2005年12月22日(木)
師走に入ったからだろう、代表取締役年頭挨拶というキーワードでの検索が目立つ。皆さん方、そろそろ2006年の年頭挨拶を考えているのだろう。
しかしいくら代表取締役年頭挨拶がヤフーの最上位に挙がるからといって、あまり参考になさらない方がよいだろう。
ちなみに私の2006年年頭挨拶はまだ考えていない(考えていないわけではないが、文章化するまではいたっていない)というのも2005年はまだ終わったわけではなく、これから年末にかけて何が起こるかわからないからだ。
先日村上里佳子さんが記者会見で「普通のオバサン・・・」という発言があったがこれは同性によるセクハラではないだろうか。「普通のオバサン」の何処が悪い!と言いたい。ダイエー代表取締役会長CEOに就任された林文子さんも普通のオバサンだし、このブロガリやLIVEDOORのブログにも素晴らしい「普通のオバサン」がたくさんいらっしゃる。また先日の東証を舞台にした誤発注では「普通のオジサン、ニイチャン」が数億、数十億のお金を動かしている。
普通であることの定義とは何だろうか。最近の凶悪事件では普通の人間が犯罪者となり、普通の人間が被害者となっている。つまり普通ということの定義など有って無いような時代である。「普通の女の子に戻りたい」「普通のオバサンに戻りたい」などを思い出すが、2006年は普通な日常からとんでもないことが起こる年になるかもしれない。
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2005年12月22日
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| 検索エンジン・SEO |
2005年12月18日(日)
CEO対策????
一体なんだろう?リンク元を見ると確かにあった。それも私のページが「CEO対策 の検索結果約1,160,000件中1-10件目」というか、最上位に挙がっている。
その中で面白い人がいたのでトラックバックしつつ紹介しよう。どうやらSEOとCEOを勘違いしていたようだが、記事が面白い。
“最初、「最高経営責任者」対策のことかと思った(^^;。雇用を確保してくれとか、経営者が思いっきり変なやつで、それに対する対策か・・・と。”また“検索エンジンでトップを取るから「CEO」なのかと勝手解釈している”というのも笑える。
しかし今回CEO対策でアクセスしてきた人がいるということは、こういった勘違いが多いということだろう。とかくコンピューター関連の言葉には解りにくいものが多いし、また本来の意味とは異なった意味で浸透しているものが多い。例えばITだ。これもInformation Technologyなのだが、ITをインターネットと思っている人が多い。またDVDもそうだ。Digital Versatile Discを今もDigital Video Discと思い込んでいる人が多い。Versatile=多用途ということだ。多用途の他に「多芸多才の,融通のきく」という意味もある。しかし「変わりやすい, 不安定な,気まぐれな」なんて意味も有ったりして、思わずエラーの出るディスクを思い出してしまう。しかし試しにDIGITAL VIDEO DISCをGoogleでイメージ検索をかけてみると12,200件も挙がってしまう。もしかすると「1万円からお預かりします」と同じことになるのかもしれない。(1万円から頂戴します、1万円をお預かりしますが正しいはず)
この他にもソリューション、インフラなど、気軽に使うとかえて相手を混乱させる言葉が多い。自分が解っているから他人も解るだろうという考えは是正しなければならない。
予断だがGoogleで「ITとは」を検索すると「ITとは」ではなく、「○○とは」で様々な「とは」が抽出される。もしかするとGoogleのバグだろうか、それともITに独特の意味があるのだろうか?
調べてみる価値はありそうだ。
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2005年12月18日
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| 検索エンジン・SEO |
2005年12月17日(土)
「SM ビデオ制作」とは困ったキーワードだ。調べて見ると確かに挙がってくる。しかし私の所で使っているSMはシュアーのインタビューマイクSM-63Lだ。そのページにビデオ制作というキーワードが含まれていてこんな結果になった。
下の写真が掲載しているインタビューマイクで、左はソニーの全天候型F-115、右の下にあるマイクが問題のSMである。
このSM-63Lだがテレビのインタビューシーンには必ず登場している。一度気にして見ていただくとわかるだろう。音質だけではなく、タッチノイズも少ない上に見栄えもよい。左は台風情報の現場中継によく登場するマイクだ。防滴構造のおかげで、多少の風雨でも安心して使うことが出来る。いずれも名機といわれるものだ。
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2005年12月17日
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| 未分類・エトセトラ.etc. |
2005年12月16日(金)
カウンターウエイトで検索されていた。以前にも「三脚にウエイト」で書いたことがある。
カウンターとはカウンターパンチのカウンターで、アクセスカウンターのカウンターとは意味が異なる。
写真はブームスタンドのバランスウエイトだが、本来の使い方だけではなく、ライトスタンドの転倒防止などにも使っている。また下の写真のように三脚に載せたキャメラとバランスさせて重心をずらしたりもする。
いずれにせよ、非常に使うことの多いTOOLの一つだ。この他に砂を詰めたサンドバッグ(砂袋)などもよく使う。
ちなみに現場では「ウエイト」「シズ」というふうに呼ばれることが一般的だ。
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2005年12月16日
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| 映像制作・撮影技術 |
2005年12月14日(水)
撮影現場 モニター ヘッドホンというキーワードだ。
検索されるのはSONYのMDR-7506を紹介しているページである。日本では逆輸入モデルだが、アメリカではMDR-CD900STやZ900という民生モデルよりも人気が有り、私もハワイロケで現地の音響スタッフだったClay Nakasone氏に貸してもらって気に入ってしまった。彼の薦めで購入したが価格は$100弱でCD900STやZ900よりも安かった。今ではヨドバシなどでも扱うようになり以前よりも入手しやすくなている。
私がモニターヘッドフォンを選ぶ場合はやはり第一にフィット感である。着け心地がよくないと長時間の仕事では苦痛になる。次が音質である。7506の場合、音質は水準以上で問題は無い。ただし民生機のようなマイルドな聴きやすさは無い。「美しいものはそのまま美しく、そうでないものはそのまま」である。歪やノイズはストレートだ。要するに自分のヘッドフォンの特性を理解し、SP再生した場合の結果をイメージ出来ることが重要だ。
ヘッドフォンについて講釈を述べているが、一応私も日本音響家協会の正会員ではある。「撮影現場 モニター ヘッドホン」の他、同じ日に「映画 現場 モニターヘッドフォン」での検索もあった。
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2005年12月14日
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| 音声・録音・音響 |
2005年12月13日(火)
勉強家からのアクセスだろう。
リターン映像とはテレビキャメラのファインダーにそのキャメラが撮影している映像ではなく外部から別な映像を返す(送る)ことだ。1台のキャメラで撮影している場合には基本的に必要ないのだが、複数のキャメラを使ったスイッチングシステムの場合には絶対なくてはならない。「ノークレーム、ノーリターン」ではなく「ノーリターン、ラージプロブレム」である。もしTVスタジオやNGKなどの収録を見たことがある人ならファインダーの映像がチカチカとひっきりなしに切り替わっていることに気づくだろう。これはキャメラマンが自分の撮影している映像と、現在収録(オンエア)しているプログラム信号を自分で切り替えているためだ。
放送の場合はスイッチングされたプログラムビデオだけではなく、CMや字幕の入ったオンエア映像も確認しなければならない。小型キャメラも放送用の場合はリターン1、2が有り、プログラム、オンエアを選んで見ることが出来る。
先ほど「1台のキャメラで撮影している場合には基本的に必要ない」と書いたが、中継の場合は1キャメラであってのオンエアを確認しなければならない。また衛星放送の場合はオンエアリターンが1秒近く遅れて帰ってくる。赤道上の衛星までの距離×2と、電波に乗るまでのデジタル回路の影響が原因だ。
リターンビデオについてはホームページでわかりやすく解説しているので興味のある人はご覧いただくとよいだろう。
下の写真の場合は左手の手元にリターンビデオの切り替えスイッチがある。
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2005年12月13日
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| 映像制作・撮影技術 |
2005年12月11日(日)
ランニングシアターダッシュが本日の東京公演を最後に解散する。
保坂和拓氏の記事によると
劇団を主宰する大塚雅史さんは、解散の理由を、「集団として向かうべき方向を見失った今、フラフラと持続する事は、自分にとってもメンバーにとっても良い事ではないと判断した」とだけ語っていますが、おそらく様々な事情が絡み合っての決断なのでしょう。
ということだ。
大阪屈指の小劇団の解散は大きな衝撃だが、ダッシュの最終公演に客演する浅野彰一(ファントマ)は今も役者を続けている。彼が新天地に所属していた頃からの付き合いだが、やはり続けることが強いと思う。彼や美津野あわ達のように私も方向を見失わないように勤めたい。
最近オークションにTheEndAgainのビデオが出ていた。
誰が出品しているのかわからないが、自分の作ったビデオが出品されているのは変な感じだ。
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2005年12月11日
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| アーチスト・タレント |
2005年12月10日(土)
撮影現場でのアクセスが多い。
グーグルで撮影現場の検索結果約2,170,000件中1-10件目という結果だが、これもS.E.O.対策の効果だろう。しかしここ数ヶ月は多忙の極致という理由で撮影現場の更新も怠っている。検索結果に値するWEBを提供しなければと反省している。
グーグルサイトマップの方も徐々に攻略しているが、サーバー上での動作、XMLの生成はかなり手ごわい。ただ、XML形式のサイトマップが自動生成できればヤフーやMSNに対する効果的なS.E.O.になるだろう。WEB全体が複雑になってきたため、徐々に私の手に負えないところになってきた。そろそろSEの手を借りなければならない時かもしれない。
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2005年12月10日
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| 検索エンジン・SEO |
2005年12月07日(水)
ストリーミング撮影で仕事が来た。企業のIR情報を撮影し、ストリーミングにして配信するというものだ。
小さな動画と、それに同期して静止画が変わるSMIL(Synchronized Multimedia Integration Language)方式が主流だが、Microsoft Producer for PowerPointなども動画とパワーポイント(以下PPT)を同期させることができ、WEB上でのプレゼンテーションに利用される。SMILの動画はRealPlayerであり、Microsoft Producerは当然MediaPlayerだ。
ところが今回行った動画配信はWindowsMediaPlayerのみの単独配信である。配信速度は384kbpsでADSLでも十分に視聴できるムービーだ。画面サイズは400×300で、PPTはダウンコンバートして利用した。ビデオキャメラでスクリーンを撮影した画像に比べると、キャメラの持つノイズが含まれないため非常に軽いムービーになる。演者とPPTの切り替えは視聴者が「何を見たいと思うか」を主に構成した。身振り手振りがある場合は当然演者の動画であり、損益報告など、数字が重要な場面ではPPTになる。
PPTで気になるのは文字の大きさだ。プレゼンテーションはスクリーンで行うが、なかなか客席のどこから見ても読みやすいPPTを作る人は少ない。今までにもっとも読みやすいPPTを作った人はノーベル賞受賞者の野依博士だった。説明するポイントのみを読みやすい大きさの文字で作ったシンプルなものだが、非常にわかりやすかった。もちろん撮影もしやすかった。今回の撮影で使われたPPTは若干文字は小さかったが、十分に読め、かつストリーミング配信でも読めるものであった。
SMILが好まれた時代は動画配信の速度が56kbps程度のナローバンド中心だったが、今日のようにブロードバンドが普及してくると動画の中にPPTがあっても十分に読むことができる。ブロードバンドが普及するまでは苦肉の策というか、必要は発明の母なのか、小さな動画とHTMLが同期する暫定的ともいうべきスタイルでIR情報が配信されていたが、これからはテレビを見る感覚で動画を視聴できるようになるだろう。
ただし忘れてならないのは音声の品位である。画面を見なくても内容が伝わる動画を配信しなければならない。
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2005年12月7日
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| 映像制作・撮影技術 |
2005年12月06日(火)
カラーバーで検索されていた。
確かにYahoo!での検索だが上位のほうには上がってこない。よくぞ探していただいたというものである。
カラーバーには様々なタイプがあるが、我々が普段使用するものはSMPTE(全米映画テレビジョン技術者協会)カラーバーと呼ばれる映像信号のレベル、色相の基準信号である。撮影時に記録されたカラーバーは編集後も同レベル、同位相にならなけれなならない。そしてモニターの調整もカラーバーが基準になる。私の会社のように複数のキャメラを切り替えて収録、中継を行う場合もキャメラごとの色調整を行う前にこのカラーバーを使ってシステム全体の調整を行う。システムが完璧に調整された後にすべてのキャメラの色合いを揃えなければならない。我々にとってカラーバーば原器のようなものである。カラーバーが正しく伝送されているかを確認する測定器がウェーブフォームモニターとベクトルスコープだ。
話は変わるが、昨日の雪は青森だけではなかった。会社のある箕面市でも裏山は大量の積雪に覆われていた。いよいよ冬の到来である。
下の写真は紛れもなく12月6日の箕面だ。
これも同日のロケ車
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2005年12月6日
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| 映像制作・撮影技術 |
2005年12月04日(日)
撮影現場をキーワードにして検索されていた。
調べてみると約 2,400,000件中 1 - 10 件目 で私の会社があがっていた。やはり現場レポのコンテンツは会社の業務を知って貰うためには必須である。
今日の撮影現場は青森県五所川原市である。昨日までPCで送出していたが明日からは撮影になる。飛行機か見下ろしたとおり青森は一面雪だった。大阪でも雹がふったらしいが、青森はすでに冬そのものである。レンタカーはもちろんスタッドレスだが、地元の人々もまだ今期の雪になれていないためノロノロ運転。北海道や長野で何冬も過ごした笹邊も滑ってくる車や、交差点での後続車には注意しなければならない。またマニュアル一筋の笹邊にとってAT車での雪道は初体験だ。ABS搭載でポンピングの必要はないのだが、いつもと勝手が違う。無事故でロケを終えなければならない。
今日はパークホテル五所川原のノートパソコン(500円)で更新しているが、LANによるBBでとても快適な環境が構築されている。便利な時代になったと大阪から1000Km離れた雪国で感じている。明日時間がゆるせば太宰の郷里を35年ぶりに訪れてみたい。
下の写真は岩木山だが残念ながら雲に覆われて頂上は見えなかった。
今回のロケ土産はもちろんりんごである。
今回の撮影で訪れた「りんごの里いたやなぎ」の光センサーによって選果された糖度15度以上保証の「いたやなぎスペシャル」
たしかに美味しい。10kgをいただいたが正月まではもたないだろう。
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2005年12月4日
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| 旅の紀行 |
「カノープス 中継現場」その他カノープス、CANOPUS関連のキーワードが目立つ。
「J:COMドリームライブステージ」、「ケーブルテレビフェスタ」や「ケーブルテレビショー」など、ほとんどカノープスを使用して映像送出を行っている。今回のケーブルテレビショーでもTBSチャンネルのコーナーで出演したアメリカザリガニのトークショーやカートゥーンネットワーク、Shopチャンネル、QVC、ファミリー劇場、アニマックス等など、すべてきっかけを外すことなく送出ができた。
VTR時代は映像が安定するために数秒のプリロールタイムが必要で、映像本編の前後には必ず捨てカットを置いた。オペレーターも最低VTRとスイッチャーの2名で行ったが、ノンリニアではVTRスタートをスイッチングを同期させることでワンマンオペレートが可能になった。可能になったというよりも、複数オペレーターによって生じるタイムラグも生じないため送出ミスも無くなる。ディレクターとオペレーターのみで構築できる究極の送出システムといえるだろう。
従来のAVIファイルによる送出ではDVコーデックで送出するとDV→VIDEO変換の際に6フレームほどの遅れが生じるためにやはりプリロールしなければならなかった。そのためベーターカム等のビデオテープの方が使いやすいこともあった。しかし、CANOPUSのDVStormではハードウエアデコードを行っているためDV→VIDEO変換でのタイムラグはナノ秒レベルとして完璧なリアルタイム送出になる。デコードのタイムラグよりは人間の神経系のタイムラグの方がはるかに大きい。
さらにCanopusが優れていることは、DVD素材をタイムラインに取り込むことが出来る点である。今回も当日になって持ち込まれたDVDがあり、VDVをPC内で直接扱うことで高画質送出が出来た。DVDを認識しない場合を考えて数種類のDVDプレーヤーを用意しアナログキャプチャーにも対応したが、やはり認識できないDVD-Rがあり、実際にアナログキャプチャーも行った。この点ではアナログキャプチャー出来るDVStormは優秀なボードである。
優れもののDVStormだがやはりコンピュータだ。ハングアップして送出できない事態が起こらないとも限らない。私の場合はDVStormとマザーボード、CPU、メモリーなど、十分な検証を行い、Windowsにプリンストールされているゲームやメール機能など余分なアプリケーションは削除し、送出専用機として最適化したマシーンにカスタマイズして対応している。当然だがバックアップ機もセットアップし万全を期している。ちなみにスペックはWindows2000/Professional/SP4/Pentium4/3.0GHz/PC3200-2GB/およびWindowsXP/Professional/SP2/Pentium4/3.2GHz/PC3200-2.5GB/という状態で、いずれもヨドバシ梅田で購入したパーツによって構築している。
ケーブルテレビショーでは180インチリアスクリーンに背面から6500ANSIのプロジェクターで送出したが、照明に負けることのない明るい画面を提供することが出来た。また今回は「カノープス」「SONY」「IKEGAMI」「PANASONIC」などケーブルテレビ局向けの放送機器メーカーからの出展もあり、新製品や参考出品機に直接触れることが出来たことは非常によかった。またソニーのHDV担当者が会社の「HVR-Z1J」のページを知っていて「ホームページではお世話になっています」といわれたことは嬉しかった。
当然だがメインステージの大型スクリーンがDVStormによって送出されていることを知ったカノープスの担当者は非常に喜んでいた。
今日から私は青森ロケに出かけるが、帰阪して落ち着けばケーブルテレビショーの現場レポをアップしたい。
ここにケーブルテレビショーでの仕込図をアップしておく。
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2005年12月4日
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| 映像制作・撮影技術 |
2005年11月22日(火)
CANOPUSという会社には大変お世話になっている。
最近の送出現場はカノープス無しでは全く不可能といえるだろう。
DVStorm/RTが発売されてから映像の送出は一転した。DVStorm/RT、DVStorm/2、DVStorm/3とバージョンが進み安定性もよくなった。現場でのDVD素材からのキャプチャー、同時録画の後、即時Repray、場現編集等々。ポストプロダクションがPC一台の中に納まっているようなものだ。
最近Pentium-Dを使った新しいマシーンを組み上げたが、CanopusDVStormとの相性もよく気に入っている。近々ZAQのイベントで映画予告編などを送出するが、もちろんカノープスである。またATCで行われるケーブルテレビショーもメインステージを担当するが、やはりカノープス数台を持ち込む。また最近は映像機器とコンピューターのインターフェースが進み.NET Frameworkを使ったアプリケーションによってコンピューターからスイッチャーのRAM、ROMにUSBを使って画像データを送り込むことができるようになった。.NET Frameworkはマイクロソフトの「IT 実践チャンネル」の撮影で知ったのだが、実際に使ってみてその機能を知った次第である。
もともと私はヘビーなマックユーザーだったが、いつの間にかDOS/Vパワーユーザーになってしまった。メーカー製のWINDOWSが好きになれなかったのはおそらくマニュアルの分厚さだろう。マックのマニュアルの薄さが好きだった。古いマックには「困った時は近くのマックマニアに聞きなさい」と書かれていたが、DOS/Vマシーンはどことなくそういったところがあって許せる。半田ごて片手にマックのチューニングをしていた頃が懐かしい。
先日「トリビア」を見ていたときコピーライター達が「失恋した女性に下心を感づかせないで振り向かせるメール」のコピーを考えるというコーナーでコピーライター全員マックユーザーだったのには驚いた。やはりWINDOWSはワークステーション「仕事の基地」マックは「思考の友」なのだろうか。確かに私もビデオ編集やPPT、EXCELはWINDOWSだが、メールはマックだし、DTPもマックだ。それにワープロは未だにクラリスワークスを使っている。会社の請求書もクラリスである。G5か時期INTEL搭載のマックでカノープスが走れば私の会社も再びDTVをマックで行うのだが、やはりG5を1台購入する費用で爆速WINDOWSが2台以上買えると思うと二の足を踏んでしまう。当分マックはタバコと同じ「思考の友」であろう。
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2005年11月22日
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| 映像制作・撮影技術 |
2005年11月16日(水)
「閲覧 知識欲」とても好きな言葉だ。
インターネットは軍事用に始まり、学術用に大学のコンピューターを繋ぐ事で広まった。NCSA-MOSAICが開発されたニュースは今も記憶に鮮烈だ。その後iiJなどの接続会社によって一般からの接続が開始された。インターネットが普及するまではニフティーやPCVANなどのパソコン通信によって情報交換を行っていた。当時のニフティーフォーラムやCBシミュレーションも今は懐かしい昔である。ニフティーマネージャーを使ってのCBシミュレーションはインターネットでいうチャットのようなものだが、同じ28.8kのモデムでもインターネットのチャットよりも遙かにレスポンスが良かった。またニフティーフォーラムは情報収集に非常に役立った。パソコン通信からインターネットに移行した当初は接続が遅くとても重かったため、もっぱらニュースグループを利用していた。最近ではあまりニュースグループの話題を聞くことは無くなったが、今も45669のニュースグループがあり多くのユーザーが利用している?ようだ。(詳しく言えばけっこう空のグループもあり、特に日本のグループは2ch化しているとこともある)また、ZAQのニュースグループZAQ.TESTなどもいつの間にか無くなってしまったようだ。
知識欲という点では文字主体のニュースグループやフォーラムは知識の宝庫だったが、今では接続速度の高速化と検索エンジンの高性能化、プログラムの進歩によって、ホームページやBLOGのみで十分情報、知識を得ることが可能になった。「お手軽ホームページ」や「ブロガリ」など、誰でもが情報発信できる環境が整ってきたことも大きな要因だろう。
Macintoshで今なお使っているNewsWatcherの注意事項にこんな文章がある。
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投稿に際には以下の注意が必要です
このプログラムは世界中のマシン/人々に対してニュー
スを流すことが出来ます。これにかかる費用総計は非常
に多額となります。
内容/配布範囲を考慮してください。
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CPUのクロックが25〜33MHz(現在の1/100程度)時代のことだから当然のことだった。時を経て(たった十年足らずだが・・・)今やCPUのクロックは3000MHzを超え、マルチコアの時代に突入した。そして接続速度も28.8k〜56kの時代に比べると1000倍ほどに高速化し、我々はいともたやすく情報を取得し、発信できるようになった。さて、こうなってくるとその情報の正確さ、信憑性が重要になる。ブログが大流行し、ホームページや写真アルバムも手軽に公開出来るわけだが、正しい情報か、そうでないかは閲覧者自信が判断しなければならない。ブログ大流行の背景にはやはり匿名性は大きな要因だ。個人情報保護の観点から匿名であることは正しいのかもしれないが、以前ニュースステーションで「ネットで女性に成り済ましている親父」や「看護婦を装ってチャットしてみたい」と言っていた久米宏のことを考えるとブログも注意して読まなければならないだろう。「閲覧 知識欲」というキーワードでも判るようにインターネットにおいてはWWW、eメールなど、商用や学術用としての役割が非常に大きい。知識を得ようとする閲覧者だけでなく自分自身のためにも正しい情報発信が必要だろう。検索エンジンとリアルタイムに連動するRSSなど、優れた機能を備えたブログが今後正しい方向へ発展していくことを期待したい。
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2005年11月16日
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| 技術系・ハイテク系 |
2005年11月15日(火)
こんなキーワードで検索されていた。
ずいぶん前だが、歌手の金田たつえさんとロケに行ったときの写真だ。写っているビデオエンジニアのY氏、実は背後の牧草ロールの大きさ比較用でもある。
北海道、特に十勝や道東へ行くと大きなサイロが目に付く。しかし一塔数千万円という高価なサイロも今ではあまり利用されていないそうだ。
サイレージは牧草を乳酸発酵させたいわば牧草の漬け物のようなもので、昔から牧場ではサイロに詰めて作っていた。この写真に写っているロールベールだが、今はサイロに詰めずにサイレージが出来上がる。大きな梱包機が牧草を自動的にラッピングしてくれ、畑に放置(貯蔵)しておけばサイレージになる。それを必要な時に畑から運んでくればよい。高価な真空サイロとその維持費も不要なため、現在ではこの方式が主流になっている。
もともとサイロとはギリシャ語の「くぼみや穴」を意味する「SIROS」に由来するそうで、倹約家の農家では地面に穴を掘って作った低コストなトレンチサイロでサイレージを貯蔵していた。格好良さは無いが、大きな借金を背負うこともなく健全な牧場経営を行うには正しい選択だ。
酪農を営む人の憧れ、象徴であったサイロだが、多額の借金を残して離農した牧場の跡に、今なお広告塔のように聳え立っている姿が悲しい。
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2005年11月15日
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| 旅の紀行 |
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