16.694942, 79.648769はグーグルマップないしはグーグルアースの座標だ。北緯16°41'41.79" 東経79°38'55.57"の場所を示している。キーワードは「南インド セメント」だった。
以前に行ったインドの場所がグーグルアースの航空写真では解像度が低くて表示できなかった。ところがいつの間にかデータが更新されていて、国道を頼って自分の走った道をトレースして見つけることが出来た。
座標のある地点にはインドセメント社のビシュヌプラム工場だ。NEDOの関連で現地のプラントの撮影をしていた。航空写真から自分が行った場所を特定するのは容易ではないが楽しい。また、グーグルアースを使えばアングルを変えて眺めることも出来る。下の写真はプラントを外から撮ったもので中央にひときわ高い塔が立っている。この塔を登ると南インドの地平線が見渡せる。
馬鹿と煙は高いところへ登るというが、まさにその通りだ。砂嵐が吹いた直後で遠望は利かないが、風に揺れる塔の上は至って気持ちがいい。貨物線はセメントを運ぶための引込み線だ。
今までグーグルアースで特定できなかった場所がわかったことで、中断していたインド紀行を再び続けるパワーが蘇ってきた。霧が晴れた気分である。
本件とは関係ないがグーグルマップのここを拡大すると超高精細な写真が表示される。グーグルの悪戯か、能力の見せびらかしかは判らないが、驚いてしまう。恐るべしグーグルである。
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2009年4月13日
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息子が免許を取って車に乗るようになった。新車は買い与えられないので、私の愛車マツダファミリアRS Sパッケージに乗せる事にした。以前FieldReportに書いたとおり見栄えを良くすれば車を大切にして安全運転に心がけるだろうと考え、7年分の垢を落とすために板金&塗装をした。
ちなみにコストは5万5千円と格安だが、「車を綺麗にすることが生き甲斐」という板金屋のおかげで外装は新車同様になった。他にもシフトレバーのブーツを交換したりもしたが、やはりヘッドライトはそれなりに暗くなっている。
先日息子が何処から探し出してきたのか、あることも忘れていたCIBIEの競技用ランプ&リレーセットを見つけてきて交換して欲しいという。最近では競技用もHIDに変わり、CIBIEの代理店SSリミテッドのサイトにもこんなリレーセットは無かった。当時は抜群に明るいと評判のスーパーハロゲンだったが、現在では競技用としては通用しない。それでも現在のファミリーカーに付けられた標準のハロゲンより確実にナイトドライブは安全になる。
早速バルブを交換してハーネスを取り付けた。私は横で指導しながら、息子は恐る恐る作業する。
後はハーネスを綺麗に束ねて他の電気系統と揃えてインシュロックで固定して完了。そしてそれまでファミリアRSに付けていた80W/90WのH4はトランスポーターのボンゴに回してボンゴのヘッドライトもかなり明るくなった。
これでさらに車への愛情が深くなり大切に乗る=安全運転するものと期待するが、車ではなく人の命を大切にするように心がけてもらいたい。
上の写真はボンゴから外した55W/60WのH4だ。貨物だからいずれ適当なものが付けられているだろうと思っていたら、何とフィリップスの球が使われていた。意外である。
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2009年4月1日
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佐竹明夫先生が先月お亡くなりになった。26日に剥離性大動脈破裂で死去、享年83歳であった。
佐竹先生との出会いは今から二十数年前、大阪で旗揚げした劇団を島田果枝先生と共に指導され、私はその劇団の映像を記録していた。そして私に役者とキャメラの係わりを教えていただいた先生でもある。
撮影所がフィルムからビデオに変わった頃、「ズームレンズだと自分がどのくらいのサイズで撮られているか、皆目判らないんだよ。キャメラが遠くから狙ってるから、ロングだと思ったらアップなんだよね!」と嘆いておられたのを思い出す。そして私がカメラというと「キャメラだよ、キャメラ」と窘められた。
佐竹先生は水戸黄門、島田先生は中学生日記で忙しくされながらも若い劇団員の指導に注力されていた。
写真は昨年お会いした時のもので、まさか亡くなられるなど思いもしなかった。「死ぬまで現役でいたいね」と仰っていたが、劇団が公演するたびに東京から足を運んでくださった先生はまさに「死ぬまで現役」の役者だった。「来年も鮎釣りに行くんだよ」と仰っていたが、今年の解禁に先生はいない。とても寂しいが、先生の心を引き継いだ若い者達は先生が考えている以上に頑張っている。当時劇団で役者をしていた大塚薫は脚本・演出の大塚彩王となって頑張っている。
私が先生の年齢になるまでおよそ30年。はたしてそれまで現役で居られるだろうか。しかし、55〜60で定年になって、その後いったい何をするのか。定年後20年、退屈で退屈で仕方ないはずだ。それならこの仕事、こんな面白い仕事を後継に渡すよりは現役で居たい。デジタルやハイテクが進んで益々面白くなるこの世界で現役を退くなんて、いくら金を積まれても離れたくない。髪の毛が全て抜け落ちても頑張ろう。
佐竹先生のご冥福を心からお祈りする。
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2009年3月9日
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今日は面白かった。昨年も編集した「久光劇場」新作の編集である。
といって映画ではなく、イベント用の映像である。今回は社員の方が熱演する「鎌田行進曲」のパロディだ。
久光製薬というと誰もが知っているというか、お世話になったことがある「サロンパス」が有名だが、病院で処方される「モーラス」も久光製薬の製品だ。久光製薬は江戸時代末期の1847年に「小松屋」として創業したのが始まりだ。創業地の鳥栖市田代は昔から朝鮮との貿易が盛んな地域で医薬が発展した。
昭和9年(1934)発売した「サロンパス」は余りにも有名なロングセラーだが、それよりも前の明治40年(1907)に発売した「快腹丸」は今なお販売されている。素晴らしい。
会社の沿革はさておき、売り上げ1000億を超える企業のパワーを「久光劇場」制作に全力を注ぐ社員さんに久光の原動力を見出すことが出来る。四角四面のビジネスにとらわれたベンチャーとは違った、アドベンチャーの精神である。編集時の参考用に用意いただいた「鎌田行進曲」のDVD、久しぶりに見たが、素晴らしかった。数々の特典映像も収録されていて、陶磁の太秦の様子や付近のロケ地なども紹介されている。もちろん個人用にリッピングもさせていただいた。
今回の仕事でも大きなパワーを与えていただいたと思う。是非自分自身のパワーにしていきたいと思う。
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2009年3月8日
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