
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2006年5月31日
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2006年05月29日(月)
タムラ TS-4000Sという検索。他にもTAMURA TS-4000SやTS-4000Sなど、タムラのミキサーに関するキーワードが多かった。理由はわからないが、どこかの局の中継車ででも見て興味が沸いた人なのかもしれない。
TS-4000Sは1985年に開発され、小型中継車やEFP現場でよく使われていた4chミキサーだが、必要以上に小型化していない上に、使用パーツのグレードが高いために機械的にも電気的にも非常に丈夫だ。私の会社が購入したのは会社を設立した1987年だが、非常に気に入って、のちにもう一台追加したくらいだ。2台のTS-4000Sは今なお性能劣化することなく現役で動いている。これは内部に使用されているコンデンサーの規格に余裕があるためかと考えている。TS-4000Sは後にAMX4Sというモデルにマイナーチェンジされたが、非常に寿命の長い製品だ。
私が若い頃タムラというとサンスイやタンゴと並ぶ音響用トランスのメーカーとして有名だった。当時趣味で管球式アンプの回路設計を行っていたが、タムラのトランスは性能だけではなくデザインも美しかった。2A3や300B、KT88などの銘球とともにシャーシに組見上げたアンプは美音であると同時に、眺めていても美しかった。
そんなタムラが田村ラヂオ商会を開業したのは1924年(大正13年)である。自社ブランドのラジオ販売や電気蓄音器、低周波トランスの製造を行い、ポリドールやNHKにも納入していた。また戦後は国産初のトランジスタラジオにタムラのトランスが採用された。そして放送用ワイヤレスマイクや放送番組製作用無線連絡システム「ワイヤレスインターカム」を開発している。1964年にはワイヤレスマイクが東京オリンピックで大活躍している。
面白いのはSHURE社のポータブルミキサーFP32、FP42もタムラが開発していることだ。ENGでは普通シグマのミキサーを使うがシュアーのFP31やFP32もよく使う。梨田監督をインタビューしたときもFP32を使用していた。(普段私はキャメラマンであり、テクニカルディレクターだが、時に録音技師として動いたりもする。日本音響家協会の正会員である。)
大変技術力のある会社で、従業員6,758名の大企業である。そして便利なことに、放送機器の西日本営業所が吹田市の江坂にあると。部品の調達など、私の会社にとっては大変便利だ。
TS-4000Sの写真は会社の機材紹介のページのものだが、左に写っている写真はソニーのEFPミキサーMXP-29だ。TS-4000Sは入力回路が4系統しかないため、多数のマイクを使う場合にはチャンネルが不足する。こういった場合はMXP-29を使用する。チャンネル毎にファントム電源がON-OFF出来、トークバックも備えているため、スタジオ撮りや簡単なライブ収録で重宝する。またSKB製のポップアップケースに収めているため、可搬性、操作性に優れている。うれしいのはタムラやシグマのENGミキサーと同様にバッテリー駆動ができることだ。
技術会社にとって機材は命である。時に過酷な状況で使用されるが、正しいメンテナンスを実施することで、長期間の性能維持が可能になる。フォーマットが大きく変化する映像機器と異なり、音声関連の機器は変化が少なく、稼動期間が非常に長いといえるだろう。
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2006年5月29日
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| 音声・録音・音響 |
2006年05月28日(日)
「ファイル共有winy ダウンロードサイト」でこのページが検索された。こういったキーワードは困りものだ。テレビでファイル共有ソフトの危険が報道されているにもかかわらず、今なおこういったソフトを欲している人が居る。公務員がファイル共有ソフトを自分のPCにインストールし、そのPCから個人情報が流出したというニュースが後を絶たない。
個人のPCにインストールすることは勝手だ。まさにパーソナルコンピューターである。しかし、仕事を自宅に持って帰り・・・ということは危険だ。というよりも、公共のデータをセキュリティーの外へ持ち出すことはあってはならないことだ。時にそれは犯罪にもなる。
私が知る某IT系企業ではフラッシュメモリー等のメディアも含めて、部外への持ち出しを厳しくチェックしている。同時に社外とのTCP/IPによる通信も規制している。ところが、今なおデータに対して無頓着な企業が多いことも事実だ。ハードコピーと異なり、デジタルデータが目視できないことによるのかも知れない。
10万人分の個人データをA4のハードコピーにすれば、500枚入りの束にして200束だ。そのまま積み上げれば10mの高さになる。社内からリアカーで運び出さなければならない。しかしデジタルデータならディスク1枚である。
デジタルに疎い企業であってもデータ管理は最大限に厳しくならなければならない。データ管理空間はレベル5であるべきだ。
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2006年5月28日
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| コンピュータ・IT系 |
2006年05月27日(土)
マナ・カナという検索だ。
ホームページの現場レポに彼女たちを起用した撮影のメイキングと本番の様子を所属事務所と本人たちの承諾を得て掲載している。私の会社ように小さな技術会社であっても、タレントを起用した撮影が依頼される。
つい先日は「レギュラー」の松本君、西川君を起用した撮影があった。大阪市内の某スタジオで行ったが、タレントという言葉の意味を強く感じた。沢山のセリフがある台本を事も無げに自分の言葉として語ってくれた。もちろんアンチョコ無しである。素晴らしかった。撮影は順調に進み、予定よりも1時間早く完了できた。
この日「レギュラー」が所属する吉本興行から来られていた人は、以前他の現場で知っていた人で、いきなり「懐かしいですね」と挨拶された。このときばかりと、今回の「レギュラー」の撮影現場をWEBで紹介したいと相談したところ、上司の方を紹介していただいた。公開する前に担当部署にプレビューしてOKが出ればアップできそうだ。取り合えず当日はキャメラをM君に任せていたので、気楽にもデジカメで色々押さえておいた。
表方がいて裏方がいる業界は、裏方がいて表方がいるとも言える。そして舞台裏には表舞台にない面白さがある。業界にいると様々な面白いことがあり、これを知ると止めることが出来なくなる。一種の麻薬のような物かも知れない。今ドイツに行っている宮本選手や大黒選手も前回W杯関連でインタビューを行った。うまく行けば帰国後またインタビューがあるかも・・・。楽しみに待とう。
キャメラのM君とは15年ほどの付き合いになる。ウエイトは私の2/3ほどだ。私も少しダイエットしなければ・・・最近持久力の低下を感じている。
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2006年5月27日
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| アーチスト・タレント |
2006年05月22日(月)
「動画配信 利点 欠点」だった。
ストリーミングが一般化したことで、ネットでの動画配信は今や日常化している。私ももちろんGyaOのユーザーだし、GyaOのCMを手がけている。
今更「利点 欠点」と言われると、さて何が欠点だろうかと思ってしまう。欠点といえば欠点になることの一つはコンピューターのパワーを要求することだろうか。今や先端ではデュアルプロセッサー搭載が当たり前になったが、しかし2GHzたらずのセレロンであっても十分にGyaOを見ることは出来る。ただしPentiumII以前のPCやMacintoshでは無理だ。古いコンピューターが使えないということが一応欠点といえるだろう。
それとやはり接続速度の問題である。今なおダイヤルアップ環境のみというユーザーも存在することを考えれば、法の下の平等の精神から、総務省にはもっと頑張ってもらいたい。
最近忙しさにかまけて、ブログの更新が出来ていない。いまも仕事中だが、100GBほどのコピーを行っている待ち時間での更新だ。最近は携帯サイト用の動画作成も多く、けっこう忙しい状態になっている。ロケで野外に出たいと思うのだが、次の仕事も「レギュラー」の松本君と西川君のスタジオ撮影だ。しかし、愉快な二人はちょっと楽しみである。
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2006年5月22日
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| 映像制作・撮影技術 |
2006年05月18日(木)
「高機能アクセス解析CGI Professional googleが解析できない」というキーワードだ。Googleが解析できなければ大変だ。
高機能アクセス解析は羽田野太巳氏によるCGIスクリプトだが、大変優れている。またこのほかにもRSS作成CGIなどもあり、SEO対策にはとても役立つツールだ。
幸い私の会社のサーバーではGoogleも問題なく解析できている。「Googleが解析できない」というのは、おそらくサーバーへのアップロードや後のバージョンアップをしくじったのかもしれない。
「高機能アクセス解析CGI Professional」は商用利用2000円のシェアウエアで、1サイト1契約で使用できる。SEO対策を行う会社がこの「高機能アクセス解析CGI Professional」を大変勿体ぶって紹介し、SEO対策の費用を多額に上げているようだが、すこしCGIを勉強すれば2,000円だけで細かなアクセス解析が出来る。また商用利用でなければ「高機能アクセス解析CGI Professional」を1,000円で使用でき、機能を限定したStandard 版ならフリーウエアで提供されている。SEO対策は他人に任せるべきではないということである。
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2006年5月18日
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| 検索エンジン・SEO |
2006年05月17日(水)
「DV HDVに変換」だ。かなり奥深いところからアクセスしていただいた。
ソニーがHDV方式の超小型キャメラを発売して以来、大型テレビとの連携からHDVユーザーが増えている。MPEG-TSとはいえ、1080iの映像を記録できることは素晴らしいことだ。液晶にHDが適している理由はブラウン管テレビに比べて、液晶テレビでは従来のSDの画質が甚だしく悪いことによるのではないだろうか。
「ハイビジョンを観るとはきれいなのに、地上波アナログはものすごく汚いのはどうして」と聞かれることがよくある。そんなときはいつも「ブラウン管テレビで見るときれいに見える」と答えている。液晶が一般化し、ブラウン管の美しい画質を知らない世代が増えてきたのかもしれない。はじめから画素数が決まっている液晶と、電子線を蛍光対に照射して水平走査線を描くブラウン管の差だ。たとえばパソコンに液晶ディスプレーを使う場合に最適解像度以下の解像度(1280×1024の液晶に1024×768を表示させた場合など)では文字が甘くなりボヤっと見えるのと同じことである。やはりハイビジョン対応の液晶ディスプレーにはハイビジョンが適している。DVをSD映像として液晶ディスプレーで観るよりは、DVをHDにアップコンバートしてから見たほうがきれいだ。
検索の「DV HDVに変換」だが、現状では限られた機種のみがリアルタイムに変換できるようだが、いずれアップコンバーター内臓のディスプレーなども出てくるだろう。そうなるとSD画質の放送やビデオもかなり高画質になる。HD作品を作る場合に従来の映像資産を混合して編集しなければならない。そのために必ずアップコンバートの必要がある。私の会社では「DV HDVに変換」をCanopusのハードウエアとソフトウエアを使って行っている。いずれはリアルタイムに変換でき、高性能かつ低価格なものが出てくるだろう。
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2006年05月16日(火)
edius ハイビジョンはカノープスからのアクセスだ。
よくソニーやカノープスからのアクセスがある。市場調査だろう。様々な人たちがHDVやノンリニア編集を使っているから、メーカーもネットから情報収集を行っている。一種のマーケティングだ。
私も同業種の会社のWEBはよくチェックする。何処が何を導入したか、そしてブログやBBSなどにも沢山の情報が含まれている。バーチャルといわれたネットの世界だったが、今や現実を引っ張っている。大きな変化だ。
画像のIP情報は暈かしておいた。
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2006年5月16日
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| 映像制作・撮影技術 |
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