■2008年05月08日(木)
業界モノ=主役は技術スタッフ
|
GW明けはとても楽しい現場です。クライアントや代理店の意向を活かしつつ、我々技術、制作スタッフが納得できるスタイルを突き詰めた形の再現です。
ロケ前のスタジオ撮りではFOBAの撮影スタンドを使ってリフトショットの撮影を行っています。
キャメラは今回もHVR-Z1J。毎回ショットトランジションのお世話になっています。というのも、左手でリフト、右手でパン、ということはズームやフォーカスは・・・・セカンドが付かなければ不可能な撮影もショットトランジションのおかげでワンマンオペレートが可能になります。
さて、今回のメインになるオープンロケ。公園の使用許可を申請して公園にレールドリーを32feet敷きました。出演者はシアターOMの稲森さんにお願いして、7名の役者を用意していただきました。
左から稲森誠、たむらめぐみ、堂下朋恵(敬称略)です。 奥の二人は稲森誠と堂下朋恵です。他にもAD役=野田マニア、メイク役=竹田三保、ブームマン役=中島じーや、エディター役=山本太一です。ただし今回のVPは業界の人間が見る業界モノです。つまりプロが納得できる無駄の無い動作が必要です。そのためにメインの技術スタッフは全て本物でまとめています。キャメラ、ドリー、VE、照明技師、照明助手は全て本職です。
右手前は監督役のたむらめぐみ、その隣にジャケットが見切っているのはプロデューサー役:実は本当のプロデューサーのH氏。
こちらは本職の監督である前川さん。左は照明技師の太田さん。 グライドカムにHVR-Z1Jを付けているのは笹邊です。笹邊は本編収録のため当然出演はありません。
そしてグライドカムの出演はでは最新のHVR-Z7Jを搭載しています。 これがグライドカムの出演シーン。堂下朋恵の移動ショットをHVR-Z7Jで撮影しているシーンをHVR-Z1Jで撮ります。もちろん本編にも出演キャメラのHVR-Z7JやXL-H1で収録した映像を使います。そのことを考えても技術系出演者(キャメラ、VE)を本物でまとめなければ笹邊が差し替えカットを撮らなくてはなりません。 さて、ロケ場所は屋外から屋内に変わり、出演者のトークシーンです。撮影は音楽ホールを貸切で行いました。
ここでは撮影準備をする照明部や特機部、録音部、演出部などがどんどん見切ります。これも全て演出したタイミングで動いています。
カーブレールに乗って移動するドリー(XL-H1)をもう一本のレール(SVSオリジナルのAYUドリー)でフォローします。もちろんそれぞれの動きは途中で変わるように演出しています。撮った画を業界の人が見ればレールを2系統敷いた事に気付いてくれるはずです。
おかげさまでオープンロケも好天に恵まれて予定日程で無事終了しました。この日スタッフさんからいい言葉を聞きました。「天気がいいのも仕事」だそうです。これまでの人生でそんなことは気にもしなかったのですが、屋根大工と同様に晴れ男であることは仕事にはプラスになりますね。さて、千里ビデオサービスではだれが晴れ男なのでしょうか。 この後は週明けに編集室シーンを撮影して完了です。撮影は市内のマンションスタジオを借りて行います。 | | |