2008年06月16日(月)
近所の鉄工所
 最近見かけなくなった鍛冶屋である。鍛冶屋と言うよりは鉄工所だ。騒音の関係から最近では住宅街から姿を消していってしまった。幸い私の会社がある箕面には昔ながらの鉄工所があり、切りたい、孔を開けたい、曲げたいなどのことを気軽にやってくれる。
 これは電動鋸。ループ状の歯が静かに回って鋼板を切断してくれる。
 今日は厚さ6mmの鋼板を125mm×125mmに切ってもらった。
 孔を開ける場所を計り、罫書きとポンチでマークを付けている。
 いよいよドリルが回りだす。これもベルトで減速した低速回転タイプで騒音は皆無だ。住宅地で営業するにはこれも重要な機構である。
 これが完成したもの。マンフロットの100mmボールレベラーに付くように3/8のネジを切ってもらい、その上に皿ネジで補強できるようにしてもらった。
 裏から見るとこうなっている。3番目の写真に写っているミカミの電動リモコン雲台がそのまま100mmのビンテンやミラーのプロジブに取り付けられるようになった。実は明日のスペイン村ロケでジブを使うに当たってクレーンカットのキャメラ動作を電動で行うために急遽お願いしたのだ。この鉄工所では昨年のモノレールドリーのトロッコ製作でもお世話になっている。
 思いついてから完成するまで約1時間。ハイテクでは不可能な「こんな感じ」とか「ここら辺に・・・」という曖昧な発想を具体化するには職人さんの「目分量」が重要だ。図面など無くても彼の頭の仲にはCADも敵わない立体座標が描かれているのである。

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